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エンジェルとか、そういう投資の世界…

投資家の人々の間で、例えば半導体ビジネスとか、各種lTベンチャーで、よっぽど有望なものに対しては、 投資がなされている…という話は見聞きしたことがあり、それはそれで理解できるのですが…

もっと若者の単純な夢のような世界、クリエイティブ業界で、映画監督になりたい人に投資して製作費用を提供するとか、アニメーターになりたい人に投資するとか、あるいは斬新なアイデアで古着屋さん、飲食店など各種お店を始めたい人…新しい雑誌を創刊したい人に事業資金として投資するとか、そういう投資事業って実現できないんですかね?

あるいは既に実現してるものってありますでしょうか?

こういう人々が描きやすい夢の世界ほど、現実には経済的に実現が難しいと思いますが、いくら銀行に融資資金が眠っているとしても、個人で大きな担保を提供できる人なんてほとんどいないでしょうから、融資出来ないわけですよね?

だとするとやはり投資家に頼るしかないのかな?と思うのですが…

昔あったテレビ番組「マネーの虎」のように、投資家と目利きの人が組んで、例えばこの映画監督監督志望の若者のアイデアが優れているか、現実味があるか、ということを審査する仕組みがあれば、そういう投資の世界も成立するんじゃないでしょうか?

少しでも多くの人の夢が叶う…という意味で楽しい社会を実現するには、こういう制度でも出来ないといつまで経っても実現出来ないんじゃないか、と思うのですがいかがでしょうか?

A 回答 (7件)

できない訳じゃない、誰もやらないだけ。

そこまで他人を信用できない。
会社へ投資する場合は、株式投資とできる。紙切れになる可能性はあっても大化けする可能性もある。ボランティアじゃないんだから、天使ではない。
審査?各種賞があるよね?
雑誌を創刊したいならミニコミ誌から始めればいいだけの事。ぴあは大学生が始めたんだよ。そのぐらいの金は自分で作りなさいよ。
古着屋だの飲食店だの、投資するほどのものかね?何だか考えてるレベルが低すぎない?
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そういう投資家と起業家のマッチングサイトなら


ずっと以前から存在しますよ。

アップルームさんとか有名な所もあります。

もし御質問者様もそのような熱い思い、をお持ち
でしたらエントリーしてみれば意外な支援者が
現れてくれるかもしれませんよ。。。?
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ありますよ。

ネットで投資家を募集するサイトとかね。昔いくつか見て回ったけど忘れちゃった。
そういうサイトを見て気づいたことがありました。概ね、「ボランティア系」のものについては資金が集まりやすいようです。特に震災後は「被災地に○○を届けたい」系は応募額を上回る投資が集まるものもしばしばありました。
一方、純粋にビジネスであったり映画を作りたいってのも確かありましたが、そういうものはまず目標額の半分も集まっていませんでした。その落差は愕然とするほどで、つまりそういうサイトを見て思ったのは「少なくとも日本では寄付としては成立しても、ビジネスとしては成立しないんだな」ということでした。

マネーの虎は私は一度も見たことがないんだけど、応募者のほとんどは不採用だったんでしょう?採用された方でも、その後倒産した人も少なからずいるでしょう。それどころか、出資者側だった人で2014年現在も会社を存続させている人の方が少ないなんて話も聞いたことがあります。皮肉交じりに「社長がテレビに出るようになったら潰れるもんだよ」なんていう人もいます。
つまり、ベンチャーに投資するってのは、そりゃ投資じゃなくて投機なんですね。

全ての業界、業種をひっくるめて、個人事業主って1年で40%が廃業するといいます。5年後もその仕事を続けられる人は30%程度だともいわれますね。そのくらい、事業を続けるって難しいのです。

>少しでも多くの人の夢が叶う…という意味で楽しい社会を実現するには

夢を叶えるって、そんなに甘い話じゃないってことなんですよ。私はミュージシャンや俳優さんなんかに友人知人が何人もいまして、もう付き合いがなくなった人も大勢いますが、その中で名前をいえば「聞いたことがある」っていわれるほど売れた人は残念ながら1人もいません。
質問者さんも、一生懸命稼いだ10万円を映画に投資して、結局赤字になって全額失ったらそんなものは二度とやらないと思うでしょう?我々の目から見たらお金持ちに見える投資家も、損はしたくないんですよ。損しないとなると、自ずと安牌なものが対象になるし、そういうものであれば大抵金融機関も融資してくれるんです。
以前ここの回答者さんで「一番ヌルい日本政策金融公庫からも融資を受けられないような事業は、成功する見込みはない」と書いた人がいましたが、その通りだと思います。
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この回答へのお礼

なるほど…おそらくこういう現場を間近で見てこられた…かなりお詳しい方なんですね?やはり現実の厳しさがひしひしと伝わってきます。売れないミュージシャンが山といる、ですか…私もミュージシャン志望の友人が昔いまして、似たような話を聞いたことがあります。プロと遜色ないギターの腕前を持っていても、売れないんですよね?しかし色々な方にちょっとずつ別の角度から教えていただくと、やはり現場の生々しさが新たに伝わってきますね。

日本政策金融公庫から受けられなかったらダメ、ですか…そこは本当にヌルいんでしょうか??しかし興味深い話を聞きました。

勉強になりました、ありがとうございました!

お礼日時:2014/03/24 10:09

マネーの虎のその後


投資した側も投資受けた店舗も残っていませんけど
それが現実
ひばりの息子だけは生き残っているけどね
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アニメーターになりたい人に投資はしたくないな(笑)


専門学校の学費を出すとか?親の役割だと思うけど。
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ちょっと長くやりますので、その覚悟でお読みください。



ニワトリは餌をやらないと死にます。
だから飼うと決めたら毎日世話をして餌をやる必要があります。

ニワトリ1羽、仮に10万円だったら買いますか。
普通は誰も買いませんね。
数千円でも高いくらいです。

さて、このニワトリ、毎日金の卵を産みます。
買いますか。10万円。
争うように取り合いになりますね。
必ずモトは取れると思うからですね。

ニワトリが10羽います。どれかだけは金の卵を産みます。1羽はどれでも10万円です。
買いますか。買うでしょうね。1羽の金の卵ニワトリを100万で買うだけです。
でも、くじのような買い方をしたらダメの確率が高いですね。

ニワトリが10羽います。金の卵を産むものが混じっているかもしれないしそうでないかもしれません。
1羽はどれでも10万円です。
買いますか。

ニワトリが1羽います。金の卵を産みます。が、気分によって金の卵を産むこともあるという程度です。
どんな餌なら産んでくれ、どういう光や温度で産んでくれるかはまったくわからない。
買いますか。

投資というのはこういうことですね。
もし毎日金の卵を産まないけどときどきは産むというものを持っていたら、過去の成績を集計し、日数あたりの損得を勘定します。
そして場合によっては別の人に売ろうとします。
これが市場です。

買いたい人間が多いなら、金の卵が手に入る期待が大きいと、思い込んでいる人間が多いということです。
買うというひとが少ないとすれば、金の卵が手に入る期待が少ないということです。

もっともこういうことはある。
(鶏とそういうことがあるのかわかりませんが)目をみつめてとても好きになった。
一緒に生きていきたいと思う。それで買う。
暮らしているうちにそのニワトリが、金の卵を産んでいることに気が付いた。

ここまでたとえ話をしました。

個人への投資がありますか、という質問でいえば、現実にはあります。
ニワトリと目があってしまって、そのために支援するというような形の投資です。
株の投資であるような、安くなったから人に売り飛ばすというような話ではない投資です。
こういう話は日経で連載されている自分史のようなものを見ればざらざらあることがわかります。
金を出してくれた人は自分の利益にならないで終わるかもしれない。お金を投資された人だけが他人の尊敬を集めるかもしれない。

ただ、これはこれから売れるようになるから金を出せというような投資市場はありません。
奴隷市場ではないのですから。

企業への投資と個人への投資はどう違うか。

企業への投資は、資本金投資です。そのお金を増やしてくれるなら預けようということです。

半導体でも鉄鋼でも同じです。

株式会社というのは、資本金を増やすのに株式という債権を発行しそれを買ってもらうだけです。

これを資本主義というのです。
これは制度でやっているのではありませんよ。誤解しているようですが。

個人への投資は、支援です。お金を増やすという直接の話ではありません。

絵描きに対するものでいえば、キャンパスだとか画材を買ってあげてそれで制作をしてもらう。
制作物の発表のための展示会スペースを用意してあげる、見に来てもらうために批評家を招待する、などが支援です。

その結果1枚あたりの絵が相当な金額で売れるようになったら、絵描きの得です。
スポンサーの得ではありません。だから投資といっていいかどうかです。
が、支援している最中に何枚かこの絵描きの作品をもらっているとしたら、あとあと財産になるかもしれません。

そうでない場合もある。
ニワトリがあまり絵をうまく描けず、他人を羨望したり自分はだめだと考えて鬱になったり自殺をされる場合もある。
死ぬまで、立派な芸術論を語ることはしても本も書かずに終わる場合もある。
それはないことではないのです。

この契機は、この絵描きが好きになった、という損得なしの感情からきています。

個人の支援、こんなことが制度でやれるはずはありません。
制度をつくると、そこにはNGOだとかNPOのようなものができることになります。
いくら公共といっても財務があります。予算獲得や実績の評価が人に説明できないと、無理です。

じゃ、現実にどうなっているか。

アニメータをバカにしている人がいましたので、例として出しましょう。

大塚康生という有名な人がいますね。いま80歳ぐらいです。
白蛇伝、風のフジ丸、未来少年コナン、ルパン、じゃりん子チエ、ナウシカ、ニモ、ぽんぽこ、
などと並べると仕事にきりがないくらいの人です。
これらの名前を聞いて、あれそれは宮崎じゃないの、とか高畑か、と思い浮かべるかもしれない。
でも違うのです。こういうものひとりでは作れない。

この人、もともと麻薬Gメンです。ですから拳銃も持っていた。
この拳銃は、その後峰不二子の愛用のものとなった。
フィアットも持っていて、これがその後ルパン3世がはみ出ながら暴走する車になった。

動画ということをしたかったのでGメンをやめて動画のスタジオに入った。
なぜ堅気の公務員が、といわれたようで。
まともなスタジオがあるというより、東映が自分の時代劇スキルで漫画映画をつくりたかった。
東映動画になる会社です。

動画というのは、フィルムが1秒24コマですから、24枚違う絵を描いてそれを次々に映写すれば動くはずです。
これをフルアニメーションと言います。ディズニーがそこから出発しています。
もし本当に漫画をこういう枚数描いたら1時間の映画を作るのに24×60×60=86,400枚必要です。

1日にひとりで何枚描けるでしょうか。
もし毎週実質23分ぐらいの連続アニメを放送しようとしたら死なないでできますか。

そこで3カット、だとか2カット、というような文化が発生するのです。
これは手塚治虫型の手抜き法です。1秒に2枚、3枚しか用意しないで間のコマは同じ絵をコピーしてつなぐのです。
決めポーズは描くがその間はないことにしてすませます。
いかにもパラパラ漫画になりますが、それで鉄腕アトムなんかを毎週放送できるようにした。
この文化は放送漫画映画の常道みたいになりました。

まともな人間ならこれには抵抗します。動きが表現できない。
杵をひとつ振り下ろすのでも、後ろに杵があって落とさないように力をこめてえいやと前に戻そうとする動き、いざ杭にあてるときの勢い、手に加わる衝撃、という均等ではない力とそれに伴う動きが表現できない。

これは教えていかねばならない、と大塚さん思うんです。
黎明期ですから作画監督だとか動画演出とかそういう役割の必要性とか何の責任かというような発想がない時代にそのようなものを作っていった。
何人もでやる仕事だとしても、誰かが号令係になったり絵のチェック係になったりしなければならない。
全員が食っていかなければいけない。
労働組合の委員長もやり、進めていく。
誰かが監督やっている仕事の原画描きをやったり動画チェックをやったり、別のものでは自分が演出をしたり、ということをオールラウンドにやった。
ただし、ごく普通の会社の品質と同じことで、ある係をやったらそれをチェックするのは別人でなければならないということは身で理解していた。

さてこの人、テレコムと言う会社に入りそのままずっときていますが、テレコムアニメ塾というものを開設しずっと塾長です。
絵を描ける人、漫画ができるひと、はどっさりいるし続々出てきている。
ところが、アニメはその意識があって修行していないとできない。そのための修行場を提供したい。
素晴らしいことです。

これに対し複数のプロダクションが支援をしました。明日のアニメ作品を担う人材の養成塾なら「投資」しようと考えたのです。
美術系の学校も参加しました。
こちらは塾への学生の参加でスキルを身に着けさせたい、ということです。

いまどうなっているかというと、一つの美術大学の講座を残し閉鎖されています。
塾長の年齢ということもありますけど、2つ原因があるようです。
 参加者が少なくなってきた
 受講者があまり成長しない

さてここからは私の考えです。大塚さんは無関係ですのでよろしく。

参加者が少ないというのは、このスキルを身に着けてもいい生活できないのでは、と考えたのでしょう。
それさえあれば困らない、という資格をほしがる人が多くなっていると思います。
アニメ塾出身者ですか、おそれいりました、部長として採用します、なんていうところはあるわけない。
仕事をしながらいろいろ経験を積んで知恵も技術も上げていく必要があります。
仕事は確かにありますけど、残業当然夜昼なくやらなければならない現場です。

これは受講者が成長しないということと平行することです。
こうしてみたいああもあろう、という考え方はすでに時給を超えたところでの「好きこそものの上手なれ」です。
そんな仕事やだ、というならそれきりです。

おそらく、そういう話を平気でする学生もいて、就職先の世話してくれるんですか責任もって、なんて言われているうちに塾の継続嫌になって当然です。

個人投資、は、自分を高めよう自分を成長させようという採算度外視の決意から動いている人間を支援することです。
その人間がダメになるかもしれないリスクを承知しても支援したいと考えることです。
人材側が自分の権利ときれいごとばかりの理想を述べていても、だれが支援したいと思いますか。

そういうことです。
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この回答へのお礼

ものすごく興味深かったです!!私のようなものにここまで分かりやすく、投資、市場のことを解説していただき、ありがとうございました!興味深かったので、全然長いとは感じませんでした。

やはり他の方も言っておられますが、こういう業界はいくら言っても言いたりないほどシビア、成功の確率はセンミツ(3/1000)と言ったところでしょうか…(・_・;)本当に難しいんですね。難しいというか、成功するのが難しいのはもちろんのこと、それに対する投資というのが現実的でない、実社会で成り立ちようが無いということでしょうか…

現実がひしひしと伝わってきました。しかしう~~ん、寂しいですね。ニーズは山ほどある、あると思います。クリエイティブに興味がある人も、センスがある人もきっと山ほどいる。しかしそれを日々の職業、糧として成り立たせる回路、結節点が今の社会には無いんですよね?

投資家でダメなら話を戻して、銀行に個人投資をしてもらう仕組みは作れないだろうか…もっと難しいかもしれないですね(・_・;)

私は昔、建築の勉強をしていたことがありまして、大学に入った後、建築の勉強にものすごくお金がかかることを思い知らされ、愕然としたことがあります。大企業勤めのお父さんがいる学生さんなら無理なく勉強していける程度なんですが…

ホントに不公平だと思いました。私は当時は建築の世界が好きで好きで(今でも好きですが)、子供のころから図画工作的なことに興味もあり、そこそこ得意でした。しかしCADやデザイン用のソフト、模型材料などが十分揃えられないために、手足がもがれたような状態で勉強しないといけない。一方、私ほどヤル気もないような学生が、ふんだんに金を使って楽々と勉強している…きっと似たような経験をする人は全国レベルではいっぱいいて、珍しい話でもないと思いますが…

威勢の良い感じの教授が、「銀行に相談すりゃいいんだよ!」と言ってくれたこともありましたが、どんなふうに相談・交渉すればいいのか、それが現実的なやり方なのか、見当もつきませんでした。

単なる工業製品的なものでなく、知識やアイデア、デザイン等が価値を持つ時代になってきている…と様々なところで言われていると思います。そういうクリエイティブな世界へのもう少しスムーズなアクセス回路が求められている、とは思うのですが…私が色々考えなくても、50年後、100年後には、人々の才能を次々に開花させ、職業に結びつける仕組みが登場してるんじゃないですかね?

きっと何か方法があるはずだ、そう思いたいとは思うのですが…

しかし現代社会における現実とはどういうものか、大変よく分かりました。ありがとうございました!

お礼日時:2014/03/24 10:34

あー、アニメーターを馬鹿にしてると思ったんですか。

確かにそう読めるわ。
頭に血を上らせちゃってごめんなさいね。
私が馬鹿にするとすれば、アニメーターという職業ではなく、
「投資」の対象としてアニメーターを挙げる人と、
(仮にいたとすれば)かようなことに「投資」を求める人ですよ。
投資って、足長おじさんになること/なってもらうことではないですからね。

支援という意味なら話はまた違って来ますが、
それなら起業カテゴリーに上げる問題ではないでしょう。
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