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形容動詞の語幹の用法のうちに、
「語幹だけを名詞として用いる」というものがある。
例えば、
この国には自由がある。

…ここまでは分かります。
で、問題。

次の形容動詞のうち、語幹を名詞として用いることができるものを見つけなさい。
朗らかだ きれいな 必要なら 正直に すこやかに 親切な 健康だ 穏やかだ

答えは、必要、正直、親切、健康。
名詞ということは、格助詞がつけられればいいのでしょうが、分かりません。
熟語が答えになるのだろうけれど、説明になりません。

ご説明お願いします。

A 回答 (5件)

> 正攻法ではないにしろ、オールマイティな判別法は「漢語」かどうか、


> ということでよいのでしょうか?

それがオールマイティな判別法たりうるかどうかは、人に聞かずとも、ご自分で漢語の
形容動詞とそうでない形容動詞をいろいろ集めてみて、実際そうなっているかどうかを
確認すればよいように思いますが。
漢語であれば必ず語幹を名詞として使うことができ、逆に漢語でないものは名詞として
は使えないということが必ず言えるかどうかです。

で、結論から言えば、これは判別法としては役に立ちません。
すでに、質問者さんの挙げている例の中にも反例があります。
「きれいな」はここでは平仮名で書かれていますが、実際には「綺麗な」であり漢語です。
ですが、これは名詞にはなりません。
逆に、漢語でなくても語幹が名詞になる形容動詞もあります。
 (例) 「意地悪な人」 → 「意地悪をする」
他にも質問者さんの言う「判別法」に当てはまらない例は、ちょっと考えてみさえすれば
いくらでも見つかるはずです。

「が」や「を」などの格助詞がつけられるかどうか考えると言う判別法は,お気に召さない
ようですが、実際、十分簡単で、かなり汎用性の高い判別法だと思います。

それ以外の方法としては、「連体修飾語」による修飾ができるかというのも、名詞であるか
どうかの判別の根拠にはできます。
例えば「三度目の正直」という言い方では、「三度目の」の「の」は連体修飾格を表す格助詞
なので、「三度目の」は連体修飾語であり、それに続く被修飾語である「正直」は、名詞か
それに準ずるものであると言えます。
このように「名詞+の」や「~な(形容動詞)」のような用言の連体形、あるいは連体詞などで
修飾することができる単語はほぼ名詞であると考えてよいです。

いずれにせよ、形容動詞の語幹が実際に名詞として文中で使われる例が考えられるか
どうかを個別に考えてみるしかないでしょう。
それ以上安直な方法に頼ろうとはしない方がよいのではないでしょうか。
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漢語が語幹であると云うのは、私も目安であると思います。


サ変動詞もほとんどが漢語名詞に付きます。
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名詞は主語になる言葉だから、は が


をつけても分かり易いと思います。

必要がある、必要はある

正直がすぎる。 正直は美徳だ。

親切は人のためだけではない。
親切が重荷に感じられる

健康は気をつけている。
健康が一番だ。

後残った言葉は「はとが」がつけられません。

この回答への補足

みなさん、ありがとうございます。

みなさんが説明してくださっている通り、
「とにをが(は)」などの助詞をつけてみて、文脈を考えなければ正誤が
分からないのでしょうか。

例えば、cxeさんが挙げて下さっている
「必要がある」は「正直」以下他の言葉には使えません。

助詞をつけてオールマイティに使える判別法はありませんよね。

「男は穏やかが一番」同じく「きれいが一番!」はもはや誤用ではないと思いますが、
厳密には文法上正しくなく、「きれいなこと」などの省略である、と私も考えました。
加えて「嫌い嫌いも好きのうち!」とも言いますよね。
まあ、嫌い、好きが形容動詞の語幹の用法だなんて考えも古いのかもしれませんが。

この問題において
正攻法ではないにしろ、オールマイティな判別法は「漢語」かどうか、
ということでよいのでしょうか?

補足日時:2011/11/14 19:06
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   正誤の問題より、この出題者の意図を想像してみます。



>>名詞ということは、格助詞がつけられればいいのでしょうが、分かりません。

   「を」を格助詞としてくっつけてみましょう。僕は言わないのに×印をたつけます。

   朗らかを×、必要を(認めない)、正直を(して損した)、すこやかを×、親切を(してあげた)、健康を(害している)、穏やかを×

   こういうことではないでしょうか。
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形容動詞が名詞化するというよりも、名詞にナリタリを付けて形容動詞化する、という感覚で捉えてきたので、ちょっと説明が難しいですね。



漠然と、状態を表す名詞に、形容動詞の活用語尾を付けてそのまま形容動詞として使える、というルールで、逆に、それらの形容動詞は活用語尾を取り外せば、元の名詞になる、ということだと思います。

それらは基本的に和語では当てはまらず、漢語、つまり質問者さんが熟語と言っているそれに該当するもので、説明としてはそれで充分なんだと思います。

そして日本語は自由な言語なので、特に口語では名詞以外を名詞化して格助詞をくっつけたりします。
それは、活用語尾と後ろの名詞を省略している、と考えるのかもしれません。


男は朗らかが一番。
男は、朗らか(な男)が一番。

といった具合に。


正直や親切が含まれるなら、きれい、は名詞として使えると思うのですが、答えの中には入ってないんですね。
???
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