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私は沖縄に住む中学3年生です。

今年の夏休みの宿題で「オスプレイ」についてまとめようと思ってます。
(反対運動やニュース等で話題になってるので)

しかし、あまりオスプレイについて知りません。
ネット等で調べてみたりはしたんですが、メリットやデメリットが
よくわかりませんでした(・・;)

 >>1
  オスプレイのメリット、デメリット
 >>2
  アメリカでの被害状況、件数
 >>3
  なぜ沖縄にくるのか?

↑の質問に答えて欲しいです。
どれか1つだけでも構いません。

よろしくお願いします

A 回答 (8件)

>>1


  オスプレイのメリット、デメリット

Helicopter は Rotar と呼ばれる回転翼が音速を超えるほど高回転すると壊れてしまうことから時速 350km ほどしか出せませんが、Osprey は回転翼が Propeller 状の比較的小口径のものになっているので高速回転することにより時速 550km 以上で飛ぶことができます。

Helicopter は高速飛行している最中でも機体を浮かせ続けるために下方に向かって大量の空気を吹きつけてやらねばなりませんが、Osprey の場合は高速飛行時なると大きな主翼が機体を浮かせてくれるので空気流を全て後方に吹き出すことができ、結果として同じ燃料消費量で倍以上高速で飛ぶことができるわけです。

Hovering と呼ばれる空中静止状態の際は Helicopter と同様の形式ですので燃費も Helicopter と変わらないのですが、巡航形態に移行すると Helicopter の倍以上の速度で巡航できますので、同じ燃料搭載量ならば同じ飛行時間で倍以上遠くにまで飛ぶことができます。

Osprey は軍用機ですので兵員や武器を今までよりも遠くにまで一気に運ぶことができるわけですが、同様の形式を持つ民間機である BA609 (下記参照 URL) が運用されるようになれば、今まで医療 Helicopter を飛ばすことができなかった離島にまで医療用の BA609 を飛ばせるようになります。

実際、先だっての東北大震災の際には各地から救援に飛び立った Helicopter が何度も地上に降りては給油して行ったために現地に到着するまでに丸一日以上かかっていましたが Osprey ならば直行できます。

Demerit は従来の Helicopter とは異なる新しい技術を開発して作られた初めての飛行機であることからどのような不具合が生じるか未だにはっきりとは判っていないということです。

機体に欠陥があるというわけではありません・・・そのような場合はとっくの昔に飛行停止命令が出て安全が保証される改修が済むまで飛べなくなるものですが、Osprey は現役で飛んでいますので、少なくとも「構造上の欠陥がある」というような見方は間違っています。

問題なのは Helicopter と Propeller 機という 2 種類の飛行形態を行ったり来たりする複雑な操縦方法を採る飛行機ですので操縦する人には Helicopter の運用技術と Propeller 機の運用技術の双方に対して高度な技術を要することであり、何しろ初めての飛行機ですので様々な自然状況に対してどのように対処するべきかといった Know How の蓄積が少ないということです。

どのような飛行機でも初期の頃は事故率が高いものですが、技術の進歩によって機体の構造上の欠陥は殆んどあり得ない時代になっても操縦する人の技量をどのように向上させるかの Know How が少ないうちは事故が多くなってしまうものです。

固定翼機と呼ばれる一般的な飛行機は Wright 兄弟による 1903 年の人類初飛行より 110 年が経っているのに対し Helicopter の歴史は 1937 年に初飛行した Focke-Wulf Fw61 以来の 75 年ですし、固定翼機が数多く生産されて飛行技術も数多く蓄積されているのに較べれば Helicopter は生産数は少なく、飛行技術の蓄積も少ないことから、固定翼機に較べて Helicopter の事故率は高くなっています。

Osprey のような飛行機は 1955 年に初飛行した XV-3 と 1977 年に初飛行した XV-15 の 2 種類の実験機しか前例のない飛行機ですので当然のことながら飛行技術に関する Know How は極めて少なく、Osprey の実用化によって初めて飛行技術の蓄積が行われ始めたと言っても良いかと思います。

>>2
  アメリカでの被害状況、件数

試作機の段階であった 1991 年と 1992 年に各々 1 回の墜落事故、低率初期生産段階と呼ばれる実際の運用技術を確立する広範囲の実験が行われていた 2000 年に 2 回の墜落事故を起こしています。

初期の事故は整備時に配線を付け間違えたのが原因で、その他は予期せぬ自然状況に対する飛行技術不足に因るものですが、様々な状況下で実験を行う軍用機の運用形態は一寸先も見えない砂嵐の中に着陸してみるといった通常ではあり得ないほど過酷な条件下での運用ですので、どれも Pilot の技量不足と言ってしまっては酷な墜落事故と言えそうです。

墜落事故はこの 4 件のみです。

日本に配備される MV22 は海兵隊向けの仕様ですが、米空軍が配備している CV22 は上記のような過酷な自然状況の下で作戦行動を行う特殊部隊向けの機体で、その実験、訓練も過酷であることから 2005 年の実験蘊奥開始以来 30 件を超える事故が発生しています。

しかし、30 件を超える事故はいずれも「墜落事故ではない」ことに留意すべきです・・・一般の飛行機でも故障して空港に引き返したり出発を延期したりすることがありますよね・・・そういう事故です。

ちなみに日米の共同開発で日本のあちこちで飛んでいる Bowing B767 という旅客機は 1999 年までの約 20 年間で墜落事故によって 450 名以上の死亡者を出しており、AirBus A330 という最新鋭の旅客機は 5 年間で 300 人以上の死亡者を出しています。

どちらも 1 機当たりの年間事故死亡率は Osprey に対して各々 10 倍、30 倍の高率です。

つまり、事故危険率とは統計の取り方によってどうにでもなるものなのですね(汗)。

日本に配備されている F15CJ という戦闘機は米軍の F15C と合わせても未だに 1 機の墜落死亡事故も起こしていないのですが、機体の不具合が見つかった時点で直ちに飛行停止命令が出て改修されるまで飛行できない状態がありました。

Osprey も機体構造上の欠陥という重大な問題が発覚すれば直ちに飛行停止命令が出されて改修が済むまで飛行できなくなるのですが、現在の Osprey にそういう事態は起きていませんので、現在の Osprey が事故率が高くて危険ということにはなりません。

>>3
  なぜ沖縄にくるのか?

尖閣諸島問題というのを聞いたことがあるかと思います。

尖閣諸島は日本の領土であり、尖閣諸島の島の 1 つである久場島と大正島は米軍の射爆場として貸し出しているぐらいなのですが、1971 年に沖縄が米軍より日本に返還されるまでは日本の管理権が及ばない領域でした。

この海域は良好な漁場であることから中国台湾韓国といった近隣諸国の漁船が日本の管理が及ばないことを良いことに漁場を荒らし回り、尖閣諸島に上陸してアホウドリの卵を乱獲したことからアホウドリが絶滅状態になってしまっているのですが、1968 年に付近の海域海底に大量の天然 Gas や油田の存在が明らかになると 1971 年の米軍による沖縄返還の前に中国と台湾が相次いで尖閣諸島の領有権を主張し始めました。

中国に至っては近年「沖縄も歴史的には中国の領土である」と言い始めており、尖閣諸島の北方海域では日本の領土にまでつながっている海底油田から勝手に石油を掘り出しています。

領土問題は米軍による沖縄返還以外は全て紛争 (戦争) によって解決されているのが歴史上の事実であり、国際司法裁判所による領土確定には紛争当事国双方が出席しない限り解決できないことから出席を拒み続ける中国とは話し合いによる解決は不可能です。

このことからいずれは (台湾とは国力の格差があり過ぎるので) 中国との武力衝突が予想され、実際に中国は沖縄を超えて東京都の伊豆諸島 (鳥島) 沖にまで軍艦を繰り出して軍事演習を行い始めていますので、軍事同盟 (日米安保協定) によって日本を守る立場にある米軍としては対中国戦を睨んで最新の兵器を沖縄に配備する必要があるのです。

今までの Helicopter では沖縄から離陸して中国大陸にまで飛ぶだけの航続力を持っていませんでしたが Osprey ならば沖縄から中国まで直接兵隊や兵器を運び込むことができますので、米軍としては今のうちに是が非でも沖縄に Osprey を配備して訓練を始めなければならないというわけです。

オマケとして・・・・
>>4
  なぜ Osprey の配備に反対運動が起きるのか?

別に Osprey だからというわけではありません。

「米軍だから、軍用機だから」です。沖縄県庁が医療機として BA609 或いは Osprey そのものを購入すると言うのであれば誰も反対しない筈です。

もしも先生に「沖縄県庁が医療機として BA609 或いは Osprey そのものを購入するのに反対運動は起きるか?」と聞いてみれば「うーん、起きないだろうねぇ(汗)」と答える筈です(笑)。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/BA609_(航空機)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
すごく細かく詳細に教えて下さったので
HALTWOさんをベストアンサーにしました*
おまけの答えもすごく参考になりました!

お礼日時:2012/07/30 12:49

No.7さんがすでに言っておられることに尽きますが、最も重要な問題について補足します。



> なぜ沖縄にくるのか?

沖縄が日本の国土防衛の最前線だからです。
今の日本の国土防衛に関して、オスプレイが最も効果的な軍用機だからです。
普天間基地の軍事的価値は、他の本土基地では代替えできません。
軍事力にとって、地理的要因は死活的に重要なのです。
ここにオスプレイのような、高速で飛行でき、航続距離が長く、多量の兵員、武器弾薬を運べるヘリを配備することは、日本の国土防衛とって理想的、願ってもない話です。
反対する日本人がいることが信じられないぐらいです。
今の沖縄には航続距離が短く、積載能力も落ちる、旧式の大型ヘリしか配備されていません。
出来るだけ速やかに新型に換えるべきですが、それはオスプレイしかありません。
アメリカが次期ヘリとして開発したので、それ以外にないからです。
もちろん米軍はオスプレイを日本のためだけに使うつもりはありませんが、日本防衛が最重要目的の一つであることは間違いありません。
いま騒ぎになっている尖閣問題にとって、オスプレイの存在は大きな抑止力になるでしょう。
だから中国はそれを嫌がっているのです。
日本国民は日本の国土防衛について、もう少し思いを致すべきです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
沖縄に来ることについてすごくわかりやすかったです*
尖閣問題にもつながってるんですね~

お礼日時:2012/07/30 12:50

>オスプレイのメリット、デメリット


 メリットは現用ヘリのCH-46に倍するペイロード、倍近い巡航速度、4倍以上の戦闘行動半径等。デメリットは機体価格が高めなこと。

>アメリカでの被害状況、件数
 被害?というと、とりあえず純然たる民間人の人的被害はゼロ。実戦配備後の海兵隊仕様のMV-22の重大事故は確かこれまでに2件。事故率は現用のCH-46よりやや高いが、海兵隊現用機の平均よりは低い。ちなみに岩国に配備されているAV-8の事故率はMV-22の3倍以上だが、岩国市長はMV-22が危険だ、と搬入に反対している。
*テレビでよく放映される大事故の映像は21年前の試作機の事故のもので、まあ現用のものとは別の機体と考えてよい。

>なぜ沖縄にくるのか?
 沖縄の海兵隊が現在使っているCH-46が老朽化してきたので、その代替。

 感情論を抜いたところではこのあたりが正確なところかと思います。
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
テレビで大事故の映像を見て、心配してましたが
別のもの見たいな感じなんですね!
それを見て騒ぐのもどうかと思いますね^^;

お礼日時:2012/07/30 12:47

 >>1


  オスプレイのメリット>設計意図どうりのできであれば、大量、長距離ヘリとして有用
  デメリット>当初意図で完成させるのが未だ困難であり不安定要素が多い。
 >>2
  アメリカでの被害状況、件数>これはアメリカからの報道がありましたね。件数は忘れてしまいましたが。
 >>3
  なぜ沖縄にくるのか?>お金の問題もあると思います。
    アメリカは来年度、自動的に政府予算をカットします。
     金食い虫のオスプレイは、思いやりでお金を出してくれる日本に置いた方が、米が助かります。
    別に、沖縄でなくとも日本なら良いのですが、とりあえず大型基地のあるところに。
    グアムだと自分のお金を使わなくてはならないし。
    フィリピンだと「思いやり予算などない、借地料払え!」ですからね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
沖縄配備にはお金も関係するんですね^^;
初めて知りました!ありがとうございます

お礼日時:2012/07/30 12:45

メリット


・飛行場の無い場所でも運用できる
・通常の輸送ヘリよりも高速

デメリット
・機体が高価

アメリカでの被害状況
・詳細は分かりませんが、報道されている限りでは他の軍用機と事故の発生率に大差なし
・あまり報道されなかったがF16も今月日本で墜落している

なぜ沖縄にくるのか?
・(縦前)東シナ海や南シナ海など離島が多く飛行場が少ない場所への補給に最適だから。
・(本音)中国への牽制
・輸送機という特性上、兵站拠点(≒比較的市街地に近い)に配備される。
 東シナ海や南シナ海に近い大きな兵站拠点は沖縄。

通常の日本地図では沖縄は辺境みたいですが、北京を中心として地図をみれば、沖縄が戦略上いかに重要な場所かよく分ります。
もっとも戦略上重要である事と基地の是非は別問題ですけど。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
自分にとってはもう基地がある事が当たり前になっていましたが
沖縄は場所的にすごく便利みたいですね(^^;)
オスプレイ配備もどうなんでしょう・・・^^;

お礼日時:2012/07/30 12:44

感情論でまとめる。

のは好ましくないでしょうねぇ。
# 沖縄以外ではわりと他人事なので無責任な意見も出るでしょうが。(私の回答も…ですけどね)

ちなみに、ミリタリー関連の雑誌(「航空情報」とか「J-Wings」とか)にもいろいろ載っていたりします。
# まあ、当然軍事寄りの意見になりますけど。

> >>1
>  オスプレイのメリット、デメリット

航続距離&搭載量&速度が従来のヘリより優れていた…ハズです。
(速度と航続距離で)随行出来る適当な機種が無いようなので、
海兵隊の強襲展開の時に問題あるんじゃないか?
というのが、先の雑誌に寄稿している人の一人が書かれていましたね。
# 海兵隊を地上に降ろす時に、周囲を制圧する機種がない(今までのコブラだと巡航速度と後続距離が、ハリアーだと速すぎる…とか)
# 下ろす際にヘリモードに移行する必要があるが、移行時とヘリモード時での操縦に難があるのではないか?
# など……。

新しいタイプの機種の場合、開発時に問題起こすのは当たり前ではあるのですが……
# むしろ、開発時に問題を起こさなかった機種の方が怖いですよ。
# 見逃しがあったのではないか?とか、テストがユル過ぎたのではないか?とか……
# 私はプログラマの端くれですが…「バグの一切無いプログラムを書き上げました」って言う人は信用出来ませんね。


> >>2
>  アメリカでの被害状況、件数

特に興味持って調べていないので…ちょっと不明です。
# 自分の住んでいるところが沖縄以外だから…という無責任なトコロですが。
先の雑誌にもいくらか取り上げられているハズなので見てみるとよいでしょう。
ミリタリー関連の雑誌なので擁護する方向に意見が傾きますから、ある程度割り引いて見る必要はあるでしょう。
ちなみに、上記の雑誌以外のマスコミでは開発時の不具合を誇張しまくる傾向がありますので、そちらも割り引いて見る必要があります。
# まあ、ここのカテゴリでその辺りのツッコミをしている人が居ますので見てみるとよいかと。
# ネガキャンペーンを頑張っている方も居ますが。(たぶん回答してくれますよ)

初期のヘリコプターだって墜落とか結構起きたハズです。
ですが、マスコミは自社の報道ヘリを持っていますよね。


> >>3
>  なぜ沖縄にくるのか?

米軍海兵隊の装備更新の一環…のようです。
他に米軍海兵隊が展開している基地にも順次配備されていくと思われます。
沖縄の場合…中国などに睨みをきかせる為…というのもあるでしょう。
最近移住してきた人達が基地周辺で騒いでいるかと思いますが。
# 最近と言っても…貴方が産まれる前から…でしょうけどね。
# 太平洋戦争の前から住んでいる…という意味ではなく。(激戦区だったようですからその頃の人達がどのくらい残っているのかはちょっと不明ですが…その辺は学校などで習っていたりしないでしょうか?)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
分かりやすく説明して下さり、
Wr5さんの意見や考えも書いてくださり
とても分かりやすかったです!

お礼日時:2012/07/30 12:41

>>1


  オスプレイのメリット、デメリット
短距離中距離での飛行に適しています。
ヘリコプターのように滑走路がなくても離陸着陸できる
飛行の準備が少なくて済むので素早い運用が可能

エネルギー効率が悪い
騒音や爆風を伴う
突風に弱いなど天候の影響を受けやすい


>>3
  なぜ沖縄にくるのか?
アジア地域の範囲を考えると性能を発揮しやすいから
距離的にも素早く動けて着陸も場所を選ばない
多少の事故があったとしても、パラシュートで上陸するより効率が良いのではないでしょうか?

有事に使われることになれば、効力を発揮すると思いますが、私自身は配備に反対です
一体何に使うつもりなのか、という点においてです
配備によって良い成果を上げれるのであれば、もちろん賛成ですが、今のところ良い捉え方は難しいですね
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
確かになぜ配備されるのかには疑問を感じます。
使うときがくるのも嫌ですしね(^^;)

お礼日時:2012/07/30 12:39

1 メリットは無い!


2 実際報道されてるほどの事故は起きていない
3 対中国対策
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
簡潔に答えてくださって分かりやすかったです(*^^*)

お礼日時:2012/07/30 12:37

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