No.9ベストアンサー
- 回答日時:
質問者の方へ
子供たちが将来感じる幸せというのは何かという質問がありましたので、それについて話をさせていただこうと思います。私は、それは自分の努力が報われることだと思います。昔は、どんなに貧しい階級に生まれても勉強さえいっぱいすれば、社会的にはいあがることが出来ると信じられてきました。(野口英世がその典型)
しかし、今はどうでしょう。小さな時から塾に通わせ、莫大な教育投資を行わなくては子供をいい学校に通わせることすらできません。今や、本人の能力ではなく、親が十分な教育投資を行うことが出来るか否かで子供の一生が決まるのです。もし、裕福な親のもとに生まれつくことが出来なかった子供は初めからいい学校へとすすむ可能性は大きく制約されるのです。そんな社会で誰が一生懸命勉強しようと思いますか?ゆとり教育がどうのこうのという前に社会の変化に目を向けた方がよいのではないでしょうか。中公新書の「不平等社会日本」という本を読みましたか?社会学的な視点から見れば、ゆとり教育の抱える問題もよく見えてくると思います。(それにしても、親が金持ちだったにもかかわらず、自分が競争に勝ったと思っている金持ちの馬鹿息子・馬鹿娘の鼻持ちならないこと!)
この回答への補足
もう少し意見を聞いて、色々自分なりに考えてみたいので、
締め切りを、明日か明後日にしたいと思います。
よろしくお願いします。
この場に書くの変かと思ったのですが、
他に書くところが分からなかったので、
ここに書かせていただきました。
質問に対するお返事までありがとうございます。
おっしゃられる通りだと思います。
報われない努力を進んでする気にはなれないですからね・・・。
自分自身、ボケーっと生きていて、周りが見えていなかった気がします。
2年前に社会学に興味を持ち、何冊かの本を読んでみましたが、
その本は読んでいません。
ぜひ、読ませて頂き、勉強したいと思います。
どうもありがとうございました。
No.14
- 回答日時:
中学生のとき理科の先生がこう言われました。
『理科の授業、数学とかもそうかもしれないが何の為にやるのか。と思う人も多いと思うが、理科が、数学がなかったらどうなると思う?
例えばお医者さんがいなくなる。理科がないと医学も存在しないから。
他にも科学とされるものはほとんどなくなってしまう。例えば、理科の授業でやった化学反応に興味をもったとか、鉱物に興味をもったとか、そういうことがきっかけでそういう方面に進む人も多くいる。
理科をやる全員に専門家になれとはいわない、理科の授業はどこにあるか分からないきっかけ探しの一つだと思ってほしい。』
たとえば理科の教科書にのる昆虫の種類の上限が減らされました。何の為でしょうか?果たして理科のテストに「この昆虫の学名を答えよ。」などといった問題がでるのでしょうか?
安易な勉強量の削減は逆に子供の「きっかけ」を奪うだけではないか?
確かに今の勉強量が多いとしても、受験戦争という類のものは(一部の人々を除いて)高校以後の話ではないか?小学校や中学校の間なら、今でも十分にゆとりがあるのだと思います。
ゆとり教育はむしろ子供の夢を奪う政策ではないのでしょうか?
私は小学生の時、
「勉強は将来生きていく中で、
色々な事を考えなくちゃいけなくなるから、
その時のために、基礎となる知識と、考える事の出来る柔軟な頭を作るために
するんだ」
と言われました。
知識の詰め込みは頭を固くしてしまいそうだとも思いましたが、
言われているほど、勉強をしているとも思えません。
おっしゃられる通り、子供の夢を奪うものになってしまうことのない事を、
祈るばかりです。
ありがとうございました。
No.12
- 回答日時:
ゆとりゆとりといっても、教科の中でのゆとりは確保されないようですね。
kensakuyaさんの言う知識サーフィンについては、調べ活動の重視と言うことがかねてから言われているはずですが、教科書を終わらせることが最優先事項でしょうから、その余裕はないはずです。そこにゆとり教育なるものが出てきたのですが、これは教科の内容を削るだけではなく、教科の時間も削っています。ですから、教科の中で調べ活動をする余裕は相変わらず少ないはずです。
総合的な学習の時間なる得体の知れないものを導入するよりは、各教科に時間を振り分けてそれぞれの教科の中で体験的な学習や調べ活動を取り入れた方がよいと思います。
nag3さんも書かれていますが、これから先、日本という国がどうなっていくかを考えたときに、資源もない、食糧自給もできない国が、知恵も技術も失ってしまってはどうにもなりません。そのために、日本は詰め込み教育をしてでも前に進まなきゃということだったのでしょう。
もちろんそれの弊害は大きかったのでしょうが、一斉に勉強のレベルを落としてしまうと先が心配です。興味のある分野ではどんどん先に進んでいけるような、天才を作るシステムが必要なのかもしれません。
幸い、インターネットという武器を多くの人が手にしましたから、個人的に興味がある分野の知識を伸ばしていくことが可能です。そのためには、プライベートな時間が必要ですので、先の「部活からの解放」となるわけです。
ちなみに、クラブは既に廃止されています。>myuayaさん が、これは週に1時間の必修クラブのことです。任意加入の部活動とは違います。が、部活動を強制加入にしたり、全員加入を追求したりしている学校が少なくありません。
こんな事を言っても仕方がないのですが、1冊の教科書を全員1年書けて勉強するのが「平等」とは限りません。半年で終わりたい子が居て、2年間かけたい子が居て、やっぱり1年で終わりたい子が居る。その全てに対応できるのが本来「平等」だと思います。
とはいえ、そのシステムを作るのは難しいのでしょうけど……。
そういう意味では、公文式というのは素晴らしいシステムですね。いろいろ叩かれては居ますが(^^;)
総合的にものを見る目と、専門的にものを見る目、
どちらが良いかは、私には分かりません。
きっと、世の中には両方必要なんだと思います。
いまは、専門的なものを持っていた方が良いという考えが強いようですが・・・・。
どうなんでしょうか?
クラブと部活の違いが良く分からないのですが・・・。
私の区分は必修のものがクラブ、
任意ではいるのが部活だと思っていたのですが・・・・・。
平等とは難しいものですよね。
フェミニズムなど、色々な方面で平等という事が唱えられていますが・・・。
ありがとうございました。
No.11
- 回答日時:
回答件数をみると、教育問題って関心が高いのですね。
子どももいませんが、なぜかうれしくなります。「学力」って、どこかで聞いたのですが、「知識」とは違いますよね。3割削減って、知識量の削減なのではないでしょうか。日本の戦後(あるいは伝統的)教育環境では、知識偏重の傾向があったと思うんです。その反動として、「考える力」とか叫ばれているような気がします。どちらがいいか、はわかりませんが(個人的には、受験競争から生じる、現状の「与えられたことだけこなす能力の育成」には頷けません)、両方必要なのは事実でしょう。Aの方に偏ったから、今度はB、という感じだと思います。
「学力低下」という言葉を、「知識量低下」とだけとらえて、反対一辺倒というのはさけたいと、個人的には思っています。
私も知識量の削減だとは思いますが、
授業時間も同じように減らしては、
考える力を育てる時間は生まれないのではないでしょうか。
また、基礎となる知識がないと、考える基となるものがなく、
自分で考える能力も育たないかと思いますが、どうでしょう。
fro-skさんのおっしゃる通り、偏ってはダメなんですよね。
その割合が難しいですね。
ありがとうございました。
No.10
- 回答日時:
「教育」とは勉強だけでなく1人、1人の人間性そのもの
をつくっていくものだと思うんです。
結局週休2日制にしても、それで子供達の心に
「ゆとり」が生まれるとは限りません。
競争社会の今の日本で学力低下を懸念して、塾や
家庭教師、習い事などでさらに子供をしめつける親達が
増えるでしょう。
学校の勉強がきらいでも、家族との絆がしっかり
結ばれていたり、ドロだらけになって走り回ったり
自然や生き物とのふれあいから得る命の尊さなど
「ゆとり」って授業の長さだけではない、日々の
生活からでも生まれると思います。
学習時間の削減よりも、内容そのものを見直す事
例えば、教室で、机の上で、教科書の中だけで、ではなく
人間の5感をフルに使って体験!体感!の授業なら
子供達の心にもっと「達成感」や「充実感」も
生まれる気がするんです。
(かなり個人的な意見ですみません・・・)
そうですね、ゆとりって言うのは
学習時間、授業時間と反比例するものじゃないんですよね。
勉強してるから、ゆとりがなくなるっていうものじゃないですもんね。
私が家庭教師で教えている子のうちの何人かは週休二日ですが、
週3日家庭教師をつけて、宿題に追われてますもん。
結局詰め込み式の勉強じゃ、追いこまれるだけで、
いくら学校の授業時間が減っても、
ゆとりは生まれないのかもしれませんね。
どうもありがとうございまいした。
No.8
- 回答日時:
>数学と書いてるところを見ると、中学生以上の話ですね。
数学というのは例えばの話です。
しかし、小学校の学習内容はその後の中等教育に影響しますから、
切り離して考えてもどうかと。
海外と比較された回答も出てますので、補足します。
日本では、全ての人が同じペースで学ぶことを求められてる横並び教育ですが、
海外では高校生で中学レベルのことを学ぶ人がいたりします。
今のレベルで横並びは無理なんです。
削減ではなく、自分に合ったレベルを選べることが必要なんです。
なるほど、早とちりをしてしまいました。ごめんなさい。
それともなければ、国語力に問題があるのかも・・・~(°°;)))オロオロ(((;°°)~
自分にあったレベルが選べる事は必要ですね。
いわゆる落ちこぼれを作らない事を目指すにも、
とても良い制度ですよね。
生徒の平等を言いつづけ、徒競争の順位付けも止めてしまう、
教育機関がそれをやってくれるかな・・・・・。
でも、子供達の事を考えたら、必要な事ですよね。
近い将来それが訪れることを願います。
ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
あの、「ゆとり教育」に賛成・反対を議論する前に、文部科学省に、「子供にゆとりをもたせる」とかそういう確固とした方針があるのでしょうか。
私には、文部科学省というか日本政府は教育に関心がなく(関心があるのは土木工事だけ!)いきあたりばったりで政策をすすめているようにしか思えないのですが。週休2日とか教科書の分量を減らすとかいった政策は現場の教師の負担を減らすのが最大の目的で、子供のことなんか2の次3の次のような気がします。本当に子供にゆとりを持たせたいのなら、なぜ他の先進国いや一部の発展途上国と比べても異常に多い学級定員を減らさないのでしょう。そうすれば、もっと若い教師がたくさん雇えるのに。各都道府県で教師の採用数が減った結果、地方では教員枠が金で売買されたり、情実人事がまかりとおているのですよ。(私は実例をいくつか知っています)いきあたりばったりの教育政策のしわよせが最もきているのが大学です。諸外国と比べて学位を持った人間の割合が少ないという理由で、大学院を増やした結果、大学院生が増えすぎ、その反比例として少子化で大学が増えなくなった結果、論文をいくら書いても就職できない院生が増える一方、大学にはここ30年(!)論文を1本も書いたことのない教授がごろごろいる!しかも、文部科学省はこの実態すらつかんでいない。日本が先進国から転落するとすれば、それはゆとり教育のためではなく、確固たる教育に対する指針を持たない無能な文部科学省の役人とそれを正そうとしない政治家のためではないでしょうか。
確かに、必要のないような公共事業などに充てているお金や、
不良債権問題で消えていくお金の一部でも、
教育に回せば、一学級の人数を半分に出来ますね。
それこそ、本当の意味でのゆとり教育な気がします。
話は少し変わりますが、子供達が将来感じる幸せとはなんなのでしょう?!
子供の頃のゆとりを持って遊んだ思い出でしょうか。
それとも、将来に備えて蓄える事が出来た知識、ものの考え方など、
学校で教わった事なのでしょうか?
ちなみに勉強とは将来の、色々な問題に対処するための基礎になるものと私は考えています。
新しい角度からのご意見ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
周休2日であれば、学習内容の削減は不可避だと思います。
削減なしで無理やり詰め込めば、ついてこれない児童・生徒を
増産するだけでしょう。
土曜日も授業にして学習内容を維持するか、
休みを増やして学習内容を削減するかという選択になるでしょう。
で、私はどちらを支持するかといえば、削減のほうでしょうか。
ただし、条件付きではありますが。
削減すると、仕事に必要な知識を学ばずに社会に出てしまうことに
つながるのはたしかでしょう。
しかし、全ての人があらゆる教科の知識を必要とするわけではありません。
実際これまでの学習内容はレベルが高すぎます。
別に私が劣等生だからこんなことを言うわけではありません。
現場の教師も認めるほど、個々の科目で求められているレベルが高いのです。
得意科目でさえ、求められているレベルについていくのは至難の業です。
というか、科目によっては、絶対に不可能です。
これは本当です。
ある人は数学の成績がよく、国語の成績が悪い、
またある人は英語の成績がよく、社会の成績が悪いという状態を認めるのであれば
いいですが、文科省の求めているのは、全ての教科・科目のできる人でしょう。
そんなの無理です。
どの教科・科目もこなせというのであれば、各教科・科目のレベルは下げるべきです。
私が削減を支持する条件というのは、従来どおりどの科目もこなせという場合です。
理想としては、子供一人ひとりの適性や興味に合わせ、得意科目には高レベルな教育を、
苦手科目には簡単な内容の教育をほどこすことでしょう。
全ての教科・科目で従来のレベルの教育についていくのは無理です。
数学と書いてるところを見ると、中学生以上の話ですね。
私も中学生の学習内容は難しいと思います。
でも、それは、小学生と中学生の勉強の質が全く違うため、
というのも、あるのではないかと思いますが、どうでしょう。
私の考えでは小学校をゆとり教育にするのではなく、
学年が上にいくに従い、もう少し勉強してもいいのでは・・・と思いますが。
色々な意見があって、とても勉強になります。
ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
そのゆとりの内容が問題だと思います。
そもそも日本という国は、食料の自給は出来ないし、かと言って資源がある訳でも無いのですから、それらを持っている国と単純に比較出来るものでも無いはずです。
最低限技術力を維持発展させるだけの教育は必要不可欠だと思います。
それが無くなったら日本には何も残らないでしょう。
ですので、ゆとりを論ずるならばまずしょうもない暗記なんかを削除すべきだと思います。
似た様な質問に円周率が3で良いのか?と言うのがありましたが良くないと思いますしね。
年号を憶えたりなどの暗記力による振り落としを止めるのであれば賛成なんですけどね。
どうも技術力低下につながる方向性みたいで心配です。
わたしも、円周率の問題さっき答えてきました。
それを書いてて、以前から気になってたこの問題について、
皆さんの意見をきてみたいと思ったのヾ(@°▽°@)ノあはは
そう、私達の国、日本は資源も広い土地もない。
技術を持ち続けることしか、
生き残っていく事は出来ないのかもしれない・・・・。
それには、ある程度の学力は必要ですよね。
ありがとうございました。
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