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英語で書かれた思想系の本についてのオススメ、またはみなさんの探し方を教えて下さい。

私は趣味で思想系の本を読んでいます。そして(英語の勉強も含めて)これから洋書でもどんどん知識を広げていきたいと思っております。ただ昔の哲学者が書いたもの(英訳されたもの)ではなく、今の知識人(ざっくりした言い方ですが)よって書かれた本を探しています。

日本語の本では以下のような著者を好んで読んできました。
柄谷行人・浅田彰・東浩紀・鈴木謙介・宮台真治…(+彼らの取り上げてきた本ですね)
また思想や社会学のみならず
脳科学(読み物)やコンピュータ書(社会学的なものからプログラミングまで)なども読んでいます。
超が付く程の読書好きなので書店の人文系・科学系(読み物)のコーナーで新しい本がでたらとりあえず立読みしています。

大学院等で学んでいる人は、やはり先生からの紹介が一番多いのでしょうか?
私はかろうじて都心に住んでいるので大型書店の洋書コーナーを直接見に行ったり、goodreads( http://www.goodreads.com )というサイトを参照にしています。たまに日本の著名人がブログで洋書を紹介する時もありますが、ピケティーの『21世紀の資本論』(この本は私にはいろんな意味で重すぎますが…)は話題になりましたね。(このような情報を知りたいのです!)

みなさんが気にしている知識人なども教えて頂けたら幸いです。

以上よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

今から40年前に死んだので現代の思想家かどうかは微妙ですが、


バートランド・ラッセル
なんかどうですか?

哲学入門
幸福論
教育論

などという一般向けのものもあれば、
数学の専門家向けの数学基礎論などの著作もあります。

ただし、
ラッセルの英文は難解なことで知られています。
―――昔、昔、難関大学の英語の長文問題は、ラッセルの著作からよく出題されたもの。
わたしが受講した、大学の英語の講義で、ラッセルの著作がテキストに選ばれ、受講生の多くは死ぬような思いをした。それほどラッセルの英語は難しい―――

ラッセルの英文を難なく読めるようなら、
その人の英語力は平均的なNative Speakerのレベルを超えています。
少なくとも英語で書かれた物を読んで理解できるという点で。
日常会話にはまったく役立ちませんが・・・。


是非、ラッセルを!!
とりあえず、比較的易しい
 The Conquest of Happiness by Bertrand Russell
 幸福論 バートランド・ラッセル
あたりから♪
日本語訳があるのだから、何故、原文をとはおっしゃらず・・・。
ラッセルの英文を!!
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。

『The Conquest of Happiness』は1930年に上梓された本のようですね。
アランの幸福論は日本語で読んだ事ありますが、ラッセルはありません。

数あるビジネス書読むならD・カーネギーの本一冊読めばいい、何故ならみなそこから引用しているから…なんてことをビジネス書で読んだことがありますが、幸福と名の付く本を読む前に、上記の本をとりあえず読んでみる、少なくとも積読しておくだけでもいいかも知れませんね。ブータンもご多分に漏れず、幸福について言及された本は最近何となく増えてきた気もします。

http://russell-j.com/beginner/COH-TEXT.HTM で『The Conquest of Happiness』が読めるようですが、確かに文法をテストするのにとてもいい文章かも知れません(笑)。

時代が違うとはいえ、ラッセルの幸福論は今どのように人々に読まれているのかを知るのも楽しいかも知れません。

お礼日時:2014/07/31 10:00

探し方は存じませんが、本の紹介です。



思想系というのか分かりませんが、文化や心理学系の内容で、心理学者の河合隼雄さんが海外で英語で講演したものが薄い本になって出ています。

英語以外もあるようです、知りませんでしたが・・・・英語は4冊。
http://www.amazon.co.jp/%E6%B4%8B%E6%9B%B8-Hayao …

Dreams, Myths and Fairy Tales in Japan

Buddhism And The Art Of Psychotherapy (Carolyn and Ernest Fay Series in Analytical Psychology)

この2冊が薄い本です。あとは実際見たことはありませんが・・・・
日本語で書かれた本の和訳ではなく、英語で出された本です(と思います)。たぶん河合先生が書いてそれを英語ネイティヴにチェックして校正してもらったんだと思いますが・・ 本の中で触れられています。
平安時代などの日本の夢や物語、仏教と哲学(十牛図をもとに)ですが、それを西洋人に紹介するための内容で、西洋文化と日本文化の比較についても書かれています。

アマゾン米国
http://www.amazon.com/Hayao-Kawai/e/B001I7AEI2

似たような感じですね。「明恵、夢を生きる」の英訳っぽいのもありますが古本で高い。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

河合隼雄さんの日本の本はエッセイ的なもの含めて何冊か読んだことがあります。
内容はほとんど記憶にありませんが、分かりやすくかつ本質的な文章で、逆に日本語で日本のことをもっと深く学びたいという外国人がいたら彼の本はピッタリかも知れませんね。

日本について書かれた洋書(文章)は、分野にもよりますが、やはりある程度その背景が分かるせいか読みやすく、英語の勉強にはとても役立ちます。

海外の人が日本の著者のどんな本を読み、何を吸収しているのかを知るのも楽しいかも知れません。ただ、村上春樹はもう私は読んでないな~(笑)

お礼日時:2014/07/31 10:23

アメリカのアマゾンから、洋書のジャンルを見て出てくるおすすめとか、海外の書評(book review)をみていたら、それらしいものが出てくるのではないですか。



Amazon.com: Books
http://www.amazon.com/books-used-books-textbooks …

book review - Google 検索
http://www.google.co.jp/search?q=book+review

私は、あまり最先端のものは論文を読むことにしていますので、書籍としてはそれこそ漢文など古典にある禅問答みたいなものに、現代科学が未解決になっているジレンマや不整合などとの関連を見いだすほうに興味が移っています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>あまり最先端のものは論文を読むことにしています
いいですね~。海外の大学に留学したことのある友人は、ネット上で最新の論文が読み放題だと言っていました。

私もITの技術系はほぼネットの記事しかよみませんが、それでも研究者含めて彼らが思考をする上での土台(志向性や共通了解?!)となるようなものは、まだまだ「本」なのかなと考えております。

単純にベストセラーで選ぶと、池上彰さんのような本(決して彼を否定するわけではありません!←このような文言も10回ぐらい読んだ)になるので、なかなか難しいのですが、千里の道も一歩から、地道に多読して自分なりの「知識人」を探していくのが一番の近道なのかも知れませんね。

お礼日時:2014/07/31 10:53

 まず古典的なところからいけば、タイトルは同じですが『第三の波』があります。

一つは政治学者であるサミュエル・ハンチントンによる「民主化への移行プロセス」の問題を選挙による集団的な意志決定者の選出と特徴付け、1922年から1975年までの時期を三区分する形で検証しています。
(The Third Wave: Democratization in the Late Twentieth Century)
 もう一方は、アルビン・トフラーにより提起された、第一次産業革命(エジプトの農業革命)、第二次産業革命(イギリスに端を発するいわゆる産業革命)と1980年以後に訪れる第三次産業革命としての「情報革命」といった歴史の転換点に着目した読み物です。後者は一般的な読み物としては適切ですが、学術的には余り意味をなしてもいないとの評価が目に付きます。
 次いでは、既に1990年代後半に現在を予見していた可能性のある書物として、アントニオ・ネグリとウィリアム・ハートによる共著『帝国(原題はEmpire)』があります。これを批判的に検証したのが、イマニュエル・トッドの『帝国以後』があります。
 ピケティーの『21世紀の資本論』もネグリやトッドがいなければ、刊行されていなかったかもしれません。
僕が着目しているのは、社会学者でありながら同時に優れた歴史家でもあるジョバンニ・アリギやイマニュエル・ウォーラーステインです。
 アリギの著作は日本語訳でも『長い20世紀』や『北京のアダム・スミス』が刊行されていますが、何れも現在を予見し先取りしているともいえ、原書も刊行されています。
 後は20世紀とのタイムスパンでみているトニー・ジャットもお勧めできます。版元ならば、みすず書房やミネルヴァ書房そして東大出版会といった社会科学の老舗もあります。
 
 追記
浅田彰も宮台真治も何時の間にか評論家然としてしまいましたね、宮台は最初からその傾向がありましたが。
逆に僕は中沢新一や上田紀行、そして田中優子といった人文系から社会科学を見直すとのスタンスや丸山眞男や都留重人に観られる実直なスタイルが好きです。
 東浩紀は権力に擦り寄りましたが、荻上チキリンや宇野常寛は染まっていないスタンスにある意味での共感も持っています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

重厚な本が見事に揃いました(笑)

このような経済思想的な大著は、社会問題との繋がりがある程度想像つけば、読めば読む程アタマが良くなった気がします。ただ本の厚さを見ると、専門家でもない限り、私は年寄りではありませんが人生の残り時間が気になってしまいます(笑)

提示して頂いたような本は、図書館などで見かけたら借りてみて流し読みする程度ですが、水野和夫 http://www.amazon.co.jp/dp/4087207323/ などの新書で情報を整理する程度には理解しているつもりです。

さて本題。

>次いでは、既に1990年代後半に現在を予見していた可能性のある書物として…
>これを批判的に検証したのが、イマニュエル・トッドの『帝国以後』があります。

たとえばまだ訳されていないような分厚い洋書をすらすら読んで自分なりの意見を持つのはまだまだ難しいですが、最低限上記のような流れをリアルタイムで語れる程度には「英語通」(英語で知識を得られる)になりたいですね。

あらためてどのように本を探せばいいのか? この方法としては地道ではありますが、知識人(注目している人)らが新しい本を出していないか常に動向をチェックして、海外の書評等でどのように共通了解がなされているのかを追えばいいのでしょうか。それにしても私は一体何をしたいのでしょう!(笑)。青土社の『現代思想』がよく特集ごとにお薦め本一覧等を記載していますが、洋書でも同じようなものがあればいいですね。

追記
アメリカやイギリス等にももちろん、チキリン(男)や宇野常寛のような若手が常に新しい視点で社会を語っているのでしょうね。流行りも含めて、そのような情報も常に追ってみたいです。

お礼日時:2014/07/31 14:25

 早々の折り返しありがとうございました。


ラッセルといえば、僕が高校時代に通っていた予備校での英文解釈のテクストが“What is Democrscy?”だったことを憶えています。確か版元は成美堂で文庫サイズだったと記憶しています。
 その講師が同テクストの紹介者である牧野力氏だったことは何となく感じていましたが、後になって政治社会学の門を敲いた時にはっきりとわかったことも今となっては懐かしい記憶です。
 これは脱線ですが、柄谷氏は日本の歴史学界にとって、稀な存在ともいえますね。同じ世界に籍を置きながら、人類史としての世界史をどう歴史教育の場に生かしていくかとの問題に直面した時に「世界史認識」との問題で幾度となくページを繰っている書物の一つです。
 日本では「経済学領域」での方法論としてのマルクスは一先ず知られてもいますが、逆にヴェーバーに関しては余り一般的に知られているとはいえない印象もあり、些かの不当性も感じています 笑。
 先に書き忘れた思索家達の他に、経済史家としてのガルブレイスやポランニーの名前も挙げておきます。
 近年ではなぜかこうした古典的な思索が的を射ているとの事象が目に付くのは、それだけ検証に耐えうるだけの精緻で愚直とも言えるほどの論理の組み立てと論拠がはっきりとしていることも印象的ですね。
 

この回答への補足

回答者の皆様へ

この欄を利用してお礼申し上げます
もう少し回答が多ければとは思いましたが
名も知らない皆様と対話できることは些細な喜びでもあります。

ベストアンサーですが
単純に回答時間に時間をかけて頂いた方に20pt
そして
タイトルの質問に答えて頂いた方に10pt
とさせて頂きました。

過去の思考を見つめるという姿勢は
必ず自分にも、そして少なくとも自分に関わる人達にも役立つと考えております。
これからも謙虚にそして強欲に哲学していきましょう。
またの機会を。

補足日時:2014/08/13 10:33
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この回答へのお礼

2度目の回答、誠にありがとうございます。

昔読んだ書籍が手元にあるというだけで、ぼんやりと記憶が蘇る。若い時に読んだ本は、ただ読んだというだけでも価値が出てくるものなのでしょうか。

私が本を読み始めたのは、予備校時代の先生による影響でした。学問自体が趣味のような人達なので色々な先生がおりました。のちに『磁力と重力の発見』 http://www.amazon.co.jp/dp/4622080311 を上梓した山本義隆先生にも教わったことがあります(当時はただ怖い人という印象しかないですが笑)。この本は本文よりあとがきが好きなのですがそこに書いてあるように、彼はラテン語で書かれた大昔の本を読む為、アテネフランセに通ってまでして勉強をしたそうです。本を書くプロなので当たり前ではありますが、このような彼の生き方に憧れます。

話がそれましたが、以前洋書のコーナーで文法的に読みやすくて面白そうな本だなと思って著者を見てみたら、柄谷行人の『世界史の構造』"The Structure of World History" http://www.amazon.com/The-Structure-World-Histor … だったことがありました。『トランスクリティーク』をはじめとして、個人の認識論的な問題から、世界史(社会)を語ってみせるというその手法に、当時私がちょうど学生から社会へと飛び立つ時期と重なったこともあり、大変感銘を受けた思いがあります。TANUHACHIさんの >どう歴史教育の場に生かしていくかとの問題 にも少し通じるのかなあとも思います。

経済史家の本はそんなに読んではいないのですが、それでも教養程度には触れてきました。今は彼らのような思想がこれからの時代、経済のみならずネット・人工知能社会などを考える上でどう活かされているのかに興味があります。このような質問をしたのも、山本義隆のごとく、世界をまとめていきたい!というライフワークが自分の中で生じたからでもあります。

お礼日時:2014/07/31 23:09

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