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日本看護協会神戸研修センターのH26年度入試試験問題の中の2問の解が、調べても分からないので、教えてください。

<問15>
針刺し事故発生時に行う暴露源の対応で適切なのはどれか。
1)患者のHBs抗原を調べる
2)患者のHCV抗原を調べる
3)患者のHIV抗原を調べる
4)1ヶ月前の血液媒介感染症の陰性記録があったため、患者の検査は実施しない。

2)3)は抗原でなく抗体を調べる-ということで除外できます。
適切な~というと、1)かと思うのですが・・・

暴露源となる患者の感染症検査の有効期限に取り決めはないらしく、実質3ヶ月、もしくは6ヶ月で設定する病院がネット上で数多くヒットします。
私の勤める病院のマニュアルも確か、患者の感染症をカルテ等で確認し、結果がなければ採血、結果が陰性ならば-、陽性なれば-といったフローチャートであった気がします。(このあたりうろ覚えです。)
検索をかけると、暴露源の患者の感染症結果の有無にかかわらず、同日暴露源患者の了承を得て感染症検査の採血を行うことを明記したマニュアルも時々ヒットしますが、全てではありません。

針刺し切創が生じた際の、暴露源患者への対応に詳しい資料があればご教示いただけないでしょうか。

<問31>
結核菌について正しいのはどれですか
a)細長いグラム陽性桿菌である。
b)通常のグラム染色では判定が困難である。
c)細胞壁に厚い脂質をもっている。
d)分裂が早く、1日程度の培養で肉眼的に観察できる。

1) a.b. 2) a.d. 3) b.c. 4) c.d

細胞壁に脂質が多くてグラム染色では染まりにくいことは、過去問によく登場しています。
なので、3)かと思ったのですが、結核菌について調べると、グラム染色ではグラム不定となりやすいが、他の方法も加えて判別するとグラム陽性桿菌である-という記述も見つかります。
1)と回答させたい問題なのか、また3)で良いのか、どなたか教えていただけないでしょうか。

A 回答 (2件)

標準予防策の考え方でいけば、調べずに全員にHBVに対する免疫グロブリンの


投与とHIV予防薬の投与になります。

Window期を考えれば、当然、そうなります。

そうしないのは、例えば当院でも20余年分の患者のHBsAg、HCVAb、ATLのデータが
あり、1~2年毎にチェックして抗原、抗体陽転者のチェックをしていますが、
実際、陽転者というのはほとんどいません(HCV抗体がcut off値でうろうろして
いる症例はありますが)。

そういうローカルデータをもとに各医療機関が合目的に判断します。
一義的に決めるものではないです。
そういう意味でHIV患者が多い所では、陰性でもHIV予防薬投与もありえます。
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この回答へのお礼

分かり易いご返信、ありがとうございました!

急性期病院と老人施設、小児と成人・・・
扱う集団によってデータは変化しますし、
そうしたデータを踏まえれば判断基準も結果も異なって当然で、

>4)は決められません。

そういうものなんだってことが理解できました。


度々、丁寧で分かりやすいご説明を下さり、本当にありがとうございました。

お礼日時:2014/10/29 14:57

出題者のレベル次第でしょう。



1.HIVの第四世代の検査キットは抗原(P24)を測定するので、性的活動性が
高ければ3)は間違いではありません。
4)は決められません。輸血とかde novo肝炎をおこしうる病態があれば
1ヶ月前に陰性でも検査します。

2.aと bは矛盾する内容なので(a,c)か(b,c)の組みあわせしかありません。
選択肢には(b,c)しかないので(b, c)です。
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この回答へのお礼

早々のお返事、ありがとうございました。
手持ちの資料でも、針刺し切創後の対応についての検索でも、明確な解もヒント得られず・・・。
暗中模索の中、光を見た思いです!
結核菌については、胸にストンとおちました。ありがとうございました。
また、HIVの抗原(P24)というヒントを頂けたこと、本当に感謝しています。

早速、HIVの抗原(P24)についてざっくりと調べたのですが―
2000年ごろからキット開発が始まり、2010頃には普及していたとすると、問題作成時には3)でもOK!となりそうです。
解としては1)3) 、ただし、この試験の過去のパターンでは解を1つ選ぶようなので(?!)、
1)が無難なのかな~と。

針刺し事故後の曝露源への対応について、もう一歩踏み込んで教えていただけないでしょうか。
他院のマニュアルでも目にしたのが以下のような、
 「本人及び対象となった患者の血液検査を至急行う。"あらかじめ検査結果の分かっている場合”は、しなくてよい。」
 「"感染症情報が不明の場合”、関係医師から患者に説明して採血する。」
 「1年以内の検査有効とするが、輸血歴、手術歴、透析、性感染症のリスクが高い、麻薬歴等検査実施が奨められる。」
~といった記載です。
感染症検査結果があることを前提にしているのですが、そもそもその検査結果は有効なのか-という点で疑問を抱きました。
アメリカでは血液ほか体液を全て感染源として扱うため、不必要に感染症検査を行わないのですよね?。

>輸血とかde novo肝炎をおこしうる病態
がなさそうなら、1ヶ月前に陰性でも検査しなくてよい?!と言いかえると引っかかりを感じます。
曝露源を、病院内に入院している患者と想定するなら、ある程度管理もできると思うのですが・・・
外来患者や検診者などを含めるとなると、性感染症のリスクや、麻薬歴など把握しきれないこともあると思うのです。
だったら暴露源は全て同時に検査!ではないのでしょうか。

お礼日時:2014/10/26 23:47

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