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鉄、ステン、アルミのいわゆる精密板金の町工場で検査してます。図面も見られない全くのど素人からのスタートで、今1年ちょっとです。どうやってスキルあげたらいいかなぁと思ってます。
周りの検査員もズブの素人で頼りになりません。工場長か、溶接でプロフェッショナルな人か、図面のプロ(嘱託のシルバーの人ですが)に、分からないことがあれば聞いてますが、聞いて終わりになってるんですね。僕が1から教えてもらったスーパー検査員みたいな人はもう辞めました。
現場を知らないんで、ここをどついたら寸法が合うとか、曲げ初めがどうのこうのとか言われても分からないんです。今の所、できることは、ノギスで寸法測る、目視検査、あとは出荷などの雑用だけです。僕が現場を知らない事に負い目に感じてる事を言った時、辞めたスーパー検査員が言ってたのは、「曲げや溶接、ボール盤の事は図面をよーく見てたら分かる」との事でした。
やっぱり、図面をしっかり隅々まで見て、分かるまで質問する他ないんでしょうか?

A 回答 (1件)

一概に板金と言ってもあなたの検査をしておられる段階がその製品制作過程のどのあたりなのかもう少し見えてきません。

そして工業の学校を履修していない人にとっては、図面は非常に難解なものでしょう。
というのは、板金制作の初期の時は展開図(箱を作る時で言えば、画用紙などをどの形に切っておけばうまく作れるのかといったようなことが要求されます)であり、最終的には組み立て要領図みたいなものまで必要になります。
一口で言ってしまえば、その物がどのように組み合わさっているのか理解できていないと、不必要な寸法まで精度を高めて要求しても無意味なことになるわけです。

それらを考えつつ各工程の機械や作業方法(切る・曲げる・穴あけ・溶接・ひずみとり・塗装など)、自社の設備や材料の定尺の寸法などを勘案して決めなければなりません。
各工程の基本事項と申せば、切断は加工方法による損耗寸法、プレスは加工形状の可否と機械能力、穴明は使用機械の設定とその時点、溶接はボール紙と一緒でひずみが必ず出る、ひずみとりは経験以外の何物でもない、塗装は前処理の検討等々)ということになります。

今は便利なソフトも出回っているので随分と楽になったかもしれませんが、こういう一番最初の案を考えて機械のデータを制作するまでの仕事を「原図制作」または「現図」といいます。

あなたの場合は品物を前にして検査するわけですからまだ全体のことが理解しやすいのかもしれません。大切なのはどこの寸法なのか、そのもので穴が抜けてある場合後から加工する工程が入れてあsるのかということでしょう。プレスや溶接後は形がゆがんでいますからどうしたら復帰できて直る範囲なのかということになるでしょう。
これは品物によって条件が違ってきますから判断前に聞くしかないと思います。

すなわち突き詰めていうなれば、そういう工程を理解しつつ、品物を見て適切なアドバイスができるかどうかですね。=やはり組み合わさるところの形や寸法が大事なわけです。
全体的な外観からは、品物の見栄えから見てひずみがどのように解消されているのか、あるいはされるのか、会社の経験値から判断されなければなりません。

個々の工程の詳しいことは専門的になるので割愛しますが、初心者にくれぐれも気を付けてほしいのは、図面で線が直線に書いてあれば真っ直ぐなものができる、丸く書いてあればまん丸のものができるという思い込みです。素人目には分からない程度の問題ですがプロの意識を養って研鑽しなけば一朝一夕でわかることではありません。

不足の具体事項に関してはもう一度テーマを絞ってご質問してください。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。参考になりました。
自分なりにやってみます。

お礼日時:2015/05/04 16:51

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