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キムヨナ選手の演技は芸術性が優れている、というカキコミを読みました。
芸術性が優れている、というのは大変抽象的な表現で、よくわかりません。
芸術性を具体的にいえば、どのようなことでしょうか?
またキムヨナ選手はどのように芸術性に優れているのでしょうか?

A 回答 (5件)

個人的な意見ですが、キムヨナは演技力はあると思いますが、芸術性に優れているとは思いません。



キムヨナは、ストーリー性のある曲が得意な選手で、そのストーリーを研究して、喜怒哀楽を顔の表情や上半身の動きで、表面上、それを氷の上で表現するのは得意な選手だと思います。
しかし、ステップは、曲を表現し技術的に優れているとは言い難く、スピン、スパイラルなど、一つ一つのポジションはそれ程綺麗ではなく芸術的でもないと思います。
最近のフィギュアは、演技力=芸術性がある とみなしPCSの方で高い点をつける傾向にあるようです。

フィギュア選手は女優ではないのですから、顔の表情や体の過度の動きで芸術性がある、と判断するのもどうかと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
回答者さまも、やはり芸術性に優れているとは思われないのですね。
顔の表情も、「死の舞踏」あたりまではいいなと思っていたのですが
「007」あたりからなんかいやらしく感じてしまって
セックスアピールor八の字まゆげ
この2パターンしかないんじゃないかと思います。
浅田選手のほうが顔の表情のバリエーションも豊富だと思います。
「ノクターン」の切ない恋心、「アイガットリズム」のコケティッシュな表情、「鐘」の怒りの表情。
そしてどんな表情をしても品がある。
キムヨナ選手はジャンプはすごかったですが、今シーズンはかなり劣化した印象があります。
スピードがないし、幅も小さくなっていませんか。
またおっしゃるようにスピンやスパイラルのポジションがきれいに見えない~。
ステップもへろへろとした印象。
それなのになんであんな高いpcsが出るのでしょうか?

お礼日時:2014/01/09 08:37

三度の回答、申し訳ありません。



私はあくまでも、ご質問への回答として、今のフィギュアでの芸術性とは、PCSとして得点化されていますよ、ということを述べたつもりです。
素人目で見てのお話ですので、PCS各項目で、どのようにキムヨナ選手が評価されているのかは分かりません。
ただ、今の採点システムでは、GOEにしろPCSにしろ、採点を行う審判の国名は明かされていますが、氏名は伏せられているそうです。
審判の氏名が公表されるようにすれば、もう少し、GOEやPCSの評価の正確な理由づけをもって、得点化がなされるかもしれませんね。
とりあえず今の審判氏名非公表という形では、各審判の得点への責任が薄い状態にもあると思います。
ちょっと話は変わりますが、よく、絵画などの公募展の選考委員(審判みたいなもの)は、氏名を公表していますよね。そして、審査後に、審査の基準などを踏まえて、評価した理由を述べていたりします。フィギュアでも、評価する側(審判)に、もっと責任を持ってもらいたいものです。


さて、いろいろとデータを調べてみましたら、スコアの上では面白いことがわかってきました。

キムヨナ選手は、今シーズンは得点の正確さに欠ける、国内試合の韓国選手権、また国際大会でも、浅田真央選手など多くの日本選手が出ていたグランプリシリーズよりは格下の大会にしか出ていません。
今シーズンのスコアを、浅田選手と比べるのは難しいか・・・と。今シーズンのキムヨナ選手のスコアは信用できません。
ただ、浅田選手はバンク—バーでのキムヨナ選手のPCSとほぼ同じ得点を、今シーズンはもらえています。

バンクーバーでは、浅田選手の得点との大きな差が出た原因は、審判による技の出来映え評価(GOE)が原因だと思います。
質問者さんのおっしゃられる「分かりやすい基準」というのは、いちおうは各要素(技)の基礎点やGOEとしてすでに数値化されていますね。
ジャンプ、スピン、ステップなどのGOEの評価基準(ジャンプの高さ、スパイラルなどのポジションや保持秒数、スピンの回転の早さ…など)となる項目もISUでは予め公表されています。
ただ、採点上では、GOEはあくまでも技術点に含まれるもので、かつての6.0満点方式の芸術点に相当する「演技構成点/PCS」ではないので、詳細は割愛します。
ISUの公式サイトには載ってるので、調べてみてください。(英語ですが)


浅田選手とキムヨナ選手とでPCSのみを比較したとき、ショートプログラムだけであれば、今シーズンの浅田選手は、バンクーバーでのキムヨナ選手のスコアを、ほとんどの試合で上回っていました。

キムヨナ(バンクーバー五輪 / SP):PCS 33.80
浅田(GPアメリカ / SP):PCS 34.33
浅田(GPファイナル / SP):PCS 34.91

特に「要素のつなぎ(Transitions)」では、キムヨナ選手はほぼすべての試合が7点台後半なのに対し、浅田選手は8点台が多いです。

ただ、フリー(FS)だと、これまで浅田選手が上回ったことはありませんが、バンクーバーでのキムヨナ選手と浅田選手(GP日本-NHK杯)の得点差は約1.5点です。PCSの各項目で約0.3点の差です。

(参考|http://tororinnao.info/02rank/02totalrankladies. …


芸術性(PCS)では、今シーズンの浅田選手は3Aなどにミスがあり、それでも各項目で0.3点しか差がありません。
ミスなどがあった場合はPCSが伸びない傾向もあるらしいので…推測でしかありませんが、浅田選手がノーミスであれば、バンクーバーでのキムヨナ選手(歴代最高点)をPCSでは簡単に上回ると思います。
つまり、多くの人が勘違いされがちですが、今や芸術性としては浅田選手が世界の最高峰、ということです。
ただ、GOEでは、浅田選手が高難度の技に挑むリスクで、やや成功率が低く完成度としての評価が抑えられてしまうことに対し、キムヨナ選手は難易度の若干低い技をどの試合でも繰り返し行い熟練させてきたことで、完成度が高いと思われているのかもしれません。
まあ、毎試合、同じポジションでのスピンやスパイラル(スパイラルは、今はなくなりましたが)、同じコンビネーションジャンプばかりをやっていれば、徐々に上手くなっていくのが目に見えて分かりやすいのかもしれませんが、ただ、バンクーバーでのあのジャンプのGOEはちょっと異常ですよね。


両選手の技術的な面を少しだけ補足します。
浅田選手は意外にもアクセルの次に難易度の高いルッツジャンプが苦手(以前エッジエラーを取られた)なため、プログラムに入れていません。そのためルッツを単発のジャンプだけでなく、コンビネーションなどに絡めて多数組み込めるキムヨナ選手の方が、技術点の基礎点は高いんです。
ただし、バンクーバー五輪の時点ですでに、ジャンプ以外(スピン、スパイラル、ステップ)は、浅田選手の方がスコアはすべてキムヨナ選手を上回っています。
つまりキムヨナ選手の高得点の理由はジャンプなんです。芸術性(PCS)が大きな理由ではない、ということですね。

(参考|http://ethan3.tumblr.com/post/1218189171



客観的に、かつ簡単にネット上のみで得られるデータから、世間の認識(報道など)とは逆で、ジャンプが武器のキムヨナ選手と、芸術性が武器の浅田選手、というわけです。
PCSもですが、スピンやステップといったジャンプ以外の技も、すべて浅田選手の方が優れていることが、得点にも表れています。
キムヨナ選手が浅田選手を上回っているのは、ルッツジャンプが跳べることと、ジャンプに加点されるGOEの異様な高さ…ですね。
3Aが跳べることで浅田選手の方が技術的に勝っていると思われがちですが、跳べるジャンプの種類数の多さでは浅田選手(トリプルアクセル、フリップ、ループ、サルコウ、トゥループ)より、キムヨナ選手(ルッツ、フリップ、ループ、サルコウ、トゥループ、アクセル※ただしダブルアクセル)の方が多いです。(まあ、浅田選手の技術が低いわけではないですが。)
3Aは技術うんぬん、というより、女子選手としては類い稀な浅田選手のアスリートとしての身体能力が可能にしているのですね。しかし今や浅田選手は同時に優れた表現者でもあるのです。



三度の回答での話の流れで、両選手の比較へと、私の方から誘導してしまったことを、お詫びいたします。
ただ、いちフィギュアスケート・ファンとして、質問者さんにもぜひお願いしたいのですが、だからといってキムヨナ選手がフィギュアスケート選手として芸術性が「低い」と言われるのは避けていただきたいです。(個人的な好みから、嫌いな演技・選手だ、とおっしゃるのは構わないと思いますよ)
好きか嫌いかは個人的な感情だと思いますので構いませんが、それらを個人的な感情で優劣にしてしまうのは、それこそ不透明な審判団(のGOE加点)と同じになってしまいますから。

3Aも跳べるし芸術性も高いし、データから見ても浅田選手の方がほとんどの部分で勝っていますが、同じく客観的に、その他の多くの選手たちとPCSを比較すれば、浅田選手とキムヨナ選手はどちらも別格的です。
キムヨナ選手のPCSへの異論を唱えると、客観的に納得のいく説明や情報を探すのは難しいですが、浅田選手とPCSなどを比較して、どちらが芸術性を高く評価されているのか、とすれば、それは浅田選手の方がより高く評価されている、という結果となります。

長くなってしまいましたが、最後にまとめますと、浅田・キムヨナ両選手とも、全選手の中で極めて芸術性に「優れた」選手ですが、どちらがより優れているか、という比較をすれば、結論として浅田選手である、ということになります。
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この回答へのお礼

>三度の回答、申し訳ありません。

いえ、何度も丁寧に回答くださってうれしいです。ありがとうございます。

>私はあくまでも、ご質問への回答として、今のフィギュアでの芸術性とは、PCSとして得点化されていますよ、ということを述べたつもりです。
素人目で見てのお話ですので、PCS各項目で、どのようにキムヨナ選手が評価されているのかは分かりません。

質問は「キムヨナ選手はどのように芸術性に優れているのでしょうか?」ということです。
高いpcsがついていますが、その理由がわからないので。

> 審判の氏名が公表されるようにすれば、もう少し、GOEやPCSの評価の正確な理由づけをもって、得点化がなされるかもしれませんね。

そうですね~。
ネットのカキコミなんかもそうですが、匿名というのはあきまへんな~。
自分のやることに責任を持たなくなる。
匿名にしているのは、「●●さん、××選手に高い点数をつけてくださいよ。」「あいよ。」というような
ことがないようにとの配慮だとききますが
「誰がどのような得点をつけたのかわからないからいい加減に点つけちゃえ」というようなことがまかりとおってしまっているように思えますね。

絵画の選考委員のように、きっちりと説明することも大事でしょう。

>キムヨナ選手は、今シーズンは得点の正確さに欠ける、国内試合の韓国選手権、また国際大会でも、浅田真央選手など多くの日本選手が出ていたグランプリシリーズよりは格下の大会にしか出ていません。
今シーズンのスコアを、浅田選手と比べるのは難しいか・・・と。

たしかにそのとおりかもしれませんが、バンクーバーのキムヨナ選手と今季の浅田選手を比較するのもおかしくないですか。
ルールもかなり変更になりましたし。

今季のキムヨナ選手はB級試合しかでていないので、オリンピックでどのような採点がなされるか
オリンピックに出てみなければわからないですが
韓国選手権の採点はいくら韓国選手権だといっても盛りすぎだと感じました。
ミス連発で、ノーミスの鈴木選手を上回る得点出してますからね。

> 質問者さんのおっしゃられる「分かりやすい基準」というのは、いちおうは各要素(技)の基礎点やGOEとしてすでに数値化されていますね。
ジャンプ、スピン、ステップなどのGOEの評価基準(ジャンプの高さ、スパイラルなどのポジションや保持秒数、スピンの回転の早さ…など)となる項目もISUでは予め公表されています。

たとえばジャンプの高さとか幅を評価するということですが、具体的な数値をあげていないので、あんまり意味がないというか。
キムヨナ選手の冒頭と3-3はすばらしいですよ。
だけどそのほかのジャンプはほかの選手とそんなに差がないと思います。
それなのにキムヨナ選手にだけ高いGOEがついているのです。

スパイラルはなぜか廃止になっちゃって、保持秒数も問われなくなりました。
それでキムヨナ選手がすぐに脚をおろしても問題ない、ということになっているのでは。

またスピンやスパイラルの形の美しさ(柔軟性)などは考慮されていないようですが。

さらにGOEだけでなく、pcsなんぞというわけのわからないものがあるので
いくら評価基準を公表しても形だけになっちゃってませんか。

> ただ、GOEでは、浅田選手が高難度の技に挑むリスクで、やや成功率が低く完成度としての評価が抑えられてしまうことに対し、キムヨナ選手は難易度の若干低い技をどの試合でも繰り返し行い熟練させてきたことで、完成度が高いと思われているのかもしれません。

キムヨナ選手はB級試合と国内大会にしかでていませんから、オリンピックでどのような点が出るかは
出て見なければわかりませんね。

ただ、出場した試合ではジャンプミスがあっても高得点を出していますね。
ジャンプミスがあっても高得点が出ると思えばプレッシャーが半減すると思います。

>ただ、バンクーバーでのあのジャンプのGOEはちょっと異常ですよね。

私もそう思います。

> 浅田選手は意外にもアクセルの次に難易度の高いルッツジャンプが苦手(以前エッジエラーを取られた)なため、プログラムに入れていません。

今季のはじめはルッツと3-3もいれると言っていたのに結局外しちゃいましたね。
そして3A2本の構成に変えてきた。
おっしゃるとおりこれはルッツでエラーがとられるので、そのかわりに3A2本にしたのだと思います。

> つまりキムヨナ選手の高得点の理由はジャンプなんです。芸術性(PCS)が大きな理由ではない、ということですね。

でも、参考にならないとおっしゃいますが、今季のPCS高いですよ。
http://momolunafever.blog64.fc2.com/blog-entry-1 …
pcsが高いということは芸術性も評価されているということではないのでしょうか。


>客観的に、かつ簡単にネット上のみで得られるデータから、世間の認識(報道など)とは逆で、ジャンプが武器のキムヨナ選手と、芸術性が武器の浅田選手、というわけです。

同感です。

> 3Aが跳べることで浅田選手の方が技術的に勝っていると思われがちですが、跳べるジャンプの種類数の多さでは浅田選手(トリプルアクセル、フリップ、ループ、サルコウ、トゥループ)より、キムヨナ選手(ルッツ、フリップ、ループ、サルコウ、トゥループ、アクセル※ただしダブルアクセル)の方が多いです。

キムヨナ選手はループ飛べないんじゃなかったですか?
また今季の浅田選手は3Aほとんど回転不足だと思います。

>三度の回答での話の流れで、両選手の比較へと、私の方から誘導してしまったことを、お詫びいたします。

いえ、お話しできて楽しいです。
もしも言葉がきついようにお感じになったのであればすいません。

> ただ、いちフィギュアスケート・ファンとして、質問者さんにもぜひお願いしたいのですが、だからといってキムヨナ選手がフィギュアスケート選手として芸術性が「低い」と言われるのは避けていただきたいです。

> 好きか嫌いかは個人的な感情だと思いますので構いませんが、それらを個人的な感情で優劣にしてしまうのは、それこそ不透明な審判団(のGOE加点)と同じになってしまいますから。

ですから、キムヨナ選手の芸術性を説明してほしい、というのが質問の趣旨なんですよ。
好き嫌いではなく、正直な感想をのべただけです。
ただ、自分に見る目があるとは思えないので、まちがっている点があればご指摘いただけたらと思います。

> キムヨナ選手のPCSへの異論を唱えると、客観的に納得のいく説明や情報を探すのは難しいですが、浅田選手とPCSなどを比較して、どちらが芸術性を高く評価されているのか、とすれば、それは浅田選手の方がより高く評価されている、という結果となります。

繰り返しますが、バンクーバーと比較しても仕方ないです。
まあ、オリンピックでどのような採点がなされるか、楽しみにしていましょう。

お礼日時:2014/01/21 13:38

No.3の者です。

お礼ありがとうございます。

いちおう追記です。
確かに今の5コンポーネンツ(PCS=演技構成点)は、抽象的でわかりにくいですね。
ただ、それは内容というより、どの程度のことをすれば7点台、8点台、9点台…と点数がもらえるのかわかりにくい、ということであって現在の各コンポーネンツの内容は、以前(6.0満点の芸術点採点方式)からすれば、はるかに分かりやすいものだと思います。
そしてこれらPCSがいわゆるスケートの採点上での「芸術性」を構築しています。

(個人的には先の回答の通り、演技全体の印象として、音楽をどのように身体・スケートで表現しているのかという、フィギュアスケートは氷上での身体表現だと思いますが。もちろんジャンプやスピンなども、こうした表現の一環である、として。)

各コンポーネンツがどのような観点で測られているか、具体的にその測定が数値化されているものではありませんが、ISUの公式サイトに記載されています。
http://www.isu.org/en/single-and-pair-skating-an …

やや意訳的ですが、ISUのサイトを簡潔に訳せば、以下のような感じです。
(1) スケート技術 Skating Skills→バランスやエッジワークの滑らかさ、スピード感など
(2) 要素のつなぎ Transitions→各要素(ジャンプやスピンなどの技)の間でのスケーティングの多様さ、難易度
(ペアの場合は、カップル間での動きの協調性など)
(3) 演技力/実行・遂行力 Performance/Execution →音楽や振り付けなどへの感情移入の度合い、物理的な完遂度
(4) 振付け Choreography →アイデアやコンセプト、独創性などを持った動きが表されているか
(5) 曲の解釈 Interpretation →音楽のタイミングやニュアンス、緩急などが、どれだけ氷上での動きに反映されているか

キムヨナ選手であれば、(1)に関して特にスピード感(彼女の場合は、全体的にスピードが速いのではなく、振り付けに合わせスピードに緩急をつけることで、スピード感を表しやすいよう工夫されている)は、好調時には非常にあるように感じます。
浅田選手の場合は、全体的には滑らかでスピードのあるスケーティングだと思いますが、やや緩急に欠ける印象だと思います。(個人的には)
ただ、(2)は浅田選手は非常に工夫されていますしバリエーションも多く、本当に素晴らしいですよね!
(3)については、キムヨナ選手が見せる表情の変化(まぁ、残念ながら顔芸などと茶化されたりしていますが)なども該当するのかもしれません。
(4)は、非常にわかりやすいですね。振り付けなどがやはり独創的であると、見ていても非常に面白いです。
(5)がたぶん、一番難解なのか…と。例えば、音楽のスローパートの部分で、同じようにゆっくりな動きであれば確かに曲の解釈としては相応しいのかもしれませんが、スローな部分にもしっかりとリズムをとり細かい動作を入れることで、独創的に表現している、とも考えることができます。

上記の点から、キムヨナ選手のスケートは、いわゆる王道的な演技なのでしょう。
ただ浅田選手は、(1)~(5)の点で総じて独創性が強く、それらをどう評価するのか…という部分が審判の中でも分かれてきたのかもしれませんが、この数年で、浅田選手の5コンポーネンツは格段に評価が高まっています。
言い換えれば、キムヨナ選手は「白鳥の湖」におけるスワンで、浅田選手はブラック・スワン、ということなのかもしれません。

・・・あ、そう言えば、かつてブラック・スワンを演じたオクサナ・バイウル選手が’94五輪で金メダルをとりましたね!


ちなみにですが、キムヨナ選手の柔軟性は、確かに浅田選手よりも劣る印象がありますが、選手全体でみれば、それほど「固い!」と気になるほどではないように思います。ビールマン・スピンも行っていますし、そもそも身体が固い選手はビールマンや複雑なポジションでのスピンなどを入れていないのでは?と思います。
ただ、イナバウアーでは、もうちょっと柔軟性が欲しいかな・・・と思いますね。個人的に荒川静香選手を素晴らしいと思ったことがないのですが、イナバウアーに見る柔軟性だけは、キムヨナ選手は参考にされた方がよいか、と。
キムヨナ選手の柔軟性においては、スピンやコレオシークエンスでのスパイラルなどが加点の対象になるほどとは思いませんが、そこそこ評価されるだけの及第点にはあるのではないでしょうか。


先の回答でも述べましたが、個人的には、キムヨナ選手のスケートは嫌いではなく、総合的には本当に素晴らしいと思います。ですが、同じく個人的に、応援したいと思うのは浅田選手です。(もちろん浅田選手以外の日本人選手も応援してますよ)
質問者さんと同じく、キムヨナ選手のジャッジ買収などといった陰謀説には辟易とします。
だからこそキムヨナ選手の欠点を探し、浅田選手を持ち上げようとは思いませんし、キムヨナ選手への評価に不平は言いたくありません。
優劣を判断するのはフィギュアの試合上だけでのことであり、私はどちらもそれぞれに異なる個性を持った素晴らしい選手だと思います。
キムヨナ選手の素晴らしい部分を異なる個性である浅田選手が上回ってこそ、浅田選手の「本来持っている美しさ」や彼女のスケートの芸術性が「正当に」評価され、また彼女の挑戦が成就し積み上げてきた努力が報われるのだろう、と思います。


PCSについて、それでもまだ曖昧だと思われる方がいるのも当然でしょう。
ですが「『芸術』とは何か」と問われても、それ自体が曖昧なものであるので、結局のところは曖昧だから分かりにくい!という批判そのものが、もはや普遍的です。
私はこの曖昧さや、分かりにくさがあってこそ、フィギュアには芸術性があり面白いのだ、とさえ思います。
この曖昧さを無くそうとすれば、極端な話、かつてのコンパルソリーをやり、柔軟体操をやるだけで順位を決めればいい、となりかねません。
そうなってしまったら、本末転倒。それこそフィギュアを誰も見ないでしょう。
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この回答へのお礼

何度も回答をありがとうございます。

6.0満点のときに比べればずっとわかりやすくなったといういのが私にはよくわからないのですね。
6.0満点のときに比べれば、言葉で説明されているので、一見ましになったように思えるのですが
抽象的な説明なので、どうとでもとれるというのがよくないと思うのです。
具体的にかつ、数値化できるものは数値化したほうがよくはないでしょうか。

(1) スケート技術 Skating Skills→バランスやエッジワークの滑らかさ、スピード感など

バランスやエッジワークというのはどう見たらいいのでしょうか?

>キムヨナ選手であれば、(1)に関して特にスピード感(彼女の場合は、全体的にスピードが速いのではなく、振り付けに合わせスピードに緩急をつけることで、スピード感を表しやすいよう工夫されている)は、好調時には非常にあるように感じます。
浅田選手の場合は、全体的には滑らかでスピードのあるスケーティングだと思いますが、やや緩急に欠ける印象だと思います。(個人的には)

今季のプロではどのあたりに、そういった点が見られますでしょうか?

(2) 要素のつなぎ Transitions→各要素(ジャンプやスピンなどの技)の間でのスケーティングの多様さ、難易度

これは勉強不足でよくわからないのですが、キムヨナ選手はほかの選手に比べてつなぎが濃くて難易度が高いのでしょうか?
例えば今季のプログラムだと、どこにどのようなつなぎを入れていますか?

レイバックのイナバウアーに関しては大変動きが小さいので難易度が低いのではないかと思うのですが?

(3) 演技力/実行・遂行力 Performance/Execution →音楽や振り付けなどへの感情移入の度合い、物理的な完遂度

感情移入の度合いというのはどのようにしてはかるのでしょうか?
表情でしょうか?
それならば、浅田選手やコストナー選手やリブニツカヤ選手、鈴木選手も優れていないでしょうか?
個人的にはキムヨナ選手が演じているのはここ数年
(1)ニヤリと笑ってセックスアピールしている
(2)まゆげを八の字にしてつらそう
の2パターンしかないように思います。
あっと、いろいろな感情表現ができるというのは問われないんでしたっけ。
パターンが少ないのはいいとしても、セックスアピールが芸術的なのかなあ?

(4) 振付け Choreography →アイデアやコンセプト、独創性などを持った動きが表されているか

今季のキムヨナ選手のプログラムだと、どのあたりの振り付けが評価されているんでしょうか?

(5) 曲の解釈 Interpretation →音楽のタイミングやニュアンス、緩急などが、どれだけ氷上での動きに反映されているか

これはもう全くわからないです。
今日テレビで荒川さんがジャッジの好みで採点が決まる部分もあるというようなことをいっていましたが
キムヨナ選手の演技はジャッジが好きなんでしょうか?
好みの問題といわれればそれまでですが、あまりに自分の感覚と違うのでとまどいます。

>上記の点から、キムヨナ選手のスケートは、いわゆる王道的な演技なのでしょう。

うっふん、くねくねみたいなのが王道?
そういわれてしまったら、もうね、フィギュアはふたつにわかれたほうがいいんじゃないかと思いますよ。

>ちなみにですが、キムヨナ選手の柔軟性は、確かに浅田選手よりも劣る印象がありますが、選手全体でみれば、それほど「固い!」と気になるほどではないように思います。ビールマン・スピンも行っていますし、そもそも身体が固い選手はビールマンや複雑なポジションでのスピンなどを入れていないのでは?と思います。

柔軟性だけがとわれるスポーツではないのでしょうが、柔軟性はそれはそれで評価するべきではないでしょうか。

また体が硬いといえばコストナー選手とか、鈴木選手だってそんなに体が柔らかいわけではないですね。
ただ体が硬いなりに脚の膝をまっすぐに伸ばすとか工夫していて、きれいに見えます。
だけどキムヨナ選手は膝が曲がっていて姿勢が不安的できれいに見えないんです・・・。

>キムヨナ選手の柔軟性においては、スピンやコレオシークエンスでのスパイラルなどが加点の対象になるほどとは思いませんが、そこそこ評価されるだけの及第点にはあるのではないでしょうか。

今季のスパイラルは足をあげてすぐおろして、またカーブを描かずに直線に進んでいるだけで
他の選手と比べてもかなりレベルが低いように見えますが・・・。

すいません、キムヨナ選手のこと嫌いじゃないのに、こんなことばっかり書いちゃって。

>質問者さんと同じく、キムヨナ選手のジャッジ買収などといった陰謀説には辟易とします。
だからこそキムヨナ選手の欠点を探し、浅田選手を持ち上げようとは思いませんし、キムヨナ選手への評価に不平は言いたくありません。

浅田選手を持ち上げようという気持ちはないんですけどね。
ただ、キムヨナ選手のみあんなに高得点を与えるのは、がんばってる他の選手全員がかわいそうだと思うんです。
もちろんキムヨナ選手の高得点に納得できれば不平なども言うつもりはないのですが
どう考えても彼女の高得点には納得できない。

> 優劣を判断するのはフィギュアの試合上だけでのことであり、私はどちらもそれぞれに異なる個性を持った素晴らしい選手だと思います。

もちろんキムヨナ選手も爽快感のあるすべりなど、好きな点はあり、素晴らしい選手だと思います。
しかしアマチュアで競技に出ている限り、どの選手も高い評価を得るために努力しているはずです。

> キムヨナ選手の素晴らしい部分を異なる個性である浅田選手が上回ってこそ、浅田選手の「本来持っている美しさ」や彼女のスケートの芸術性が「正当に」評価され、また彼女の挑戦が成就し積み上げてきた努力が報われるのだろう、と思います。

すいません。
バンクーバーの時点で浅田選手はキムヨナ選手を上回っていたと思います。
ただ、浅田選手は何か所かミスをしてしまったので、キムヨナ選手の金は当然だと思います。
だけどあんなに点差がつくなんて信じられない。
その後の世界選手権ではキムヨナ選手はミスを連発したのに、フリーでは浅田選手を上回っていました。

今季のキムヨナはスピードも落ち、演技構成も落としてきて、トップ10に入れればいいくらいの実力しかないと思います。
だけど今季もすごい点が出ていますね。

>PCSについて、それでもまだ曖昧だと思われる方がいるのも当然でしょう。
ですが「『芸術』とは何か」と問われても、それ自体が曖昧なものであるので、結局のところは曖昧だから分かりにくい!という批判そのものが、もはや普遍的です。
私はこの曖昧さや、分かりにくさがあってこそ、フィギュアには芸術性があり面白いのだ、とさえ思います。
この曖昧さを無くそうとすれば、極端な話、かつてのコンパルソリーをやり、柔軟体操をやるだけで順位を決めればいい、となりかねません。


うーん、おっしゃるとおり、それは極端な話ですね。
なにもコンパルソリーを復活させて柔軟体操をするだけで順位を決めずともわかりやすい採点にすることはできるのではないでしょうか。
たとえばスパイラルなら柔軟性や形の美しさ、保持秒数などで評価して点数をつければいいのではないでしょうか。
スピンなら柔軟性や形の美しさ、回転速度、トラベリングの有無、回転数などで点数をつければいいのではないでしょうか。
柔軟性にかける選手はその分、スパイラルの保持秒数やスピンの速度をあげるなどの努力をすればいいわけです。

>そうなってしまったら、本末転倒。それこそフィギュアを誰も見ないでしょう。

そうでしょうか?
このまま、わけのわからない採点方法が続いたほうがフィギュアを見なくなると思います。

いま浅田選手や高橋選手などすばらしい選手が大勢いるのでフィギュアを見ていますが
彼らが引退して、さらにわかのわからない採点が改善されないのであればもう私はフィギュアを見ないと思います。

お礼日時:2014/01/19 22:27

フィギュアスケートは、スケート自体の滑らかさや上手さなども確かに表現かもしれませねんが、表現として重要なのは音楽をどのようにスケートで表しているのか、だと思います。



キムヨナ選手は、過去の「あげひばり」や「007」のプログラムを代表に、音楽そのものに具体的な情景が思い浮かびやすいものを選んでくる傾向があるように思います。
Youtubeなどの動画で見返すと、音楽そのもののテーマが明確にわかりやすいぶん、演技(手先や腕の使い方など)も分かりやすいように思います。また、スケーティングの滑らかさなども、(音楽に合わせやすいので)アピールしやすい選曲だと思いました。

(キレイとか美しいと思うのは、個人的な好みにもよりますが…彼女の演技はジャッジが好む傾向にあるのかもしれませんね)

どうしても浅田真央選手と比較してしまいがちですが、浅田選手の場合は、難解な曲が多いように思います。
またテーマ性だけでなく、壮大さや荘厳さのある曲を選んでいるように思います。
もしかしたら、荘厳なテーマを、(ジャッジ的には)十分に表現しきれていない、とされているのかもしれません。

選手の好みなのか、コーチの好みなのか。

個人的にはキムヨナ選手のスケートは嫌いではありません。見ていて心地よく思います。
ただ、浅田選手は、彼女の持っている熱意のようなものが伝わってくる、すごくアグレッシブな選曲をしていると思うので、見ていて本当にドキドキする感じですね。挑戦する意識の強い人だと思いますし、心から応援したい気持ちにさせてくれます。
ただそのぶん、音楽の表現としての難解さがのしかかっているのかもしれません。

難しい曲を選べば(難しいジャンプを選ぶのと同様に)リスクも大きいですが、成功したときには本当に評価されるのだと思います。
キムヨナ選手は、現状としては本当に美しいスケートを確かに見せてくれるのですが、もっと、彼女にはこれまでなかったような選曲で、スケートによって音楽を表現して欲しいなぁ、とも思います。
浅田選手のように、ね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>フィギュアスケートは、スケート自体の滑らかさや上手さなども確かに表現かもしれませねんが、表現として重要なのは音楽をどのようにスケートで表しているのか、だと思います。

その通りと思います。
そしてそれが最も優れているのは浅田選手だと思ってしまうのはマオタだということなのかな~。

確かにキムヨナ選手のプログラムは具体的な情景が思い浮かびやすいものが多いですね。
だけどすいません、「007」は最初見たときはかっこいい~、と思ったんですが
すぐに飽きてしまった・・・。
どなたかが解析されてユーチューブにあがっていましたがキムヨナ選手ってどの音楽で滑っても演技が同じなんですね。
それで、ああ、それですぐ飽きてしまうんだな、と思いました。

また体が固いのかもしれませんがスパイラルやイナバウアーやバレエジャンプの動きが小さいのでダイナミックに感じないんですよね。
ジャンプはダイナミックさがあるのに残念です。
そんなことは私のようなものが指摘せずとも目の肥えたジャッジの方々にはお分かりだと思いますが
そういうことはフィギュアスケートには関係ないのでしょうか?
だとしたら採点システムに問題があるのではないかと思ってしまいます。
5コンポーネンツって抽象的でわかりにくい~。
もっと具体的に(1)柔軟性(2)スピード(3)動きの大きさ(4)つなぎの数・・・
みたいな感じで評価したらどうかと思ったりします。

浅田選手は難解な曲が多いかもしれませんね。
だけど私的に見ればキムヨナ以上には表現できているように見えます。
(だってこのごろのキムヨナ選手って何を演じても同じだもん~。)

ただ、スケーティングというのはテレビで見ているだけではわかりにくく
会場に行ってみてみるとちがうのかもしれない、とは思います。

お礼日時:2014/01/15 08:51

補足です^^



先日の国内試合の映像を観ましたが、フリーのタンゴは、タンゴという感じがしなくて、ただクネクネしていてなんとなくパッとしない印象を受けました。ジャンプのキレだけではなく、演技力も全盛期と比べて落ちているとという感じがします。
冒頭の3-3も、以前のような勢いがなく、流れもあまりない感じがします。とはいっても、全盛期の時から、3-3以外のジャンプはそれ程迫力があったものではなかったと思いますが。

でも、今年の韓国ナショナルでの点数はビックリです^^;
国内大会とはいえ、PCSそうですが、加点も凄い! 3-3には2点ついちゃってますからね~。
1Aにも加点が。。。(汗)
あの演技でも高得点を付けたのは、たぶん、ライバルとされる浅田選手に向けての脅しなんじゃないでしょうかね。今季浅田選手は調子が良いので、キムヨナ健在を見せつけて、ちょっと精神的に追いやるという作戦もあったと思います。

プロトコルです↓
http://blogs.yahoo.co.jp/barutantomozou/GALLERY/ …

ソチにはキムヨナを守ると宣言している韓国系のジャッジが入るそうなので、心配です。バンクーバーの時もそう宣言した韓国系のジャッジが入り、浅田選手の3Aにマイナスを付けていました。
万が一キムヨナ選手が金を取ったとしても、どうせ不正で勝ったとまた思われる事でしょうね~。
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この回答へのお礼

おおーーー、何度もありがとうございます!
私も国内試合の映像見ました。
フリー、あれ?タンゴだったの?って思いました。
どうしても鈴木選手のタンゴと比較してしまう。
具体的に表現できなくてもどかしいですが、情熱的なものが伝わってこないんですよね。
タンゴじゃなくても、他の音楽でも一緒なんじゃないかなあ?
あっと、これはキムヨナだけでなく、コルピにも感じますが。
でもコルピはすごい点数出てるわけじゃない。
冒頭の3-3、キムヨナ選手の代名詞のような技だと思いますが、私も劣化してるなあ~、と感じました。
韓国ナショナル、演技よりも点数にびっくりしましたね!
pチャンが転んでも高得点でるのに批判があがっていましたが、あんなもんじゃないですよ。
pチャンは転んでも4回転跳んで認定されていたと思います。
だけど、キムヨナは三連続が二連続になったり、1Aになったりしていて、pチャンとは違います。
それにしても1Aに加点がつくんですね。
ダブル以上でないと評価されないんじゃないかと思っていました。
陰謀論は苦手ですが、採点と自分の感想がかけ離れているので、やっぱり採点がおかしいんじゃないかと思ってしまいますね。
これじゃあ、他の選手がかわいそうですよ。
プロトコル貼ってくださってありがとうございました。
とても参考になりました。

お礼日時:2014/01/10 08:57

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