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エドワード・ゴーリーの「不幸な子供」をたまたま図書館で読みしました。

すごく・・・切なく、可哀そうな話でした。

(うろ覚えで恐縮ですが・・・)

裕福な家庭に生まれた少女は幸せでしたが、
父が仕事で死んだと報告を受けて、間もなく母親も死に・・・<両親の死>

施設に預けられたが、そこで陰湿ないじめに遭い・・・<いじめ>

耐えきれなくて施設から逃げたら、怪我で気絶し、
通行人が少女が身に着けていたネックレスを盗み・・・<強奪>

ごろつきらしき男性がその子を他の男性に売り・・・<人身売買>

不衛生なところで、強制労働させられ・・・<児童の強制労働>
暗闇での労働で、少女は失明しかかり・・・<体の障害>

酒乱でその少女に暴力・・・<児童虐待>

死んだと思われていた父が実は生きていて、
少女を探す。

少女は殺されかけ、逃げるも路上で交通事故に遭い、瀕死・・・<事故死>
父がその少女に気づくが、自分の娘とは気づかなく、
少女は間もなく死ぬ・・・

図書館で泣いてしまいました。
最初から最後まで「本当の不幸」がつまった本だと思いました。

絵本は子供や社会への「道徳」を訴える内容が多いと思うのですが、
この本は、社会に対して、何を伝えようとしてるのか?

この本には「両親の死」「いじめ」「虐待」「人身売買」など
さまざまな「不幸」がつまっています。

ですが、単に作者は人生の「不幸」を伝えるのではないと思いました。

少女が施設でのイジメに耐えきれずに、逃げたところから
人生が更に悪化してるように思います。

先生に相談する、いじめてる側に立ち向かう、
そのような行動をとり、現実から逃げずに施設にいれば、
ひょっとしたら、環境が変わったり、お父さんが迎えに来たかもしれない・・・
人身売買や失明などなかったかもしれない・・・

要するに、「辛いことがあっても、現実から逃げるな」ということを言いたいのかな?と
思いましたが、皆様はどのように感じましたか?

この本が訴える「道徳」に関して、皆様のご意見をいただきたいと思います。

A 回答 (2件)

>この本は、社会に対して、何を伝えようとしてるのか?



この世の中には個人の力では購えないような
理不尽がそこかしこに転がっている。

ということではないでしょうか。

逃げるな。とか、立ち向かえ。
ということではないと思いますね。

強いて言うなら、そのように感じられるのは、
その物語を一段上から俯瞰してみているから。
ということです。

視野を広く持て。でもいいと思います。
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この回答へのお礼

早速のご回答をありがとうございます!

>この世の中には個人の力では購えないような
理不尽がそこかしこに転がっている。

なるほど・・・

勉強になりました。


この絵本は、深いと思いました・・・
数日前に読んだのですが、今でも頭の中から
離れません。

衝撃的なストーリーとともに、何か深いものを感じました。

おっしゃるとおり、世の中には「自分の力では購えないような
理不尽」が沢山ありますね・・・

それを生きていくのが人生。

絵本の読解の勉強になりました!
ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/15 11:14

 この本は挿絵も売り物のようですが(叔父さんの頭にレンガが直撃して死ぬところとか)、悲惨さをあおる文章とユーモラスな絵の相乗効果で、売り上げを伸ばそうとしているのだと思います。


 つまり、そこにあるのは高邁で啓蒙的な道徳感・倫理観などではなく、金! 金! 金! という徹頭徹尾の商売っ気なのだと思います。
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この回答へのお礼

早速のご回答をありがとうございます!

確かに、挿絵は・・・凝っていましたね。
それに、borg121さんのおっしゃるとおり、文章+悲惨さを描写した
挿絵で、更に「可哀そう」「惨い」「ひどい」という感情が高なりました。

子供用の絵本にしては・・・と思ってました(^^;)
確かに道徳的よりかは購買意欲を上げる戦略的な部分が・・・根本にあるから
そう感じるのでしょう・・・

タイトルから目を惹きましたし、
短い文なのに、すごく分かりやすくて、
それに、悲惨さが凄くて・・・

とにかく、印象に残る本でした・・・

お礼日時:2012/05/15 12:20

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