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日本語を勉強している外国人です。

最近読んだ本の中に、
上下共にレザーでキメキメ
という表現がありますが、その「キメキメ」って何の意味ですか?
辞書で調べても見つからないので、ちょっと困っています...

あと、「生温かい気持ちになる」の意味は何ですか?
辞書を引いてもよくわかりません...||||
その「生温かい気持ち」っていったいどんな気持ちですか?

知っている方、教えていただけませんでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

 おはようございます。

物語やら文章を読むことが大好きなおっさんです。仕事が始まる前にまだ時間が少しばかりありますので、一緒に読んでみましょうか。
 たとえば、私たちが冠婚葬祭や改まった場に出席する時に、相手方から招待状をいただきますね?
もしそこに「平服にてお越しください」との文言があった場合、祝宴やパーティーの場にTシャツにジーンズといった格好で出席するでしょうか。この場合の「平服」というのはタキシードなどのあらたまったほどの服装ではなくとも「その場に相応しい服装格好でお出でください」との意味で使われている表現です。ですから礼服やパーティーウェアなどに白のネクタイで出席することが殆どです。
 さて話は少し横道にそれてしまいましたが、「キメキメ」の「キメ」は「決める」「決め事」などから派生した言葉で、先程お話ししたドレスアップの事例でお話しするならば、「その場に合った服装」「その人で相手に伝えたい気持ちをそのまま表している様な服装」ともいえます。もっと英語的な表現をするならば、マッチしているなどに該当するともいえます。
 あるいは、ミュージシャンのミック・ジャガーを例にとりましょう。彼は音楽家です。そしてロックというジャンルの音楽家であり、コンサートのステージでそのパフォーマンスを聴衆に直接示すことを職業としています。
 このミック・ジャガーが「もしもステージにホワイトタイを見にまとい、寸分の乱れもない姿形で現れたなら」聴衆の受ける「印象」はどの様なものになるでしょうか?
 観客は「違和感」を持ちます。「ホワイトタイ」は確かに礼装であり、「ビシッと決めていても」その場にはマッチしていません。それが祝宴や披露パーティーであったとしても、窮屈すぎる印象を相手に与えてもしまいます。
 この様なことから質問文にある「上下共にレザーでキメキメ」との表現は「上下共にレザーで仕立てられているジャケットとパンツを着用することがその人物の職業や物の考え方を反映し、その人らしさを表している。と同時にその場にふさわしい格好となっている」との意味を表したいとその作品の著者は考えて使っているのでしょう。
 辞書をお使いになるならば、「決める」という見出し語で探してみて下さい。これを「キメる」に変化させそして「キメキメ」と重ねて使うことで、より強く「思いどおりに、ビシッと似合っている」と読者に伝えたいのでしょうね。おそらくは「造語」です。その作者が「新しく創った言葉」です。
 そして「日本語で使われている言葉」それも「物語の言葉」には「その作品の中でしか通用しない特殊な意味」を持たせている言葉もしばしばありますので、その「作品中で使われている意味」も合わせて考えながら読むことも大切です。これは海外でも同じで、フランク・シナトラが歌う『マイ・ウェイ』とセックス・ピストルズのシド・ビシャスが歌う『マイ・ウェイ』では作品のニュアンスも異なって、聴衆には伝わります。
 もし「日本語を学ぶために小説を読みましょう」とアドバイスされたなら、その時には「辞書」それも「国語辞典」を手元に置くよりも、「語感事典」をお薦めします。小説は「言葉の定義や文法的な解説」よりも「言葉が醸し出す印象」に重心を置いて書かれていますから。

 
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この回答へのお礼

詳しく説明していただき、ありがとうございました。
すごく勉強になしました^_^

お礼日時:2013/05/09 20:54

#1,#2さんの回答で、ほぼすべてなんですが、日本語でこの手の


用語を読むときに考えておくべき点として・・・ですね。

日本語は変化が速く、口語で使う単語は毎日のように生まれて
は消えていきます。ですので、辞書に載るより前に一般化する
用語が非常に多く、辞書に載った時点では既に使われなくなって
居る場合もかなりあるんです。

また、日本語は擬声語・擬態語が豊富な点から、「語感だけで、
特に深い意味がない言いまわし」も比較的頻繁に発生しますし、
古代から「言葉遊び」の得意な言語でしたから、意味をひっかけ
たり、裏の意味を持たせたりする場合も少なくありません。

「生温かい気持ち」というのは、そういう日本語の代表的なモノです。

元々、「温かい目で見守る」という用語はちゃんと「辞書に載っている
正しい用語」として存在していたんです。また「生温かい」という用語
も辞書に載っています。

ここで、新しい日本語の発生源の一つである「ネット民」、具体的に
言えば掲示板2chの書き込みの中で、「中途半端に温かい」という
意味の「生温かい」という用語と、「優しい気持ちで行く末を見る」と
言う意味の「温かい目」という用語を合体させて、「生温かい目で
見る」という、状況を比ゆした「言葉遊び」が始まったんですね。

要は「常軌を外れた行為を、批評しながら見る」という意味を「中途
ハンパ」という「生温かい」と、「そのまま見る」という「温かい目」を
合体させて表現したんです。

実際、この用語が100%、発信側の意図したとおりに受信側に伝わって
いるか・・・というと、そうでもない面も多かったと思いますが、表現が
面白く、納得性が高かったので、「生温かい目」とか「生温かい気持ち」
という表現が、ネット民の間であっという間に広がったんです。

そうなると、流行に敏感な「マンガ」や「少年向き小説(ライト=ノベルを
略してラノベと言うことが多い)」で、「生温かい~」が頻繁に使われる
ようになり、一般化してしまって、質問者さんが困惑する・・・という結果
になったわけです。


ということで、判らない用語は、前後の文脈や使っている単語から類推
して、「そんなもんかも」程度に押さえて流してしまう方が正解な場合が
多いです。それでも、と言われるなら、意外に「ネット用語」だったりします
ので、辞書をこねくり回す前に、この辺を当たると良いかもしれませんよ。
http://imiimiimi.seesaa.net/
http://netyougo.com/
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この回答へのお礼

日本語はちょっと難しい言葉ですよね、外国人にとって...^^;;
色々教えていただき、ありがとうございました。
大変助かりました^_^

お礼日時:2013/05/09 20:56

1。

  「きめる」には、下記の6のような「かっこうよくぴったりした服装をする」と言う意味があります。
    http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/53995/m0u/% …

     それと麻薬の隠語としてのかきの「キメキメ」があります。
     http://www.kkyg.jp/details/45/33/details_3345.html

    まあ始めの意味を後の形に入れた、造語でしょう。表の意味は「隙の無い服装」、それに「正規の道から外れた」という裏の意味があるのかもしれません。

2。 「なま」が就くと「生臭い」、「生煮え」、「生ぬるい」、「生魚」、「生意気」など、あまりいい意味ではないので、「温かい」気持ちはよい気持ち、「生温かい」のは冷たくはないが嫌な気持ち、と言う意味でしょう。
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この回答へのお礼

なるほど、これですっきりしました^_^
ありがとうございました。

お礼日時:2013/05/09 20:53

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