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アクリル樹脂エマルジョンとはどんなものですか?
塗料系によく使われていますが、人体には無害なのでしょうか?ぜひ教えてください。

A 回答 (2件)

こんにちは。


アクリル樹脂エマルジョンとは、「アクリル樹脂の微細な粒を、水の中に分散させたもの」です。

塗料というものは塗った後には乾燥して固まる必要がありますが、
そのために「乾燥すると固まる」性質を持った樹脂が原料として使用されています。

この「乾燥すると固まる樹脂」というのにも2種類あり、
ひとつは「溶剤系樹脂」というものです。
これは簡単にいうとプラスチックを溶剤(シンナー)でドロドロに溶かして水飴状にしたものです。
この溶剤が揮発すると、溶けていた樹脂分が残って固い膜ができます。

もうひとつがご質問の「樹脂エマルジョン(水性樹脂)」です。
これは前述の通り「樹脂の微細な粒(0.数ミクロン)が水の中に分散したもの」です。
(「アクリル樹脂」ではないですが、白い木工用接着剤もエマルジョンの一種です)
乾燥してエマルジョンの水がなくなることにより、残された樹脂の粒がくっつきあって固い膜ができます。
この樹脂の材料として「アクリル樹脂」を使用したものが「アクリル樹脂エマルジョン」です。

上の溶剤系樹脂が、乾燥の際に溶剤を放出して臭いがする、場合によっては人体に有害なのに対し、
エマルジョン樹脂では蒸発するのが水であるため、比較的無害とされています。
(だからといって、飲んだり浴びたりして良いものではありませんが…)

ご参考になったでしょうか。
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アクリル樹脂エマルジョンの特徴



樹脂の乾燥皮膜は水またはアルカリ水に再分散または溶解します。
ポリビニルアルコール等の水溶性樹脂に比べ溶解作業が不要で、しかも高固形分です。
耐水性と水(アルカリ)溶解性のコントロールが可能です。
従って、繊維加工や紙加工分野で使用しますと、基材の回収や再利用等環境問題に対応した用途に使用できます。
 又、DICNAL RSシリーズは共重合成分、分子量、ガラス転移点等のコントロールにより、粘着性、接着性、ヒートシール性等の性能を付与していますので種々の応用展開ができます。
人体にまったく無害では有りませんが、中毒・臭気の問題が無く自然と作業者に優しい材料です。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ありませんでした。
今ひとつ理解が足りませんが、ご丁寧に教えていただきましてありがとうございました。

お礼日時:2001/01/04 18:39

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