天使と悪魔選手権

中国語について

先日香港を旅しました。
MRTやエアポートエクスプレス内で広東語と中国語のアナウンスがありました。
広東語と中国語(北京語)が発音が違うのは分かったのですが、記した文字(漢字)で互いに意思疎通できるのでしょうか?
同様に、シンガポールで話されている福建語、中国語(北京語)でも、記した文字(漢字)で互いに意思疎通はできるのでしょうか。

ご存知の方ご教示方宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

記した文字(漢字)で互いに意思疎通できるのでしょうか?



はいできます。それが世界で唯一、表意文字である漢字が生き残った理由です。

ヨーロッパなどは、同じ意味なのに地域によってスペルが異なります。ラテン語やギリシャ語から派生した単語は本来同じスペルなのに発音に方言があるため、時代が進むにしたがって変化してしまうからです。そして変化してしまうと、もう意味が通じません。

しかし漢字はどのように発音しても文字が同じであれば、文章の意味は同じです。また漢字にはそもそも発音を表す記号はいっさいありません(だから逆に、アは阿のように、わざわざ一般的な当て方を決めています)

元々、中国は広く広東省のあたりまで来るとベトナム民族などの漢人ではない民族も多く、北方もモンゴル人や韃靼人などの民族も居たので、漢字で意思の疎通は図りつつ、発音は方言というレベルを超えた広がりがあるのです。
漢字は日本人ですら、返り点をつけるだけで日本語として読み下すことができます。中国語の発音を一切知らなくても漢字の意味さえ知っていれば、読むことが可能なのです。

これに比べて、たとえば英語を返り点だけで読み下すことは不可能です。スペルと発音が一体となっていますから、発音から導き出した意味を再構築して日本語に翻訳する必要があるからです。

これが世界で唯一漢字だけがもつ優れた機能であるといえます。
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