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 日本語を勉強中の中国人です。物の状態を表す「ている」と「てある」はどのように違うのでしょうか。以前も聞いたことがあるのですが、まだよく理解していないと思います。動作主をほのめかすのはどちらの言い方なのでしょうか。

 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えて頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (16件中11~16件)

状態云々とは関係なく、単に、漢字に置き換えてみる。

「居る」、「要る」、「入る」という漢字が適切と思うのなら「~ている」。「在る」、「有る」ならば「~てある」。従って、動作主を想定させるのは、人が「在る」のではなく「居る」ことを匂わしている「~ている」になる。「在る」は、物質的な物の「存在」を感じさせる。「在る」には、モノとして静止している状態を感じる。「人が居る」とは言うが、今日的には、「人が在る」とは言わない。明治期ならば、「在る」でも良かった。

>まだよく理解していないと思います。

「良く理解できません。」が良い。理解できているか否かを、どうなのかと思うのではなく、はっきりと認識すべきです。自分のことを、思うとは言わない。他者に対して「理解していないと思う」と言うことはある。

文法に囚われてはいけません。日本に統一された文法などというものは有りません。

私は、国文学科を卒業していますが、入学そうそうまず言われたことは、「高校まで教わってきた文法は忘れなさい」ということでした。そして、「日本に言語学者が百人居れば、百通りの文法がある」ということでした。そういうことが真実であることは、虫食い状態の中からの語彙収集の困難さなどを知ると了解できます。語彙収集とか、語彙索引作りが研究の第一歩なのですが、この部分で、各学者の見解が異なります。読み自体が違ったり、虫食い部分の想定(推定)が違います。従って、ひとつの文法として集約されることは不可能になります。仕方なく、様々な矛盾に目をつぶって、文部科学省が嘘文法をでっち上げます。そして、あたかも、それが間違いのない文法であるかのようにして、高校生以下の者に押し付けます。嘘であることを感じとって居る若者は、日本文法を決して学ぼうとはしません。そんな中で、外国の方が、日本語文法学ばなければいけないとは理不尽です。

明治期の文豪を沢山読んで、日本語の本来リズムのようなものを体得された方が良いように思いました。文法に固執しても、結局、真実には辿り着けません。真実を求めるのなら、貴方自身が言語学者にならなくてはなりません。
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>動作主をほのめかすのはどちらの言い方なのでしょうか。


どちらとも言えません。
例文を見て下さい
彼はパソコンを机の上においている・・・彼の動作
彼のパソコンが机の上においてある・・・パソコンの状態

彼は絵を書いている・・・彼の動作
彼の絵が書いてある・・・絵の内容

彼に電話をかけている・・・彼以外の人の動作(進行中)
彼に電話をかけてある・・・彼以外の人の動作(完了)

彼の経歴は書類に書かれている・・・経歴文章の所在
彼の経歴は書類に書かれてある・・・経歴文章の所在
上記の二つの例文では、書類を作成した人は、誰であるのかはこの文章だけでは判りません。

動作主というよりは、その動作を観察している、第三者の視点で使い方が変わると考えた方が宜しいでしょう。
日本語は主語が省略されるので、判り難いかと思います。

丁寧語の場合
「ている」→「ています」→「ておられます」
「てある」→「てあります」
丁寧語で判りますように、「ている」は動作そのものについて述べるときに使われることが多いということです。

蛇足
ご質問の主旨は理解しましたが、この場合には「ほのめかす」という言葉は使いません。
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 #3です。

もう少し補足したほうがよさそうな気がしますので、少しだけ続けてみます。

「ている」は「てある」を含んだ言い方のため、「ている」なら自然な言い方だけど、「てある」だと不自然になることがあります。

1.受付係が待機している。(自然な言い方)
2.受付係が待機してある。(不自然な言い方)

「てある」が、誰かがやった結果なので、書いていなくても主語が必要です。この例文では「受付係」が主語で、他の誰かがやったことを表せません。そのため、2が不自然になります。

 2を自然にするには、隠れた主語を入れて書き換えれば自然な文にできます。

2'.(わたしが)受付係を待機させてある。

 これは、1に使っても自然な文になります。たいていは「てある」は「ている」でも表せるからです。ただし、わざわざ用意した感じは小さくなります。

1'.(わたしが)受付係を待機させている。
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>物の状態を表す「ている」と「てある」はどのように違うのでしょうか。



 できるだけ物の状態に絞りこんでみますが、完全には分けられない面もありますので、予めお詫びします。

 思い切り単純化してみると、「てある」は人や物みずからではなく、他の誰かがやった結果そうなっている状態です。英語でいえば、現在完了形が近い感じになります。

「ている」は、単なる状態を表し、誰かがしたかどうかは気にしない言い方です。そういう意味では、「ている」は「てある」を含んだ言い方だともいえます。英語でいえば、単純現在形が近い感じになります。

1.絵を壁に飾ってある。
2.絵を壁に飾っている。

 この二つの例文を比べて、違いを誇張して説明してみます。

 1は『絵』を壁と区別して、絵があることを強調した感じになります。誰かが、わざわざ手間をかけて絵を飾ったわけで、絵を際立たせて言っている感じがするのです。

 2はそうではありません。壁の一部に絵があり、壁と絵のどちらも同じような重みで言っています。2で絵がそこにあることを強調したいときは、1のようにすればいいわけです。

> また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えて頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。

 ごく自然な文章で、言われなければ、日本語を学んでくださる中国の方とは気が付きません。
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普通は「・・ている」は現在進行形 「・・てある」は過去形なんだけど


 どちらも同じ過去形に使われる事もあります

 その時のイントネーションで「・・ている」は過去形になるし 「・・てある」は自分以外の人がした事の結末に用いられます

 日本語は あまり難しく考えない方がいいです
 それ程大した違いは無いのだから
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今、日中関係が冷え込んでいると言われていて、両国がもっと仲良くして欲しいと願っている私にとって、日本語を勉強してくださっている中国の方がおられると知り、とても嬉しいです。


ありがとうございます。

「・・・ている」が使われる文章として思い当たるのは、「水が凍っている」とか「お湯がわいている」などですが、「・・・てある」という文章は、今、思い当たりません。

もし、例文があれば示して頂けると、もっと適切なお答えができるかと思います。
よろしくお願い致します。
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