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例えば、映画館は大人と子供で料金が違いますが

そういう値段の差って江戸時代にもあったのですか?

A 回答 (1件)

江戸時代の映画に相当するのは歌舞伎見物かと思われますが…。



当時の歌舞伎の料金は江戸庶民の所得から言うとかなりの高額で、一般町人の子供がおいそれと見れる様な代物ではありませんでした。一応、一番安い「場外立ち見席」で16文だったという記録が残ってます。現在の貨幣価値換算だと200円くらいでしょうか?コレなら子供でも見れなく無い金額ではありますが、当時の歌舞伎は今のジャニーズのドーム公演さながらの超人気娯楽でしたので。まあ普通は子供に席を譲るような大人居ませんヨ(笑)。

で、座って見れる一番下の安い席の「土間席(座布団無しの地面)」が大体、銀15匁と言いますから。まあざっと約1~2万円?この値段だとさすがに子供はもう無理ですね。江戸風に言うなら「ガキは外で遊んでろ!」ってな感じですね(笑)。いわゆる超リッチ階級の大店と呼ばれた大商人クラスなら難なく特等席の「桟敷席」の料金もポンと払えたと思いますが。これが大体、1席20万円くらいですので。やっぱり子連れでは見に来なかったとおもいます。

と言う訳で少なくとも記録に残る限りでは、歌舞伎には「子供料金」はありませんでした(そもそも当時の歌舞伎芝居の類は「大人が見るもの」という概念が強く、いわゆるアダルト産業という認識だった)。

一方、明確に「子供料金」が記録に残ってるサービスもあります。それは湯屋、つまり銭湯です。当時のお風呂屋さんは、幕府に届け出て免許を貰わないと営業できなかったので、公文書などにも料金の内訳などが仔細に記録され残っています。それに拠ると時代とかでも異なりますが、大体「大人10~6文、子供8~4文」~だった様です。まあ「お一人様100円、子供80円」くらいの感じでしょうか?

免許を貰えば入浴料自体は店主が勝手に決めても良い決まりだったので。結構、お店によって差があったみたいです。ただし公共サービスだったので、あまりにも高額の入浴料自体を取ったお店は幕府から行政指導的な懲戒(店の取り潰しなど)を受けた様です。またヨチヨチ歩きの幼児はさらに安いか、無料扱いにした店も多かったみたいで、その辺は現在の銭湯の料金とあまり変わらない様です。
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