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古文の係り結びの法則について質問です。

例 雪が降っている

これを古文にすると、
「雪降りけり」となります。

そしてこれを已然形にすると「雪こそ降りけれ」

そしてこれを連体形にすると「雪ぞ降りける」「雪か降りける」「雪なむ降りける」「雪や降りける」

と、已然形では文末をエ段で終わり、
連体形では文末をウ段で終わるという係り結びの法則があるというのはわかるのですが、

「雪降りける」を現代語に訳すと「雪が降っている」
「雪ぞ降りける」を現代語に訳すと「雪が降っている」
「雪こそ降りけれ」を現代語に訳すと「雪が降っている」

と、全部同じになります。
では、なぜ連体形や已然形は存在していたのでしょうか。

A 回答 (3件)

どれもこれも同じになるわけではありません。


1.常体
雪降りけり⇒雪が降っている。
2.念押し強調
雪なむ降りける⇒雪がネ、降っているんだヨ。
3.指示強調
雪ぞ降りける⇒降っているのはまさに雪なんだなあ。
4.取立て強調
雪こそ降りけれ⇒雪こそが降っているのだ。

ただ、公家社会調の言い回しが、やがて武家社会になって変貌を遂げるようになって行きます。
とくに、係り結びの衰退は、鎌倉・室町期に終止形が連体形と同じなって行ったことと連動しています。

係り結びの衰退
1.なむ-連体形
その柔かい語り口調が、鎌倉期に入り、武士社会では倦厭され衰退。
2.ぞ-連体形
本来強調である「ぞ」「こぞ」が連発使用され、ただ力強いだけの常体と化し、室町期には衰退。
3.こそ-已然形
結びが已然形であることもあり、どうにか江戸初期まで残った。
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この回答へのお礼

ありがとうございます


1.常体
雪降りけり⇒雪が降っている。
2.念押し強調
雪なむ降りける⇒雪がネ、降っているんだヨ。
3.指示強調
雪ぞ降りける⇒降っているのはまさに雪なんだなあ。
4.取立て強調
雪こそ降りけれ⇒雪こそが降っているのだ。

だったのですね
ここで少し質問なのですが、

最初に回答してくれた方が

「雪降りけり」は現代語で「雪が降った(ようだ)」
「雪降りたり」が現代語で「雪が降っている」

と回答してくれました。

なので、


1.常体
雪降りたり⇒雪が降っている。
2.念押し強調
雪なむ降りたる⇒雪がネ、降っているんだヨ。
3.指示強調
雪ぞ降りたる⇒降っているのはまさに雪なんだなあ。
4.取立て強調
雪こそ降りたれ⇒雪こそが降っているのだ。


なのでしょうか?

お礼日時:2012/08/16 11:26

連体形や巳然形は、後世の人が文章を読み、「後に体言が続くもの連体形とする」等と勝手に定義しただけのことです。


実際、現代の日本語にも連体形等はありますが、日常の会話でそんなことを意識して話したりしませんよね?
「巳然形は本当に存在するのか」等と議論にもなっていますので、「そういうものなんだ」位に思っておくのがいいかと思います。
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まず


>雪が降っている
>これを古文にすると、
>「雪降りけり」となります。
なりません。「ている」に当たる古語は「たり」または「り」ですので、「雪が降っている」を古文にすると「雪降りたり」または「雪降れり」となります。「けり」は過去・詠嘆の助動詞なので「雪降りけり」の現代語訳は「雪が降った(そうだ)」です。

>「雪降りける」を現代語に訳すと「雪が降っている」
>「雪ぞ降りける」を現代語に訳すと「雪が降っている」
>「雪こそ降りけれ」を現代語に訳すと「雪が降っている」
>と、全部同じになります。
「ぞ」「こそ」は強意の用法です。「雪が降っている」よりは強い言い方なのですが、この「強意」の訳にぴったり当てはまる現代語がないのです。なので同じ訳になってしまっていますが、少し強める気持ちがあるのだ、と読み取ってください。どれくらい強いのかというと、説明しにくいのですが、倒置法くらいと思っていただいてよろしいかと思います。
「雪降りける」が「雪が降っている」なら
「雪ぞ降りける」は「降っているなあ、雪が」くらいの感じです(事実、「ぞ」の強めは倒置法から発展したとする説もあります)。
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この回答へのお礼

ありがとうございます^^

「雪が降った」は古文で「雪降りけり」、

「雪が降っている」は古文で「雪降りたり」だったのですね

ありがとうございました^^

お礼日時:2012/08/16 11:23

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