No.9ベストアンサー
- 回答日時:
>通貨流通量の増加>>円安>>国債の下落>>国債の利率の上昇
>という図式を考えました。そんなに間違ってないと思うけど。。
この国の国債市場では、為替相場の変動はその利率に全く影響を与えません。
国内ですべて国債の利率をコントロールできるのがこの国の国債の特徴です。
>今の日本の財政状況で、景気が良くなったから国債を発行する
>必要がないなんてあるのでしょうか。
というよりも、国債の利回りが上昇することがあるとすれば、日本の景気がよくなり、国債
そのものに価値がなくなったときが想定される、ということです。
矛盾するようですけどね。今の経済状況が続く限り、日本の国債の利回りが上昇する事態を
想定することは難しい、ということです。
>>>「国債が発行されない市場」で上昇する国債の利率を
>やみくもに心配なされているように感じます。
>ちと意味が不明です。国債を発行する前提ですよ。
日本の国債って、結局
・100%円建て
・95%を日本人が保有
・国内に円紙幣を発行する機関を有している
という3つの理由で、事実上破たんさせることは不可能です。利回りをコントロールするこ
ともそう難しくはありません。
たとえば民間企業が積極的に借り入れを行うような状況が生まれ、銀行も民間企業を安全な
投資先であると思えるような状況が生まれれば、つまり景気が回復すれば、国債よりも企業
のほうがよりメリットのある投資先とみなさられるでしょうが、国債よりもそちらのほうへ
資金は流れるでしょう。
ですが、国債が発行される本来の目的は、民間企業から借り入れが起こらず、銀行にその資
金の投資先が見当たらないことがそもそもの原因です。
もし、民間企業が積極的に借り入れを起こすようになり、国債を発行することにその意味合
いが生まれるのだとすれは、それは本来この国が目指すべき方向。国債の利率が上昇する確
率が生まれるとすれば、そんな時代だということです。
好景気下で国債の利回りが上昇することを恐れるのはあまり意味がないように思います。
ありがとうございます。日本では
通貨の大量発行>>需給バランスから円安>>国債価格の下落
にはならないという考えですね。うーん、どうだろう。
どんどん目減りしてしまう可能性の高い国債を買い続けてくれる
金融機関は本当にあるのだろうか。円安傾向で国債を買うことは
損だから、むしろ外国債を買うのでは?
また、景気のことは考慮してませんでしたが、
確かに、通貨流通量を増やす>>好景気になるという前提なら、
大きな問題にはならないでしょうね。
規制を緩和するなどの施策で景気を刺激するのは賛成ですが、
国の支出を増やし、借金を増やしながら刺激する経済施策は、
今日の借金財政がその結果となっていることを考えると、
とても危機感を感じるわけです。
No.12
- 回答日時:
円安以前に国内の貨幣価値の低下に耐えられないのではと思います。
朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/business/update/0202/TKY201 …
数年後の国債急落を想定 三菱UFJ銀が危機シナリオ
銀行最大手の三菱東京UFJ銀行が日本国債の価格急落に備えた「危機管理計画」を初めて作ったことがわかった。数年後に価格が急落(金利が急騰)して金利が数%にはね上がり、損を少なくするために短期間に数兆円の国債を売らざるを得なくなることもある、としている。国債の有力な買い手がいよいよ「急落シナリオ」を想定し始めた
通貨ではないですが国債の発行続くと同じことになるのかなと思います。
ねずみ講ではないですが、通貨も国債も限りなく発行できないと思います。
No.11
- 回答日時:
>しかし、もし大量の通貨を発行した場合、国際的に営業してる
>銀行が、その円安基調の中で、それでも国債を買い支えてくれる
>だろうか、という話です。
>私たち個人は、ほとんど日本のみで生きてるので、為替リスク、
>為替差益より、安定を選ぶのかもしれませんが、銀行は、円安を
>リスクと捉え、日本国債を持つことより、外国債を持つことを
>選ぶのではないかな。
なかなか固いですな^^;
「国際的に営業している」かどうかはともかく、たとえば銀行等金融機関が保有している資
産をすべて合計すると、大体2800兆円くらいになります。日銀の資金循環表に記されて
いるので、もちろんすべて円建てです。(外債等、円以外の通貨で保有している資産につい
ては資金循環表には記されません)
つまり、たとえ銀行が「国際的に営業している」のだとしても、総額で2800兆円は国内
で運用していることがわかります。
そもそも銀行が銀行であり続けようとすれば、日銀に対して資産の何割かを「預金準備高」
として預けておく必要がありますし、お金が足りなくなったら日銀からお金を借りなくては
なりませんから。(ちなみに政策金利も日本は世界で最も低い利率ですから、日銀からお
金を借りるときも楽ちんです。まあ、このところ米国や欧州でもゼロ金利政策を取り始めた
ようですが)
たとえば、「年金積立金管理運用独立行政法人」という、年金積立金を運用する独立行政法
人がいるのですが、その運用状況を見ても外債のリスクを読み取ることができます。
http://www.gpif.go.jp/operation/state/pdf/h23_q2 …
株式に関しては外国の株式も運用益は良いようですがこと、国債に関しては、日本の国債が
2%近い黒字なのに対して、外国債に関しては7%の赤字です。(22年度)
もっとも、一番悪いのは日本の株式で9%台なのですが。
たぶん、日本国債に関してはずっとプラス収支なのだと思いますよ。
日本国債は儲けも少ないですが、その代わり失敗することのない資産です。
あ、米国債の利回りについての記述、とても勉強になりました。
考え方のヒントをもらったような気がします。改めて利回りについても勉強してみますね^^
No.10
- 回答日時:
>どんどん目減りしてしまう可能性の高い国債を買い続けてくれる
>金融機関は本当にあるのだろうか。円安傾向で国債を買うことは
>損だから、むしろ外国債を買うのでは?
銀行も、その他金融期間も、もちろん外債への投資は行っていると思いますよ。
だけど、問題はその安全性(リスク管理)です。
例えば、日本国政府は外貨預金準備高のうち、ドル建ての外貨を米国債に換えて、約1000億
ドル保有しています。主に為替介入の際に大幅なドル買いを行なった時の資産がそのほとん
どなのですが、さて。この1000億ドルの資産。例えば麻生内閣当時であれば、「10兆円」
の資産でした。為替相場が1ドル100円位だったからです。
さて。同じ資産ですが、現在日本円に換算すると、一体どのくらいの価値になっているで
しょう。
現在の為替相場は円-ドルで1ドル約77円位のですから、1000億ドルの資産は、現在日本円
に換算すると約7.7兆円です。
米国債の利回りが10年もので、仮に為替相場が1ドル100円だった当時の利回りが、仮
に5%であったとします。10年後、1000億ドルの資産は、1050億ドルになっていますね。
では、その時の為替相場が、現在と同じ1ドル77円位だったとしましょう。
日本円に換算すると、約8.08兆円です。完全に元本割れしていますね。
では、日本国債で考えるとどうでしょう。
計算は難しくありませんね。為替が変動しようが何しようが、10兆円は10兆円のまま。
約1%の利息がついて10.1兆円になっています。
単位が太いので、金額はものすごい額になっていますが、基本的に発想は一緒。
銀行も同じように考えるはずです。
国債と外債。どちらが「安全」あるか、言うまでもありませんね。
リスクを背負う、とはすなわちそういうことです。
それと私、実は(分野にもよりますが)、「規制緩和」って無造作に行われるの、実は反対
なんです。景気を刺激する側面もたしかにありますが、一度やってしまうともとには戻せな
い正確を持つものが多く、結果的に現在の不景気感の現況ともなっているからです。
国債を、仮にこの国の「借金」だと考えるとして、ではその「借金」が大幅に増えているタ
イミングはいつなのか。この国がどんな政策をとったときに「借金」が増えていて、どんな
ことがこの国に起きたときに「借金」が増えているのか。その原因はなんなのか。
そうやって着目してみると、色んなものの見え方が変わりますよ。
ありがとうございます。確かに外貨を持つことは
為替変動のリスクを負うことになりますね。
しかし、もし大量の通貨を発行した場合、国際的に営業してる
銀行が、その円安基調の中で、それでも国債を買い支えてくれる
だろうか、という話です。
私たち個人は、ほとんど日本のみで生きてるので、為替リスク、
為替差益より、安定を選ぶのかもしれませんが、銀行は、円安を
リスクと捉え、日本国債を持つことより、外国債を持つことを
選ぶのではないかな。
あと、細かいことですが、利率5%の米国債は10年後、1.5倍に
なってます。ドル100円利率5%で買った米国債は10年後1.5倍
なので、ドル77円なら115.5円、11.5%の利益になります。
利率1%の日本国債は、10年後110円で10%の利益なので、上記
仮定では、米国債のが1.5%得になります。
ただし、いろんな設定がありますので、リスクが有る事自体は
変わりません。実際、今の10年米国債にそんな利率はつきません。
No.8
- 回答日時:
そうですね。
国債を買う側から考えるとインフレで貨幣価値が落ちた時期(満期)にその金額をもらっても意味がありません。10年後インフレで物価が2倍になっていたら1%の程度利子では元がとれません。
なので債券市場での価格低下が始まり、次の国債発行時の価格も下がります。
それは金利上昇ということです。
投資家は価値が落ちるものは持ち続けません。
ありがとうございます。
とりあえず、通貨増加>>円安>>国債下落>>国債利率上昇
という図式自体は、おかしくないということですね。
金利上昇>>国家財政での金利負担が増加、銀行の金利増加
>>国家財政の破綻、企業倒産の増加
という心配をしたわけです。
No.7
- 回答日時:
通貨を大量発行し流通量を増やすことだけでインフレに誘導できると思っていると必ず失敗します。
デフレで借り手が現れない資金需要が乏しい中で、無闇にお金だけが増やされ続けるような事を行えば当然、日本経済並びに国家財政も破綻へと向かうでしょう。必要なのは金融政策と財政政策をワンセットとして対応することです。
日本では積極財政政策が行われ少し経済が上向き始めると、必ず国家財政優先の緊縮財政派が出てきて破綻論を唱えて財政政策の二の矢三の矢を潰して景況に冷や水を浴びせるという事を何度となく繰り返してきました。その結果、景況が健全化へ向かう途中の段階でブレーキとアクセルが代るがわる繰り返し踏みこまれ、その結果として無駄に借金だけが増大していくという事態になりました。
必要なのは、金融政策と財政政策をワンセットとして対応することであり、中央銀行と政府が足並みをそろえてデフレ退治へ対応することです。
No.6
- 回答日時:
通貨を大量発行し、流通量を増やすことだけでインフレに誘導できると思っていると必ず失敗します。
デフレで借り手が現れない資金需要が乏しい中で、無闇にお金だけが増やされ続けるような事を行えば当然、日本経済並びに国家財政も破綻へと向かうでしょう。必要なのは金融政策と財政政策をワンセットとして対応することです。
日本では積極財政政策が行われ少し経済が上向き始めると、必ず国家財政優先の緊縮財政派が出てきて破綻論を唱えて財政政策の二の矢三の矢を潰して景況に冷や水を浴びせるという事を何度となく繰り返してきました。その結果、景況が健全化へ向かう途中の段階でブレーキとアクセルが代るがわる繰り返し踏みこまれ、その結果として無駄に借金だけが増大していくという事態になりました。
必要なのは、金融政策と財政政策をワンセットとして対応することであり、中央銀行と政府が足並みをそろえることです。
No.5
- 回答日時:
通貨の流通量を増やすと国債の金利が上昇する、という理屈に無理があると思いますよ。
国債の金利が上昇するのは、インフレになるから、とか円安になるから、という理屈ではな
く、「発行された国債が売れない」から利回りが上昇し、逆に売れ行きがよければインフレだ
ろうが円安だろうが利回りは低利率のまま維持されます。
この国の国債の利率が高くなると想定されるのは、国内の景気が回復し、国債より利率の高
い、魅力の高い投資先が見つかったとき。ですが、その時はすでに景気も回復しているわけで
すから、国債そのものに発行される意味合いがなくなっていると思います。
それと、通貨を大量に発行しても流通量が増えなければインフレに誘導することはできませ
ん。要は、国債を発行することによって政府が手に入れたお金を、政府がどのような市場に投
資するのか。そのことが一番大事ではないでしょうか。
国債は国の景気が悪く、銀行が保有する資産を投資する先がないから、国民や民間企業に代
わって国が銀行からお金を借り、市場に再分配しているだけのこと。
景気が回復し、民間企業に投資を行う余力が生まれれば、国債を発行する必要がありませ
ん。
age1118さんの心配なされていることは、「国債が発行されない市場」で上昇する国債の利
率をやみくもに心配なされているように感じます。
ありがとうございます。
通貨流通量の増加>>円安>>国債の下落>>国債の利率の上昇
という図式を考えました。そんなに間違ってないと思うけど。。
>>国債そのものに発行される意味合いがなくなって・・・
今の日本の財政状況で、景気が良くなったから国債を発行する
必要がないなんてあるのでしょうか。
>>通貨を大量に発行しても流通量が増えなければインフレに
誘導することはできません。要は、国債を発行することによって
政府が手に入れたお金を、政府がどのような市場に投
資するのか。そのことが一番大事ではないでしょうか。
ここがポイントですね。国なり民間なりが流通した通貨を
うまく使うことが必要ですね。
>>「国債が発行されない市場」で上昇する国債の利率を
やみくもに心配なされているように感じます。
ちと意味が不明です。国債を発行する前提ですよ。
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