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私の知り合いで、両親が共に一重なのに、二重の子供が産まれました。
一重同士は100%一重とよく聞きますが、何故このような事があったんでしょう?

覚醒遺伝とかでしょうか?
皆さんの周りにもこのような例はありますか?

A 回答 (2件)

 まぶたは遺伝し、二重まぶたが優性であると一般的には言われているようですね。


 仮に一重か二重かは1つの遺伝子のみで決定し、二重が優性である、と仮定すれば、両親が共に一重の場合には二重の子は生まれないことになります。

 どういうことかというと、二重まぶたになる遺伝子をAとします。一重はaです。すると、遺伝子型がAAとAaの場合は表現形は二重、aaの場合のみ一重になります。
 両親共に一重ということは、両親が両方ともaaなわけですから、両親から1セットずつ遺伝子をもらう子供の遺伝子型もaa以外あり得ません。すなわち両親共に一重の場合の子は100%一重、というのが最もシンプルなメンデルの遺伝の法則です。

 例えば両親共に遺伝子型がAaの場合(つまり両親とも二重)は、1/4の確率でaaすなわち一重の子が生まれます。
 両親の遺伝子型がAaということは、双方とも祖父や曾祖父などにaaすなわち一重がいる場合が多く、そのような場合に「隔世遺伝」として人に認識されるわけです。

 というわけでご質問のケースで単一遺伝子によりまぶたが決定されると仮定した場合、産院で子供を取り違えていたとか、父親が実は違う、といった生物学的以外の理由を考えねばなりませんが・・

 二重の子が間違いなく一重の両親の子供である、ということを前提にして考えてみます。

1.まぶたは遺伝とは関係ない

 これが最も手っ取り早く考えつく可能性ですが、モンゴロイドに一重が多く、アフリカやヨーロッパ人は大半が二重であるといった人種によって差があること、二重の両親からは高確率で二重の子が生まれ、一重の両親からはほとんど一重の子が生まれる、など一般的に認知されていることから考えると、やはりまぶたは遺伝する、と考えるのが妥当でしょうね。
 また、二重が優性で一重が劣性ということも、おそらく間違いないでしょう。

2.両親は実は奥二重である

 奥二重は外見上は一重と見分けが付かないそうですから、そういう可能性も十分ありそうです。
 ただ、その場合も両親共に奥二重なら子供も奥二重(すなわち見た目は一重)になりそうなものだが・・・という疑問があるため、全て納得するのは難しいですよね。

3.まぶたの形状は複数の遺伝子によって決まる

 例えばまぶたにはA~Cの3つの遺伝子が関与しており、そのうち2つ以上を持てば二重になる、と仮定します。
 つまり遺伝子型がAa,Bb,CcやAa,BB,ccは二重、aa,bb,CCは一重になります。
 この場合、例えば両親がAa,bb,cc(一重)とaa,Bb,cc(一重)だと、Aa,Bb,ccという遺伝子型の子供が一定の確率(計算は面倒なのでしません)で生まれます。そしてその子は二重です。

 この仮定だと、例えばABCの3つが揃えば二重だが2つなら奥二重、とかAがあってなおかつBかCがあれば二重だがAがなければBとCが揃っていても奥二重、とか二重と一重の二者択一ではないいわば中間形も含めた遺伝様式を考えることが可能です。

 まぶたに関する遺伝は詳細な解析はされていないようなので、ここでいくつか思いつく仮定を書いてみましたが、私個人的には3が妥当、と思います。何個の遺伝子がどのように関与しているかはまったく判らないので、ここに挙げた例はそれこそ思いつきですが。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。3番の回答が納得できます。実際に例外の遺伝はあると思うので、必ずしもメンデルの法則ではない気がします。

分かりやすくありがとうございました。

お礼日時:2011/04/22 12:18

優性、劣性、隔世です。

念のため。
OKWaveにあったよ。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2203259.html
他にもいっぱいあるみたい。一重 遺伝でググってみよう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
早速拝見しました。
やはりこういう例はあるのですね。
スッキリしました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/21 21:24

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