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あるサイトで↓こういう記述があり、

>厚く硬い常緑照葉樹の葉は、分解が遅いため使いづらい。
>しかし、じっくり時間をかけて熟成させれば、とても良質の腐葉土を得られる。
>特に、ブナ科の常緑樹であるシイやカシの葉は、腐葉土の材料としては最上級のものである。
>完熟まで一年ほどかかるので、気の長い人は挑戦を。

で、ウマメガシの剪定屑で腐葉土を作り始めました。

そこで教えていただきたいのですが、
モッコクの葉は腐葉土に向いていますか?

我が家では他にサツキ・カエデなどがあるのですが、
サツキは葉が小さすぎてダメだろうと、
カエデは葉がうすいので栄養価なさそう、と捨てています。間違ってますか?

A 回答 (2件)

樹木の種類によっては、腐葉土に向いている種類から不向きな種類まであります


が、ここでは不向きな種類と理由を書いた方が理解して貰えるはずですから、今
回は腐葉土向きな種類は省略させて頂こうと思います。

どのサイトや本で調べても、イチョウ、ツバキ、サザンカ、カキ、サクラ、クス
ノキ、モチノキ等は不向きとされています。またスギ、マツ、ヒノキ等の針葉樹
も適さないと記されています。
その理由としは水分が多い、葉に含まれる樹脂分が含まれていると腐りにくい、
葉に含まれている成分が発芽や生長を阻害する成分が含まれている等が理由のよ
うです。また針葉樹の場合は葉先が尖っているため、尖った部分は腐敗しにくい
ので、その尖った部分が新根を刺して痛めるから使えないと言うのが理由とされ
ています。モッコクはツバキ科モッコク属の常緑高木ですから、ツバキやサザン
カと同じ仲間ですから、どちらかと言えば腐葉土には向いていないようです。

あなたは栄養価の事を心配されていますが、もしかして腐葉土を肥料の代わりと
して使用するため、そのために腐葉土を作ろうとされているのでしょうか。
そうであるなら、腐葉土の本当の正体を説明する必要がありますね。

まず腐葉土とは樹木の落葉や剪定葉を腐熟させて作る事は知っていますよね。
また使える物と使えない物の違いや理由は上記に書いた通りですから、その事は
理解して貰えますよね。
腐葉土は広葉樹(一部を除く)の落葉を腐熟させた物で、土の文字が使われてい
ますが土ではなく、腐敗しているから養分がありそうに思えますが、実際は養分
は僅かしか含まれていません。
肥料の三要素は燐酸、窒素、カリですが、これらの要素が僅かながら含んでいる
だけです。僅かな微量要素を含んでいるだけですから、植物に必要とされる量が
含まれていないので、肥料は時期が訪れたら必要な量だけ施す事が必要です。

腐葉土は土や肥料ではなく、土に混ぜて微生物を活性化させて土質を良好にさせ
る事が目的で、土壌改良用土と区分されています。
つまり土ではありませんので、腐葉土だけを鉢に入れて植物を植えても、植物は
育たないと言う事です。腐葉土を庭土や真砂土や花壇の土に混ぜる事で、初めて
本来の威力を発揮させる事が出来るわけです。
他にもバーク堆肥、牛糞堆肥もありますが、肥料の肥の文字が使われているので
すが、腐葉土よりは僅かですが養分は含まれています。しかし植物が要求する程
の量は含まれていませんので、肥料は別に施す必要があります。

どんな樹木の葉を使おうとしても栄養価は微々たる物ですから、肥料の代わりと
して用いるために作ろうとされるなら、それだったら作らない方が良いと思いま
す。葉が薄いのは関係ありません。栄養価を考えるのは間違いですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>カエデは葉がうすいので栄養価なさそう・・・というのは、
そんなに深く考えずに不用意に使ってしまいました。
確かに間違いですね。
素人向けの手引書のようなもので見知っている程度なのですが、
腐葉土、堆肥、肥料の違いは理解しているつもりです。
腐葉土で植物に栄養を与えようとは思ってはおらず、
もちろん、肥料のことは別に考えております。

ただ、丁寧な回答で、
詳しく書いていただいき勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/10/23 13:43

> サツキは葉が小さすぎてダメだろうと、


> カエデは葉がうすいので栄養価なさそう
この事は理解できません、なぜなら販売されている腐葉土は山で採集されるものも多くあります。
多様な樹木の葉などが腐葉土になるわけですから、特に山間部ですとカエデもありますし、いろんな木があるので、混じっています。
針葉樹なら成分的に違うかもしれませんが、照葉樹だからといって使わないのは、
本来の目的である土の総合的なバランスを保つことなどからすると、どうかなと思います。

有害な成分を含む樹木でなければ、何でもいいと思います。
逆論で書けば、>サツキは葉が小さすぎてダメだろうと、カエデは葉がうすいので栄養価なさそう、
常緑照葉樹は最高の素材ではありませんか?(笑)
それに常緑照葉樹林の多い南日本では、腐葉土が作りにくいのでしょうか?

枯葉と腐葉土の違いを知っておられますか?
腐葉土は多様な菌が存在し、バランスを保っていることで、有用な菌が働ける環境なのです。
そのための条件として、菌が働ける条件は、まず水分があります。
びちゃびちゃではありませんが、けっこう水分がないと動きが悪いです。
それと密着させることも大切です。
たしかに常緑樹は最初に水を吸いにくいかもしれませんし、弾力があるので積み上げても、密着しづらいかもしれません。
要は早く発酵させるには、水を混ぜることや、踏み込んで密着させることです。

CN比が悪いようであれば、少し鶏糞を足せば発酵が促進され、時間が短縮できると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

素人向けの手引書のようなもので見知っている程度なのですが、
腐葉土、堆肥、肥料の違いは理解しているつもりです。
もちろん、枯葉と腐葉土は別の物と考えております。

山で何でもかんでも採取したもので大量生産された市販の物ではなく、
ある程度厳選した材料でオリジナルなものを作りたくて始めたのですが、
質問文の表現方法が間違っていましたね・・・失礼しました。

とても丁寧に回答いただき、大変参考になりました。

お礼日時:2011/10/23 14:13

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