No.10ベストアンサー
- 回答日時:
重複する部分もあるかとは思いますが。
1)ゼロ戦、隼など戦闘機にパラシュートは付いていますか?米英独ソなど他国の戦闘機はどうでしたか?※熟練パイロットは特に大事だと思います。
⇒この時代の戦闘機には(例外を除いて)パラシュートは「付いていません」。パラシュートは搭乗員の装備のひとつであり、持って乗り込むものです。他国の戦闘機も同様。日本ではパラシュートを使わない者もいたとのこと。
2)日本軍は石油を確保するために南進しましたが、初戦の勝っている間に、石油をガンガン日本の基地へ運ばなかったのですか?
⇒当時の日本の総船腹量は約600万トン(アメリカの1/3程度)、うち半数を民需用、半数を軍需用として使っています。ご存知の通り戦域が馬鹿みたいに広かったので、ガンガン運ぶためには船腹量が不足していましたようです。ちなみに昭和18年には一年で170万トン(半分だね)を喪失しています。それから、そもそもロジスティクス自体が軽視されていたことから、効率も相当悪かったとのこと。例えば南方へ兵士を輸送した後、何も積まずに空荷で帰ったこともあったそうです。
3)レーダーを日本が開発できなかった要因は何ですか?
⇒開発できなかったわけではないです。大戦末期には潜水艦クラスにもレーダーはいきわたっていましたし、航空機では攻撃機の天山の生産機の約1/3は機上電探装備機だったとのことです。がしかし、いかんせん性能が低かった。性能が低かったのは、レーダーに限らず陸海軍間の対立で資源(学者や技術者も含む)の有効活用ができず、効率的に開発できなかったこと、軍部に電波兵器全般の知識がなく、「電波を発する=敵に位置を暴露する」といった誤解もあり、採用に積極的でなかった(予算も付かない)ことなどがあげられています。まあ、基礎工業力が低かったというのは大前提ですが。
なお、大戦末期には無線機も含めてかなり高性能なものができていたらしい(戦後の米海軍のテストでは、戦闘機の無線機はあちらのものとほぼ同等の性能だったらしい)です。ただし、今度は量産する力が残っていなかったということです。
回答ありがとうございます。
パラシュートはパイロットが持ち込むものだとは知りませんでした。
ロジスティクスが軽視されていたのは残念です。
No.8
- 回答日時:
ZEKE(零式艦上戦闘機)アメリカはジークと呼んでます
隼 三式ファイター、ZEKEもパ装備は付けても銃弾で木端微塵なので装備はしてなかったらしいです
ソ連はわかりかねますが、独 英 米は必須装備でした
防弾が優れてるからです 人命優先
ハンスルーデルは戦艦さえ沈めた独最高の勲章もらってますが、撃墜30回以上されましたが、
全て生還しています
二 ですが、精製設備とガトークラス潜水艦による撃沈が多かったようです
三 余談ですが八木アンテナが米国のアンテナの基礎でした、目視による攻撃が一番と踏んだ、
魚雷戦に頼っていたんで開発が遅れたようです
回答ありがとうございました。
欧米人は合理性を重んじるんですね。
日本に石油が運ばれない理由に、潜水艦に沈められるという要因もあったんですね。
日本では八木アンテナの積極的な活用を見出せなかったんですね。
No.7
- 回答日時:
1)
ついていることはついています。他の回答者さんのとおり。でも、いくらパラシュートで脱出しても救出するシステムがないとね。結局降りた先で死んじゃいますよね。米軍は潜水艦が墜落したパイロットの救命任務についていました。日本軍はそんな余裕はありません。運が良ければ駆逐艦などで助かることはありました。
ヨーロッパ戦線はおおむね大陸の戦いつまり下は陸地なので下が海の太平洋戦線に比べれば助かる可能性は高い。でもバトルオブブリテンのドイツ機やドイツ本土爆撃の連合軍パイロットの場合は敵地で脱出することになりますから仮に助かっても捕虜になることは避けられなかったでしょう。
2)
そこらへんを統括して戦略的に考える人がどこにもいませんでした。陸軍は「え、俺ら陸だから船のこととかよくわかんねえし」だったし、海軍は「俺らは戦う集団だから生産計画とか考えたこともありませーん。目の前の米軍と戦うことで手一杯です。んなこと考える余裕はねえ」だったし、じゃあ政府はどうかというと「えー今まで考えたこともないのでどーすればいいかわかりましぇん」でした。
確かそのへんをようやく考えるようになったのは昭和19年になってからだったんじゃないかしら。遅いにもほどがありますよね。
要するに震災の復興が遅々として進まないのと一緒。リーダーシップをとって戦略的に考える人がいないから、統一がとれずにてんでばらばらなのです。つまり私たちは同じ過ちを繰り返してる最中ってわけ。
ついでにいえば、当時はタンカーは貴重品だったんですよ。で、国内になるべく多くの石油を運ぼうと考えた人はいました。ところがタンカーが足りない。なぜ足りないかというと、作戦用に取られちゃうから。日本海軍は作戦至上主義だから兵站用にタンカーくれといったら「バカいうんじゃねえ」で終わり。それどころか生産用のタンカーも「作戦用のタンカーがやられて足りなくなったからよこせ」となってますます南方から輸送するためのタンカーが不足したのです。
3)
通信技術全般がお話にならないくらい低かったから。当時の日本は、戦場で使えるようなタフな無線機そのものが作れませんでした。レーダーも無線も同じ電波技術ですからね。そういうものを生産するためには部品の質そのものが良くないといけないのですが、当時の日本は今の中国並みの生産の質だったんですよ、何においてもね。
回答ありがとうございます。
日本と違い、ヨーロッパは平地の戦いが多かったので、
パラシュートでパイロットが助かる見込みが大きいというのは、なるほどと思いました。
タンカーが貴重であり、また輸送について戦略的な作戦もあまり考えられてなかったんですね。
No.6
- 回答日時:
元々、兵力がぎりぎりなのに、補給線の護衛に兵力を割けば兵力分散の愚を犯し、
相手に反撃の隙を与えることになる。日本の戦闘機の場合は、特攻用に関しては
パラシュートはなかったかもしれませんね。突撃死を命じる上官は無能です。
No.5
- 回答日時:
パラシュートは既に出ているように椅子の下に敷きます。
どこの国でもパラシュートは必須装備です。
アメリカでは飛行艇を配備して経路上に墜落したパイロットの救出に待機してますし、日本でも当然捜索機を出します。
運べる限りはもちろん運びます。ですがタンカーは平時に必要な分しかありません。
戦争が始まったからって急に作れるものではありません。
それが太平洋の各泊地には燃料備蓄設備がありません。
各泊地に燃料タンク替わりにタンカーを待機させるのです。
もちろん速力のある新鋭のタンカーは艦隊に随伴するのに使います。
しかも平時には少なからずの量が原油ではなく完成品の輸送をしていました。
とても需要を満たすタンカーは初めからなかったのです。
レーダーは日本も使用していましたよ。
ただ水準が英米に比べて低かっただけです。
No.3
- 回答日時:
2)日本軍は石油を確保するために南進しましたが、初戦の勝っている間に、
石油をガンガン日本の基地へ運ばなかったのですか?
運んでいましたよ。そして輸送船は民間人が乗船していて、当時、国際法的に攻撃禁止だったようです。
日本はその国際法を素直に信じていたのですけど、アメリカはそんなことにはお構いなく石油の輸送船を潜水艦でガンガンと沈めました。
(まあ、東京大空襲を始め、広島・長崎の原爆投下を思えば、日本人が生真面目というか、アホだったってことかも?)
また、日本軍は、ロジスティクス(補給)を軽視していたので、石油輸送の大切さが理解されていなかったことから、潜水艦による輸送船への対策が遅れたものと思います。
3)レーダーを日本が開発できなかった要因は何ですか?
レーダにつかう八木アンテナは日本の八木博士が発明したものです。日本軍は、その軍事的な有用性を理解できず、実用化に向けての研究に力を注がなかったようです。
「戦艦の上部にあんなアンテナ付けるなんて、格好悪い!」という意見もあったようですよ。
また、日本軍は、初期の低い性能のレーダの性能を見て、「観測員の眼を鍛えたほうが役にたつ」という判断をしていたようです。
レーダに限らず、当時の日本軍は精神第一主義で、科学技術や合理主義ではないことから、新兵器開発が遅れたり、年次主義というか先輩・後輩を重視しすぎて能力の無い人間が上官になったりして、まずい戦い方をやったという面もありますね。
「日本軍は作戦の失敗から学ぶってことが全く無かった」と米軍幹部がスカパーの番組中で語っていました。
回答ありがとうございます。
作戦の失敗から学ぶことがなかったというのは、現代の日本人にも教訓とすべき言葉ですね。
石油の輸送船は当初から潜水艦に狙われ、沈められていたんですね。
No.2
- 回答日時:
零戦はパラシュートを椅子のクッションにしてました。
1式戦闘機隼は座席下です。
八九式二型座席型落下傘 などを使用していました。
ただ、脱出しても尾翼にやられたりと生存率は低い物でした。
南方戦線では救援隊や捜索隊を出したそうですが、少しでも出血があるとサメの餌食になる方が早いと言います。
艦上爆撃機彗星は背負式落下傘を採用しています。
ミッドウェーの敗北でミッドウエー強襲部隊である一木支隊はグアム島に留め置きを食らいました。
その直後にガダルカナル島を奪取せよと下令されます。
全滅したのは有名です。
ガダルカナルの戦線の師団長を更迭した為、戦線は総崩れ。
ガダルカナルの補給量で口論になり、東条首相に
「このバカヤロウ」と発言した参謀本部田中第一部長は更迭。
あっと言う間にそれ所じゃなくなったのです。
日本軍の使用する周波数は低く、精度的に満足の行く物ではありませんでした。
ギガヘルツ帯のレーダーは指向性が良好で機体の形すらモニター出来ます。
B-29のH2Xが10GHzであったのに対し、日本軍は150MHzと言うお粗末さでした。
回答ありがとうございます。
日本軍にもパラシュートが付いている飛行機もあったんですね。
確かに石油を補給できる状況で無くなるスピードが想定より早かったのかもしれませんね。
No.1
- 回答日時:
パラシュートは付いていたと思います。
残念な事に、米国以外は分かりませんが、米国では第一に考えるのは人命です、日本の場合軍人は使い捨てです。例として同じ排気量のエンジンで有りながら米国機は後続距離は零戦の半分でした。理由は重かった。人命保護のために燃料タンクやコックピット周りはゴムで覆われていたとの事です。
逆に、零戦は、機能性を追求し人命は無視した設計となっていました。当初は米国も零戦の航続距離、機敏な動きに恐れていましたが、零戦の原型を入手する機会があり調べた結果ただの鉄板だけの飛行機、弱点も知られ後は惨敗でした。最初から零戦には大きな構造上の欠点(問題も)ありました。
石油に関してはおそらく海上輸送はリスクが多く現地での精製を考えていたのだと思います。
レーダーに付いては技術が無かった結果だと考えます。
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