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日本語では、平安時代の源氏物語から明治時代の夏目漱石の作品まで日本語は大変な変化をしており一般的には古語辞書なしでは、古文を読み解くことはできません。

一方、西洋の英語でも、日本のように古文はあるのでしょうか?
1500年代のシェークスピアの作品の原文は、現在我々が使用している辞書では、翻訳できないのでしょうか?
(英語と米語の地域的相違は考慮しない)
御教示ください。

A 回答 (4件)

いわゆる「古語」はあります。

まさにシェイクスピアの作品などで「thy」やら「wherefore」やらがあります。
ただ、「現在我々が使用している辞書」ではその辺りもある程度掲載されていることが多いので多少は翻訳可能だったりします。

詳しくは「英語 古語」で。
http://www.google.co.jp/search?num=100&hl=ja&saf …
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。

ご指摘の適切な参考資料を拝見し、歴史が良く理解できました。

お礼日時:2011/10/13 11:30

英語史は大きく古英語(~12世紀)、中英語(12~16世紀)、Modern 英語(17世紀~)。

Modern は17世紀ごろまでを Early Modern、それ以降を Modern、今日のを Present-day と分けられます。

Wikipedia によくまとめられていますから例文等は見ることができます。
例(古英語)http://ja.wikipedia.org/wiki/古英語
(英語史)http://ja.wikipedia.org/wiki/英語史

シェークスピアは Early Modern に引っかかっていますから、ちょっと厚い辞書ならおおよそ調べられますし、文法の違いも大したことはありません。しかしやはり「古風」ではあります。欽定訳聖書もほぼ同時期で古風な文体です。ただし、細かい使い分けなど Modern 以前は時代的な違いという大きなもの以外に作家や作品を知るためにはいくら厚くても辞書では対応できない部分があり、グロッサリー Glossary という専用の辞書のようなものが必要になることがあります。今日のように「標準的な言葉」というのが確立されいないのです。

中英語は現代英語への方向付けができた時期で見た目は現代語に似ています(http://ja.wikipedia.org/wiki/中英語)。しかし大体この単語じゃないかな?と思う程度のことも多く、詩歌になると独特な構文などもあるため基礎的な知識がないと読み解くことはできません。

古英語は、これはもう別言語と思った方がいいでしょう。今は滅んだ単語も多く知識なしには読めません。

なお、古英語・中英語の原文は羊皮紙にペンで書かれているのでこれは日本の草書で書かれた古文書を読むのと同じ訓練が必要で、初見で読めるものではありません。

(古英語・中英語の代りに古代英語・中世英語ということもありますが、西洋史での区別とずれるので注意が必要です)
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この回答へのお礼

有益なご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/10/13 11:22

 シェークスピアの英語は市販の辞書でも調べることができます。

ただし、少し厚目の辞書でないと動植物の細かい分類などには対応できません。代名詞や動詞の変化が現代と少し違いますが、高卒程度の文法力があれば、類推で理解できます。
 ローマ帝国の時代の英語は辺境地の言葉だとみなされていました。都から離れた片田舎だったのです。ベオウルフという詩人がいた頃で、この頃の英語はドイツや北欧の言葉に近いものでした。普通の書店で売られている辞書では対応できません。大学の図書館にあるような、特大の辞書を使わないと無理です。
 1066年にノルマン人に征服された後は、英語がどんどん変化していきました。発音も少しずつ変化し、主にフランス語などから数多くの単語を取り入れました。14世紀後半にチョーサーという詩人が現れてると、ロンドンが英語の標準地として認識されるようになりました。その後シェークスピアの頃になると、随分と現代の英語に近くなっています。
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この回答へのお礼

ヨーロッパでは、民族の侵入が言語に多大な影響を及ぼすことがわかりました。

元寇の役しか知らない日本では思いもよらないことでした。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/10/13 11:26

ありますよ。

一番古い英語の古文は 'alegdon tha tomiddes maerne theoden laeleth hiofende hlaford leofne ongunnon tha on beorge bael-fyra maest wigend weccan wudu-rec astah sweart ofer swiothole swogende leg wope bewunden' とはじまります。

あまりに古くてネイティブでも先生から習わないと何が何だかわかりません。「ベオウルフ」という最古の英文学です。日本なら平城京のころの作品です(8世紀はじめ)。

シェークスピアあたりだと、ネイティブならだいたいわかるようですが、私たちにはちょっと難しいですね。でも、ちょっと中世の英語をかじれば、辞書を使いながら翻訳することは可能だと思います。

ただ、英語に限りませんが西洋のことばは卑弥呼よりずっと前の時代から今のようなアルファベットを使ってきましたから、私たちが古典を勉強するより、西洋の学生が古典を勉強するのは楽かもしれませんね。ちゃんと文字も読めますし。(わたしたちは明治時代の書き物を読むのにも苦労してしまいます。)
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この回答へのお礼

適切丁寧なご回答ありがとうございました。

1つの文字で何千年の歴史を紡いだ西洋と、中国文字と2種の和製文字からなる日本の違いが
理解できました。

お礼日時:2011/10/13 11:36

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