この人頭いいなと思ったエピソード

クラシック音楽などの鑑賞(PCオーディオ環境)に充分耐えうる定番かつおすすめのオーディオ向けスピーカーケーブルを教えていただければと思い投稿させていただきました。

主に古楽やオペラを聴くにあたって、とくにオペラの声楽部分はもちろん、(ヒストリカルな)チェンバロの透明感ある精密な響きと、バロック・ヴァイオリンなどの繊細な弦楽器の響きが豊かに表現できればと考えています。

スピーカー、アンプの(想定している)組み合わせとしては
【スピーカー】 TANNOY(タンノイ) Reveal 601p
【アンプ】 ONKYO A-5VL
にしようと思っています。これらと相性がよく上手く鳴らせるものを教えていただければ幸甚です。

方法としては古楽やオペラクラシックCDの音楽を無劣化(無損失)のWAVファイルでパソコン(Windows7)のHDDに保存しステレオ(2ch)のオーディオスピーカーに出力し観賞したいと考えています。

オークションなどでの中古品入手は考えていません。オカルトまがいやプラシーボ効果のような高価すぎるものは避けたいと考えていますが、変なもので妥協せずきちんとした評価が広く定着している堅実なものを買いたいと思っています。

(田舎に引っ越し予定ですので未定ですが)部屋は6-12、3畳で、PC内蔵の「Xonar Essence STX」というアナログ接続に強みのあるオーディオカードからアナログ接続でアンプにつなげるつもりです。(Xonar Essence STXは現在すでに所有しコンポにつないで使用しています)

◇接続(予定)
PC(Windows7)→Xonar Essence STX:オーディオ(サウンド)カード(PC内蔵)→(アナログ接続)ONKYO A-5VL→TANNOY Reveal 601p

TANNOY(タンノイ) Reveal 601p
http://www.tcgroup-japan.com/TANNOY/studio/produ …

ONKYO A-5VL
http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/purecomponen …

Xonar Essence STX:オーディオ(サウンド)カード
S/N比 124dB
http://www.asus.co.jp/Multimedia/Audio_Cards/Xon …


候補として現段階では

1)VanDenHal VDH-T7
2)BELDEN 8470
3)BELDEN STUDIO497Mk2
4)LINN K10
5)LINN K20
6)SUPRA CLASSIC 2.5H
7)Zonotone 6NSP-6600S Meister
8)MONSTER CABLE XP-15M
9)MONSTER CABLE Z1

を店員さんなどから薦められたのですが、この中で最も適した、もしくは他に上記の目的にかなっているスピーカーケーブルがあれば挙げていただければ幸いです(ちなみにこういうものの音質にかかる技術は年々進んでいるものであるから単純により最近に発売された製品の方を買う方が良いのでしょうか)。
さらに、恥ずかしながらスピーカーケーブルの最適な長さについてもよく分かっておらず、何メートルぐらいで使うのが最も良いのでしょうか。(アンプを手元に置きスピーカーはそこから大分離して置こうと考えているのですが)1、2メートルで使うのと4、5メートルぐらい以上で使うのとでは音質は明らかに劣化したり変わってしまうものなのでしょうか。

また、スピーカーケーブルについてのこれ以上費用をかけても意味は無い価格帯(○○円以上のものはお金の無駄とか)、もしくは科学的な根拠がなく避けたほうがいいようなインチキの製品なども教えていただければ助かります。

オーディオケーブルは買ったことがなく全くの初心者なため相場感などもなく、これといったこだわりなどは分からないのですが、手頃な価格で品質の良い定番品から、そこそこ値が張るとしてもイチオシのスピーカーケーブルなどあれば教えていただければ幸いです。

※ちなみに、PCからアンプへのアナログ接続には以下の手持ちのケーブルを使うつもりです。

Audio-Technica AT564A/2.0 ゴールドリンクオーディオケーブルファイン 2.0m ピンプラグ×2⇔ピンプラグ×2
http://www.audio-technica.co.jp/atj/show_model.p …

スピーカーケーブルとしてはAudio-Technica製品はどうなのか、また他にもおすすめのメーカーや品番をお教えいただければ助かります。

音楽観賞が自分にとって一番大事な趣味ですので、ぜひ専門家の方やその方面にお詳しい方、実際にオーディオを長く使われている方々のアドバイスやご意見を伺えれば幸甚です。

以上、初心者のつたない質問にて恐縮でございますが、ご指導、アドバイスのほどよろしくお願い申し上げます。

A 回答 (15件中1~10件)

こんにちは。

アンプ選びの件では、「ベストアンサー」をいただきまして、ありがとうございました。
音楽鑑賞は本当に奥が深い、素晴らしい趣味ですね。そうした思いを共有できる方に、少しでもお力になることが出来たなら、本当に嬉しく思っています。

スピーカーケーブルは、確かに変えると音が変化することが多く(思いの外ぜんぜん変わらないこともありますが)、場合によっては本当にカートリッジを変えたほどに変化することがあるのも事実ですし、また、結論から言うと結局値段ともぜんぜん比例しないのも事実ですね。

さんざん入れ替えて迷路のように迷い込んだ末に、結局、ホームセンターで手に入る「単芯ケーブル」の音が一番良かった、なんてこともよく聞く話です。実は私もスピーカーの「ジャンパーケーブル」は、結局メーター500円の単芯をペンチで5センチ刻みで切って、消耗品だと思って月一回ぐらい交換しながら使っています。

ですからあれこれ迷い出すと大変な話で、そう考えると、「どれが定番でしょうか」といったご質問が出るのは、私はある意味当然のことと思います。

まず、質問者様のお気持ちに沿った形でお答えしますと、その店員さんのお薦めの中で私が実際に使った製品はないのですが、BELDENの84○○というケーブルは、下二桁の数字は忘れてしまいましたが、やはり10年前の当時は定評があるケーブルのひとつで、実際に使ってみても特にイヤなクセがケーブルによってついてしまうこともなく、クラシックの、特に弦楽四重奏のようなソースがクリアで温かい気持ちよい音で聴けて、なるほど定評のある製品というのはいいものだな、といった印象を受けました。

私が現在使っているケーブルは、先日のアンプに関するご質問のお答えのところで申し上げたものですが、あと、私のささやかな経験からちょっと補足しますと、実は、特にジャズファン兼オーディオファンの方達の間では割と有名な「裏技」なのですが、複数のケーブルを組み合わせてつなぎ合わせて「ちゃんぽん」にして使うと、単一のケーブルを使ったときと比べて、音が「劇的に」良くなることが多いです。

「ことが多い」と申したのは、場合によっては期待はずれになることもあるからなのですが、確かに、ちゃんぽんにすると、かなり音質が向上する事が多いです。例えば、ベルデンのメーター2000円ぐらいのものを1.5メーター、パイオニアの1000円弱のを1.5メーター、ただの電線を1.5メーター、という感じでつなぎ合わせると、ベルデン1.5メーターだけのときと比べて、長さが3倍になったにも関わらず、あきらかに音が更にクリアになって、クセのないナチュラル感がでて、特にクラシックの曲間の「静けさ」がうまく出るようになりました。

もちろん、これはスピーカーとアンプとプレイヤーとカートリッジ、それに部屋の音響特性や機器のセッティング、更に私自身の耳の感度(?)まで、総合的な要素が組み合わさってそうした結果が出てきたわけであって、ケーブルだけをみて「これとこれを組み合わせるとこういう音になる」なんて言える話では決してないのですが、それでも「試してみる価値」は十分にあると思います。

私からケーブルの選択で迷われている質問主様に申し上げたいことは、「ケーブルの世界は、そんなことも起こってしまうくらいあやふやなモノだから、あれこれ考えてもあまり意味がないとまではいわないけれど、ちょっと息を抜いて、そんなものさ、という感じで、鷹揚に考えることが肝要」ということです。

身もふたもないことを言ってしまいますと、他人が勧めたケーブルは、もちろんその勧めた方に悪気はないのですが、あくまでもその方が使っている装置、部屋の環境、その方の耳の感度(失礼!)が組み合わさって出てきた結果の音を聴いての話なのであって、その方が使って「このケーブルはクラシックが素晴らしく聴ける」と思っても、その同じケーブルを買った私達が自分の装置に繋いでも、同じようにクラシックを気持ちよく聴けるかどうかは、実際に繋いで音を出すまではわからない、ということですね。

ですから、よくオーディオ雑誌での高価なケーブルの商品説明とか、店頭でもご丁寧にケーブル一つ一つに「能書き」が書かれて売られていたりしますが、もちろんその説明はそれなりに根拠があってのことでしょうが、買う側の私達としては、あくまでもそうした説明は「話半分」として受けとるのが肝要ではないかと思います。そして、こうした掲示板での質問に対するご親切な方々のお答えも・・・・。

オーディオは生活必需品ではなくあくまでも趣味の物ですし、出てくる結果も音という目に見えないものですから、「他人が聴いてヒドイとしか思えない音でも、本人がいいと思うのなら何も文句はない」ということではありますし、だからこそ、いろいろな迷信や虚言がはびこる世界になってしまうのも当然と言えると思います。

また、質問者さんのおっしゃる「プラシーボ効果」のこともよく意識することが大事だと、私も思います。例えば、実は全く同じ中身のケーブルでも、片方はメーター3000円、片方は30000円の値段がついていて、オーディオ店で比較試聴して、店員さんに、「どうです、ああ、やっぱり高い物はいいとお感じになるでしょう」なんて言われてしまうと、本当に30000円の方が良く聴こえてしまう、ということですね。

オーディオを作って売る側からすれば、やろうと思えば、ユーザーの「裸の王様」的な心理にうまくつけ込んで、さももっもらしい「演出」によって高価な商品を作って売ることがいくらでもできるわけすね。バブルの時代にオーディオなんて無縁だった家電メーカーが、そんなオイシイ話を見逃さずに、こぞって参入したのも当然の成り行きですね。そして、実際にそうした製品が売られ、買う側も喜んで買っているのが現実だと思います。

余談ですが私の見るところ、国産超高級アンプの某A社なんて、私は自分の耳を信じる限りでは、間違いなくそうだと思うのです。「本当に最高のアンプを目指すなら、その膨大な宣伝費を少しは削って、品質向上の方に回したら?」なんてツッコミを入れたくなります。

ですから、私個人としては、少なくとも自分の耳を信じる限り、ケーブルのメーター単価にゼロが4つ以上ついたものは、そうしたまさにオカルト商品だと言っていいと思っています。5000円でも高いですね。3000円でも、まだちょっとウサン臭いです。

一応、3000円以下で、とりあえず、できたら試聴させてもらって、いろいろなアンプやスピーカーと繋いでみて、どれを聞いても変な金属質な嫌な音と感じないなら、そのケーブルをとりあえず購入すれば良いと思います。もしふたつのケーブルを聞き比べて音の違いが分かるのでしたら、いいと思う方を買えばいいですし、違いがわからなければどちらを買ってもいいと思います。実際、中身は全く同じである確率も、かなり高いです。

あと、余談ですが、ケーブル類は日頃のメンテナンスが大事だと思います。月に一回ぐらいは、ケーブルの端末を切って、新しく被覆をむいて、スピーカー端子をアルコールで拭いて、つなぎ直してください。そうした「地道な努力」は、やはり必要で大事で、本当に効果があると思います。

あと、更に余談ですが、オカルトといえば、「スピーカーケーブルの長さは短い方がいい」「スピーカーケーブルの左右は長さを揃えた方がいい」というのも、実際に試してみればお分かりになると思いますが、全くの大ウソのガセネタです。ちなみに私のところは、片方が5メートル、片方が1.5メートルぐらいですが、全然問題ないです。

老婆心ながら、くれぐれも、他人の意見にはお気を付けになった方がいいかと思います。私もつい先日、この掲示板で、プリアンプとパワーアンプの件で質問して、もちろん悪気ではないのはわかりますが、それにしても大ウソの間違った回答にあやうく騙されそうになりましたもので、、、、。

すみません、ちょっと余計なことまで長々と申してしまいましたが、もし参考になりましたら、私としても心から嬉しく思います。

拙い長文で失礼いたしました。質問主様のオーディオが素晴らしい音で鳴って、音楽鑑賞が素晴らしい時間になることを、心からお祈りいたします。
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お礼日時:2012/12/31 00:48

スピーカーケーブルについて、もう一つの見過ごされがちな重要な問題を


http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7850456.html
に回答しましたので、一緒に参考にしてください。
どの銘柄のケーブルがどうのという以前の基礎的な問題です。

オカルト発想ではなく「10cm切り詰めたら音が良くなった」という理由にも応えられると思います。

要は、新鮮なケーブルで繋げ という事です。
ダンピングファクター10以上、20もあればそれ以上増えても音に変化は認識し難いので、
良く売れている店で、ダンピングファクター10以上になる手ごろな長さを買って、念のため両端は20cm切り詰めて接続する。
大掃除とかで動かしたりする時に、両端10~20cmづつ切り落として再接続する。ケーブルの長さに余裕が無くなったら買い換える。というのが良いと思いますよ。


カナレが業界で信頼される理由は、音響の現場が抱える様々な問題(要求)を丁寧に解決してくれる製品だったからです。
音質はもちろんです。取り扱いやすい適度な柔らかさ。磁力線漏洩問題。巻いたり束ねたりした場合の性能変化問題。引っ張りに対する強度(銅線は引っ張ると簡単に金属疲労を起こして性能劣化する)などです。酸化の問題はDIYショップで売っているVFFビニル平行電線よりマシですがカナレでも解決できておりません。
長期安定性を求めるなら、上記URLで述べたとおり、末端をハンダ処理しておくと良いでしょう。
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お礼日時:2012/12/31 00:49

hideo33さんへ。



スピーカーケーブルの長さについては、質問者さんの質問の内容にないから、とおっしゃいますか。

今更そんなことを言うのであれば、
「ダンピングファクターの値にはケーブルの導体抵抗が加算されますので、ケーブルの長さが違うと、左右のダンピングファクター値が違ってきます。ダンピングファクターは主としてウーハーの逆起電力の影響を打ち消す能力ですので、小型のスピーカーではダンピングファクターの左右の値が違っても影響は少ないですが、大型のスピーカーでは問題となります。この一つの対策がバイワイヤリングです。
 PCオーディオの場合には、デジタル回線は高周波伝送と成りますので、ケーブルの特性インピーダンスが機器のインピーダンスに合っているか(インピーダンスマッチング)を確認する事が必要です。」

・・・・とまあ、なんとも長々と、あなた自身が、ご丁寧に、その「質問者さんの質問の内容にない、余計な話」を書き込むのは、おかしい話ですね。いくら私のケーブルの長さに関する「余談」が気に入らなかったにしてもです。

そんな長い「余計な書き込み」をあなたがしたのは事実ですから、つまらない逃げ口上はやめて、いいかげんなコメントを書いた自分の非を認めて、謝罪のひとつもしたらいかがですか。


それと、ステレオサウンド誌の記事を話の根拠にされていますが、そもそも、オーディオに関するそうした雑誌の記事の信憑性については、どうお考えでしょうか。

よく言われる話ですが、少なくともオーディオに関する、そうした「専門誌」など、一部のアンプ工作誌などを除けば、ただ単にメーカーの宣伝の片棒を担ぐだけの機能しかなく、さももっともらしい提燈記事によって、物事を深く考えずにお金を浪費したくてしょうがない「オーディオマニア」の心理にうったえて、受け入れられているのではありませんか。

同じ雑誌に、総ページ数の三分の一もさいてメーカーや販売店の広告が載せられて売られている、という状況を見た時点で、冷静に考えれば、そういうものと受け止めるのが自然ではないでしょうか。

特に音質に関する「こういう傾向の音がします」などという話は、目に見えない、本当に的確な評価かどうか確かめようもない記事ですから、特に「真に受けないほうが無難」と受け止めるのが、普通の常識的な判断ではないでしょうか。

老婆心ながら、質問主さんが、「オーディオ専門誌」の何月号のどこどこに記事があるから、などという話を本当に話の根拠として受け止めてしまわれることのないよう、いちいちこんな反論を書くの大人げないこととは思いますが、あえて書かせていただきました。
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お礼日時:2012/12/31 00:49

カナレを薦めたので、フォローしておきましょう。



カナレの導体抵抗値と
アンプ出力インピーダンスが0.05Ωの場合のダンピングファクター値
は公開されています。
http://www.canare.co.jp/faq/faq.html#cab09

負荷インピーダンス÷出力インピーダンス がダンピングファクターです。
スピーカー側からみると、スピーカーケーブルのインピーダンスもアンプの出力インピーダンスに含まれることになります。
ちなみに、真空管アンプの場合はスピーカーケーブルを無視してもほとんどの場合がダンピングファクター10以下です。
40年余り前ですか、真空管からトランジスタアンプに移行する頃、メーカーがトランジスタアンプに接続する場合スピーカーケーブルの途中に1Ωの抵抗器を挿入する事を推薦したりしてました。サンスイのSP-LE8Tですけど。当時オーディオファン=クラシックファンでしたからね、ほとんど。
スピーカーの構造によってダンピングファクターが反映されやすいもの。されにくいものがあります。

ダンピングファクターについて、ここあたりが参考になるでしょう。
http://jw-onkyo.seesaa.net/article/124647446.html

カナレは業務用の為カタログにデータが公開されています。
残念ながらWEB上に単独の日本語カタログがありませんので、英語版をリンクします。
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/canare_ …
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お礼日時:2012/12/31 00:49

No.9,10の回答をしたhideo33です。


No.11hohoemuhitoさんからコメントを頂きましたが、hohoemuhitoさんのコメントに対する回答はNo.9,10でご提案した、ステレオサウンド誌の特に179号と180号に記載が有りますので、ご参照下さい。ケーブル長に付いての記載もあります。
又、ケーブル長の左右不均一に関しては、当質問をお寄せになった444555さんの質問項目には有りませんので、ここで議論する事では無いと判断致します。
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お礼日時:2012/12/31 00:49

こんにちは。

たびたびで失礼します。

スピーカケーブルの長さの件について、ちょっと反論がでてきましたので、私の方から再反論いたします。


> ダンピングファクターの値にはケーブルの導体抵抗が加算されますので、ケーブルの長さが違うと、左右のダンピングファクター値が違ってきます。ダンピングファクターは主としてウーハーの逆起電力の影響を打ち消す能力ですので、小型のスピーカーではダンピングファクターの左右の値が違っても影響は少ないですが、大型のスピーカーでは問題となります。この一つの対策がバイワイヤリングです。
 PCオーディオの場合には、デジタル回線は高周波伝送と成りますので、ケーブルの特性インピーダンスが機器のインピーダンスに合っているか(インピーダンスマッチング)を確認する事が必要です。


・・・というお話なのですが、申し訳ないですが、これが典型的なガセネタです。それについて、ちょっとお話ししたいと思います。


この方のおっしゃるように、スピーカーケーブルには「導体抵抗」があって、おっしゃるようにそうしたモノがある以上、スピーカーから出る音に対しての影響が全く無いということは、あり得ない話です。それは特に物理に詳しい方でなくても、小学校の理科のレベルでも容易に理解できるような、いわば当たり前の話ですね。
ですから、そうした理屈を整然といわれて、だからスピーカーケーブルの長さは揃えた方がいいのです、と言われれば、言われた方は「ああなるほど、そうですね」と納得してしまうのも、無理からぬ話だと思います。ところが、実は、そこが落とし穴なのですね。

つまり、こういうことです。
どんな機器であれ、間に「抵抗体」が入れば、程度の差こそあれ、その影響から完全に逃れることは出来ません。例えば、冷蔵庫の電源コードの長さを50センチ変えたとして、その冷蔵庫の「冷え具合」が全く絶対に寸分も変わらないかというと、それもあり得ないわけです。例えほんの0.00000・・・・1パーセントの差であっても、完全なゼロであることは、あり得ないわけですね。もしリニアモーターカーに使われているような「超伝導」のような技術を使えば、話は別なのかもしれませんが。

では、だからといって、少しでもビールをおいしく飲むために、冷蔵庫の電源コードの長さに拘る必要があるでしょうか。電源コードの長さを10メートルから1メートルに切り替えると、ビールがより冷えて、よりおいしく飲めるでしょうか。もしそうなら、私はここで投稿を書いていないで、今すぐ電気屋さんに1メートル、いや30センチのコードを買いに走ります(笑)

hideo33のご意見で決定的に欠けているのは、「では、本当に、実際の音の差として現れてくるのか」という視点だと思います。
失礼ですが、hideo33さんは、ここで回答欄に投稿する前に、実際に長さの違うケーブルを用意して、少なくとも数種類のオーディオ機器に繋いでみて、実際に音の違いが出ることを確認した上で投稿されているのでしょうか。もし確認作業をしていないなら、こうした回答欄に投稿する者の姿勢として、無責任であるとはいえませんか。

私は以前、もう10年以上前ですが、ある喫茶店で、閉店後に、スピーカーケーブルの長さで本当に音が変わるかどうか、みんなで「ブラインドテスト」をしてみたことがあります。つまり、部屋の冷蔵庫やエアコンの電源を全部切って、一人が後ろを向いている間にスピーカーケーブルを片方は1メートル、片方は6メートルぐらいに変えて、その人に前を向いてもらって、音を聴いてもらう、といったテストをしてみたわけです。ちなみにスピーカーはJBLの3ウエイで、30センチのウーファーが付いたものでした。
結果は、そこにいた4人の全員が(みなさん結構なオーディオ好き、音楽好きばかりですが)、ステレオで聴いてもモノラルで聴いても、音を片方ずつ出しても、今どちらのスピーカーの方が長いケーブルが付いているかを判別することはできませんでした。

もちろん、理屈だけを見れば、ケーブルの長さによって、間違いなく左右のスピーカーからは違う音が出ているはずです。しかし、冷蔵庫のビールと同様に、実際には人間の耳には判別できないレベルなのですね。

たとえば、人間と違って犬やコウモリといった動物には、人間よりも何百倍何千倍も鋭い聴覚の能力があるそうですね。もしかしたら、ワンちゃんやコウモリさんになら、スピーカーケーブルの長さの違いによる音の差を判別できるのかもしれません。

でも、もし音の差が「犬やコウモリには判別できるけれど、人間の耳では無理」な程度なのであれば、私達がスピーカーケーブルの長さに拘ること自体が全く無意味であると言い切っていいのではないでしょうか。

「デジタル回線は高周波伝送と成りますので云々・・・」のお話も、そう考えると、全くうさん臭い話でしかないでしょう。もしも、その辺で売られているケーブルを、インピーダンスマッチングを確認せずに使った場合、繋いで出た音はどんなすごい、ひどい音になるというのでしょうか。

もちろんオーディオは趣味の世界ですから、「自分はあくまでも、ワンちゃんやコウモリさんが聴いても納得するようなオーディオ装置に拘りたいんだ」といって一生懸命にその方向で頑張るのは、それこそ個人の自由です。皮肉でも何でもなく、それはそれで素晴らしい趣味だと思います。

しかし、こうした質問欄に回答する者として、hideo33さんのような無責任でひとりよがりな投稿は、ぜひ謹んでいただきたいと思うのです。少なくとも、理屈だけを根拠にして、確認作業をせずに、「コードの長さは揃えた方がいい」などとアドバイスする行為は、はっきり、無責任です。


オーディオの世界の悲劇は、結局こうしたガセネタが広く信じられてしまって、実はメーカーや販売店がそうしたユーザーの「裸の王様状態」であるところにうまくつけ込んでオイシイ商売をしていることに、非難の目が向けられていないことではないかと思います。

もしも私がオーディオ点の店員で、少しでも店の売り上げを上げなければならない立場だったら、もし、お客さんが「スピーカーケーブルの長さは揃えた方がいいでしょうか」とお問い合わせがあったなら、きっと、「はい、実はケーブルには導体抵抗があるので、左右が違うとダンピングファクターの値が違ってしまいます。ですから、長さはなるべく揃えた方がいいのです」などという説明を申し上げて、本当はそのお客さんには片側3メートル片側1メートルでいいところを、両側3メーターのケーブルを売って、2メートル分の売り上げ増によって、お店の売り上げのために貢献することでしょう。

もし後になってお客さんから「本当は片側は1メートルでも良かったんじゃないの?」なんて苦情が来ても、オーディオ雑誌の評論家大先生が書いた記事なんかを見せて、いくらでも「根拠」として示すことができるわけですね。
さらにそのオーディオ誌をめくって、「お客さんは良い耳をしていらっしゃるから、やはり、今お使いの20センチのウーハーではなく、30センチのウーハーが付いた、こちらの新製品はいかがですか。ほら、この評論家先生も褒めていますし」なんて言って、「本当はお金を浪費して新しい機器を買いたくてしょうがない、自称オーディオマニア」のお客さんの心理にうまくつけ込んで、どんどん「見栄えとスペックだけはご立派なガラクタ」を売り込んでゆくわけですね。

要するにオーディオの業界というところは、そういうことで成り立っている業界なのですね。さももっともらしい「屁理屈」によって、何も知らない「裸の王様」の心理にうまくつけ込める者が勝ち!ということです。

そうした状況なのがオーディオの現実ですから、なかなか本当に良い製品を見つけ出すのが難しく、本当に適切なアドバイスを得るのが難しいのが現実だと思います。

そこでの「被害者」は誰かと言いますと、本当に音楽を愛好していて、できたら家で少しでも良い音で音楽を鑑賞したいと願っている方達ではないかと思います。それで、私は質問主様はまさにそうした方ではないかとお見受けしまして、少し乱暴なのは承知の上で、本当に良い音で音楽を聴きたいと思う一人の同志として、不躾でおこがましい行為かとは思いましたが、ささやかな私の経験からの話を申し上げた次第でした。

もしも拙い文面で、見苦しいと思われる点がありましたら、ご容赦ください。

それでは、大変失礼いたしました。
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お礼日時:2012/12/31 00:49

 No.9の回答をしたhideo33です。


 No.9回答の冒頭、ステレオサウンド誌の記載の中に誤りが有りましたので、下記の通り訂正するとともにお詫び申し上げます。
 「ステレオサウンドのスピーカーケーブル連載は”179号~183号(除く181号)で、15社、30製品の評価”」でした。
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お礼日時:2012/12/31 00:48

 スピーカーケーブルに関しては、ステレオサウンド誌の179号~184号(除く181号)に連載で”間違えだらけのアクセサリー選び”「スピーカーケーブル篇」が掲載されています。

合計で5社10品種、合計40品種の評価をしています。評価はケーブルの電気的特性と試聴結果が対比されていますので、今までに無いアプローチだと思います。又、スピーカーケーブルを選択する際の注意点等がケーブル理論を基に平易に解説されています。40品種の評価結果を比較してみると、音質とケーブル価格に相関がない事が分かります。如何にきちんとケーブル設計がされているかがキーポイントだと思います。ケーブルを選択をされる際には参考にされると良いでしょう。444555さんの候補に挙げられた製品に近いケーブルもあると思います。
 スピーカーケーブルの長さに関しては出来るだけ短く、左右同じ長さにするのが基本です。これはダンピングファクターの値にはケーブルの導体抵抗が加算されますので、ケーブルの長さが違うと、左右のダンピングファクター値が違ってきます。ダンピングファクターは主としてウーハーの逆起電力の影響を打ち消す能力ですので、小型のスピーカーではダンピングファクターの左右の値が違っても影響は少ないですが、大型のスピーカーでは問題となります。この一つの対策がバイワイヤリングです。
 PCオーディオの場合には、デジタル回線は高周波伝送と成りますので、ケーブルの特性インピーダンスが機器のインピーダンスに合っているか(インピーダンスマッチング)を確認する事が必要です。
 
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お礼日時:2012/12/31 00:48

回答ではないところからで申し訳ないですが、TANNOY の Reveal 601p は本当に良いのかな。

個人的には TANNOY っぽくない音というか、新しいところを目指したような感じがするのだけど。
で、601pではなく601aなら、スピーカーケーブル要らないけどどうなの? TANNOYの音というなら、こちらこそTANNOYが目指した音だと思うのだけど。

本題のスピーカーケーブル、おすすめは銀線。クラシックキラキラ系です。どこのでもいいから手に入れて使い比べてみるとわかりますが、多分気に入りますよ。
カナレを薦める方が多いですが、もちろん試してみるべきだとは思いますが、経験的にも、安いですしね、でも私としてはあまりお薦めケーブルではありません。
ベルデンは、家電量販店のRCAケーブル売り場に一緒にうられている3mペア700円のスピーカーケーブルと同じ音だと思います。試してみるならこちらの方が安く済みます。
モンスターケーブルは、クラシックと合うイメージではないですが、これは私がそう思っているだけかもしれません。
自作が好きならUBYTEという種のケーブルを作ってみるのも面白いと思います。調べてみるだけでも面白いかも?
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お礼日時:2012/12/31 00:48

MONSTER CABLE XPのチューブ入(日本では取り扱いの無い輸入品)とか使ったことありますが


音が整理整頓された感じで低音とかマイルドになる感じですね。
ヘッドフォンと聴き比べるとそんな違いを感じました。

酷いのは組み合わせ次第では非常に良いが、悪い組み合わせだと高音も低音も出ず・・・みたいな事になりました。

色々使った中ではカナレが一番でした。
アンプやスピーカーの影響をほとんど受けず素直な音で
どんな組み合わせでも変わらず安定・安心して使えます。
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お礼日時:2012/12/31 00:48

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