架空の映画のネタバレレビュー

高齢の妻が認知症になった男性がいます。

他害、徘徊、自宅で転倒し怪我など、多くの問題が生じたため、病院のケースワーカーが介護施設への入所を勧めたものの、その男性=夫は強く拒否していました。

説得してようやく自宅近くの介護施設(特養でなく医療法人が経営しており、月額費用は高額)に妻を入所させましたが、夫が早朝7時台から夜7時くらいまで、毎日ずっと妻の私室に滞在しています。

個室なので他者に迷惑がかかるいうこともないのですが、ホールのゲームや体操にも「妻はそういうことが嫌いだから」と参加させず、二人だけでひきこもっていることが大半で、皆で散歩に出かける時も夫が車椅子を押します。妻の私室にはアルバムもテレビも置かず、娯楽になりそうものは何一つ持ち込んでいません。夫本人は本や新聞を読んでいます。

食事もほとんど夫が世話をし、病院食はまずいからと勝手に持ち込んだものを食べさせて、妻がひどい下痢を起こし、そういうときの下の世話だけ介護士を呼びます。それも、最優先でやれと。

何もかも妻優先で、施設にもそれを要求する、そしてずっと二人きりでいることを望む。
頑固で妻孝行な自分が正しいと信じている夫を説得するのは無理、老い先短いからと施設は容認しているようですが…

子どももなく、妻に金銭管理能力がないので、成年後見人の手続きをするよう勧めても聞き入れません。
夫は近所付き合いも、友人・親類と接する時間も作りません。
こういう高齢者の例はほかにありますか?そして、やはりどうにもならないものでしょうか?

A 回答 (8件)

こうゆう状況でありながら 受け入れてくれる施設があってよかったですね。



施設のマイナス面は 「下痢の処理」 ぐらいでしょうか?(だから居ることが可能なわけですが)

ところで
旦那様には 成年後見のお仕事は 無理ではないかと思います。(性格的にも)
また理解もできないと思いますし、実際お子さまもおられないのなら 今とそんなに事情が変るとは思いませんが。

慰めになりませんが
もし 旦那様が 自宅で独りでいれば そっちのほうがずっと弊害があると思われませんか?
奥様のお世話が「生きがい」になってしっかりしておられるご様子

奥様はちょっとお気の毒ですが
考えようによっては 自分のことを一番心配してくれる人(旦那様)がずっと傍にいるということは
少なくとも寂しくはないですよね、、、

ゲームとか交流とかも大事ですが とりあえず 2人でいれば孤独ではないですよね。

年齢とともに 同年代も数が減り(介護や死亡) 交流といっても親戚も代が代わってしまって 話もあいません。
だんだんと ラクな人間関係だけでよくなってきます( 夫婦 )

いま 「こうしなければ」とあせらなくても
時間が過ぎると 体力が衰えた旦那さまはもう奥様の部屋に行きたがらない日が必ずきます。
そんなに遠くない日に
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この回答へのお礼

>だんだんと ラクな人間関係だけでよくなってきます( 夫婦 )
とても納得できる回答です。
妻と二人きりのほうが楽なんでしょうね。

お礼日時:2013/10/11 22:22

No7です。



つきそいの家族が持ち込むものはクオリティオブライフです。

私の父も老人食で食事に形がありません。刺身も刻まれてしまっては歯ごたえもなく、塩分も脂質も制限され味がありません。誤嚥性肺炎を起こしやすく頻繁に咳き込み、量も食べ切れません。それでも外食や美味しいものを食べたがります。食事は栄養補給だけでなく娯楽であり楽しみです。

ここでの生活は記憶も気力も落ちた今、お見舞いの訪問者と楽しむこともなく、認知症なら長い付き合いでない人の事は記憶に埋れてしまうでしょう。自分の子供でさえ忘れてしまうのですから。

配偶者で献身的に世話が焼けるのは理想です。そこで不足が出た場合だけ施設にお任せして、悪化するならそれは家にいてもおきたことでしょうし。

施設で全てを断ち切って延命して意味があるのかと考えさせられます。半年長く寝たきりで居るために食事も面会も制限されて一人きりで施設の部屋に横たわっているのが本人はそれでいいのでしょうか。

付き添いが話しかけるのは意識不明の植物人間状態でも実は声が聞こえていると知られているからで、それ以上に一緒にいたいという自分の気持ちに忠実だからでしょう。

自分の行動で死期が早まっても、臨終の場に居合わせられなかった事に比べれば後悔の念は小さくなります。

私は老人施設に入った父に年3回しか会いに行けません。施設ではできないので出前を取り刻まれていないうなぎと寿司と焼肉を味わいます。年3回の楽しみです。施設を去る時はいつもこの姿が最後かもと思います。

帰る日が近づくと、次はいつ来るの、それまでまずい食事でつまらない(会話もほぼしないので)と寂しそうに訴えます。配偶者で愛情の絆が強かったら毎日来たいと思っても不思議じゃありません。症状が悪化する以上の付加価値をすでに与えています。誤嚥で苦しんでも食べないよりは、食べる方を本人も望むと思います。先がないんでしたら酒もタバコも禁止する必要はないと思います。

この回答への補足

>施設で全てを断ち切って延命して意味があるのかと考えさせられます
難しい問題だと思います。
施設に入ることでQOLが満たされないというのなら、入所しないほうがいいのでしょうか。

自宅で夫のみで介護(介護保険はまったく使おうとしない)しているときは、妻は病気や、一時意識不明になるような怪我をしました。だから施設をすすめたわけですが…
夫曰く「俺が殺すなら本望」だそうです。そうなったとき本当に後悔しないものですか?
長く生きてほしいと思っているのか、早く終わってもいいのか─ほんとうに微妙なところで、はかりかねます。

補足日時:2013/10/21 09:15
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つき添えるならそれが一番です。



施設の体操も娯楽も食事も、決められたものは実は家族の来ない人のための代わりです。

施設の入居者と今さら交友関係を持とうとも思わず、人生の終わりだけが見えていて、そのひと時足らずとも離れていたくないならそうさせてあげればいいでしょう。

本来なら家庭で一緒にいられたものを、世話ができないために施設にお任せしているだけです。

食事も病人食を食べようが持ち込みを食べようが塩分を取ろうが寿命が長くなるわけではありません。ならば本人の好きなものを時々食べさせてあげられれば嬉しいはずです。自分でも残りの人生を病人食だけで終わらせたくはありません。

下痢や食中毒になるなら指導もできましょうが、味の濃い薄いくらいなら本人の嬉しさのが勝ちます。

普通の病院と違い、治療で健康に戻るわけではなく人生の終末を静かに過ごすための入所です。好きなようにさせてあげて良いと思います。付き添いの家族は入所者の亡くなった後喪失感に打ちのめされるでしょう。が、今引き離すことは無闇に喪失感を増やします。毎日何をしたら良いのでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
嚥下障害があるのに施設の指導を守らず、誤嚥性肺炎などを引き起こして(起こさせて)妻が死亡したとしても、夫婦ともに幸福であったと思っていいのでしょうか。
夫は後悔しませんか?じゅうぶん尽くしたと思えるのでしょうか?
そのあたりが気になっています。

お礼日時:2013/10/19 22:40

まず、あなた様とそのご夫婦の関係がわかりません。


施設の職員さんというわけでもなさそうだし。

私は施設の介護士をしていましたが、ご相談にあるご夫婦のケースは結構ありました。
60床のうち7組くらいだったと記憶してます。
夫が毎日、あるいは妻が毎日、一日中付き添っていて皆勤賞を差し上げたいくらいでした。
お昼ご飯持参で、お昼寝までしている人もいました。

介助はまったくしないで、細かいことを頼んでくるタイプと、本人ができることもやらせないで
なんでも介助してしまうタイプがありました。

施設側としては、皆様ともご高齢のこともあり、やはり黙認してました。
いろいろお話を伺ってみますと、家族のために働きづくめだった夫に感謝しているとか
自分の事業のために散々苦労をかけた妻に詫びたい毎日だとか。
そんなお話を聞いたら、どう思われますか。

夫婦のうち、どちらかが施設入所になった場合、自分の時間をどう使うのかは自由です。
少しでもいっしょに過ごしたいというのも一つの人生なのでしょう。
毎日、妻と同じ空間にいることが生きがいなのであれば、回りの人間は理解して差し上げることも
必要なのではないでしょうか。

夫婦で歩んできた歴史と、残された時間を温かく見守って差し上げる心も大切だと思うのです。
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この回答へのお礼

肯定的に見てくれる施設もあるのですね。
配偶者に付きっきりになるのも、さほど珍しいケースでもないと知り、少し安心しました。

お礼日時:2013/10/15 20:32

話は違うが先月65歳過ぎのおばあさんが,僕の家に黙って入ってきて,おなかが空いたと云うのです。

僕は直感でご飯をごちそうしました。お婆さんは食後眠いと云うのでベッドルームへ連れて行き眠らさました。ところが,1人は寂しいと云うので添い寝をしました。
私は思いました。こうした老人は自分で自分が分からないので誰かが,理解して出来る範囲での介護をして,機関に電話をして老人をお返しすることが大切と思います。
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この回答へのお礼

変わった体験ですね。

お礼日時:2013/10/15 20:35

60代後半男です。


私たち夫婦のことに置き換えて考えてみました。
今はともに元気で互いの趣味に重きを置いた生活です。
会話するのは食事の時間などで円満な生活です。
妻が入院などしたら、どうするかと考えると、やはり毎日でも
様子を見に行って世話をしてやりたいと思いますね。
子供も孫もいない夫婦なら、なおさらだと思いますよ。
二人きりで築いてきた人生です。最後まで伴に居たいですよ。
残り時間が少なくなってきていることを自覚すればなおのことです。
いいご夫婦ですね。見守ってあげてください。
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この回答へのお礼

女性より男性のほうが付き添う傾向があると、施設のかたが言っていました。
男性のほうがやさしくて寂しがりやなのでしょうか。

お礼日時:2013/10/15 20:39

No.1さんの回答に同意です。



このご主人は、自宅ではご自分で奥様の面倒を見られないけど、愛妻から離れたくない

のでしょう。

奥様も、他のことは、わからなくてもご主人のことはわかるのでしょうね。

奥様のそばにいることだけが、ご主人の生き甲斐なのでしょうね。

羨ましい、、、ですね。

とても、羨ましいです。

奥様も、お幸せ、、だろうと思います。

お二人の、残り少ない時間が、幸多かれと祈ります。
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この回答へのお礼

やさしいかたですね。ありがとうございます。

お礼日時:2013/10/11 22:15

>やはりどうにもならないものでしょうか?



何故他人が、どうにかしようと思うのでしょうか?
そちらの方が、理解できないが。

これが、長い年月をかけて二人が作り上げた、夫婦関係の最後の幕だと捉えますが。
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この回答へのお礼

よく言えばひたむきなのですが、あまりにシングルフォーカスなので心配しています。
もう少し人を信用し、頼ることはできないものかと。
まったくの他人ではないものですから。

お礼日時:2013/10/11 22:18

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