限定しりとり

40代主婦です。

幼いころ図書館でよんだ「おしいれのぼうけん」はとてもスリリングでした。
 
子どもを産んで、再びこの本に再会したときは時代を経てなお読み継がれていることに感動しました。

しかし先生がおしおきで子どもをおしいれに閉じ込めるのは、とっても昭和的ですが、母親となった今思うのは、リアルだったら問題じゃないの、ということ。

子どもたちがおしいれで「冒険」したのは、暑さで意識もうろとした中で見た幻覚だろうとツッこまずにはいられません。一歩間違えば一大事。

2005年に保育所で本棚にかくれて熱中症で亡くなったお子さんの事故を思い出さずにはいられませんでした。

(詳しく知りませんが)「ちびくろさんぼ」は人種差別だとして、一斉絶版問題がありましたよね。

「おしいれのぼうけん」にはこのような過剰反応が起こらなかったのでしょうか?

子どもも大好きなお話なので、今後も読み継がれていってほしいと思っていますが、読むたびに「(
登場人物の)みずのせんせいどうなのよ?」と思わずにいられません。

(誤解のないように書きますが、「おしいれのぼうけん」を絶版にしてほしいという意見ではありません。みずのせんせいに一緒につっこみを入れていただけたらと思っています。)

A 回答 (3件)

「ちびくろさんぼ」が絶版になったのは、時代の変化というだけではすまされない「人権問題」だったからでしょうね。


そもそも「さんぼ」という名前そのものが、黒人一般を象徴する侮蔑的な意味を含んだ名前なんですよね。そして、絵の描かれ方も、黒人の特徴をデフォルメするように描いている。たとえ、昔はそういう表現が許されていたといっても、現実に今それを見て不快に思う人がいる可能性が高い。当事者である黒人が嫌がる表現であるということ。黒人一般に対してそういう描き方、表現をしてもいいんだと子どもに思わせる可能性がある、ということが問題だったんだと思います。
「おしいれのぼうけん」に関しては、単に「時代による子育て観の違い」ということだと思います。私は昭和40年代うまれですが、悪さをした子どもが押し入れや物置にとじこめられるなんて普通でしたよね。サザエさんなどにもカツオがよく押し入れにとじこめられてつっかい棒をされている場面が出てきます(アニメじゃなく、原作の漫画の方で)。
今、現実に保育園や幼稚園でそんなことをする先生はいないですよね。しつけの方法として、有効ではないし、危険が伴う場合もあることが常識だからです。
「おしいれのぼうけん」を読んだ人が「子どもをとじこめてしつけをしよう」と思う可能性はあまりないです。あくまで、「これはこういう時代だったんだな」「そういう時代のお話なんだな」という前提で読まれている。
そういう視点で見ると、今の子育ての常識からしたらあり得ないような表現が出てくる絵本はたくさんありますよね。
名作と言われている「はじめてのおつかい」なども、幼稚園児ぐらいの子をひとりでおつかいに出すなんて現在はあり得ないです。でも、その設定自体はあり得ないとしても、「子どもがひとりで初めての大冒険をする」というわくわくする物語自体の素晴らしさは変わりません。「あさえと小さいいもうと」なども、まだ赤ちゃんである妹がお昼寝している間に、幼児であるお姉ちゃんにまかせて、お母さんは「ぎんこうにいってくるからおるすばんしててね」と出かけてしまいます。そこで妹がひとりでどこかに行ってしまってさあ大変…となるわけですが、今なら虐待(放置)と言われかねません。でもその設定は「時代」ということでスルーされて、子どもが初めて小さな兄弟をまかされ、その子が行方不明になってしまい、必死で探しまわるというドキドキという物語の枠組みは普遍的なものなので、いつまでも読み継がれているのだと思います。
時代の変化、というだけでは看過できない、「人権問題」「差別」ということとは本質的に違うものだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

「ちびくろさんぼ」のお話大変参考になりました。

「おしいれのぼうけん」も、質問をたててから再度読み返しましたが、みずのせんせいは子どもを押入れから出した後「おしいれのそとでかんがえてもらったほうがよかったな。」と反省し、次の日からは押入れにいれなくなったとありました。

大事になる前に、やめてもらえてよかった(笑)。

お礼日時:2013/04/11 11:54

「ちびくろさんぼ」が絶版になった経緯は


確かとある子供がちびくろを読んだ時に
「これって人種差別じゃないの?」と疑問に思って
それを家族に話したら親戚に偶然絵本の差別表現とか
調査?チェックしている人が居て
「確かにそうだ!子供にそんな風に感じさせる絵本はよくない!」と事がオオゴトになったという経緯があります。
(聞いた話なので正確かは分かりませんが)

つまりちびくろさんぼの時はオオゴトになるだけのツテがあった って事だと思います。
これが一般家庭でお母さん一人が「この絵本良く無い」とどこかに文句言ってもここまでにはならなかったかな と。
差別的表現かもしれない→調査してみたらそう感じている人が少なく無かった→絶版 って感じかなと。


私も昭和生まれの人間ですが、悪い事言ったら押し入れ行き、物置行きって子供の頃よくありましたよね(笑) 人がやられてるのを見て幼心に怖かったものです。

個人的には絵本の表現は自由で良いと思うのですが
読むのは子供でも選んで買ってあげるのは大人なのでついつい大人の感覚でジャッジして取り締まってしまうと言う事は絵本に限らず昨今の風潮であると思います。

それで本気で取り締まり始めちゃうとアウトな絵本いっぱいありそうだな~
「かいじゅうたちのいるところ」なんかも悪さしたら飯抜きで部屋に監禁なんて虐待!とか(笑)

感じ方は人それぞれで
私は「おしいれのぼうけん」はうとうとして見た白昼夢みたいな感じに思っています。
勿論今幼稚園でこんなことやったらアウトだろうなとは思いますが(^^;)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

>>それで本気で取り締まり始めちゃうとアウトな絵本いっぱいありそうだな~

おっしゃるとおりでですね。

絵本の読み聞かせはたくさんしておりますが、わくわくどきどきするようなお話は、現実的な親が介在していてはまったく始まらないと思います。

心の中で「放置子かよ!」とか、「育児放棄だろう!」とつっこみながら読んでます(笑)。

お礼日時:2013/04/11 08:52

まず…本棚と押入れは違う



押入れは私も入ってじっとしてるのが好きでした


そしてなにより ドラえもんの寝床



そう考えると問題はありません
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。

押入れは魅力的な空間ですよね。

ただ、自分の意思に反して長時間閉じ込められるのは、問題だと思います。

お礼日時:2013/04/11 08:46

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