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よく近親婚では血が濃くなって遺伝病が発現するのでよくないといいますが、
逆に遺伝的にものすごく遠い人種の間で結婚したら、
なにか問題が発生したりするのでしょうか?(白人と黒人、日本人と黒人など)
そういう事例の報告はありますか?

A 回答 (9件)

>生物はあまりに遺伝的に離れていると、子供が作れなくなりますよね。


>例えば、人間とゴリラが交尾しても子供は生まれない。

これは遺伝的に離れているからではなく、染色体が相同ではないからです。
染色体が相同でなければ減数分裂が起きないので発生不可能になります。
また、犬のチワワとセントバーナードのように染色体が相同で遺伝子的には問題なく発生可能だが体格差がありすぎて交尾できない、他方の子宮で胎児が生育できないなどの問題で交配できない組み合わせもありますが、人類は全て染色体は相同ですし、体格的に出産不能になるほどの差はないので問題はありません。

>ライオンとヒョウでレオポンを作っても、F2世代は産まれない。
これは染色体が完全に相同ではないですが一部相同であるために中途半端ながらも減数分裂がおこり、発生が可能になるためですが、やはり染色体に不具合があって生殖能力の喪失が起こります。

>これはどこかで問題が起こっている可能性が高いわけですが、
どういう問題が起こっているかは分かっています。上述を参照ください。
より詳しくお知りになりたいのなら減数分裂や受精などのキーワードで検索すれば発生の原理を詳細に解説しているサイトがいくつも引っ掛かりますし、高校生生物でも基礎的なことは分かりますので図書館などで発生学の専門書を読まれるといいと思います。

>そういうのが遺伝的に遠い人種間で起こったりしないんでしょうか?
起きません。理由は上述をお読みください。

>生殖能力の喪失以外にも、健康上の問題は何か起こらないのか?
今のところそういう報告は聞いたことがないです。おそらくないでしょう。
人種のるつぼと言われる南米各国でも人種の組み合わせによる遺伝病などは聞いたことがありません。
特定人種特有に多い遺伝病などはありますが、それは遺伝的に遠い近いの問題ではないですね。
単純に遺伝病の遺伝子を持っているかいないかの問題です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
種が違うと染色体が相同でないので不妊になるというのが
よくわかりました。

実際に異なる人種間での遺伝病の報告は現在ないんですね。

例え仮に遺伝的に遠いマサイ族と日本人が交わったら
相性が悪くて遺伝病が出てくるとしても、それが問題になるくらい
集団的に交わる状況は考えにくいし、
今後もこういう報告はなさそうですね。

お礼日時:2012/11/04 18:05

 遺伝性疾患を含めて、生物学的、医学的な問題はありません。



 もし問題が生じるとすれば、気候風土に応じて発現形質が特徴的になっている人種間での結婚による次世代は、両親のどちらの気候風土にも対応しない形質を持つ可能性があることくらいでしょうか。

 有色人種がヨーロッパに定住するときは日照不足によるビタミンD不足が問題となったり、逆に白人種が有色人種地域に定住したときの日射の強さ、たとえばオーストラリアでの皮膚がんが問題となったりします。

 どちらにも適応する人になるかもしれないし、どちらにも適さない人になるかもしれません。ただ、現代社会では、適さないなら適さないなりに、進歩した居住環境や衣服、さらには有効な保護クリーム等がありますから、大きな問題とは言えないでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
発現形質が生存に不利で若死にしてしまうという
可能性はありそうですね。

お礼日時:2012/11/04 18:07

現行の人類の遺伝子の範囲なら生物学的な問題はないです。


白人と黒人だろうと白人と黄色人種だろうと黒人と黄色人種だろうと。
遺伝子的には生殖に影響を与えるほどの差異はありません。
「嘘だ!黒人と白人は全然似てないから遺伝子もかなり違うに決まってる!」
という方もたまにいるようですがそれは間違い。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
生殖に影響はあたえないけど、肌の色は違うくらいの変動はあるという
ことですね。

お礼日時:2012/11/04 17:56

自信はありませんが、すでに指摘のあるように、問題があるよりは、問題がない、むしろ良い可能性が高いです。



雑種強勢といえると思います。オバマ大統領は白人と黒人の子供ですが、そういうこともあって優秀なのかもしれません。

ーーーー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%91%E7%A8%AE# …

両親の組み合わせによって、それらのどちらよりも優れた形質の雑種となる事。 品種改良等で、優れた種同士がかけ合わされて、より優れた新しい「種」となるのとは意味合いが違う。

人に古くから利用されているものに、雌の馬と雄のロバの子であるラバがある。 雑種強勢を利用した農作物はハイブリッド品種もしくはF1作物と呼ばれ、多くのものがある。カイコの養蚕やニワトリの養鶏にも利用されている。

F1作物では通常、種苗会社が繁殖用品種として両親になる二種を別々に自植または同種の他殖で栽培し続け、即ちAとAを交配してAを、BとBを交配してBを栽培し続け、毎期それらの間の雑種を一代限りの栽培品種として販売する。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2012/11/04 17:55

因みに、遺伝的に遠くなり過ぎると(チンパンジーと日本猿のように)、交配しても子供が産まれません。



なので「遺伝的にものすごく遠い人種の間で結婚したら」の場合は「普通は、ちゃんと子供が産まれる」でしょうけど、運が悪いと(組み合わせが悪いと)不妊症になるかも知れません。

あと、不妊症にならなかったとしても、妊娠中毒症が起きる可能性が高いでしょう(母体が体内の胎児を異物だとして拒絶反応を起こしてしまうのが原因と言われている)
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この回答へのお礼

> 不妊症にならなかったとしても、妊娠中毒症が起きる可能性が高いでしょう
なるほどです。
No4,5と回答ありがとうございます。

お礼日時:2012/11/04 17:52

>よく近親婚では血が濃くなって遺伝病が発現するのでよくないといいますが



これは、劣性遺伝子が表に出てしまう可能性が高くなるからです。

遺伝子の1つの場所に、優性の物と劣性の物が居た場合、優性の性質だけが発現し、劣性の性質は出て来ません。

○が優性、■が劣性だとします。

遺伝子のある場所に■が2つとも揃った時にだけ、■の性質が出ます。

■が2つ揃うと障害が出る、と言う性質の場合、先天的な障害を持つ子が産まれます。

親が健常者なら、両親の組み合わせは、以下のようになります。

父  母   子
○○ ○○ ○○のみ

父  母   子
○■ ○○ ○○が1/2、○■が1/2

父  母   子
○○ ○■ ○○が1/2、○■が1/2

父  母   子
○■ ○■ ○○が1/4、○■が1/2、■■が1/4

■■になるのは、全体の1/16しかありません。

この例では「一ヶ所だけ」で説明してますが、実際の先天的障害では、1ヶ所だけではなく、沢山の場所で「劣性発現」が起きないと、障害、遺伝病は出ません。

で、近親婚の場合は、父母で遺伝子が似てしまうので

父  母   子
○■ ○■ ○○が1/4、○■が1/2、■■が1/4

のケースだけになったりします(例えば、兄妹、姉弟で間違いを犯した場合)

普通であれば、■■になるのは1/16ですが、近親だと1/4まで確率が跳ね上がってしまいます。

近親者は互いに遺伝子が似ているので「沢山の場所で劣性発現が起きる」ことになるのです。

これが「血が濃くなる」と言う現象です。

>逆に遺伝的にものすごく遠い人種の間で結婚したら、
>なにか問題が発生したりするのでしょうか?(白人と黒人、日本人と黒人など)

無いです。日本人同士が夫婦になるのと大差ありません。
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むしろ、多様な遺伝子を残す可能性が大きいということで生物学的には吉。


特定の病気にかかりにくくなったり不都合な遺伝(色覚異常とか)の発現が低くなったりいろいろメリットはありそうです。

ただ、狭量な社会的価値判断が絡んでくると問題がないとは言えません。
例えば、肌の色や髪の毛の質が周囲と違っているとそれを排除しようとするひとがいたりします。

ま、それは異人種間の結婚に問題があるのではなくて社会に問題がある、ということですが。


逆に、任意の特性をより伸ばすということを善とするなら近親を含め近い遺伝子を持ったものの間で交配を繰り返す、ということもあります。
家畜の品種改良、とくにイヌやネコの血統書付きというのはこういうことですし、サラブレッドなんかも近親交配により速く走る方向に特化した品種です。
※この場合、弱い個体は間引いて強い個体のみを育てます。
このような品種改良をやり過ぎると、例えばブルドッグは胎児の頭骨が大きすぎて自然分娩できないとかセントバーナードはよだれを垂らしっぱなし、とかの弊害が起きたりします。
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この回答へのお礼

とりあえず社会のほうの差別なりは置いておいて、
生物学的に問題はあるのかが知りたいです。

生物はあまりに遺伝的に離れていると、子供が作れなくなりますよね。
例えば、人間とゴリラが交尾しても子供は生まれない。
ライオンとヒョウでレオポンを作っても、F2世代は産まれない。
これはどこかで問題が起こっている可能性が高いわけですが、
そういうのが遺伝的に遠い人種間で起こったりしないんでしょうか?
生殖能力の喪失以外にも、健康上の問題は何か起こらないのか?
という疑問です。

お礼日時:2012/11/02 15:25

人種による遺伝子の差は1%にも満たない。


ネズミとでも10%以下。
ウニでも70%は同じ。

人の遺伝子が約2万1787個とのことで
染色体の数が46本。
まあこの数と構成が同じなら遠かろうが近かろうが子孫は可能だろう。
異人種間での子孫に問題があるといった統計はないと思う。

ちなみに劣性遺伝と言っても生き残りにくい遺伝子ということで
決して病気ばかりとも限らない。
時には優れた能力もある。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

劣性遺伝しなくなるので、色盲の発現は減るが、優れた能力も減る可能性がある。
といったところでしょうか。

お礼日時:2012/11/02 15:19

いわゆるハーフになるだけ 今はハーフって言わないんだっけ?


さすがに日本人で白人と黒人の結婚ってのはあり得ないですが 日本人と黒人との結婚とか日本人と白人との結婚ってそこらじゅうにいてるでしょ
ビリー隊長の奥さんも日本人だしソフトバンクCMのダンテさんの奥さんも日本人ですしね
問題があるとしたら文化や風習の違いっていう国際結婚ならではの問題でしょうね
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この回答へのお礼

ちょっと質問の趣旨とは違う回答だと感じました。

お礼日時:2012/11/02 15:16

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