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表題について質問します。

電力現場のおじさんが、

 「60Hz25000Vの交流を遮断したことがあるよ。
 まだ活線であることに気付かなくて、
 二段階開放もせずに、一気に開放しちゃったんだけどね、
 ゼロクロス点だったようで、アークが出なかったよ」

という超ど級凄い話をしていましたが、
本当でしょうか?

断路器は、空気中にあるので、高圧を遮断すると
とんでもないことになりそうですが。
ゼロクロス点なんて0.01秒だし~

A 回答 (1件)

断路器の解放でアークを発生させる原因は、負荷電流が流れているからです。


それも単極のみを解放する為に、電源側からの電流は切れようとしても他の2極がまだ投入状態なので、負荷側から回ってくる電流が現状を維持しようとして、アークを引き起こしてしまいます。

こういった事から今回の話を考察すると、
 1.負荷電流が流れていなかった。
 2.断路器が3極一体型だった。
などが考えられます。
ただ今回のものが2だとすると、一気に引き抜かなければやはりアークを引き寄せるので、やはり1であったのではないかと思います。

6kVでは無負荷状態による断路器操作は、特にアークを引き事も無く問題なく行えます。
少しパチッというくらいでしょうか、
無負荷でも励磁電流が流れるので、この辺りはしようがない部分です。
今回は特別高圧でも2万Vクラスなので、規模がそれほどでもなかった為に励磁電流も少なかったのだと思います。
60Hzでは1秒間に120回のゼロクロスがありますが、瞬間すぎて人間業でその短時間に刃の被り部分の全部を、引き抜く事は無理ではないかと思います。

ちなみに、6kV配電で使用されている開放型開閉器で、3極一体型の刃を工具を用いて一気に抜き差しするものがあります。
もちろん消弧機能は付いていますが、負荷電流を問題なく一発解放できます。
そういった事から、3極一括操作が重要である事が分かります。
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この回答へのお礼

そうですよね~やっぱり
120回のゼロクロスで刃を抜き差しするのは
無理っすよね~

ありがとうございました!

お礼日時:2013/01/18 16:45

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