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量産品の産業設備機器の標準単価を設定しようとしています。実績原価から決めようとしましたが、ばらつきが多く、どうしようか平均値かと決めあぐねています。
そこで、3点質問です。
(1)このような場合は、標準単価は、どのように決定するのでしょうか? 
(2)実績原価のばらつきが多いのは、問題でしょうか、通常あることでしょうか?
(3)そのばらつき問題は一般的にどのような要因で起こるのでしょうか?

A 回答 (1件)

(1)このような場合は、標準単価は、どのように決定するのでしょうか? 


これは政策的に標準の原価を決めるしかありません。
生産量が一定でなければ、経営者の判断でどの程度の生産量を普通と考えるかで決めるしかないでしょう。

(2)実績原価のばらつきが多いのは、問題でしょうか、通常あることでしょうか?
原価の変動は社内事情以外にも材料価格の変動や、季節的な需要の変化などいろいろですから一概には言えません。でもそういう外的要因が一定でそれでも原価が変動するのであれば、製造技術が安定していないのか、原価計算の前提が現実にあっていないのかなどの理由が考えられます。
その原因をまず分析することですね。
これは工場ラインごとの事情で決まることなので、通常あるかと言えば、あるときもないときもあると言う程度しかいえません。

(3)そのばらつき問題は一般的にどのような要因で起こるのでしょうか?

標準原価はある一定の安定した製造工程を前提として算出します。その安定した工程が理屈として定められないのでは、信頼できる標準原価は計算できません。
原価を言う前にその工程の安定性を調べるべきではないでしょうか。
こうなると経理的作業と言うよりは技術的作業と思いますが。

原価計算は、簿記会計学と生産技術の両方にまたがる知識です。まず安定した製造技術があって、それから安定した原価の順です。
その出発点に問題があるように思います。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答、大変参考になります。
前提の話は、よくわかりました。安定した製造技術を目指す活動も行う必要がありますね。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/18 17:14

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