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φ(x)=Aexp(ikx)cos(3πx/L) (-L/2<x<L/2) で表される束縛された粒子がx=0とx=L/4の間で見出される確率を求めたいのですが、どのように考えればよいのでしょうか。

A 回答 (3件)

-L/2≦x≦L/2の範囲に粒子の有る確率は


∫φ(x) φ(x)*dx = 1    積分範囲は -L/2≦x≦L/2
ここに
φ(x)* = Aexp(-ikx)cos(3πx/L)
これより
φ(x) φ(x)*= A^2*exp(ikx-ikx)cos^2(3πx/L) = A^2*cos^2(3πx/L)
つまり
A^2 = 1/∫cos^2(3πx/L)dx    積分範囲は -L/2≦x≦L/2

3πx/L = X と置くと、dx = LdX/3π
A^2 = 3π/(L∫cos^2(X)dX)    積分範囲は -3π/2≦X≦3π/2

∫cos^2(X)dX= [X/2 + sin2X/4] [-3π/2~3π/2]
= 3π/2

A^2 = 2/L

これを使い次の積分を求める
∫φ(x) φ(x)*dx     積分範囲は 0≦x≦L/4
= (2/L) (L/3π)∫cos^2(X)dX     
=(2/3π)[X/2 + sin2X/4] [0~3π/4]
=1/4


範囲が-L/2≦x≦L/2からその1/4になった0≦x≦L/4では、確立は1/4。
当たり前過ぎて奇妙感じがします。
気になるのは質問文では、-L/2<x<L/2とcos(3πx/L)となっていることです。
-L/2≦x≦L/2とsin(nπx/L) n=1,2,3,・・・(境界でゼロ)の例が多いのですが。
検算とこれらの点の検討怠りなく。
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まず規格化します。



φ(x)=Aexp(ikx)cos(3πx/L)

これの共役複素関数は

φ(x)※=Aexp(-ikx)cos(3πx/L)


∫φ(x)φ(x)※dx(-L/2<x<L/2)=1

これより
      A=1/(∫(cos(3πx/L))^2)^1/2

AはLに依存するパラメータです。

例えば L=1の場合、A=1.414
L= 5の場合、A=0.632


0<x<π/4の間で見出される確率Pは、Lに依りません。

  P=∫φ(x)φ(x)※dx(0<x<L/4)

P=0.197

    
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。とてもスッキリしました。

お礼日時:2012/01/08 21:44

No.2の指摘のように計算ミスが有りました。


(2/3π)[X/2 + sin2X/4] [0~3π/4]
=0.196
です。
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この回答へのお礼

再投稿ありがとうございました。わかりやすい回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/01/08 21:45

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