
お願いします。
最近、精神障害者手帳(3級)を取得しました。
仕事は会社員で最近入社して普通にこなしています。
心の病については知らせてなく、ただ話しの中から知っていたとしても、
以前にそういう病にかかったことがある、そういう部分もある、
ぐらいの認識だと思います。
そこで障害者手帳を返せばいいんですが、
認定通知を受けてしまったので、会社に知られるのが心配です。
また手帳は持ってるだけなら誰もわからないですが、問題は税金控除です。
障害者認定を受けると税金が控除される思いますが、
会社も最近入ったので来年が初めての税金の計算の際になり、
私が税金控除を受けていることを不思議に思うかと思います。
そこで「障害者手帳を持っています」というと
なにかしらドタバタが起きそうな気がします。
知り合いからは税金の控除について聞かれた「確定申告をしました」
と言えばいいのではないか、と教えてもらいました。
確定申告は税務署で何度かしたことがありますが、
確定申告と税金の控除、会社にはそれを言えば大丈夫、
の意味がよくわかっていません。
そこで質問です。手帳を受け取りましたが、
・障害者認定を受けるだけでも税金の控除対象になるのでしょうか。
・その控除は会社でわかってしまうと思いますが、
それを「確定申告をしました」というと乗り切れる理由はなんでしょうか。
教えてください、よろしくお願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
かなり長文になる可能性大です。
休憩しながら、お読みください。
1、
障害者認定とは何かと言う定義をちょっと横において話しをします。
障害者認定を受けてるだけでは、税金の控除対象にはなりません。
税法では、障害者手帳の交付を受けてることが条件で障害者控除が受けられます。
ですから、障害年金を受け取っていても、障害者手帳の交付を受けてないと障害者控除は受けられないことになります。
2、
障害者であることを勤め先に知られたくないという状況の方は、かなりおられます。
勤務先に提出する扶養控除等申告書にて障害者である申告をしないわけです。
知人が言われるように、確定申告をすることで、障害者控除を受けられて還付金が発生しますが、事は「還付が受けられるか否か」だけで納まらないものがあります。
それが「障害者手帳を持ってることが、勤務先にばれてしまうのではないか」という懸念です。
3、
確定申告書に記載されたデータは住所地の役場(市町村)に提出されます。
これを基にして県市民税の課税がされ、その通知が本人と勤務先に送付されます。
本人への通知には、収入の内訳と所得控除の内訳が記載されております。
この「本人への通知」を、勤務先の経理担当者がみることができるのが「障害者であること」がわかってしまう原因です。
4、
勤務先の担当者が「あれ?この人って障害者控除を受けてるんだ」と分かるわけです。
担当者が「そのような個人的なことに興味は無い」方ならいいですが、見る気になれば見れる状態です(※)。
5、
そこで担当者があなたに「障害者手帳を持ってるんですね」「障害者だったんだ」という質問をしてくる可能性があります。
極めて個人的なことですので、回答をする義務はないのですが、無視するわけにもいかないでしょう。
6、
「見た目にはわからないでしょうが、障害があって、手帳を頂いてるんですよ」と答えておけば、どうでしょうか。
7、
それ以上に、どんな障害なの、どこが悪いのと質問してくる方もおられるでしょうが、大体は「ああ、そうなんだ」で終わりです。
悪いことを聞いたなと思ってるかもしれません。
人それぞれ色々あるのですから、もしかしたら担当者も障害者である可能性もあります。
8、
障害者手帳を見せてくれと言ったら、法的には見せる理由はないでしょう。
確定申告書でさえ「障害者手帳を所有してます」と記載するだけでよいことになってます。
まれに勘違いされて「障害者手帳のコピーをつける必要がある」という話がでますが、法的には不要です。
いわんや、勤務先の担当者に障害者手帳をみせろと言われて見せる必要はありませんし、どのような障害を持ってるのかを言う必要はないのです。
このあたりは「聞かれても答える必要はない」という心でいらしたらどうでしょうか。
9、
障害者手帳を持ってることを採用時に企業に伝えてない事で、採用を取り消すという企業性質でしたら、それ自体問題です。
しかし、それを公に問題にすることも、今の社会ではできないのが、これまた問題ですが、仕事を普通にこなしておられるのでしたら「障害者だったんだ」で終わるレベルです。
10、
「9」には体験的な理由があります。
私の親しい友人ですが、小さいころに事故にあい、片足に障害が残りました。それで障害者3級として手帳を持ってます。
しかし、なんということか、お互い成人して、クラス会で本人がそれを口にするまで「まったく知りません」でした。
同級生といわれる人間の全員が「知らんかった」と声をそろえました。
「そういえば、体操のときに走るのが遅かったな」とからかわれて、「そりゃ、障害がなくても、足が遅かったんだ」と笑いながら答えたぐらい「誰も知らなかった」のです。
というように、障害者であることが、周りから全くわからないという方も居られるのです。あなたがその1人だとしても、なんらインチキをしてるわけではないので、障害者手帳を還すようなことは考える必要はないと、私は思います。
※
個人情報の保護という声が強くなって久しいですが、住民税の通知が「企業の担当者が見ることができる」現状のシステムは、私は大問題だと思ってます。
あなたのように、障害者であることをできたら企業に知られたくないという方もいます。
障害者であることを公言してはばからない人間ばかりではないからです。
「本来は本人へ直接交付すべき通知」であることを企業担当者が思い、その内容をみたとしても、見なかったことにするのが、卑しくも経理担当の守秘義務だと思います。
この守秘義務は、その本人に対しても含まれるべきです。
従業員の給与の額を知る立場の経理担当が「口が軽い」ではいけませんよね。
ですから、仮に「あなた宛ての通知を見たけど、障害者控除を受けてるんだね?」と言われたら、「どうして、私宛の通知をみるのですか」「仮に見たとしても、それを口にするのは、経理担当としてあるまじきことではないですか」と逆に言い返してやるぐらいでもいいのです。
実際には気が弱いとか、経理の人にそんなこと言えないとかありますが。
特に「どんな障害があるんだ?」と興味本位で質問をする人は「下司(ゲス)」です。
人間として下品な人間だと思うしかありません。
そんな人に「はい、私はこれこれの障害があります」と答えることはない!という気持ちを持たれるとよいと思います。
回答ありがとうございます、
長文でしたがよく整理させていて見やすく読み応えのある文章でした。
とりあえず持っているだけなら会社にはわからないようなので、
しばらく様子見をします、ありがとうございました。
ベストアンサーです。
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