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声についてです。 僕は声がこもる癖があって腹から声を出すという腹式発声を練習しています。
実際に腹から声が出てると思える時があってそのトーンでは発声するぶんには楽に声も出せるのですが、少しでも低くしたり高くすると、いつものように声がこもってしまったり掠れてしまいます。
歌うときなど、普段の会話でとても不便に感じます。

原因、改善策等あればよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

私は、人の声を聞き分ける仕事をしています。



声がこもるから腹式発声・・・?

日本語の場合、声質を改善するために、必ずしも腹式発声が効果的とは限りません。
腹式発声だと息の圧力が高まって、胸式と比較すれば声の通りが良くなることは言えると思います。
そういう意味でしょうか。

人に聞き取りやすい声ということを考えた場合、大きく2点あると思います。
一つが声(息)の強さ。声の大きさ、声の通りの良さに関係します。
もう一つは、口の中の形、音を作る部分の動きです。

これら2点を意識して変えてみて、あなたが「いい声が出てる」と思える声の出し方を探してみてください。

その次の段階として、発話のペースをチェックしてみてください。

現代日本人は、単語ごとに波を作る傾向がありますが、日本語はあまり単語の区切りを意識せずに1音ずつ発音したほうが聞き取りやすい声になります。そして、文節で少し間を置くといいです。

「今日は 私たちの 待ちに待った 年に一度の 定期大会の日 です」

上の文を、政治家が拡声器を使ってしゃべっているのを想像してください。
空白で区切った部分ごとに、すごく早口で、しかし空白の部分は単語と同じぐらいの間をあけるしゃべり方、これが今非常に増えています。勢いがあるような印象にはなりますが、とても聞き取りにくいです。

「きょーは わーたーしーたーちーの まちにまーったー ねんにいちどーの ・・・」

伸ばす記号のところは、実際にはほんの少し伸ばすという程度にして、空白部分は(こっちは半角スペースにしていますが)ほんの少し間をおく、という感じで発話してみてください。

こっちのほうがずっと上品で穏やかで、結果として人が耳をかたむける声、しゃべり方になります。

「声がこもる」ということがお悩みのようですが、あなたの発話ペースについて、普段の会話を自分で録音して聞いてみるなどの方法で、確認してみるといいと思います。

細かく言えば、体全体の姿勢、首と頭の位置のバランス、母音の質、子音の質などなど、チェックするところはたくさんあります。

少しずつ試してみるといいと思います。

声がかすれる、ということでしたら、一度声帯のチェックを受けることも考える必要があるかもしれません。
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