![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/pc/qa/question_title.png?8acaa2e)
日本語を勉強中の中国人です。中国人の日本語勉強体験談の本を読んでおります。そのなかで、日本語の「あがる」についての文章があり、読み終わってもう少し皆様にお伺いしたいところがあります。
1.日常で「雨がやんだ」と「雨が上がった」とどちらの言い方が多用でしょうか。
2.作者は、『「雨があがる」、「梅雨があがる」とは言えるが、「雪が上がる」、「雹が上がる」のような言い方は周りの何人もの日本の友人に聞いて、存在しなかった』という意見を言っています。これは本当でしょうか。大辞林の「上がる」の項目で確認してみましたが、「雨や雪などが降りやむ」と書いてあります。
3.「犯人は5年経ってもあがらなかった。犯人を捕まえようと峰たちが罠を仕掛けると、アフロヘア姿の犯人が捜査線上に上がる」は自然な日本語の例文でしょうか。「捜査線上に上がる」は犯人が捕まった意味でしょうか。それともまだ捕まっていないのでしょうか。
4.「バッテリーが上がる」という言い方は日常で使うでしょうか。携帯の電源が切れて相手に説明する時に、普通どのように説明するのでしょうか。「携帯の電池が切れた」でしょうか。それとも「携帯のバッテリーが上がった」でしょうか。
5.居酒屋での「あがりをください」は「温かいお茶をください」という意味なのでしょうか。大辞林で「あがり」の「温かいお茶」に近い解釈は見つかりませんでした。
6.「受話器が上がっているから、電話が繋がらない」の「上がる」は受話器がよく置かれていない意味に見えます。これは「上がる」のどういうような意味から転じたのでしょうか。
質問が多すぎて申し訳ありません。どれかひとつだけでも教えていただければ大変ありがたく思います。また、質問文に不自然な表現がございましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
日本語の響きや言葉から醸し出される印象の相違など細やかな部分にまで、とても心くばりの効いている方ですね。>(1)日常で「雨がやんだ」と「雨が上がった」とどちらの言い方が多用でしょうか
他の方々も仰るように、日本語の表現としてはどちらも使われています。「雨が小やみになった」「雨が小降りになった」などとして、天水としての「雨」が土砂降りのように激しく降っているのか、それともサラサラと霧雨のようにふっているのかとして雨足の強弱などを形容する表現があり、「小やみ」「小降り」は霧雨のように雨が降っている状態を説明しています。
これに対し「雨が上がった」は完全に雨が止んだ状態を表現しています。RCサクセションの歌に『雨上がりの夜空に』とタイトルされた作品がありますが、これは「雨があがり、代わってそこに月が顔を出している状態の夜空」になぞらえて、歌の中の人物の心象風景を表している作品です。
>(2)「雨が上がる・雪が上がる」とは降り続いている雨や雪が降り止んでいる状態にある、とのお話しは先程させていただきましたが、「梅雨が上がる」との表現を僕は耳にしたことがありません。「梅雨」は5月の末頃から7月の半ば頃にかけての時期を形容する言葉で「梅の実が熟する季節」や「湿度が高くジメジメとして黴(かび・バイ)が生えやすい季節」であるなどの諸説を由来として「ばいう」と呼んでいます。ですから、その季節が終われば「梅雨が明けた」「梅雨明け」などとして季節としての夏が訪れたことを説明する言葉になります。因みに梅雨の初めは「梅雨入り」と呼ばれています。
また「雹」は雨や雪と異なる突発的な気象現象です(それが長時間の間降り続く状態はありません)ので、「雹が上がる」との言葉の使い方はしないことになります。
>(3)「犯人は5年経ってもあがらなかった」。この「あがらなかった」は「検挙することができなかった」との意味で「挙がらなかった」との意味を表しています。「犯人が捜査線上に上がる」は「被疑者としての可能性がある人間をリストアップする」との意味で「犯人としての可能性がある人物」を表現しています。ですから、犯人は未だに逮捕されていない状態にあります 。
>(4)「バッテリーがあがる」は、一般に自動車に使用されている鉛蓄電池が蓄電池としての機能を失った状態を形容する表現です。自動車の蓄電池は携帯電話の電池よりも大きな物ですので「バッテリーがあがった」との表現を使いますが、携帯電話の電源はそれよりも小さくそして乾電池のように手軽に持ち運びができますので「電池切れ」と呼びます。
>(5)「居酒屋での“あがり”をくださいは温かいお茶をくださいという意味なのでしょうか」。飲食店での「あがり」は寿司屋で使われる言葉です。色々と寿司を食べ最後に口の中をさっぱりさせる、これで食事を終えるなどの状態を表す寿司屋独自の言い回しで、この様に「その業種業界で意思疎通を行う場合にのみ使われる言葉」を「符牒」と呼びます。ですから居酒屋で使うことはありません。もし使っている人がいたとすれば、その方は気取っているか、言葉の使い方を知らない人なのでしょう。
>(6)「上がる」は受話器がよく置かれていない意味に見えます。これは“上がる”のどういうような意味から転じたのでしょうか」。
この「上がる」のイメージですが、通信装置としての固定電話は「電話機本体」と「送受話器」の二つの部分で構成されています(固定電話の画像は検索すれば覧ることができます)。通話していない時には送受話器は電話機本体の受話器置き場に置かれていますが、電話機本体から送受話器を取り上げることで通話することが可能となります。この受話器を上げる動作を普通は「受話器をとる」などと呼びます。受話器を手にしている状態は通話中と同じ状態ですから、電話がつながらないことを意味します。
質問者様は「あがる」を音声として理解していることが原因で、「あがる」を示す多様な表記の違いに困惑されていると存じます。実際に「漢字表記」の事例を考えてみますと、上がる・挙がる・揚がる・騰がる等の様々な表記を示すこともできます。
(5)の文章を例にとりますと、「あがり」→「食事を終える」との意味からスゴロクで一番最初に終点のコマに到着することが語源として影響を与えてもいると考えることもできます。居酒屋での飲み会の後で軽く食事をする場合は「ラーメンでしめてから帰ろう」などといい、これで終わりにしようとの意味です。
言葉には「単語レベルでの理解」と「文脈レベルでの理解」の仕方と二通りの理解の仕方があって、『大辞林』などの辞書を引くことは文字どおり「単語それぞれの言葉の意味」を知るには有用ですが、文章を書いた人が「その文章の中でのみ通用する」限定的な使い方をしているケースも多くあります。こちらの使い方は「辞書には載っていない」使い方ともいえますので、その文章全体の流れや関係に注意を置く必要もあります。
ご親切に教えていただきありがとうございます。「あがる」は簡単な言葉だと思っていましたが、こんなにたくさんの意味があるとは、自分の無知に気づきました。いろいろ大変参考になりました。最後のご助言も心がけます。本当にありがとうございました。頑張ります。
No.8
- 回答日時:
先に回答されている方と重複する部分も有りますが、順に。
>1
使用頻度は同じです。どちらも良く使います。
地域性(都市部・地方)、年齢(若年・高齢)には関係有りません。
何故、関係無いのかと言うと「(降り)やむ=止む(止まる)=stop falling」で有り、
「上がる」は「雨が(降り止み)、(晴れ)上がる=(clear) up」の省略形です。
>2
「梅雨=長雨=長い期間」の気象現象なので「上がる」ではなく「-が 明ける/終わる」
「雪」は「(降り)止む」が多数派ですが「上がる」を全く使わない訳では有りません。
「雹」は「短時間」の気象現象なので「(降り)止む」です。
いずれも「上がる」を使わない理由は明確ではなく「感覚」に近いだけです。
>3
どちらも「上がる」ではなく「挙(あ)がる/-挙げる」の漢字を使います。
「挙がる/挙げる」は「検挙(確保)=逮捕 "caught/arrested" の意味も有るのですが
この場合はどちらも(犯人/容疑者の)候補として「浮上(ふじょう)する(float up)」
つまり「逮捕/確保」前の状態です。他の物に例えるなら、空から海の中(海中)を潜行する
「潜水艦」を探し出す様なイメージで、潜水艦(=犯人/容疑者)が海面(=捜査線)に
浮上して来た…言う事です。しかしながら「浮上=浮き上がる」だけでは説明出来ない上に
英語の"up"と置き換えられるもの全てが「上がる」とならない部分は少し難しいですね。
従って後半は「捜査線上に 上が(った)。」若しくは「上が(って来た)。」としたい所ですが、
「あがる。」と言う表現で終わる事も実は可能で、小説など「文学的表現」の世界では、
過去形/完了形を(敢えて)使わない事は珍しくないので、完全な間違いではないのです。
難しい書き方をしますが「。(句点)」を使う事で続く(潜在的な)"進行形"」なのです。
(例文では「刑事」と「犯人」の追跡劇。継続性を示唆するもの)
>4
この「上がる」は「干(ひ)上がる」の略なので、主に水などの液体が蒸発(揮発)し
「本来の機能(性能)を失った」状態の時に使います。電池=バッテリー[英語]なのですが、
(1)の質問同様、"dry up"なのか、 "shut down bc battery dead"の省略形の違いです。
従って「上がる」も「切れる」も両方使うのですが、「上がる」の場合は
電池そのものの性能終了を、「切れる」は電池を使った「本体」の機能停止の意味です。
「切れる」の方は "(switch) off" の方が感覚的に近いので…
「電池が上がる」と言わないのは、車のバッテリー(*)の様に「液量」が見えない場合で、
PCや携帯のバッテリー[電池]は、いずれも「切れる」か「終わる」を使います。
*)現在の車用バッテリーは「密封型」も多数有るので、これは昔の名残り。
他にも機能していた状態が(突然)「切れる・終わる」事を「死ぬ(死んだ)」とも使います。
只「死ぬ」は「口語」としては一般的ですが「綺麗な日本語ではない」ので、参考まで。
同様に「死ぬ=逝く(いく)=gone」も同じ意味で(口語としては)良く使います。
>5
正答が出ているので、省略。
少しだけ補足するなら、元々の行為(動詞)を「名詞」に変化した用法なので、
1~4の質問とは性質が全く異なり「語源」を知っているかどうかの問題です。
>6
この「上がっている」は(相手/先方が)「通話中(calling now)」と言う意味ですが、
「(固定)電話機(desk telephone)」の構造から来ている表現です。(→画像検索)
受話器を本体に置いている=待機状態ですので、携帯電話(cell phone)では使いません。
今日現在の日本は「固定電話の加入(契約)数 < 携帯電話」となってしまったので、
「受話器が上がっている」より「(相手/先方が)通話中で繋がらない」が一般的、
もっと砕けた表現なら、単に「話し中(はなし-ちゅう)」だけで通じます。
>余談
質問文中には出て来ませんが「上がる・下がる」は「前の部分」が省略されたまま
使われる場合が多く、英語の"up・down!" 同様、前後の文脈(単語)が鍵になります。
↓で「上がる」と入力し、[で始まる]から「で終わる」に切り替えると、
http://dic.yahoo.co.jp/?&_rd=1
質問者さんの知らない「(何とか)上がり」が多数出て来ます。
他にも「上げ・下げ」「上がり・下がり」でも結果は異なりますので、参考まで
(国語辞書の検索結果 → [もっと見る]をクリック)
No.7
- 回答日時:
上がる:
位置的な変化を意味しますが、なにかしら質的な変化を含む場合があります。
1.日常で「雨がやんだ」と「雨が上がった」とどちらの言い方が多用でしょうか。
雨がやんだ
まだ、曇天なり雨が降りそうな気配であるが、今は雨が降っていないという意味
雨が上がった
雨がやんで、晴天になった、しばらくは、もう降らないという意味。
※ 人によって感じ方は変わるでしょうが、私はこのように感じます。
2.作者は、『「雨があがる」、「梅雨があがる」とは言えるが、「雪が上がる」、「雹が上がる」のような言い方は周りの何人もの日本の友人に聞いて、存在しなかった』という意見を言っています。これは本当でしょうか。大辞林の「上がる」の項目で確認してみましたが、「雨や雪などが降りやむ」と書いてあります。
作者は太平洋側の出身ではないでしょうか?私は日本海側の大変雪の多い地方に育ったので、普通に「雪が上がる」と言います。
雨と同様に、「雪がやむ」という場合、雪雲はまだあり、しばらくすると降りそうですが、「雪があがる」と雲間に日がさすような感じがします。
3.「犯人は5年経ってもあがらなかった。犯人を捕まえようと峰たちが罠を仕掛けると、アフロヘア姿の犯人が捜査線上に上がる」は自然な日本語の例文でしょうか。「捜査線上に上がる」は犯人が捕まった意味でしょうか。それともまだ捕まっていないのでしょうか。
捜査線上に上がる => 犯人は捕まっていません。犯人の可能性のある人間が特定された という意味になります。
4.「バッテリーが上がる」という言い方は日常で使うでしょうか。携帯の電源が切れて相手に説明する時に、普通どのように説明するのでしょうか。「携帯の電池が切れた」でしょうか。それとも「携帯のバッテリーが上がった」でしょうか。
バッテリーが上がる は非常に日常語です。
自動車が路上で止まっていて、困っている感じがするときに「どうしました?」と聞き「あがっちゃいました」と言えば、だれもが「バッテリーが上がった」と理解します。
携帯の電池が切れた
携帯のバッテリーが上がった
これは両方使います。
自動車のバッテリーの場合、昔は自宅で充電したりしました。あるいは、自動車の修理工場の人間は、バッテリー本体の充電などを現在も行なっているので、目に見えてバッテリーは変化します。なので 「あがった」という表現を使います。
電池の場合、乾電池を使う経験が多いので、(充電しない、使いきり)というニュアンスで「切れた」という表現を使います。
5.居酒屋での「あがりをください」は「温かいお茶をください」という意味なのでしょうか。大辞林で「あがり」の「温かいお茶」に近い解釈は見つかりませんでした。
寿司屋用語からです
http://www.noge-sushi.com/sushi-jiten.html
本来は お客さんに気付かれないように隠語として使っていたのが、いつのまにかお客さんも使うようになった。
※ 「このお客さん 終わりだから お茶出して」と言うと、「出てけ」とお客さんに言うようで失礼になるから、隠語を使っていたわけです。
6.「受話器が上がっているから、電話が繋がらない」の「上がる」は受話器がよく置かれていない意味に見えます。これは「上がる」のどういうような意味から転じたのでしょうか。
通話するときには、受話器を上げて使うというのが、少し前までの電話の使い方。
http://blogs.itmedia.co.jp/akihito/2008/05/post- …
古典的な電話機の形態が上記にあります。
受話器が上げる = 通話している という意味になります
ご親切に教えていただきありがとうございます。大変詳しいです。だいぶわかるようになりました。いろいろとても参考になりました。本当にありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
1.日常では「雨がやんだ」を使用する方が多いかもしれませんが、「雨があがった」を全く使用しないわけではありません。
3.「捜査線上にあがる」というのは容疑者として名前が浮上してきた段階でまだ犯人と確定したわけでも逮捕されたわけでもありません。「捜査線上にあがった」の後は確かに犯人だという確証を得てから逮捕ということになると思います。
4.「バッテリーが上がる」は普通に使います。でも「携帯の電池が上がった」とはあまり言わないかもしれません。言う人もいるかもしれませんが…。
5.居酒屋での「あがり」は以下を参照してください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
6.
(1) 固定電話は一般に受話器を置く窪みがあって、受話器が正しく置かれていないと窪みから浮上したているように見えるからか、
(2) 一般に固定電話を使用する場合は受話器をつかんで顔の近くに持ち上げる必要があります。使い終わったら顔の近くから下げて窪みに戻します。でも正しく置かれていない状態は下げた積りでも通話中(上げた状態)と同じだからか、
よく分かりませんがそんな感じだと思います。
No.5
- 回答日時:
1.ほぼ変わりません。
どちらでも通じますし、どちらを使っても良いです。2.普通は使いません。「あがる」は雨でしか使わないです。少なくとも今の日本人は使いません。
また、梅雨も「あがる」とは言わないと思います。梅雨(つゆ)は「梅雨が開ける」と言う事が多いです。
3.刑事ドラマなどでは普通に使う表現です。しかし、捜査線とか言うのは普段の生活で普通の人が使う言葉じゃ無いですけどね。また、「捜査線上」に「あがる」場合は捕まっていませんし、犯人と断定できたわけでも無いです。
4.使います。ただし「バッテリーがあがる」とは言いますけど「電池が上がる」とは言いません。
ですから、携帯の電池でしたら「切れた」と言うのが普通でしょう。
5.同じ意味です。「あがり」は元々寿司屋さんなどでの隠語です。業界用語と言っても良いかもしれません。「あがり」=お茶、「むらさき」=醤油、「おあいそ」=会計すること等があります。
しかし、隠語ですから、普通はお客が使ってはおかしい物です。
ですから、「お茶(を)ください」「醤油をください」「会計してください」と言った方が良いです。
まあ、日本人でも言ったりしますけど、常識人はあまりそうは言いませんけどね。
6.固定電話の受話器は持ち上げてから話すので、受話器が正しく元に戻っていない状態を「受話器があがっている」と言います。携帯電話しか知らない人なら、変に思うでしょうね。
この回答は日常生活でどう使うかという事で書いています。
文法的に正しいかどうかは分かりませんので。
ご親切に回答していただきありがとうございます。いろいろ大変参考になりました。日常での日本語の使い方を習得したいと思います。本当にありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
なかなか難しいテーマですね。
私なりの解釈で回答いたしますので、ご容赦くださいませ。
1.どちらも使います。どちらが多い、とは言えないようです。
若干ではありますが「やむ」を使う機会の方が多いような気はします。
ただし、「雨上がり」とは言いますが「雨やみ」とは言いません。
このような用法を考慮すると「上がる」も負けていませんね。
2.この場合の「上がる」は、「完了する、終わる」の意味で用いています。
私は日本の雪が多い地域で育ちましたが、「雪があがる」と使います。
方言のように地域差がありそうです。
作者さんは雪が多くない地域に滞在されていたのかな?と想像します。
3.「犯人が上がる」と言う場合は「検挙される」と言う意味で使いますので、
逮捕された後であると想像することができます。
「捜査線上にあがる」の場合は「候補にあがる」の「あがる」、
つまり「挙がる」ですので、用法も意味も別だと言えます。
これだと逮捕される前の段階ですね。
4.「バッテリーがあがる」は「終わる」と言う意味で使われています。
車を運転する人なら極々日常的に使います。
対し、「電池があがる」と言う人は滅多にいません。
英語を絡めて考えると、バッテリー=電池 ですから、
間違えてはいないような気がします。
習慣的に、大きめのモノ=バッテリー⇒あがる
小さめのモノ=電池(充電池)⇒きれる
と使い分けているような気がします。
境目は・・・(私の場合は)手のひらに乗るか乗らないか?でしょうか。
5.これは専門用語。いわゆる「すし屋の業界用語」です。
一般的に「あがり=お茶」と言う意味はありません。
そのほか、有名な「すし屋用語」として、
ムラサキ=醤油
ガリ=しょうがの甘酢漬け
ナミダ=わさび
オアイソ=お勘定
などなど、いろいろあります。
6.これは本当に想像の域を出ないお話ですが・・・
固定電話機をご想像ください。
受話器を持ち上げると、下にフックボタンがありますね。
受話器を持ち上げると、このボタンも上がります。
受話器を戻すと、このボタンも下がります。
また、このボタンを押し下げると、通話が切れてしまいます。
この「フックボタンが上がった状態」から「あがる」なんじゃないかな、と思います。
実際、受話器を持ち「上げた」状態だけでも十分に「あがる」なんじゃないか?
と言う声も聞こえてきそうですが。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
No.3
- 回答日時:
1。
どちらも使います。名詞では「雨上がり」と言いますが、*「雨止み」と言うのは聞いた事がありません。2。「雪が上がる」、言うと思います。
3。「捜査線上に上がる」は犯人が捕まった意味ではなく、捜査の対象になったと言う意味です。
4。バッテリーでも携帯の電池でも、「上がる」は使えると思います。「切れる」は突然、「上がる」は、古くなって自然に効果が無くなったと言う差が感じられます。
5。「あがり」は、下記にあるように昔遊郭で使われた「お茶を挽く」(=お客がつかない)の婉曲表現「上がり花」に由来しています。あがり=お茶です。別に温度は関係ないと思います。
http://gogen-allguide.com/a/agari_cha.html
6。受話器が正しい位置に置かれた場合は「低い」、ですからその位置を外れるとそれより高い「上がった」位置と見られるからでしょう。受話器が「外れている」とも言います。
質問文に不自然なところはありません。
ご親切に教えていただきありがとうございます。わかるようになりました。いろいろとても参考になりました。本当にありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
早速回答を。
1.日常で「雨がやんだ」と「雨が上がった」とどちらの言い方が多用でしょうか。
同じ頻度で使うと思います。
2.「梅雨(つゆ)があがる」とは言いません。「梅雨(つゆ)が明ける」が正しいです。
「雪が上がる」、「雹が上がる」も間違えです。「雪が止む、あるいは降り止む」
雹も「雹が止む」でしょうけれど、あまり雹が降る土地に住んでいないので日常で使ったことがありません。
3.「捜査線上に上がる」
「犯人ではないかと推定された。」という意味でまだ逮捕されていません。
4.「バッテリーが上がる」
主に自動車のバッテリーが無くなる時に使います。
「ライトをつけっぱなしにしていたので自動車のバッテリーが上がってしまった」のように使います。
「携帯のバッテリーが上がった」とは言いません。やはり「携帯の電池が切れた」、あるいは「無くなった」
5.居酒屋での「あがりをください」
本来は寿司屋で使われる用語です。寿司屋から見てもう食べるのを終わりにして、お茶を飲む、帰りそうな客を
「あがり」といったのが語源と思います
それが転じて「上がり」を「お茶」と呼ぶようになりました。
6.受話器が上がっているから
これは見てそのままです。受話器を置く場所に正しく置かれていないので、片方が上がって、斜めになって
いる状態です。
私は東京に昔から住んでいる男性です。あくまでも私の経験から解説しています。
他の地方では違う言い方をするかもしれません。
お役に立てたら幸いです。
おはようございます。早速のご回答どうもありがとうございます。とても参考になりました。日本語にますます興味がわいてきました。本当にありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
旺盛な向学心に頭の下がる思いです。
1.『雨がやんだ』が多いようです。しかし『雨が上がった』も頻繁に用いられます。
2.大辞林に載っていようが、現実生活でこう言っている人は見たことも聞いたこともありません。
3.>「犯人は5年経ってもあがらなかった。犯人を捕まえようと峰たちが罠を仕掛けると、
アフロヘア姿の犯人が捜査線上に上がる」
普通の表現です。『捜査線上に上がる』とは容疑者が浮かび上がって来た。
という意味であり、まだ逮捕はされていません。
4.>「バッテリーが上がる」という言い方は日常で使うでしょうか。
使います。しかし携帯の電池は上がるとは言いません。あくまで『切れた』です。
5.>居酒屋での「あがりをください」は「温かいお茶をください」という意味なのでしょうか。
そうです。これは元々板前さん〔和食調理人〕の使う業界用語、隠語だったものが、
人伝に一般化したものです。
6.昔の電話機の構造から、受話器が『きちんと置かれていない、外れている』
状態を『上がる』と表現しました。段々と使われなくなってるようです。
早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。私は辞書の日本語より、実際生きている日本語を勉強したいと思います。今回はとてもよいきっかけとなりました。本当にありがとうございました。勉強、頑張ります。
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