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2πrになることを理解するには積分の概念が必要ですか。

A 回答 (2件)

積分でも解けますね



しかしむしろ、積分よりただの極限の概念で解けるでしょう。

正n角形の内角の和は、ご存知の公式の通り、
  180°(n-2)
です。
よって、内角の一つは
  180°(1-2/n)
題意の円の中心Oから 隣り合う2つの頂点A1、A2に直線を引くと、
  ∠OA1A2=180°(1-2/n)/2
       =90°(1-2/n)
二等辺三角形△OA1A2の底辺の長さは、
  A1A2=2r・cos(90°(1-2/n))
正n角形の辺はn個あるのでその長さの和は
  A(n)=2nr・cos(90°(1-2/n))

n→∞ のときの limA(n) を求める。

という感じです。三角関数の仲間たちの極限は、IIICなどの教科書に載っていたと思いますよ。


もっと厳密にπを求めようとした古代の人々はですね、
円の外側にも正n角形をもう一つ描いたわけです。
同様に辺の1つをB1B2とおくと
  B1B2=2r・tan(90°-90°(1-2/n))
     =2r・tan(180°/n)
長さの和は
  B(n)=2nr・tan(180°/n)

円の円周の長さをRとおくと
  A(n)<R<B(n)

(なぜ大小関係が言えるのかの証明は省きます。)
これをn→∞ のもとで挟み撃ちした、と聞いたことがあります。

積分が出てこなくてもπが求められるケースですね。
「半径rの円に内接する正n角形の外周がnを」の回答画像2
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この回答へのお礼

結果としてπを求める作業だったということになりますね。大変興味深く教えていただきありがとうございます。もう少し勉強したいと思います。

お礼日時:2014/07/01 01:53

いや、小学生でも理解させるところですよ。


(直径×3.14)と習いました。今は(直径×約3)と教えるのだったっけな。
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この回答へのお礼

早速ありがとうございました。直感的にはよろしいということですね。

お礼日時:2014/06/28 19:10

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