大人になっても苦手な食べ物、ありますか?

修飾名詞としての2格の名詞は通常、

1.修飾名詞が普通名詞であれば、被修飾名詞に冠詞付きで後置
  例.Ein Student der Schule

2.固有名詞(相当の普通名詞含む)であれば、性に関係なく修飾名詞の語尾に -s を付与し、被修飾名詞に無冠詞で前置、あるいは冠詞付き被修飾名詞に無冠詞で後置
  例.Heinrichs Haus/Das Haus Heinrichs

だと思っていたのですが、童話『裸の王様(原題:皇帝の新しい服)』の独題が『Des Kaisers neue Kleider』だと知り、2格の名詞修飾についての文法がよく分からなくなってしまいました……。

Kaiser を固有名詞として扱い、Kaisers neue Kleider とするなら分かるのですが、2格の冠詞 des を付けたまま前に持ってきているのには納得がいきません。

単純に、本の題名だから文法を破っているだけでしょか?
それとも、文法的にこのような表現も許されているのでしょうか?

ご存知の方、ご教示宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

もちろん可能です。

ただし古めかしい用法で今日では一般的ではありません。

des Mondes Licht 月の光

前置された属格(2格)を別名「ザクセンの属格」と言います。固有名詞の前置された2格もザクセンの属格であり、英語の所有格は全てザクセンの属格なのです。

この形では、修飾される側の名詞は冠詞を失い、形容詞は強変化形になります。「月の澄んだ光」なら des Mondes klares Licht となり、「皇帝の新しい服」の neue も強変化です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

「ザクセンの属格」の事は「ザクセン2格」の名称で存じてましたが、てっきり「無冠詞の固有名詞-s を前置する用法」 の事だと思っていました。
要は「(2格の冠詞の有無を問わず)前置して名詞を修飾する用法」がザクセンの属格だったんですね。
理解しました。

お礼日時:2012/02/09 14:34

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