プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 日本語を勉強中の中国人です。江戸文化は「粋」の文化だと本から読んでいますが、その「粋」の文化とはなんでしょうか。WIKIで調べましたが、まだよくわかりません。画像を挙げていただいて、こんな感じが「粋」だと教えていただければ嬉しく思います。以前日本の友人が人を評価するときも、『あの人はね、一言でいえば「粋」だ』とおっしゃったことがあります。当時に、友人は「粋」は日本文化の中で難しい内容だと教えていただきました。でも、「粋」というものは何なのかずっとよくわかっていません。どなたかわかりやすく教えていただけないでしょうか。

 また、質問文に不自然な表現がございましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (13件中1~10件)

http://en.wikipedia.org/wiki/Japanese_aesthetics …

ついでに、わびさび、しぶい、(かわいい)も載っている。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございました。興味深い内容です。大変参考になりました。

お礼日時:2012/09/01 10:24

ごめん、wikiはもう見たのね。



野暮の反対といったらいいのかな。
クールで、スマートで、シンプルで、洗練されているもの。

画像、って難しいね。
一般的には、法被なんかを粋の象徴とすることが多いんだけど、
実際の意味からするとちょっとずれているような気もする。

粋で画像検索したらでてきたけど、
http://mizutamaann.shop-pro.jp/?pid=20924826
こんな浴衣とか?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 再びありがとうございます。英語のページは見ていないので、助かりました。浴衣の画像も参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/09/01 10:37

粋の逆を考えれば、分かりやすいですよね(不粋)。


我が強く、自慢たらたらだったり、自意識過剰で、言い過ぎる、
といった、ある種西欧的な自己主張の強い短絡的利己主義の
対極でしょう。
相手を生かしたり、環境に従って無駄をはぶき、ミニマムな表現
での必要最小限の効果だけど、急所を突いている、ていう。
その好例が俳句ですよね。
5・7・5の最小の詩で、幽玄の世界を表現する。
四季の自然に従って生きる、それもコミュニティでの協調性
(=自己抑制的な)を重視する労働集約的な、ジャポニカ米
稲作農耕文化圏ならではのものでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございました。大変参考になりました。

お礼日時:2012/09/01 10:43

 こんにちは。



 ひとつの見方を 示します。
 
 一般に 《自己満足》の範囲で 自分が誇り得ると思うことをおこなっているというその思いのことです。

 着物や服の裏地を 赤い上等の生地であつらえたりして ひそかに――ただし 少しは他人(ひと)に分かってもらいたいとも思いつつ―― 満足することです。


 こんなクセが どうして日本人のあいだで流行り 或る程度よきナラワシだと思われるようになったか?
 一にも二にも 人びとは お上に頭が上がらないからです。長い者には巻かれろと言い習わして来ています。
 反抗はもとより抵抗もしない。そういうクセがついてしまったあと そのあとは ちいさな自己満足の世界に浸るようになった。ということでしょう。




 日本語のことですが 友人にはあまり敬語を使う必要はないですよ。使わなくてもよい程度の信頼関係があると思えばです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 おはようございます。ご親切に教えていただきありがとうございます。なんだか矛盾しているように見えますが、微妙にバランスを保っている感じです。お考え方は大変参考になりました。年上の友人なので、敬語を使わないと、落ち着けないような気がします。本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/09/01 10:53

>「粋」について外国人にわかりやすくお教えください



       ↓
シチュエーションや前後のセンテンスにもよるし、外観&内面や顕在潜在とかの領域に入ってきますので、画像で云々は難しいですし、「粋」と言う言葉の全体像を的確に正確に捉え表現し伝達する事は多くの日本人にも分からないし出来ないと思いますよ・・・

アバウトに各自が持ってるイメージや語彙の中で、多くのケースでは表現し使われているのだと思います。

<私見>  ・・・順不同・私の場合の「粋」に対するイメージ

◇上品で奥ゆかしい様や所作・趣味。

◇野暮・無粋の逆&対意語、下品・傲慢でない人やオシャレな装いや人柄。

◇オシャレ、上品、洗練、奥ゆかしい等のTPOで使い分ける言葉の中で、それらを包含・包括したイメージや見方・語彙。

◇垢抜けした、洗練された、良く似合う、尊敬や羨望からのホメ言葉。


>質問文に不自然な表現がございましたら

文章や表現は、自ずと好みの文体や個性が出るものです。
不自然ではありません。
ただ、私も思いつくままに書けば、後で反省することが多いのですが・・・読み易さの点では句読点や段落をチェックされて、推敲をされる事を心掛けられたら、さらに良いと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。いろいろなイメージを挙げてくださり、イメージはだいたいつかめるようになりました。質問文へのアドバイスにも感謝いたします。常に心がけます。本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/09/01 11:02

人生では損得の計算をすることが必要で、みな自分が得するように動くものです。



しかし、得するための言動、損を回避するための言動は美しくないことが多いですね。

粋とは、損得勘定よりも、自分の言動の美しさを優先する価値体系だとおもいます。

また、陰徳という言葉があります。
隠徳とは善事をなして、その善を他人に知ってもらおうとしないことです。
陰徳は他人からは見えない慈善活動です。
損得勘定からは絶対に出てこない考え方ですが、これをする人は粋ですね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 ご丁寧に教えていただきありがとうございました。大変参考になりました。

お礼日時:2012/09/01 11:06

骨董品屋や古道具市に足繁く通ってみるといいと思います。


粋という概念が、立ち居振る舞いや性格をも表すのはもちろんですが、
なにより生活道具の意匠において、用不用のあわいで育まれてきた美意識です。

骨董品屋さんとお話しながら、根付けやかんざしなどのアクセサリーを鑑賞したり、
着物や履き物について教わったりしているうちに、
それらを身につけて使用した人、作った人の心意気と息遣いが理解できてくると思います。

粋でない方面のものとして、
大名が作らせた至宝の道具や豪華な衣装もまた見ごたえがあります。
美術館などで見られますから、見比べると勉強になると思います。
田舎の大富豪の真綿にくるまれて飾られたようなお嬢様は、粋ではありません。
そして昔から、深川芸者(辰巳芸者)は粋であるということになっています。
百聞は一見に如かずですから、ご自分の目と足で確かめるのがよいです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。物事を認識するときに、やはりそのものに実際「触れた」ほうが一番印象深いのですね。教えてくださった「粋」を知る方法は覚えました。普段心がけます。本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/09/01 11:22

「粋」というのは、実は2種類あるのです。



ひとつは、「イキ」と呼ぶもの。
おもに関東方面です。江戸の庶民とか下級武士を中心に発達した文化です。
地味に控えめにしているように見えて、実は、ものすごく気を使い、凝ったものにする事を指すのが多いですね。「こんなこと、たいしたことじゃないよ」という態度を見せるけれど、実は100%の力をつぎ込んでいる感じです。
典型的なのが、黒っぽい無地っぽいカジュアルな衣服の裏地に、華やかで手の込んだ刺繍や手描き友禅の裏地をつけて、自分には分不相応なほどのお金を支払うことです。

余談ですが、江戸文化として話す場合は、「粋」と漢字で書くのではなく、「イキ」と書く方が良いと思います。心意気などの意味からも出ていますので、「粋」ではないのです。


もうひとつは、「すい」と呼ぶもの。
おもに京都大阪で使われるものです。富裕な町人層、旦那衆と呼ばれる人たちを中心に発達した文化です。
充分にお金をかけ、手間をかけ、それを表にも出すけれど、高価であることに価値があるのではなく美しい事、スマートな事に価値を見出しているものです。充分な余力を残しておくのが基本です。
たとえば、芸者さんを何人も呼んでお座敷遊びをするのに、一流どころも呼びながら、まだまだ未熟な人の芸も楽しみ、時間一杯に遊ぶのではなく少し早めに切り上げる人などは、「すいな遊びができる人」と呼ばれます。

画像でご説明をするのは無理です。
なぜなら、「イキ」にしても、「すい」にしても、表面的なものではなく、生き様や考え方が出てくるものだからです。
日本人にも勘違いをしている方が多いのですが、「イキ」と呼ばれる人の服装や仕草を真似ても粋ではありません。「すい」と呼ばれる人と同じ行動をしても粋ではありません。
「イキ」も「すい」も自分で名乗ったり目指したりするものではなく、「より良い」を目指した結果、他人から呼んでもらえるものです。
「より良い」ではなく、表面的な「イキ」「すい」を目指すと、下っ端ヤクザのように「いきがる」になってしまいます。

正直、言葉で説明をすることも難しいですね。
英語で「cool」と言えば褒め言葉になるでしょうけれど、じゃあ、どんなものが「cool」なんだ?と理論だてて説明しようと思うと難しいのではないでしょうか。
中国の方であれば、禅の不立文字をご存じではないでしょうか。
「イキ」や「すい」も、大げさに言えば、文字や言葉などで表せるものではないと思います。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。「粋」は二種類もあるのですね。わかりやすく教えてくださり、大変参考になりました。大変恥ずかしいですが、宗教に疎いので禅の不立文字は知りませんでした。宗教に参考になれる思想も多いですね。本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/09/01 11:41

粋(意気)は人情理念の言葉で


時がたって無駄は淘汰されていき、洗練された深い真実のもの。

「千年続いた可愛い=粋」と、どこか京都か奈良のキャッチコピーにありました。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございました。「千年続いた可愛い=粋」という言葉は印象に残りました。大変参考になりました。

お礼日時:2012/09/01 11:45

7ですけど、九鬼周造はもちろんお読みになったのでしょうね?


外国人にわかりやすいという点では、ああした論文が一番わかりやすいと思いますよ。
図示も載っていますし、九鬼は西洋哲学を手本にして、
あいまいな概念の分析的な論考を試みたのですから。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 再びありがとうございます。九鬼周造は初耳です。調べてみました。『「いき」の構造』を書いたようですね。これまでの読書には思想のようなものに触れたことが少なく、方向を少し調整したいと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/09/01 11:54

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!