
オペアンプの差動増幅回路を使ってボーカルの声を消す回路をブレッドーボードで作っているのですが、ボーカルの声を消してもドラムの音や、ベースの音が消えてしまいます。
そこで、ローパスフィルタを通して低音を出力しようと試みましたが、利得が低いせいか音が小さかったので、加算回路を通して音量を上げたのですが、なぜかローパスフィルタを通しているはずなのに、ドラムの音やベースの音があまり変わらず聞こえませんでした。
オペアンプでローパスフィルタ回路を組んでみましたが、結果は同じでした。
f = 1/(2πRC)の公式を使って、遮断周波数を極端まで大きくすればさすがに聞こえるだろうと思い、R = 50Ω、C = 0.1μFにし、遮断周波数は19kHzになったので、さすがに聞こえるかと思いましたが、結果は同じでした。回路がおかしいのか、計算が間違ってるのか、はたまた理論が間違っているのでしょうか?ちなみに、Rは100Ωを並列につなげて50Ω、コンデンサは1μFを直列に6個につなげて0.1μFにしています。どこか間違いがあればご指摘してもらえばと思っております。ちなみに私はオペアンプに関しては素人なので、おかしなところが多々ありますが、ご了承ください。

No.9ベストアンサー
- 回答日時:
>実はもう一度回路組んで試してみたところ、なんとかうまくいきました!原因として、
>
>・オペアンプの非反転端子をマイナス電圧に繋げていなかった。
>・入力側の抵抗を上げたら低音が聞こえるようになりました。
>
>入力側の抵抗を上げると電圧が上がり、それにより低音が聞こえるようになったのではないかと、自分の中では推測しています。
>理想のオペアンプの「入力インピーダンスを無限大」とは、このように入力側の抵抗を高くするということですよね?
回答>>こちらにそのコメントを記入した回路図を載せておきます。(こちら→ http://yahoo.jp/box/nTwY63 )
まず、回路図の加算回路の抵抗値を大きくされてますが、その結果、加算回路のゲインが大幅に小さくなってしまい加算回路は意味の無い状態になってしまってます。結果的に上側の差動回路を通ってきた信号だけが出力されてる状態です。
ですから「理想のオペアンプの「入力インピーダンスを無限大」とは、このように入力側の抵抗を高くするということですよね?」は残念ながら全く関係ありません。
回路計算が全くといっていいほど適切ではないようです。回答NO.4で提示しました回路(http://yahoo.jp/box/RpL04H)を試されたほうがよいと思います。
(1)
>>LM324NのGNDピン(11番ピン)はオペアンプの電源の端子ですよ!!!信号を扱う端子ではありません。よく考えてください。11番ピンを2電源の場合に真ん中の電圧である0Vにつなぐって!!!それじゃぁ2電源のマイナス電圧は使えないじゃないですか。
>すみません。今回実験したときうっかりミスで、マイナス電圧ではなく、0Vに繋げてしまいました。。。しかし、音としては改善していたので、不思議に思いながらも気づきませんでした。一応、機会があれば後々もう一度やってみたいと思っています。
回答>>音が出てればいいということならばそれでもいいんでしょうね。
(2)
>>「電源に関しては単電源の場合だと今のままだと」という「今のまま」はどの回路を指してますか?
>こちらの「deleate_vocal_4.PNG」です。
>
>*回路図
>http://www7.gigafile.nu/v3/?5a56021c8eedea83e60f …
>
>因みに、今回うまくいった(?)回路図の方も、もしよければご覧になられてもよろしいでしょうか?
>
>*回路図
>http://www7.gigafile.nu/v3/?41e764a8ca01ffefde0a …
>
>逆三角形のGNDはマイナス電源です。
>もうひとつのGNDは「0V」です。
回答>>電源の電圧に関しての理解の仕方がとてもおかしいですね。この回路(http://yahoo.jp/box/RpL04H)で一番低い電圧はGNDマークで書かれたGNDですね。そうするとマイナスマークで書かれた逆三角形のGNDはプラスの電圧になります。しかし、それをマイナス電源とおっしゃってる。こういう考え方、理解がこれまでの度重なるこちらの混乱の原因のようです。
まず、逆三角形のGNDを真のGNDと考えるべきです。そうするとGNDマークで書かれたGNDは真のGNDに対して低いのでマイナス電圧になります。このマイナス電圧がマイナス電源電圧という事になります。
(3、4、5)
>>何のためにこの回路を使おうとしてるのかが分からないと回答のしようがありませんので。
>すみません、オペアンプの使用に関してマイナス電圧が必要とあったので、反転増幅回路で出力電圧をマイナスにして、それをマイナス電圧として扱おうと考えたので、この回路を使おうと考えました。要は、マイナス電圧を出すためにこの回路を使おうとしたのです。(今となってはそもそもマイナス電圧がないんで意味がないと思いますが・・・)
回答>>それで分かりました。プラスの電源しか無い場合にオペアンプの反転増幅機能を使ってマイナス電源を作ろうと考えたっていうことですね。
でもそれはそのとおりで「そもそもマイナス電圧がないんで」マイナスの電圧はオペアンプでは作りようが無いということです。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
>>まず、回路図の加算回路の抵抗値を大きくされてますが、その結果、加算回路のゲインが大幅に小さくなってしまい加算回路は意味の無い状態になってしまってます。結果的に上側の差動回路を通ってきた信号だけが出力されてる状態です。
あ、確かに前に作った差動増幅回路だけの音と比べてみるとほとんど変化してない気がしてました。。。
では「入力側の抵抗を上げたら低音が聞こえるようになりました。」これは単なる気のせい、というわけですね。。
xpopoさんの回路図を拝見させてもらったところ、加算回路の部分は全て抵抗値が同じというところから、入力電圧をそのまま足す、ということですね?ただ、そこの加算回路の非反転端子の部分が4.7kΩの抵抗がありますが、これはどういう意味を持たしているのでしょうか?
>>音が出てればいいということならばそれでもいいんでしょうね。
申し訳ございません、こちらの回路図の見間違いでちゃんとマイナス電圧の方に差し込んでいましたんで大丈夫でした。
>>まず、逆三角形のGNDを真のGNDと考えるべきです。そうするとGNDマークで書かれたGNDは真のGNDに対して低いのでマイナス電圧になります。このマイナス電圧がマイナス電源電圧という事になります。
なるほど!良く分かりました。xpopoさんの回路図を見て自分の理解している内容と違っていて混乱してたのですが、そうだったのですか・・・。この辺りはよく分からなかったのですが、勉強になりました。ありがとうございます。
とりあえずxpopoさんが(1)で提案してくださった回路を試してみます。
ありがとうございます!

No.11
- 回答日時:
回答遅くなってしまいました。
>今度はしっかりとドラムのバスドラやベースの音までしっかり聴こえていました。ありがとうございます!
回答>>よかったですね。
>>ただし全体の回路で出力の前にACカップリング用にコンデンサC5が挿入されてますのでここで発生したオフセット電圧はC5によりカットされますのでオフセットは気にしなくてもよい事になります。
>調べたところ、オフセット電圧の対策として、オペアンプの出力の部分にコンデンサを置いておくと、オフセット電圧を防ぐことができるとあったのですが、オフセット電圧が交流成分である場合はないんですか?オペアンプの入力回路の電圧差により引き起こすと言われてるんで多分無いと思うのですが・・・。
回答>>「オフセット電圧が交流成分である場合」だったらそれはAC成分という事になりますのでDCオフセットは無い、ゼロということになります。ですからここで言うオフセットは正式には DCオフセット電圧 と呼びます。
>それと、R8はオフセット電圧の補償用抵抗ということでよろしいですか?
回答>>そのとおりです。
>>「オフセット電圧が交流成分である場合」だったらそれはAC成分という事になりますのでDCオフセットは無い、ゼロということになります。ですからここで言うオフセットは正式には DCオフセット電圧 と呼びます。
なるほど。交流の場合もあるのですね。
xpopoさんのおかげで、なんとか完成させることが出来ました。
おかげさまで、オペアンプに関しての知識もこの件のおかげで少しかもしれませんが、習得することができました。今ではこれらの知識を元に、さらに高音を出力させようとHPF回路を使って試しています。また何か質問等があれば、こちらで投稿いたしますので、またよろしければご回答して下されば幸いと思っています。
色々とご教授下さって、ありがとうございました!

No.10
- 回答日時:
今日は。
>xpopoさんの回路図を拝見させてもらったところ、加算回路の部分は全て抵抗値が同じというところから、入力電圧をそのまま足す、ということですね?ただ、そこの加算回路の非反転端子の部分が4.7kΩの抵抗がありますが、これはどういう意味を持たしているのでしょうか?
回答>>
「加算回路の非反転端子の部分が4.7kΩの抵抗」この抵抗はオペアンプの反転入力端子、から端子の外に向って流れる入力バイアス電流により発生するオフセット電流を補償するための抵抗です。ほぼ同じ値のオフセット電流が非反転入力端子からも外に向って流れてます。非反転入力端子を直接Vrefに接続した場合は非反転入力端子の電圧は正確にVrefの電圧になります。一方この状態で反転入力端子の電圧は出力電圧が自動的に調節されて非反転入力端子の電圧に正確に等しくなるように動作します。結果、反転入力端子の電圧は非反転入力端子の電圧であるVrefになります。この状態でも入力バイアス電流も両方の入力端子からほぼ同じ電流がそれぞれ外に流れ出してます。反転入力から流れ出したバイアス電流は二手に分かれて流れます。一つ目の経路は入力側の抵抗R5、R6への経路ともう一つは帰還抵抗R7を通って出力へ流れる経路です。その結果このバイアス電流によりこれら3つの抵抗にながれることによりに電圧降下が発生してオフセット電圧が発生します。この場合に非反転入力端子とVref間に抵抗R8を入れることで発生するオフセットを補償します。挿入する抵抗R8の値をR5,R6.R7の合成並列抵抗値(約3.3kΩ)に選ぶことでオフセットの補償ができます。回路図ではR8に4.7kΩを使ってますがこれは計算間違いですね。正確には3.3kΩにすべきでした。
ただし全体の回路で出力の前にACカップリング用にコンデンサC5が挿入されてますのでここで発生したオフセット電圧はC5によりカットされますのでオフセットは気にしなくてもよい事になります。したがってR8は0Ω(ショート)でも問題ありません。
この回答への補足
xpopoさんのご提案して下さった回路で試したところ、うまく行きました!
今度はしっかりとドラムのバスドラやベースの音までしっかり聴こえていました。ありがとうございます!
>>ただし全体の回路で出力の前にACカップリング用にコンデンサC5が挿入されてますのでここで発生したオフセット電圧はC5によりカットされますのでオフセットは気にしなくてもよい事になります。
調べたところ、オフセット電圧の対策として、オペアンプの出力の部分にコンデンサを置いておくと、オフセット電圧を防ぐことができるとあったのですが、オフセット電圧が交流成分である場合はないんですか?オペアンプの入力回路の電圧差により引き起こすと言われてるんで多分無いと思うのですが・・・。
それと、R8はオフセット電圧の補償用抵抗ということでよろしいですか?

No.8
- 回答日時:
(1)
>>まず、オペアンプLM324Nの電源端子のGND(11番ピン)はあくまでもLM324Nの電源GNDであってLM324Nが使用される周辺回路のGNDとは別物です。LM324NのGND端子にはLM324Cが使われる回路の電源で一番低い電圧をつないで下さいという基本的な使用方法があります。ですから電源が一つの単電源の場合はその単電源の最低電位であるGNDがLM324NのGND端子(11番ピン)に接続されます。また、もし、使われる回路の電源がプラス・マイナスの2電源の場合は最低電位はマイナス電源のマイナス電圧になりますから、そのマイナス電圧をLM324NのGND端子(11番ピン)に接続します。
>では、LM324NのGNDピンを、単電源だけなら単純にそのマイナス部分(すなわち0V)に繋げて、2電源の場合だと、GNDというより、マイナス電圧に落とすのですね?因みにこれは絶対に一番低い電圧に落とさないといけないのですか?仮に2電源で0Vに落とすと、0VはVref(基準電圧)だから意味がないのでしょうか?
回答>>LM324NのGNDピン(11番ピン)はオペアンプの電源の端子ですよ!!!信号を扱う端子ではありません。よく考えてください。11番ピンを2電源の場合に真ん中の電圧である0Vにつなぐって!!!それじゃぁ2電源のマイナス電圧は使えないじゃないですか。オペアンプの出力が出せる最低電圧は11番ピンの電圧で決まりすから11番ピンより低い電圧は出せなくなってしまいます。結局、出力は0Vより低い電圧を出せなくなりますよ。それでいいんならマイナス電源はいらないことになります。
>それと、「>>LM324NのGND端子にはLM324Cが使われる回路」
>こちらの「LM324C」というのは、「LM324N」の事でしょうか?
回答>>すみません。LM324CはLM324Nのことです。
(2)
>上記のことから、電源に関しては単電源の場合だと今のままだとマズイでしょうか?一応、マイナス電源でもやってみたいという願望もありますが、単電源でもやってみたいという・・・少し変ですが、両方試してみたいんです・・・。一応こちらのLM324Nの特徴部分に「単電源でも動く」とあったので、今のオペアンプの電源周りはこのままでは期待する動きはしないのですか?
回答>>「電源に関しては単電源の場合だと今のままだと」という「今のまま」はどの回路を指してますか?回答NO.3の補足にあった回路(ファイル名:delete_vocal_4.PNG(もうダウンロードできなくなってますが))のことでしょうか?もし、その回路ならば、問題があります。回答NO.4を読み直してください。もし、その回路では無い場合はもう一度、「今のまま」という回路をアップロードしていただけませんか?
(3)
>また、反転増幅回路の非反転端子側はGNDにつなぐということで、非反転端子側はマイナス電圧でないと正しく動作しないんですよね?
>こちらの回路図で合っていますか?
>*回路図
>http://www7.gigafile.nu/v3/?4dbf9cdd11dd80580907 …
回答>> 反転増幅回路については回答NO.6の(3)で「。そもそも、反転増幅器は何のために必要なんでしょうか?私の回答(マイナス電源を使わないでプラス電源だけを使う単電源回路で回答して来ました。)では一度も反転増幅器を使うような回路は提案してませんので...。」とこちらから質問しておりますが、回答を頂いておりません。もう一度質問します。何のためにこの回路を使おうとしてるのかが分からないと回答のしようがありませんので。
(4)
>若しくはこちらの回路図でしょうか?
>*回路図
>http://www7.gigafile.nu/v3/?1c6338db8f5aa5be3a03 …
回答>>こちらも上の(4)の回答に同じです。
(5)
>>マイナス電源は単にプラス電源と同じ電源をプラス側をプラス電源のマイナス側に接続し、マイナス側をマイナス電源として使うだけです。ですから、単電源の場合の分圧回路を使って基準電圧を作るような回路はマイナス電源を使う場合は必要ないのです。
>こちらの回答で気づいたのですが、反転増幅回路はひょっとしてこのような回路図でも出来ますか?
>*回路図
>http://www7.gigafile.nu/v3/?b3ca3d50625376b95864 …
回答>>こちらも上の(4)の回答に同じです。とにかく、反転増幅回路はrajisonさんの質問の最初の回路には使われてなかったし、私も回答で提示した回路には反転増幅回路は含まれてなかったので、理解に困ってます。
この回答への補足
遅くなってすみません。
実はもう一度回路組んで試してみたところ、なんとかうまくいきました!原因として、
・オペアンプの非反転端子をマイナス電圧に繋げていなかった。
・入力側の抵抗を上げたら低音が聞こえるようになりました。
入力側の抵抗を上げると電圧が上がり、それにより低音が聞こえるようになったのではないかと、自分の中では推測しています。
理想のオペアンプの「入力インピーダンスを無限大」とは、このように入力側の抵抗を高くするということですよね?
(1)
>>LM324NのGNDピン(11番ピン)はオペアンプの電源の端子ですよ!!!信号を扱う端子ではありません。よく考えてください。11番ピンを2電源の場合に真ん中の電圧である0Vにつなぐって!!!それじゃぁ2電源のマイナス電圧は使えないじゃないですか。
すみません。今回実験したときうっかりミスで、マイナス電圧ではなく、0Vに繋げてしまいました。。。しかし、音としては改善していたので、不思議に思いながらも気づきませんでした。一応、機会があれば後々もう一度やってみたいと思っています。
(2)
>>「電源に関しては単電源の場合だと今のままだと」という「今のまま」はどの回路を指してますか?
こちらの「deleate_vocal_4.PNG」です。
*回路図
http://www7.gigafile.nu/v3/?5a56021c8eedea83e60f …
因みに、今回うまくいった(?)回路図の方も、もしよければご覧になられてもよろしいでしょうか?
*回路図
http://www7.gigafile.nu/v3/?41e764a8ca01ffefde0a …
逆三角形のGNDはマイナス電源です。
もうひとつのGNDは「0V」です。
(3、4、5)
>>何のためにこの回路を使おうとしてるのかが分からないと回答のしようがありませんので。
すみません、オペアンプの使用に関してマイナス電圧が必要とあったので、反転増幅回路で出力電圧をマイナスにして、それをマイナス電圧として扱おうと考えたので、この回路を使おうと考えました。要は、マイナス電圧を出すためにこの回路を使おうとしたのです。(今となってはそもそもマイナス電圧がないんで意味がないと思いますが・・・)
分かりづらい上に身勝手な回答で申し訳ありません。

No.7
- 回答日時:
>>LM324Nをお使いならばプラス電源の6VはVcc(4番ピン)に、電源のGNDは11番ピンのGND端子に接続されてるのでしょうか?電源の接続がどうなってるかという事が良く分からないので質問してます。
どうなってますか?>4番ピンのVccは6Vの電池から取っています。11番ピンのGNDは6Vの電池のGNDに落としています。
回答>>rajisonさんの回路は6Vの単電源で動かそうとしてるということが分かりました。
>>rajisonさんの質問の意味がよく分かりません。「てっきしショートでも起こすかと思ってたのですが、」とありますが、これはどことどこがショートすると思ったのでしょうか?
>LM324NのGNDに-6Vをつなげると、GND=0Vなのに、-6Vだとショートするのでは?と考えたばかりです。ですが、補足した後で考えてみたら、0Vより-6Vの方がGNDとして大きい(?)という考えたのですが、合っていますでしょうか?
回答>>まず、オペアンプLM324Nの電源端子のGND(11番ピン)はあくまでもLM324Nの電源GNDであってLM324Nが使用される周辺回路のGNDとは別物です。LM324NのGND端子にはLM324Cが使われる回路の電源で一番低い電圧をつないで下さいという基本的な使用方法があります。ですから電源が一つの単電源の場合はその単電源の最低電位であるGNDがLM324NのGND端子(11番ピン)に接続されます。また、もし、使われる回路の電源がプラス・マイナスの2電源の場合は最低電位はマイナス電源のマイナス電圧になりますから、そのマイナス電圧をLM324NのGND端子(11番ピン)に接続します。LM324Nのデータシートで11番ピンの名称をGNDとしてるのがユーザを惑わせてるようです。このICのメーカであるナショナル・セミコンダクター社は単電源対応のオペアンプ(LM324NやLM358などの)の電源の最低電位側のピン名称にはGNDを使い、両電源対応のオペアンプの電源ピンにはプラス側にV+を、最低電位側のピン名称にV-を使ってます。これらオペアンプICを使う場合、GNDという名称のピンとV-という名称のピンは両方とも同じ機能で同じように使うことが出来ます。まったくGNDという名前は紛らわしいですね。
「補足した後で考えてみたら、0Vより-6Vの方がGNDとして大きい(?)という考えたのですが、合っていますでしょうか?」これについては-6Vの方がオペアンプLM324Nの周辺回路のGNDに対して低い(GNDとして大きいわけではなくて電位として一番低い。)ということです。
>それから、とても分かりやすい回路図でした。ありがとうございます。マイナス電源の作り方が分かりました。ただ、回路図の中で、加算器の部分でLPFが消えていますが、加算器のところでLPFを設ければよろしいですよね?
回答>> 加算器のところのLPFは記入忘れです。帰還抵抗にコンデンサを並列に接続してください。
>>「となると、反転増幅回路の非反転端子に「-6V」をつなげるということでしょうか?」これについてはご質問の意味が良くわかりません。「-6V」に繋げるって、もともと-6Vの電源を使ってないし。何でいきなり「-6V」が出てくるのかも理解できません(rajisonさんの回路ではマイナス電源は使われて無いのではないかと考えていたからですが)。
>確かに、-6Vの電源は使っていませんでしたが、反転増幅回路は出力先では極性が逆になる(プラス→マイナス)という特性ですが、出力先で極性が逆になるようにするには0V以下が必要であるということをxpopoさんのご回答で分かりました。
>(>>「これはすなわち最低電圧は「GND=0V」なため、マイナス電圧が出力されなかったということでしょうか?」これについてはその通りです。)
>反転増幅回路のオペアンプの非反転端子、すなわちプラス極はGNDに落ちていますが、上記の回答からこの非反転端子に、-6Vに繋げれば、出力先の極性は反転するのでしょうか?という意味の質問でした。
>また、(>>「-6V」に繋げるって、もともと-6Vの電源を使ってないし。何でいきなり「-6V」が出てくるのかも理解できません)
>ここに関しては、単純に反転増幅回路で出力先の極性を反転するには、-6Vみたいなマイナス電源が必要なのですか?、という素朴に疑問に思ったのでこのように質問しました。紛らわしい質問ですみません。
回答>>極性を反転する場合、どの電圧(基準になる電圧)に対して反転するのかを考えることが重要です。反転増幅回路の場合、この基準になる電圧は非反転入力がつながれた先の電圧になります。もし非反転入力がGND(オペアンプのGND端子ではなく周辺回路のGND)に接続されていればそのGNDに対しての入力電圧が反転された出力(反転増幅回路のゲインが-1ならば-の出力電圧になる)になることになります。しかし、オペアンプの電源の最低電位側の端子が周辺回路のGNDにつながれていたら、オペアンプが出力できる最低電圧はそのGNDレベルまでになりますのでそれ以下のマイナス電圧を出力することは出来ません。
>>それから、「反転増幅回路を同じように回路を組んでテスターで測った」ようですが、同じ回路なら「+6V」には絶対にならないはずです。同じような回路って具体的にどんな回路なんでしょうか?回路図が必要です。
>回路図はこちらの方に上げました。
>*回路図
>http://www6.gigafile.nu/v3/?6ac89dab56f676f160d1 …
>電源は6Vを使用しています。
回答>>回路図を確認しましたが、まず、オペアンプの出力がGNDにショートされてます。回路図が間違ってるようです。このままだと、出力がGNDのままで+6Vになることはありません。
それから、この回路で、もし、出力がGNDにショートされてなかったら、出力はGNDがわに張り付くはずで+6Vにはなりません。回路か測定かどこかに誤りがあったように思います。もういちど確認してみてください。
>また、単電源回路とマイナス電源回路の場合ですが、どちらの方が一般的なのか分からないのですが、少し調べてみたところ、マイナス電源の方が多い(?)のでマイナス電源の方でした方がいいのか、マイナス電源の作り方の勉強にもなる、と考えたばかりでした。なので、マイナス電源でもやってみようかと思ったのですが、3Vの電池で-3V作って、分圧抵抗で-1.5Vを作り出し、それでマイナス電源でも出来ますでしょうか?
回答>>「単電源回路とマイナス電源回路の場合ですが、」とありますが、これは 単電源回路とプラス・マイナス両電源回路の場合と言うべきです。マイナス電源は単にプラス電源と同じ電源をプラス側をプラス電源のマイナス側に接続し、マイナス側をマイナス電源として使うだけです。ですから、単電源の場合の分圧回路を使って基準電圧を作るような回路はマイナス電源を使う場合は必要ないのです。
ですから、「3Vの電池で-3V作って、分圧抵抗で-1.5Vを作り出し、それでマイナス電源でも出来ますでしょうか?」この部分のご質問の意味がよくわかりませんがプラス・マイナス両電源回路でやってみようということならば、3Vの電池を2つ用意してこちら → http://yahoo.jp/box/SHra0e のように回路を組めよいだけです。分圧回路なんぞは不要ですよ。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
>>まず、オペアンプLM324Nの電源端子のGND(11番ピン)はあくまでもLM324Nの電源GNDであってLM324Nが使用される周辺回路のGNDとは別物です。LM324NのGND端子にはLM324Cが使われる回路の電源で一番低い電圧をつないで下さいという基本的な使用方法があります。ですから電源が一つの単電源の場合はその単電源の最低電位であるGNDがLM324NのGND端子(11番ピン)に接続されます。また、もし、使われる回路の電源がプラス・マイナスの2電源の場合は最低電位はマイナス電源のマイナス電圧になりますから、そのマイナス電圧をLM324NのGND端子(11番ピン)に接続します。
では、LM324NのGNDピンを、単電源だけなら単純にそのマイナス部分(すなわち0V)に繋げて、2電源の場合だと、GNDというより、マイナス電圧に落とすのですね?因みにこれは絶対に一番低い電圧に落とさないといけないのですか?仮に2電源で0Vに落とすと、0VはVref(基準電圧)だから意味がないのでしょうか?
それと、「>>LM324NのGND端子にはLM324Cが使われる回路」
こちらの「LM324C」というのは、「LM324N」の事でしょうか?
上記のことから、電源に関しては単電源の場合だと今のままだとマズイでしょうか?一応、マイナス電源でもやってみたいという願望もありますが、単電源でもやってみたいという・・・少し変ですが、両方試してみたいんです・・・。一応こちらのLM324Nの特徴部分に「単電源でも動く」とあったので、今のオペアンプの電源周りはこのままでは期待する動きはしないのですか?
また、反転増幅回路の非反転端子側はGNDにつなぐということで、非反転端子側はマイナス電圧でないと正しく動作しないんですよね?
こちらの回路図で合っていますか?
*回路図
http://www7.gigafile.nu/v3/?4dbf9cdd11dd80580907 …
若しくはこちらの回路図でしょうか?
*回路図
http://www7.gigafile.nu/v3/?1c6338db8f5aa5be3a03 …
>>それから、この回路で、もし、出力がGNDにショートされてなかったら、出力はGNDがわに張り付くはずで+6Vにはなりません。回路か測定かどこかに誤りがあったように思います。もういちど確認してみてください。
すみません、もう一度実験してみます。
>>マイナス電源は単にプラス電源と同じ電源をプラス側をプラス電源のマイナス側に接続し、マイナス側をマイナス電源として使うだけです。ですから、単電源の場合の分圧回路を使って基準電圧を作るような回路はマイナス電源を使う場合は必要ないのです。
こちらの回答で気づいたのですが、反転増幅回路はひょっとしてこのような回路図でも出来ますか?
*回路図
http://www7.gigafile.nu/v3/?b3ca3d50625376b95864 …
どうかよろしくお願いします。

No.6
- 回答日時:
今日は。
回答が遅くなってしまいました。(1)>>まず、プラス電源の6Vはオペアンプの正側の電源端子、LM358の場合ですと8番ピンに接続します。それで電源のGNDは4番ピンのGND端子に接続されてると思いますが、これで合ってますか?
>申し訳ございません。秋月からLM324Nを購入した関係で、LM324Nを使用しています。
回答>>電源の確認をしたくてこのようなコメントをしました。LM358ではなくてLM324Nをお使いならばプラス電源の6VはVcc(4番ピン)に、電源のGNDは11番ピンのGND端子に接続されてるのでしょうか?電源の接続がどうなってるかという事が良く分からないので質問してます。どうなってますか?
(2)>>そしてプラス電源とマイナス電源のGNDが結ばれてますがこのGNDが信号の基準GNDとして使用されます。そしてこの基準GNDには入力ジャックのGNDピン、差動回路の非反転入力3番ピンに接続されている1kΩの他端、加算回路の非反転入力3番ピンそして出力ジャックのGNDピンがつながれます。
>これは知りませんでした。てっきしショートでも起こすかと思ってたのですが、-6Vだから大丈夫なのでしょうか?
また、基準電圧=0Vということですよね?初歩な質問ですみません・・・。
回答>>rajisonさんの質問の意味がよく分かりません。「てっきしショートでも起こすかと思ってたのですが、」とありますが、これはどことどこがショートすると思ったのでしょうか?「基準電圧=0Vということですよね?」これはその通りです。
それと私の説明の「そしてプラス電源とマイナス電源のGNDが結ばれてますがこのGNDが信号の基準GNDとして使用されます」、この部分を誤解されてるかも知れませんので、図で説明しておきます。こちらを確認してください。こちら → http://yahoo.jp/box/SHra0e をご覧ください。
(3)>>ですから、「「-6V」に関しては、オペアンプの反転増幅回路を使いました。」という回路は実際はマイナスの出力電圧は発生できずに出力できる最低の電圧であるGND電位しか発生できていない状況です。
>これはすなわち最低電圧は「GND=0V」なため、マイナス電圧が出力されなかったということでしょうか?となると、反転増幅回路の非反転端子に「-6V」をつなげるということでしょうか?
>因みに確認のため、反転増幅回路を同じように回路を組んでテスターで測ったところ、確かに出力は「マイナス」にはなっていませんでした。「+6V」でした。
回答>>「これはすなわち最低電圧は「GND=0V」なため、マイナス電圧が出力されなかったということでしょうか?」これについてはその通りです。
「となると、反転増幅回路の非反転端子に「-6V」をつなげるということでしょうか?」これについてはご質問の意味が良くわかりません。「-6V」に繋げるって、もともと-6Vの電源を使ってないし。何でいきなり「-6V」が出てくるのかも理解できません(rajisonさんの回路ではマイナス電源は使われて無いのではないかと考えていたからですが)。そもそも、反転増幅器は何のために必要なんでしょうか?私の回答(マイナス電源を使わないでプラス電源だけを使う単電源回路で回答して来ました。)では一度も反転増幅器を使うような回路は提案してませんので...。
それから、「反転増幅回路を同じように回路を組んでテスターで測った」ようですが、同じ回路なら「+6V」には絶対にならないはずです。同じような回路って具体的にどんな回路なんでしょうか?回路図が必要です。
(4)>>入力用ジャックのGNDピンは回路のGNDに落としてください。
>これは正電源のGNDと負電源のGNDが直結してるところに落とすのですよね?
プラス電源とマイナス電源の2つの電源を使う場合にはその通りです。先ほどの http://yahoo.jp/box/SHra0e を参照ください。
(5)>>また、負電源の作り方を少し調べてみたのですが、「乾電池Aと乾電池Bがあり、乾電池Aのマイナスと乾電池Bのプラスの間から線を取り出し、そこから±の電源を作る」とあったのですが、では反転増幅回路の意味何なのでしょうか?入力の+を-に変えると思っていました。
これも前半は先ほどの http://yahoo.jp/box/SHra0e を参照ください。
それから、「では反転増幅回路の意味何なのでしょうか?入力の+を-に変えると思っていました。」これって、ひょっとして回答NO.5で載せたコメントと修正を行ったこちらの回路 ( http://yahoo.jp/box/XAEPka )の(4)の部分の回路のことでしょうか?(4)の回路は抵抗分割で作った電圧を低インピーダンスに変換するためのオペアンプで組んだヴォルテージ・フォロワー回路(出力と反転入力をショートし、分圧回路の分圧点を非反転入力に接続した)です。これは反転増幅回路ではありません。この回路はプラス電源しか使わない単電源回路の場合に必要な回路で中点電圧(Vref)を作成するための回路です。プラス電源とマイナス電源の2電源を使う場合は当然、不要です。もっともrajisonさんの元の回路で×印した回路は反転増幅回路ですが。
ここ( http://yahoo.jp/box/XAEPka )での修正とコメントはあくまで電源が一つ(+6V(
最初の回答では+3V)だけ)でマイナス電源が無い場合についての回路という前提ですよ!
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
>>LM324Nをお使いならばプラス電源の6VはVcc(4番ピン)に、電源のGNDは11番ピンのGND端子に接続されてるのでしょうか?電源の接続がどうなってるかという事が良く分からないので質問してます。どうなってますか?
4番ピンのVccは6Vの電池から取っています。11番ピンのGNDは6Vの電池のGNDに落としています。
>>rajisonさんの質問の意味がよく分かりません。「てっきしショートでも起こすかと思ってたのですが、」とありますが、これはどことどこがショートすると思ったのでしょうか?
LM324NのGNDに-6Vをつなげると、GND=0Vなのに、-6Vだとショートするのでは?と考えたばかりです。ですが、補足した後で考えてみたら、0Vより-6Vの方がGNDとして大きい(?)という考えたのですが、合っていますでしょうか?
それから、とても分かりやすい回路図でした。ありがとうございます。マイナス電源の作り方が分かりました。ただ、回路図の中で、加算器の部分でLPFが消えていますが、加算器のところでLPFを設ければよろしいですよね?
>>「となると、反転増幅回路の非反転端子に「-6V」をつなげるということでしょうか?」これについてはご質問の意味が良くわかりません。「-6V」に繋げるって、もともと-6Vの電源を使ってないし。何でいきなり「-6V」が出てくるのかも理解できません(rajisonさんの回路ではマイナス電源は使われて無いのではないかと考えていたからですが)。
確かに、-6Vの電源は使っていませんでしたが、反転増幅回路は出力先では極性が逆になる(プラス→マイナス)という特性ですが、出力先で極性が逆になるようにするには0V以下が必要であるということをxpopoさんのご回答で分かりました。
(>>「これはすなわち最低電圧は「GND=0V」なため、マイナス電圧が出力されなかったということでしょうか?」これについてはその通りです。)
反転増幅回路のオペアンプの非反転端子、すなわちプラス極はGNDに落ちていますが、上記の回答からこの非反転端子に、-6Vに繋げれば、出力先の極性は反転するのでしょうか?という意味の質問でした。
また、(>>「-6V」に繋げるって、もともと-6Vの電源を使ってないし。何でいきなり「-6V」が出てくるのかも理解できません)
ここに関しては、単純に反転増幅回路で出力先の極性を反転するには、-6Vみたいなマイナス電源が必要なのですか?、という素朴に疑問に思ったのでこのように質問しました。紛らわしい質問ですみません。
>>それから、「反転増幅回路を同じように回路を組んでテスターで測った」ようですが、同じ回路なら「+6V」には絶対にならないはずです。同じような回路って具体的にどんな回路なんでしょうか?回路図が必要です。
回路図はこちらの方に上げました。
*回路図
http://www6.gigafile.nu/v3/?6ac89dab56f676f160d1 …
電源は6Vを使用しています。
また、単電源回路とマイナス電源回路の場合ですが、どちらの方が一般的なのか分からないのですが、少し調べてみたところ、マイナス電源の方が多い(?)のでマイナス電源の方でした方がいいのか、マイナス電源の作り方の勉強にもなる、と考えたばかりでした。なので、マイナス電源でもやってみようかと思ったのですが、3Vの電池で-3V作って、分圧抵抗で-1.5Vを作り出し、それでマイナス電源でも出来ますでしょうか?
わざわざ単電源回路まで作っていただいてもらってすみませんが、どうかご教授よろしくお願いします。

No.5
- 回答日時:
>まず、電源に関しては、3Vだとマズいとのことなので、6Vにしました。
>また、「-6V」に関しては、オペアンプの反転増幅回路を使いました。
回答(1)>> 回答NO.4では 3V ではマズいと言ったのではなくて、マイナス電源が使われていないようでしたのであの回路ではマイナス電源が無いと正しく動作しないということをお伝えしたかったのです。まぁ、電圧的には3Vでもギリギリで動作すると思って提案したした回路では電源電圧を3Vで設計してありますが。
それで、rajisonさんは電源の使い方をちょっと誤解されてるようです。
まず、プラス電源の6Vはオペアンプの正側の電源端子、LM358の場合ですと8番ピンに接続します。それで電源のGNDは4番ピンのGND端子に接続されてると思いますが、これで合ってますか?
マイナス電源も使う場合は-6V電源の-6VはLM358の4番ピンのGND端子につなぎます。LM358の4番ピンのGND端子はマイナス6VになってもはやGNDではなくなります。また、プラス電源のGNDは4番ピンにはつながずにマイナス6V電源のGNDにつなぎます。そしてプラス電源とマイナス電源のGNDが結ばれてますがこのGNDが信号の基準GNDとして使用されます。そしてこの基準GNDには入力ジャックのGNDピン、差動回路の非反転入力3番ピンに接続されている1kΩの他端、加算回路の非反転入力3番ピンそして出力ジャックのGNDピンがつながれます。
しかし、rajisonさんは電源として+6Vだけしか用意されて無いので、この+6V電源単独の単電源で回路を組まなければなりません。この場合は信号を処理する回路ではGNDを基準に動作させると、GND以下の電圧は電源の最低電位がGNDまでしか無いため発生させることが出来ません。ですから、「「-6V」に関しては、オペアンプの反転増幅回路を使いました。」という回路は実際はマイナスの出力電圧は発生できずに出力できる最低の電圧であるGND電位しか発生できていない状況です。
6V単電源動作では信号の動作の中心を6VとGNDの真ん中あたりにして動作するように回路を設計します。その電圧を動作の基準電位とするわけです。しかし、回路に入ってくるL/Rの信号はGNDを中心に振れてますのでコンデンサで入力信号は結合しなければなりません。また、処理が終わって出力する信号はこの動作の基準電圧(6VとGNDの真ん中あたりの電圧)を中心に動作してますからGNDを基準に動く信号にするためにコンデンサで結合して出力します。
>また、LPFのGNDに落とす部分のコンデンサは電解コンデンサから積層セラミックコンデンサに変えました。
>
>それで一度試してみたのですが、変わりませんでした。
回答(2)>>コンデンサはどちらでも動作としては変りません。
>ただ、前から気になっていたのですが、入力用ジャックのLとRとGNDがあるのですが、GNDをつなげると原曲が聞こえ、外すとベースやドラムが聞こえなくなってしまいます。
>このことから、「ひょっとしてGNDを外してしまうと、ベースやドラムの音そのものが入ってこないのでは?」っと考えたので、GNDを加算器のところに加えました。(結果は言うまでもなく、原曲が聞こえてしまいました・・・。)
回答(3)>> 入力信号はGNDを中心にプラス、マイナスへ振れてます。入力はこのGNDを基準電位と動いてますので入力用ジャックのGNDは回路のGNDにつながないと正しく動作しません。
>また、加算器に付けている入力のLとRを取り外して試してみました。こう考えた理由なのですが、「GNDにベースやドラムの音が入っているならば、それをLPFを通せば出るかもしれない。ただ、LとRにはボーカルの声が入ってきているから外せばベースとドラムの音が出るのでは?」っと考えました。(結果は同じく一緒でした。)このことから、「あ、GNDにもボーカルの声が入っているのかな」と考えたのですが、「GNDを外すと、ステレオからモノラルになってしまう」と聞いたのですがそうなんでしょうか?
回答(4)>>GNDを中心にL,Rそれぞれの信号はプラスマイナスに振れてるわけですから、GNDには信号は入っていません。GNDを外すとLchとRchの差に相当する信号しか入ってゆきませんからステレオでも無いし、モノラルでも無い信号が入ることになります。
>それと、xpopoさんの回路図にはDCカットが付いていますけれど、それも付けないとマズいでしょうか?
回答(5)>>回答(1)の最後のほうに記述した理由で必要です。
以上から、rajisonさんの回路では電源とGNDの関係が乱れてますので正しく動作出来ません。それで、rajisonさんの回路に手書きでコメントと修正を行ったものをこちら( http://yahoo.jp/box/XAEPka )に載せておきます。その資料で以下のポイントについて説明してあります;
(1) 入力用ジャックのGNDピンは回路のGNDに落としてください。
(2) 加算回路の入力は入力カップリングコンデンサの後ろから取ってください。
(3) 差動回路の帰還抵抗は非反転回路とVref電圧間の抵抗値に合わせてください。
(4) 単電源動作の基準となるDC中点(基準電圧Vref)は必要です。この場合LM358の差動入力の動作範囲はV+(この場合6V)-1.5VとGNDの間になりますので、Vrefは2.25Vに設計します。
(5) 出力は基準電圧をGNDに戻すためにコンデンサカップリングが必要です。また、出力とGND間に抵抗も必要です。
(6) 資料には丸で囲み忘れましたがハイパス用のコンデンサは加算器の帰還抵抗に並列に接続します。値はfc=223Hzで0.33uF。8.2kΩの後ろに対GNDで接続すると差動増幅回路の出力のハイカットになってしまいますのでまずいんです。
それから、前回の回答で提示した回路は3Vの単電源で動くように設計されてますので、参考にしてください。
この回答への補足
返信遅くなりすみません。
>>まず、プラス電源の6Vはオペアンプの正側の電源端子、LM358の場合ですと8番ピンに接続します。それで電源のGNDは4番ピンのGND端子に接続されてると思いますが、これで合ってますか?
申し訳ございません。秋月からLM324Nを購入した関係で、LM324Nを使用しています。
>>そしてプラス電源とマイナス電源のGNDが結ばれてますがこのGNDが信号の基準GNDとして使用されます。そしてこの基準GNDには入力ジャックのGNDピン、差動回路の非反転入力3番ピンに接続されている1kΩの他端、加算回路の非反転入力3番ピンそして出力ジャックのGNDピンがつながれます。
これは知りませんでした。てっきしショートでも起こすかと思ってたのですが、-6Vだから大丈夫なのでしょうか?
また、基準電圧=0Vということですよね?初歩な質問ですみません・・・。
>>ですから、「「-6V」に関しては、オペアンプの反転増幅回路を使いました。」という回路は実際はマイナスの出力電圧は発生できずに出力できる最低の電圧であるGND電位しか発生できていない状況です。
これはすなわち最低電圧は「GND=0V」なため、マイナス電圧が出力されなかったということでしょうか?となると、反転増幅回路の非反転端子に「-6V」をつなげるということでしょうか?
因みに確認のため、反転増幅回路を同じように回路を組んでテスターで測ったところ、確かに出力は「マイナス」にはなっていませんでした。「+6V」でした。
>>入力用ジャックのGNDピンは回路のGNDに落としてください。
これは正電源のGNDと負電源のGNDが直結してるところに落とすのですよね?
また、負電源の作り方を少し調べてみたのですが、「乾電池Aと乾電池Bがあり、乾電池Aのマイナスと乾電池Bのプラスの間から線を取り出し、そこから±の電源を作る」とあったのですが、では反転増幅回路の意味何なのでしょうか?入力の+を-に変えると思っていました。
質問ばかりで大変恐縮ですが、どうかよろしくお願いします。

No.4
- 回答日時:
>オペアンプの電源は3Vです。
3Vだとやはり動作に影響を及ぼすものなんでしょうか・・・?因みに、電源電圧を6Vにすることも可能なのですが、それでも大丈夫でしょうか?回答>>オペアンプの電源は3Vだけですか?マイナス電源-3Vは無しですか??
もしそうだとすると、回路は正しい動作が期待できません。オペアンプLM358の非反転入力から抵抗100ΩでGNDに落とされてます。これはオペアンプLM358をGNDを中心に±の電圧範囲で動作するのを前提にしてることになります。GNDを基準に動作するようになっているって事です。もし、単電源で使用しようとする場合はオペアンプの動作の基準はGNDではなくてDCのある電圧にして、そのDC電圧を基準に信号を増幅したりしなければなりません。
ですから、オペアンプを単電源で使用する場合は基準電圧(Vref)を作ってやらなければなりません。そしてその基準電圧(Vref)にLM358の非反転入力の抵抗をGNDの代わりにその基準電圧(Vref)に接続します。同様にLM324の非反転入力をこの基準電圧(Vref)に接続します。
この基準電圧は使用するオペアンプの入力コモンモード電圧範囲(Input Common-Mode voltage Range)の仕様を見て決めます。LM358もLM324もこの電圧範囲は0~V+-1.5Vです。電源電圧が3Vの場合は0V~1.5Vの範囲しか入力の範囲が使えないということになりますので、基準電圧はこの電圧範囲の真ん中、即ち0.75Vにする必要があります。
この基準電圧は抵抗の分圧回路とオペアンプのバッファーで作ります。信号の振幅が0.75Vo-pを確実に超えない場合はこれでOKですが、もし、超えるようならば電源電圧を6Vに変更して、基準電圧(Vref)も Vref=(6V-1.5V)/2=2.25Vに設定すればOKです。
それから、抵抗やコンデンサの値を確認しましたが、まず、抵抗、特にオペアンプの帰還抵抗に100Ωを使ってますが、この値は小さすぎます。帰還抵抗はオペアンプ出力の負荷になりますので最低でも2.2kΩ程度にしないと拙いです。rajisonさんの回路定数を見直して回路を書き直してみました。書き直したポイントは;
(1) オペアンプの入力抵抗は10kΩに統一した。
(2) オペアンプの入力カップリングCは22uFから2.2uFに変更した。
(3) ローパスフィルタの加算器のゲインが低すぎた(0.1倍)ので1倍に変更。R7=10kΩに変更。
(4) ローパスフィルタの遮断周波数fc。16Hzに設定されてますが、これではベースやドラムの信号は通すことが難しいです。もっと高い周波数にしないとまずいです。とりあえずfcを234Hzに変更しました。
(5) 基準電圧(Vref)作成回路を追加。
(6) 出力のDCカットを追加
以上のポイントを反映した回路とシミュレーション結果をこちら( http://yahoo.jp/box/RpL04H )に載せておきますので参考にしてください。
この回答への補足
返信遅くなってしまい、すみません。
こちらの都合上で返信が遅くなってしまいました。
先ほどブレッドボードで試しました。
まず、電源に関しては、3Vだとマズいとのことなので、6Vにしました。
また、「-6V」に関しては、オペアンプの反転増幅回路を使いました。
また、LPFのGNDに落とす部分のコンデンサは電解コンデンサから積層セラミックコンデンサに変えました。
それで一度試してみたのですが、変わりませんでした。
ただ、前から気になっていたのですが、入力用ジャックのLとRとGNDがあるのですが、GNDをつなげると原曲が聞こえ、外すとベースやドラムが聞こえなくなってしまいます。
このことから、「ひょっとしてGNDを外してしまうと、ベースやドラムの音そのものが入ってこないのでは?」っと考えたので、GNDを加算器のところに加えました。(結果は言うまでもなく、原曲が聞こえてしまいました・・・。)
一応回路図も送りますね。
*回路図のURL
http://www6.gigafile.nu/v3/?e6e840e76ea190942d1f …
また、加算器に付けている入力のLとRを取り外して試してみました。こう考えた理由なのですが、「GNDにベースやドラムの音が入っているならば、それをLPFを通せば出るかもしれない。ただ、LとRにはボーカルの声が入ってきているから外せばベースとドラムの音が出るのでは?」っと考えました。(結果は同じく一緒でした。)このことから、「あ、GNDにもボーカルの声が入っているのかな」と考えたのですが、「GNDを外すと、ステレオからモノラルになってしまう」と聞いたのですがそうなんでしょうか?
念のためこれらの回路図も送りますね。
*回路図
http://www6.gigafile.nu/v3/?239e673b42a29b30e5c4 …
それと、xpopoさんの回路図にはDCカットが付いていますけれど、それも付けないとマズいでしょうか?
色々問題ばかりで恐れ入りますが、よろしくお願いします。

No.3
- 回答日時:
>抵抗を付ける場所は下記の回路図の場所で合っていますでしょうか?
>一応、数キロΩとのことなので、2.2kΩや、8.2kΩなど付けてみましたが、ほとんど変わりませんでした・・。また、ボルテージフォロワーも付けてみましたが、結果は同じでした。
回答>> 一応、こちらでも回路を作ってLTSpiceでシミュレーションしてみました。回路図と波形をこちらに載せました。( http://yahoo.jp/box/kvpdeJ )
rajisonさんのアップロードされた回路図には抵抗とコンデンサの値が入っていませんでしたのでこちらで想像して値をいれてあります。また、オペアンプの電源電圧も不明でしたので、とりあえず±15Vとして回路図をつくりました。差動回路のゲインは14.2倍=23dB、LM324を使った加算器の加算ゲインは13倍=22dBに設定してます。またローパスフィルタの遮断周波数fcは fc=1/(2*π*C3*R7)=122Hzに設定しました。
シミュレーションではL_INには5kHz、100mV0-pと50Hz、100mV0-pの混合信号を、R_INには5kHz、105mV0-pと50Hz、100mV0-pの混合信号を入力してます。シミュレーションでは抵抗R13の値をRxとしてRx=1mΩ(殆どショート状態)とRx=10kΩの場合のそれぞれに対して出力電圧V(out_buf)を計算してます。
結果を見ますと、Rx=1mΩですとローパスの出力は現れずに5kHzのL_INとR_INの信号の差分が増幅された50Hzを含まない小さな信号だけになってます。一方、Rx=10kΩの場合はローパス出力の50Hz成分と5kHzの小さな信号が合成されて出力されているのが分かると思います。
rajisonさんのほうで確認された結果は回路を変えても変わらないという事ですので、回路定数がどうなっているか?また、オペアンプの電源電圧はどうなってるか?この2点が気になります。どうなってますか?
シミュレーションした回路ではrajisonさんの回路と異なるのは回路定数以外にローパスフィルタのコンデンサC3を加算器の帰還抵抗に並列に接続してるところですがこれが原因とは考えにくいです。
>それと、「全帰還型のヴォルテージフォロワー」というのは、普通のボルテージフォロワーと回路は違うのですか?
回答>>同じです。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
オペアンプの電源は3Vです。3Vだとやはり動作に影響を及ぼすものなんでしょうか・・・?因みに、電源電圧を6Vにすることも可能なのですが、それでも大丈夫でしょうか?
回路定数の件に関してはこちらの不手際でした。すみません。
*回路図
http://www4.gigafile.nu/v3/?d57d7b063af6255a73f8 …
また、抵抗値やコンデンサの値などは、その時その時でコロコロ変えながら動作を見ているのですが、おおよそそのぐらいの値で試しています。
また何かありがましたら、ご指摘願います。
宜しくお願いします。

No.2
- 回答日時:
今晩は。
横から失礼します。原因はLM358の出力とローパスフィルタの合流点の間に抵抗が無いためです。オペアンプの出力抵抗は帰還が掛かった状態では10Ω以下になりますのでローパスフィルタからの信号は殆どLM358の出力で吸い取られてしまいます。結果としてローパスフィルタからの信号は殆どゼロの状態になってしまってます。
対策としてはLM358の出力とローパスフィルタの合流点の間に数kΩの抵抗を挿入する事です。これで解決できると思いますが、出力抵抗は大きくなります。もし、負荷抵抗が大きい場合はオペアンプを使った全帰還型のヴォルテージフォロワーを出力に追加するといいでしょう。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
抵抗を付ける場所は下記の回路図の場所で合っていますでしょうか?
一応、数キロΩとのことなので、2.2kΩや、8.2kΩなど付けてみましたが、ほとんど変わりませんでした・・。また、ボルテージフォロワーも付けてみましたが、結果は同じでした。
*回路図
http://www5.gigafile.nu/v3/?427dd74cd32734ad3f6f …
それと、「全帰還型のヴォルテージフォロワー」というのは、普通のボルテージフォロワーと回路は違うのですか?
どうかよろしくお願いします。
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