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すると、国民所得水準や経済成長、国際収支などにどのような影響がでるのでしょうか?本を読んでいて疑問に思いました。

A 回答 (3件)

国民所得水準と貯蓄率はそもそも関係がないと考えていいでしょう。

例えば,日本とアメリカは所得水準が高い国ですが日本の貯蓄率は高くアメリカはそれほど高くはありません。しかし,あまりにも所得が低い国では貯蓄する余裕がないので必然的に低い値になりますが。
国民にとって貯蓄はお金を眠らせることであっても企業からすればそれは資金の供給源になります。つまり,貯蓄=投資というマクロ経済の基本式です。投資をすれば経済は成長しますから(大雑把な言い方ですが),貯蓄率が高いということは,早く経済成長する可能性があるといえるでしょう。日本があれだけ早く成長したのは,貯蓄をするという国民性によるというのはその一つの解釈だと思います。
最後の国際収支は少し難しいかもしれません。これは基本的に政府部門の赤字+経常収支の黒字=民間貯蓄超過という恒等式が成り立つことを理解することが重要です。上の式は現在の日本にも当てはまることです。つまり,民間(国民と企業)が貯蓄をしているそのお金は,政府が借りて(赤字を出して)歳出に使うか,それとも外国に貸し出す(経常収支の黒字=対外債権をもつ)かのどちらかになり,それは均等するというものです。ここで注意するべきは,あくまでもこれは恒等式であり,原因や結果を表すものではないということです。日本の場合,貯蓄率が高く(1400兆円といわれていますね),経常収支も黒字です(世界最大の債権国家)。しかし,経常収支はたまたま黒字であるだけで,赤字であってもいいわけです。
そこで国際収支に話を戻します。国際収支とは経常収支と資本収支の合計になります。これもまた本来はゼロになるはずです。つまり日本から出て行くお金と入ってくるお金は等しくなるはずですから。日本を例に取れば,日本は経常黒字がたまっています。つまり,資本収支は大幅な赤字になっているということです。貯蓄率がどうであれ,経常収支がどうなるかは一般的になんとも言えません。国際収支は恒等的にゼロになる。というのが回答になると思います
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日本を参考に考えれば


日本は他所の国より貯蓄率がたかかったそうです。
そうすると金融機関は安い金利で預かって貸し出し金利も安くできます。そうすると企業が産業を起こして経済が成長して日本が経済大国になりました。
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以前、高校の世界史の教科書を読んでいたとき“人類は余剰生産物を持つようになり争いを始めた”という考え方を目にしました。

これが直接貯蓄率と関係があるわけではありませんが、巨視的なものの見方においては重要だと思われます。

敢えて政治・経済の専門的な視点から外れて考えてみると、“攻め”から“守り”に切り替わると言えるかも知れません。手にする為の行動から、失わないための行動。例えばこのような視点を持って挙げられたものとの関連性・結果、叉は、それにより生まれる副産物、簡単に言えば、戦後日本が辿った歴史を踏まえ、現在の社会問題、国際関係等を眺めてみることではないでしょうか。
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