
表題のとおりなのですが、
仕入価格が変動する商品を単品管理して販売したいと考えています。
数字は極端ですが仕入の例をあげます。
1/10 商品A 仕入価格100円 100000個
2/10 商品A 仕入価格1000円 10個
商品Aは商品としてはJANコードなど同一ですが、
1/10に仕入れたものはアウトレット品のため仕入価格が安くなっています。
販売時にはアウトレットであることで価格も分け、別のものとして扱います。
この例で以下の販売があったとします。
3/10 商品A 販売価格1500円 10個(2/10に仕入れたものが完売)
こういう状況において在庫管理をするのに向いている評価法はどれになるのでしょうか。
個人的には個別法できっちり正確に管理するのがよいと思うのですが。
管理が面倒、利益操作の危険性がある以外にデメリットはあるのでしょうか。
最終仕入原価法や先入先出法(そもそも先入先出で販売していない)では
棚卸金額が現実と合わないと思うのですが。
性格的に「ざっくり」ができないため悩んでおります。
(面倒という理由で正確でない評価を元に決算をするのは、
税務署は別に構わないと思いますが、会社経営としてどうなのでしょうか?)
詳しい方の回答をお待ちしております。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
Ano.1です。
>個別法だと管理しづらいですか。
個別法ができる条件は、
(1)1個ごとの商品の、それぞれの取得原価を割り当てることが可能である。
(2)販売したときにどの個別商品が売れたかが識別できる。
ということです。
建設業や骨董品などのようにそれぞれの商品がある程度の高価な金額で数量も少ない場合は、それぞれの商品に識別コードを割り当てて、仕入れから販売までそれをトレースすることができます。
一方で大量仕入れ商品の場合は一個ごとにコードをつけることがまず非現実的ですし、販売時にどの個別商品を売ったか(例えば1000個の商品の1番目か756番目かなどという意味)を管理するのは容易でありません。
従ってそのような営業形態では、実務に応じた商品分類とそのコード体系を検討して、その分類単位で金額評価をするというのが普通です。
ご質問の例では、個別法は無理という気がします。
それと社内の利益管理のための評価方法と、税金申告のための評価方法は別物と割り切ってもかまいませんが、ある程度の規模になれば決算時だけ別な評価を取るのは実務上面倒になります。
在庫の評価はいずれにしても当期と翌期を通算すれば損益に対しては中立ですから、税金よりも経営管理目的を優先して適当な方法を決めるのが合理的だと思います。
その点では最終取得原価法はあまり合理的とは思いません。
ありがとうございます。
回答をいただいた2点、
>(1)1個ごとの商品の、それぞれの取得原価を割り当てることが可能である。
>(2)販売したときにどの個別商品が売れたかが識別できる。
ということです。
については、どちらもトレース可能です。
むしろ在庫管理・販売時において、仕入状態(単価、質)により販売価格を決定し商品提供をするので、逆になぜ個別法ではいけないのだろう?と思っているのです。
(宝石や骨董品の例は、理解できます)
回答の引用で恐縮ですが、以下の部分
「それと社内の利益管理のための評価方法と、税金申告のための評価方法は別物と割り切ってもかまいませんが、ある程度の規模になれば決算時だけ別な評価を取るのは実務上面倒になります。
在庫の評価はいずれにしても当期と翌期を通算すれば損益に対しては中立ですから、税金よりも経営管理目的を優先して適当な方法を決めるのが合理的だと思います。」
という点に頷ける点があります。
皆様のご意見を踏まえて、踏まえてみるとやはり現時点ではやはり個別法でやってみたい、という思いがあります。
皆様の回答、大変参考になりました。
一人で考えているだけではダメですね。
ベストアンサーですが、皆様に差し上げたいところですが、
回答のタッチの早さと内容でこちらの方に差し上げます。
皆様本当にありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
>月次は時価、というのは時価とはその場合どのように算出されるものでしょうか。
「翌月売れるであろう価格」です...てきとう...(笑)
>現実の在庫(仕入×数量)と数字が乖離してしまうということはないのでしょうか。
現実と異なっても税務署に申告している方法ですから仕方有りません
評価は現実と逢わせる必要は有りませんから...
経営上のコストは別途管理すれば良いだけです
うちでは
・一部商品については購入時にロットナンバーを付けロット毎に管理しています
・一部商品については移動平均法で管理しています
ただし、公式な在庫評価価格には使いません
ありがとうございます。
やはり税務署への数字と現実とは変わってくるわけですね。
結局、税金を出すための方法があるために2つの方法で
管理しないとならないということでしょうか…。
参考になりました。ありがとうございます。
No.3
- 回答日時:
私なら仕入金額差によって別の商品コードを振って管理するかどうかを決定します。
質問文のように重大な差額があるなら別のコードを振りますね。
差額が小さければ最終仕入価格を単価にします。
棚卸の利便性も考慮します。
リーダーでJANを拾うやり方なら一緒の方がいいとか
多店舗展開なのか少数店舗なのかで最適なやり方を検討するでしょうね。
回答ありがとうございます。別のコードを振りますか。
なるほど。
JANは商品を参照するための参考くらいにしか使わない予定です。
JAN、見た目(傷などの質ではなく)は同商品でも、仕入額に応じた価格により、別商品として販売するので、やはり別コードがなじむように思えてきました。
No.1
- 回答日時:
アウトレット品ということは品質には多少の問題の恐れがあるということですね。
こういう場合はその等級に応じた別の商品コードを付けた方が良いのではないでしょうか。
あまりわずか単価の差であれば同一ランクでも良いでしょうが、何倍も仕入れ単価が違う場合は、ランクごとに別の商品コードどとして、それぞれを移動平均法や先入れ先出しなどで評価すればよいでしょう。
それだけ仕入れ単価の違うものを全く同じ商品として販売してもよいのかということも気になります。
個別法は商品件数が少ない場合は良いのですが、100個や1000個という単位で扱う場合はとても管理できません。
現実に応じたコード体系を考えたほうがよさそうですが。
ただしこれは社内の商品管理の問題であって、それを外部に同一商品として販売するかどうかは会社の別な判断です。
質問には書かなかったのですが、販売・在庫管理データベースの構築をしようとしておりましたので、回答がこちらの質問の先を行っていてとても参考になります。ありがとうございます。
非常に多品種(傷ものがあり廉価販売する)少ロットの商品を扱っているのですが、対象が小規模な会社なため、在庫の評価法によって在庫金額が現実と乖離して膨らむのはどうかと思うところなのです。
やはりコードを分けて管理するのがよさそうですね。ただ、やはり個別法だと管理しづらいですか。そのあたりの実際を詳しく教えていただければありがたいです。
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