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尾道のひとがしゃべる言葉は名古屋弁に似ていると思うのですが、これには訳があるのでしょうか?

A 回答 (3件)

 日本の方言には二つの型があります。



1。一つは京都を中心とした同心円の型で、柳田国男の『蝸牛考』の語彙で、中心が新しく周辺が古い形、もう一つは金田一春彦のアクセントの型で、中心が古く(甲類)周辺が新しい(乙類)の二変種があります。

2 もう一つは等音線や等語線で分かれる地域的なパターンで、名古屋の西を南北にわたって走る線の束から東日本と西に分かるのがその例です。

 僕は学生時代に尾道の同級生がおり、社会人になって仕事仲間に名古屋の人が居ました。

 似ている点は1の同心円など色々考えられますが、連母音の変化が耳につくのではないかと思います。

 下記の尾道弁でみると、
 アイ > うまあ (=うまい)、みんしゃあ(=見なさい)
 オイ > すげえ (=すごい)、きょうてい(=気うとい)
 ウイ > ふりーい(=古い)
 などがあります。
 http://bisan.co.jp/%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8C%E …

 名古屋弁にも連母音の変化があり、

 アイおよびアエ > [æː] …だねぁあ、(=…じゃない)とろくせぁあ(=とろくさい)
 オイ > オェー([øː]または[öː])
 ウイ > ウィー([yː]または[üː])
 となります。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E5%8F%A4% …

 僕には、この連母音が長い単母音になるのが似ているように思いました。
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私は岐阜出身ですが、たまにテレビなどで岡山の言葉を聞くと、岐阜の言葉に似ていると思います。


前の方の回答にもありますが、京都から言葉が伝播して行くと、その距離によって言葉も似てくるのだと思います。
また戦国時代には尾張や美濃から多くの武将が京都へ、そして西へと勢力を広げていったのですから、言葉も一緒に運ばれて行ったと考えられます。
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あるとすれば、日本は京都を中心に動いていた時代が長かったので、方言や発音・訛りなどにも京都を中心とした伝播があったらしい同心円状の分布をしていることがある、



という『蝸牛考』(かぎゅうこう)での「かたつむり」の呼び名について柳田國男が考察・提唱した「方言周圏論」と同じかもしれませんね。

方言周圏論 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B9%E8%A8%80% …

2012年03月31日 雑学界の権威・平林純の考える科学
http://hirabayashi.wondernotes.jp/2012/03/31/

配布地図4 言葉の周圏的分布:アホ・バカ分布図 [GIF形式] 『日本民俗大辞典・上』 p.812 (吉川弘文館・1999年)
http://www.seikei2.juntak.net/2007/1128/fig_1128 …
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