
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
分光光度計とは、光源から出た光を波長ごとに分ける部分(分光部)と、分けた光を試料に当てて光の弱くなる程度を測定する部分(光度計)からなります。
試料に当てる光の強さをXとし、試料を通過した後の光の強さをYとすると、
まず、透過率を求めます。透過率・・・T(%)=X/Y×100
もっとも、普通に光度計で則って居する場合、純水などをいれた空セルで100%合わせをして、次にセル内を試料に入れ替えて測定するので、透過率は装置に表示され、計算する必要はありません。
次に、この透過率から吸光度を求めます。
吸光度=-log(T/100)
なぜ吸光度を計算するかと言うと、溶液中の光を吸収する成分の濃度が吸光度と比例するからです。
予め濃度の分かった標準試料を用いて、濃度と吸光度の関係を求めて「検量線」を作っておき、その他試料の吸光度を測定する事で濃度が求められます。
測定する色調により波長は変わります。
検量線作成に先立って、標準試料の場合の吸収スペクトル(広い波長範囲にわたり、波長と光の吸収度の関係をグラフ化したもの)を採り、測定上最適な波長を決めます。
普通は、光の吸収の一番大きい波長を選びますが、その他条件も加味して決定する必要は有ります。
595nmは可視光線のやや長目の波長です。
なお、#2さんの提示されている「Lanbert-Beerの法則」(ランバート・ベールのほうそく)は基本的かつ重要で有名な法則です。
P.S 吸光度の計算例
透過率=85.3%だとすると、
吸光度=-log(85.3/100)=0.069
(昨今の分光光度計は吸光度も自動表示されるので、いちいち計算する必要は無いのですが、原理を知っている事は大切です)
No.3
- 回答日時:
ご質問の意味と違う回答になるかもしれませんが。
。。吸光度測定法とは、濃度測定法の一種です。
濃すぎたり薄すぎたりするとダメですが、ある範囲での濃度と吸光度は比例関係にあるので、予め濃度がわかっている物質(標準物質)と試料を同じように処理して発色させると、吸光度の比から未知試料の濃度が測定できます。
ご質問の試料は595nmとのことですので、青く発色する試薬を添加するか、元々青い物質なのでしょう。
試料溶液に含まれる目的物質を求める計算式はこんな感じです。(希釈等は考慮していません)
Ws*(At/As)
Ws:標準物質の量
At:試料溶液の吸光度
As:標準物質の吸光度
No.1
- 回答日時:
単純にいえば濁り測定器です。
タンパク質の濃度測定しかしたことないんですけど
測定したい物質にべちょっと色をつけます。
黒色が紫外線を吸収するというふうに
色は特定の波長の光を吸収します。
それが今回595nmだったんです。
分光光度計に595nmの光を10の強さでサンプルに向けて出させた。
でもサンプルに光を吸収されてしまったので、
サンプルを通り抜けた光の強さは9だった。
サンプルが吸収した光、すなわち吸光度は1。
サンプルの濃度が高ければ高いほど光は吸収されてしまうので、吸光度もupします。
こんなに単純明快なものじゃ決してないんですけど
難しい話は分からないんで
私はこんな風に理解しています(^^ゞ
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