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添付した図は、今回作る予定のスピーカーのSPEDのシュミレーションですが、インピーダンスの山の高さはそろえた方がいいとか、 fdはFsと同じくらいがいいとか聞きますが、よろしければ理由を教えてください。

「SPEDについて」の質問画像

A 回答 (3件)

こんにちは。


ここには、自作マニアの回答者さんもいらっしゃいますが、ご登場はまだのようですね。

『インピーダンスの山の高さはそろえた方がいい』は『fdはFsと同じくらいがいい』は同じ事を指しています。

Fsはスピーカー自身の最低共振周波数
fdはバスレフポートの共振周波数
fd=Fsとする事によって、共振の相乗効果で、効率よく低音(共振周波数)が出る。
と考えられているのでしょう。
これは日本(だけ?)の一部自作マニアの信仰みたいなものだと思います。

それが狙いの音なのでしたらそれで良いのでしょうが、fd=Fsとする事によって、いわゆるバスレフ臭い音が強調されます。
「共振」は入力信号によって引き起こされますが、入力信号とは異なるものです。
「遅れて鳴る」とか「入力に比例しない(ボンつく)」とかが[バスレフ臭い音」と言われるものです。[だらしない低音」とも言われます。

fd=Fsに拘らない選択もできます。fd=0.7×Fsとかポートの共振をFsより低音にずらして設計してみても良いでしょう。内外のメーカー製は、ほとんどfd<Fsなんじゃないでしょうか。
メーカーの場合は、幾つか製品候補を作って比較視聴も可能ですが、個人では費用や場所など困難ですね。
ご自分が、どういう低音が好みなのか、それが音決めのポイントです。一度fd=Fsで作ってみれば、ポートに詰め物をしたり、開口径を小さくしたり、ポートを伸ばしたりで、十分な特性にはなりませんがfd<Fs方向に微調整が出来ます。逆方向の微調整はなかなか難しいので、そういう意味でのfd=Fsなのかも知れません。

バスレフは必要悪だと考えてる回答者の弁ですので、そのあたり、抵当に差っ引いてくださいね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
この箱を設計する前に、Alpair7で設計しました。fd=54Hz Fs=65Hz、周波数特性の肩の部分もなるべくなだらかにしたつもりでしたが、インピーダンスの山の高さが90Hzの山が40Hzの山の1.5倍くらいになって、低音がぼんつくために、吸音材での調整に苦労しました。
Alpair10用のこの箱は、fd=53Hz、Fs=40Hzでした。山の高さをできるだけ揃えたつもりでしたが、周波数特性の肩の部分が少し持ち上がった感じになって気になったので質問した次第です。ポート長は変更可能なので、もう少し考えることにします。
どういう低音が好みか? そうでした、市販スピーカーで手元に残したのは、NS-1000M、NS-10M、DS-500、SX-500などどれもこれも密閉でした。フルレンジスピーカーを作り始めて、バスレフ、ダブルバスレフ、バックロードホーンと作りましたが、密閉箱は一つも作っていません。ユニットが小さいので、何となく密閉はダメな気がしていました。密閉でもいいかもしれませんね。

お礼日時:2014/06/03 23:03

回答する前に、SPEDの作者様に敬意を評したいです。


発表、当時からすると、シュミレーションまで出来るようになるとは・・・
開発する熱意には、唯唯、頭が下がる想いです。
その昔、メールしました、案の定、私と同じ、長岡教祖の信奉者みたいです。

先に答え有りきで、オーディオは取り扱う相手が空気の振動ですので、光や水の解析
とは違う動きになるのが音響工学でして、サイン波などで検証はされてますが、
音楽の音は単純でないので確率はしてません、自分の耳が頼りの世界です。
理論が確率されていないので、色々の説が飛び回うのです。

従って、諸説には、明確な理由など、ないと思いますよ、音源とか、その他、環境の構成
を取り決めての話ではないですから・・・
その中でSPEDのシュミレーションは参考になろうかと・・・
SPEDの通りに作成して、データを送ろうと思って、未だ実現出来ず10年以上過ぎてしまいました。

オーディオの諸説は古からの格言とは、違います、情報を発した評論家と呼ばれる諸氏は
違っていても何らの反省も謝罪をしませんですよね。

逆の発想で、80Hz付近を思いっきり下げたスピーカーを作りました、不抜けた低音になる
かと思い切りや、ブルックナーの交響曲が今までに無い感じで聴け感激しました、
そのスピーカーは、当然の事ながら、ブルックナー専用です。
スピーカーの自作のは、諸説は参考程度で、自由な発想で作られた方が楽しい世界です。

パソコンが普及して、自分の耳が頼りの世界に、便利なソフトがあります(作者様感謝です)
http://www.asahi-net.or.jp/~ab6s-med/NORTH/SP/my …
カラオケ用の安いマイクでも、大体の傾向が掴めるので重宝します。

その昔に、このソフトがあれば、マルチアンプの駆動の調整に苦労はしなかったのにね・・
昭和の世代の独り言でした。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。自分の好きなようにデザインして、自分の考えでSPEDで補正して、とりあえず作ってから吸音材などで調整するといった方法で良いのですね。安心しました。
おっしゃるとおり、SPEDの作者はフリーソフトにして誰にでも使えるようにしたところが賞賛に値します。長岡鉄男が合板スピーカーに徹して、誰にでも作れるスピーカーで良い音を追求したことと通じるところがあるような気がします。私の場合は置き場所の関係で大きいスピーカーを作るのはかなり勇気がいります。
実は私もMac用のSignalScope Pro FFTアナライザーを持っていて、スピーカーの特性はサインスイープで測ったりしますが、セッティングの時はほとんど自分の耳を頼りにしています。高音がすでに14KHzくらいまでしか聞こえなくなってきており、おそらくは昔と好みの音が変わってきているはずですが、はっきりはわかりません。
ブルックナーは私も昔は良く聴いていましたが、最近はなぜか出番が少なくなっています。今夜にでもヨッフムのどれかを聴いてみようかなと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/06/04 11:33

はじめまして♪



スピーカー工作も好きなオーディオファンの一人です。
(まだまだ、自作マニアっていうレベルには達してないなぁ、、、笑)

さて、ユニットを箱に収めた時の単体低域共振と、バスレフによる共振。
同じ程度にして、、、、、、

と、言うのは、非常に古い日本のスピーカー制作指南書に書かれ、それを現代でも時々引用している記事などが存在します。

現実的には、測定図的には分かり易い表現ではありますが、かなりバスレフ共振音が強調され、癖が強い音を出してしまいます。

音の量的な面だけではなく、質的な面も考慮した場合、昔の教科書的な手法は、まず使いません。
せっかく、バスレフとしての効率優先設計なのに、音を聞きながらバスレフダクトにものを詰めて、バスレフ効果を抑え込んでしまう、なんてケースがほとんどでしょう。

まぁ、効きが弱い状態から、よりバスレフ効果を高めるには、ダクト自体の変更や、時には箱自体の作り直しなんて事もあるでしょうから、あながち、全否定すべきでは無いのです。

密閉箱の共振高、これにも昔の指標を今だに言う人がいます。こちらも、教科書通りの指標にすると、低域共振が目立ちやすい音調になりやすく、私の場合は少し大きめの箱にっして、Q値は少し小さめ、と言う設計を好みます。

音の好みは人それぞれですし、何よりも部屋によって室内音響特性は皆違うのですから、スピーカー工作は自室の音響特性に特化した設計(チューニング)を目指しても良いと思います。

私自身も、低域の「量」より、「質」を優先させた方向が好きなので、どちらかと言えばバスレフは好まない方向です。
(あくまで、個人の好みですよ。)

バスレフ動作で、図面では良い見え方なのに、なぜかバスレフチューニング音が強調されて聞こえがちなのは、実はその周波数成分が無い状態でも、箱が勝手に共振して、音を出してしまっている、、、、?
のでは、ないか? と疑っています。
(あくまでも、個人的な推測に過ぎません。だれか、綿密に調べてくれないかなぁ。)

スピーカー工作は、教科書通りに作って、無難なバランスの音が得られるのも良いことではありますが、いろいろ工夫し、自分好みの、市販品じゃチョット聴けないような個性的サウンドを求めても良いと思います。

所詮、オーディオなんて、ほとんど自己満足の世界でもありますしね。
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この回答へのお礼

こんばんは。実は以前にもお世話になりました。
John_Papaさんと、iBook-2001さんの説明でよく分かりました。
3年ほど前にPCオーディオを始めて、二十年近くくすぶっていたオーディオ熱が再燃し、昔のアンプやスピーカーを引っ張り出してアレコレ始めました。スピーカーのユニットを掃除しているときに自分で作ればいいじゃんと思い立ったのが、約2年前です。
おっしゃるような、周波数特性がだら下がり大きめの箱は、実は私も好きです。ダンピングファクターが大きいパワーアンプもあるので、鳴らすのは問題ないのですが、ただ、アレコレ引っ張り出して並べ、さらにいろいろ自作を始めると、8畳弱の私の部屋はあっという間に一杯で(けっこうスピーカー作りは楽しくていくつも作ってしまうので)、最近ははみ出し気味で、ちょっと大きなものは作り難いため、フルレンジバスレフというコンパクトなありきたりの選択肢しか選べなくなっていました。今回は、25mmの無垢材を使用し補強もいれて箱鳴りを抑えようと思って設計してみました。次は、密閉箱も考えてみようと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/06/03 23:34

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