性格悪い人が優勝

合気道の稽古をしていますが、分からないことがあります。

◇まず、「固い人」についてです。
・師範が最初に示してくれる「型」があります。
 私たちは、その動きを真似する事になっています。

・しかし、示し合わせたかのような柔らかい受けを取ってくれる人でないと、それは事実上難しいのではないかと疑問です。
 しばしば、稽古経験の長い方で、「とり」に合わせた受けをとってくれない方がいます。(それで良いのだと思いますし、そういう人達に限って、技が重いです。長いこと稽古をしていると、あのようになってくるのだろうなあと、思っています。)
 ただ、そういう人達に対して、「先生と同じ動き」をしても、まったく思うように動いてくれません。
 そういう人達に対しては、然るべき対処法がありますよね。でもそれって、教わらないですよね。
 私たちは、「固い・重い人」と出くわしたら、もう「型の稽古」をするべきではない。むしろ、現段階で私たちが習得している限りの「相手の体のここに力を加えれば、人間とは崩れるものである」という…これまえの稽古で身体が覚えた「相手の体についてのルール」を用いて、それこそ実戦さながらというのか・・・臨機応変に対処するしかないのでしょうか?
・こういった私の疑問は、「公然の暗黙了解(?)」なのでしょうか? 
 

◇次に「呼吸力」・「気」についてです。
・「呼吸力」も「気」も、私たちがアタマで理解できるようなものではないのでしょうか?

・例えば、手の先からビームやら水やらが出ているように「イメージ」をすることによって、どうして「力の大きさ」というか「威力」?に変化があるのでしょうか?

・呼吸力、という言葉の割には、「呼吸をどうしなさい」という説明は、今までに一度も受けたことがないですね。その辺の説明も、可能ならばお願いします。

・「肚」とも大いに関係あるのですよね。しかしなぜ。またこの「肚」という言葉も、掴みどころがなく、途方にくれています。
 人間の体の重心が、たしかある、という話も聞いたことがあります…。ここを意識すると何かご利益があるようなのですが、これは物理の言葉で説明できるんですか?

・肚と手がつながっている、、、などという表現がされます。これも、一体なんなのでしょう? 繋がっているって、「気」で繋がっているという事だったと思いますが、どういう仕組なんですか?つながっていると、どうして「発揮できる力」が大きくなる、、、なんていう事が起こるのですか?

 いろいろと書いてしまいました。
 恐らく、思い込みや、誤った知識が多くあると思います。
 一つ一つ、直接たずねたり、経験していきながら、粘り強く解きほぐしていくしかないのでしょうけれども、いわゆる「合気道の教科書」的な本には、こういった「不思議」についてほとんど何も触れられていないので、我慢できずに、ここに投稿してみます。

 一つでも結構ですので、アドバイスをいただけるとありたがいです。 
 よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

上級者が掛らないのは、崩していないからです。


型稽古では、馴れ合いが一番の大敵ですからね。
先生と同じ動きと言いますが、同じ動きをしていないから相手に技が掛らないのです。
こればかりは、長く稽古しなければ会得できません。
合気道は、言葉でなく体で感じて技を会得することから、言葉にすると意味が分からなくなります。
呼吸力は呼吸の力です。自然体で呼吸をすることで、最大の力がでることが理解できないと無理です。
「肚」は余り使いません。よく聞くのは「丹田」と「中心力」です。これらは、道主も言っていました。

>「合気道の教科書」的な本には、こういった「不思議」についてほとんど何も触れられていない
当然です。誰も正しい解答を持ていないからです。
要は、科学的根拠では無く長年の経験からできた武道ですから、説明ができないのは当然だと思います。

最後に、上級者に技が効かないのは、貴方の力と取りの力が衝突しているからです。
或は、貴方の力の方向が取りに分かってしまうため、掛らないとか重いと感じると思います。

長く続けていくと一つ一つ分かってきますし、新たに疑問がでてくるのが合気道です。
悩んでいるのは、貴方だけではありません。合気道を習っている人は、ほぼ全員悩んでいます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

まず、「上級者は馴れ合いをしない」
→目からウロコでした。私なんぞは「柔らかく、相手にあわせる」のが受けの心得かと思っていました。たしかに、それもあると思います。しかし「崩さない」のも稽古敵親切の一つ、、、という考え方は、初めてです。なるほどです。
意地悪で抵抗するのは、おかしいのでしょうが、「わざわざ迎合しない」のは親切だと思いました。なるほどです!

言葉では説明できない。やはりそうですよね‥。分かりたくて、我慢できずに投稿したのですが、ある程度予想していたお答えでもあり、そしてこのようにはっきりとお答えいただいたので、ある意味すっきりしました。

呼吸…の話は、まったく分かりませんので、とにかく試行錯誤。稽古を続けていつの日か、分かれば嬉しいです。

どうもありがとうございます!

お礼日時:2011/11/21 22:27

合気はやっていませんので合気の教えとしては間違っているかもしれませんので参考程度にしてください。




対練型においては約束通りに動いてもらえないとどうしても技が掛からない、威力が無いという事になってしまいますね。
これは特に関節技に良く表れます。ほんの少しでも腕の角度をずらす、持たれる位置をずらすだけで全く効果を無くしてしまう事が可能です。
上級者になれば、その微妙な変化に合わせ威力が出せるように技を変化させています。
つまり同じ型に見えてしまいますが、微妙な関節の角度や筋肉の力の入れ方、力の方向などが全く違う別の技になってしまっているのです。


呼吸、気については理解というよりも身体が覚えてくるって感じになると思います。原理を知識として知っておくのも大事にはなってきますけどね(知らないより知っている方が習得はしやすいですね)
「肚」というのは「仙骨」とか「丹田」とも言われる部分です(流派により名称が異なります)。医学的にはこの部分には何も存在していません。
イメージするというのは脱力と緊張の切り替えをやりやすくする為のものといったところでしょうか。
呼吸とは技を乱れる事なく行う為のエネルギーみたいなものです(重視する流派、拘らない流派があります)

武術において筋肉は相手に攻撃を叩き込む瞬間と相手の攻撃をまともに受ける時にのみ緊張させそれ以外の時は緩めておくという事が重要になってきます。
「気」という道(流れるイメージ)を示す事により必要な筋肉だけ緊張させやすくなります。この緊張があらゆる部分の力を一点に集中しダメージに転換する事になります。
この辺の力の伝え方が発勁などと言われる技術の部分であり、身体の各部を的確にコントロール出来るかで威力が変わってくる事になります。
イメージ的には身体が紐とか布のような柔らかい状態で攻撃の瞬間だけ中に棒を作り出し相手を突くって感じでしょうか。
この応用で筋肉の一部を緊張、弛緩させる事で重心&力の方向をコントロールする事が可能となり、これが一番最初の対練における身体操作に繋がります。


あと丹田についてもう少し詳しく書くと、持ち上げられた瞬間に脱力する事が出来ると相手が重く感じます。
脱力により、紐で吊られた岩を持ち上げた瞬間に紐を切られた状態にするのと同じ効果を得る事が出来るから重くなるのです。
この紐を切ると言う部分が脱力であり、大地の力を使うとか地球の力を借りるとか表現します(用語としては「沈身」とか「臍下丹田」となります)
この辺は合気の方が詳しかったんじゃないでしょうか?

文章で説明出来るのはこういう初歩的な部分の理論だけです。
ここから先はまた自分で研究してみてください。
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この回答へのお礼

とても興味深く読まさせていただきました。
気というものと、筋肉の働きの関係について、初めて聞きました。
結局、筋肉が実体のあるもので、気は目に見えないけれども、多分存在するだろうな、といったものです。私にとって。
その気の役割の一つとして、(そういえばコントロールできていない)筋肉をコントロールするための工夫の一つ・・・と、とらえることで、一気に現実的な話になってきました。

今後の稽古でも意識してまいります。
本当にどうもありがとうございました。

お礼日時:2011/11/22 07:14

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