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非常に素朴な質問なのですが、日本で第一審を不服として上位の裁判に訴えるのを「控訴」、第二審を不服として最高裁に訴えるのを「上告」といいますよね?

これってどうして違う言葉を用いているのでしょう?
英語で言う場合にはどちらも「appeal to ○○」でいいようですが。。。

A 回答 (5件)

告訴


犯罪による被害者またはそれに準ずる者が、捜査機関に対して犯罪事実を申告し、犯人の処罰を求める意思表示をすること。

上告
(1)民事訴訟法上、控訴審の終局判決に対する上訴。
(2)刑事訴訟法上、高等裁判所の判決に対する上訴。
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この回答へのお礼

早速のお答え、ありがとうございます。
日本ではこういう風に使い分けてるのですね。(私の認識はちょっと甘かったですね。)

で私の疑問は「なぜ使い分けてるのか」ということなんです。法律的に厳密に見れば何か違いがあるのかもしれないですが、素人から見ると「判決に対して不服で再度審査を要求する」という同じものだと見えるので。

お礼日時:2004/02/19 19:07

お答えになってないかもしれませんが、控訴では事実認定を争えるのに対して、上告では法律解釈しか争えません。

事実認定にかんしては下級審のものをそのまま使うわけです。その意味では違うものだといえるかもしれません。
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この回答へのお礼

なるほど。
そういう違いがあるのですね。

そういう認識のもとに言葉を使い分けてるのか、それとも別に理由があるのでしょうか?

ありがとうございました。

お礼日時:2004/02/19 19:10

第一審の判決に不服がある場合は上級の裁判所に「控訴」することができます。

第二審(控訴審)の判決に不服がある場合は「上告」することができます。

さて、控訴と上告を行う裁判所ですが、

地裁(控訴)高裁(上告)最高裁

簡易裁判所(控訴)地裁(上告)高裁

となります(一般的な例です)ので、上告が全て最高裁判所というわけではありません。高裁に上告して出た判決に対して、憲法的に問題のある場合は例外的に最高裁判所に上訴できます。これを「特別上告」といいます。また、刑事で第一審が高裁の場合は最高裁への「上告」のみが可能です。

このように、裁判や審判など、ケースによって対応する裁判所などが異なりますので、最初を「控訴」、次を「上告」と言うのではないでしょうか。
「高裁に上訴しました」とニュースで言われても、それが控訴なのか、上告なのかすぐにわからないので、このような使い分けがあるのは便利だと思います。

個人的な考えですが、ご参考まで。
なお、最高裁判所のHPを参考URLに紹介しました。このHPの左にあるフレームの「裁判手続き」にある民事や刑事をクリックすると、簡単ですが控訴と上告についての解説があります。

参考URL:http://courtdomino2.courts.go.jp/home.nsf
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この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございます。

「上訴」というのは「控訴」と「上告」を含めた概念なんですね。

なるほど、高裁への上訴は必ずしも「控訴」ではないわけですね。

ここまでをまとめると、

「三審制」の最初の上訴が「控訴」、これは事実認定も再確認される。

次(最後)の上訴が「上告」、これは事実はもう確定で、後は判決の妥当性を争う

といったところですね。

やはり100Goldさんがおっしゃっていた点が一番の違いのような気がしますね。

お礼日時:2004/02/19 21:34

ちがいます。


独禁事件・公選事件・
内乱罪
など、高裁を一審とする事件は、
二審に、上告します。
 控訴は、ありませんよ。

また、人身事件は、最高裁に、直接上告できます。
 
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

するとこれらの事件は「事実認定」の部分は曲げられないということでしょうか?

お礼日時:2004/02/19 21:36

 これは,日本の近代法の法律用語が,大陸法に由来しているためだと思われます。



 確かに,英語では,控訴も上告も appeal ですが,ドイツ語では,控訴と上告は,言葉が違います。日本において明治期に近代法を整備する過程では,フランス法やドイツ法を持ち込んで,それを直訳することから始めていますので,元の言葉が違えば,訳語も違ってきたということだと推測されます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど。日本の近代化はドイツの方式に倣ったということを日本史などで習った気がするので、この線は結構有力かもしれませんね。

お礼日時:2004/02/22 22:24

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