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日常生活でよく混同されるものにナイロンとビニールがあります。
この二つはどう違うのでしょうか? 化学式ではなく、見分け方のポイントを教えてください。

A 回答 (2件)

もともとの構造が違います。



ナイロンはアミド結合によって長く繋がった細い糸状に加工して、
それを編みこんで生地にした多合成繊維ですが
ビニールは(ビニル基)の付加重合によって長く繋がった合成樹脂です。
ナイロン樹脂は軟化点が180度前後ですが、
ビニル(塩化ビニル樹脂)は軟化点が80度前後です。

たとえば、ちょっと熱めのお湯に浸して、柔らかくなったらビニール、と見ればよいでしょう。

傘などでみれば、 ナイロン製の傘とビニール傘では、質感が違います。
ビニールは、ナイロンより格安のため、安い傘は、殆どこれです。

決定的な違いは、ナイロンは、表面に特別な処理でもされていなければ、水を通しますが、
ビニール素材のものは生地自体は水を通しません。雨合羽に採用されることが多いのも
うなずけますね。(笑)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

最初の方の説明より分かりやすいですね。

お礼日時:2012/08/12 21:18

●ビニール;ポリ塩化ビニル(PVCまたは塩ビ)の一般呼称です。


塩化ビニルモノマーを(ラジカル)付加重合して作ります。
ポリマー自体は硬いため、配管や日用雑貨(水回り品)などに用いられます(硬質塩ビ)。
可塑剤とよくなじむため、可塑剤をたくさん入れて柔らかくして使用することもできます(軟質塩ビ)。比較的安価の樹脂なので、雑貨(おもちゃ、日用品)や電気コードに用いられます。
透明が存在します。
ナイロン樹脂よりも一般的に柔らかいです。
摺動性はナイロンに劣ります。

●ナイロン;ジアミンとジカルボン酸(またはジカルボン酸クロリド)の縮合重合により作られるポリアミド樹脂です。
繊維は切れにくいため、パンスト用に使われています。
ガスバリア性に優れていることから、100円ライターのガスケット(白い部分)にも使用されています。
上記のビニールよりも高価な樹脂です。
12ナイロンなどの特殊なもの以外では透明がありません。
摺動性がビニールよりも高いので、ビニールよりも滑りやすい樹脂です。

完全ではありませんが見分けるポイントとして、安価で柔らかくて、透明の商品があり、滑りが悪めの方がビニールです。
その逆がナイロンと考えて、ほぼ合っています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2012/08/12 19:43

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