プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

顕微鏡を使う仕事をしております。
1ヶ月前に顕微鏡を製造元にメンテナンス・清掃に出しました。
この会社からは、実際のメンテナンス費用の他に、どれくらいのメンテナンスが必要かの見積もり金5000円が発生するといわれました。
このことは了承し、メンテナンスをしてもらったのですが、顕微鏡が返ってきてみると大きな不具合が新たに発生していました(顕微鏡到着から稼働までに1ヶ月眠らせてしまっていました。)(メンテナンス前には見られなかった症状です)。
このことを製造元に伝えると、再度その不具合をチェックするために見積もり金5000円を頂戴すると言われました。
腑に落ちないと伝えると、「前回メンテナンスのときにはそのような症状は見られなかったので、こちらに非はない」「メンテナンスの依頼時点でその不具合を聞いていなかったのだから、その不具合を見落としたとしても、こちらに非はない」と言われてしまいました。
結局泣き寝入り状態です。
法に訴えることは難しいでしょうか?実際に訴えるかどうかは考えなくてはいけませんが、ご専門の方のご意見をお伺いしたいと思いまして、今回投稿させていただきました。
よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

メンテナンスの契約内容によって法律構成が大きく変わると思われますが、以下一応の回答を述べます。


1 メンテナンスの内容が、不具合の箇所を発見し、かつ、可能な修理をすることである場合
 この場合、返って来た顕微鏡に不具合がある場合は、いわば先方が(修理するとの)約束を果たしていないことになります。そのため民法634条1項にもとづき(無料で)修補するよう請求できます。とうぜん見積費用も払う必要がありません(というよりすでに支払われているのです。支払われているのに相手がきちんと仕事をしていないだけ、とお考えください)。さらに、質問者さんが他の業者に修理に出したなど、よけいな出費が生じた場合は、損害賠償をあわせて請求することもできます(634条2項)。その場合出費を証明するため領収書等をとっておくといいでしょう。
 なお、質問者さんの方で、業者の不注意で不具合が生じたと立証する必要はありません。逆に、業者の方できちんと修理したと立証することになります。これもやはり、業者がきちんと不具合を発見し、かつ修理することを約束したためです。
 以上が原則となります。が、この原則は当事者の取り決めによって修正されることがあるのです。
 たとえば、業者の方で、あらかじめ質問者さんと責任を限定する内容の契約を取り交わしている可能性があります。例えば、業者の修理責任は、あくまで事前申告に基づく不具合について責任を負う、みたいなやつです。そうすると、業者が今回の不具合は業者の不手際によって生じたものではない、との立証が成功すると、(事前申告された不具合ではいため)責任を免れる可能性があります。
2 さらにメンテナンスの内容が単なるサービスの一環として、修理することまで保証していない場合についても別途考察する必要があります。
 この場合は、上記1と違って業者は修理することを約束しているわけではありせん。したがいまして、質問者さんのほうで、業者の不手際によって顕微鏡の調子が悪くなったことを立証しなければならないのです。
 ところで、立証とは裁判官に確信を抱かせなければならないのでけっこう大変なんです。したがって、次回からは、きちんと不具合がないかを確認してから顕微鏡を受領するようおすすめいたします。
 
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この回答へのお礼

至極納得致しました。
貴重なお時間を割いて回答いただきまして、誠にありがとうございます。

今回の事例は、feinberg様の挙げてくださった”2”に相当します。
こちら側は、ざっくりと「メンテナンスと清掃をお願いします。」として引き渡し、
「全体を確認しましたところ〇〇と〇〇に不具合が見つかり、修理致しました。」という文面付きで返ってきました。ですので、サービスの一環という形になっているかと思います。

こちらの落ち度が明確になり、すっきりと諦めがつきました。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/12 09:54

例えば、あなたが車の乗っており、足回りから異音がしたので、整備工場で見てもらいました。


足回りに不具合があったので、修理に出した結果、修理代金+見積もり代金を請求されました。

修理が終わり、車に乗ったところ、エンジンから異音が発生しました。
同じく見てもらったところ、エンジンの修理代と見積もり代金を請求されました。

ごく普通ですよね?
なんら訴えることあります?
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この回答へのお礼

早速のご回答をありがとうございます。
確かにそう言われると、そうかもしれないと思ってまいりました…。
1回目の見積もり時に、「全体をチェックしましたところ、〇〇と〇〇の不具合があったので、そこを直しましょう。」といったお話をいただいていたので、その時に、今回の不具合も分からなかったのかという思いばかりが残ってしまい、憤ってしまいました。
n_kamyiさんの仰る通りで、訴えられるような内容ではないと認識できましたが、やはり腑に落ちない気持ちは残っています。でも、諦めるしかないですね…。

お礼日時:2014/12/11 17:45

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