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現在浪人中のものです。大学の学科選択について相談させてください。
現役時代、反応が目に見えることから化学系を希望し応用化学学科を受験しました。ところが最近生物系、特に生体防御やウイルスなどに興味がわいています(高校の授業でも生体防御の単元は面白かったです。)。そこでそんな系統の学問が学べるところを調べたところ生命科学学科近辺のものかあるいは医学部・薬学部にあることがわかりました。しかし、「生体防御・ウイルスについて学ぶ」と決めているわけではないためそちらの色が濃い医学部・薬学部ではないほうがいいのかなとも思いあまり詳しくは調べていません。加えて現在理工学部に向けて勉強しているため理工学部でそういった学部がないのかなあと考えているところです。前置きが長くなってしまいましたが物理系、化学系、生物系となかなか絞り切れていないのでアドバイスをいただきたいです。
①物理系学科選択について。現役時、先生に相談したところ「数学科は哲学、物理科は数学、化学科は物理に近くなる」と聞きました。現在、現役時と同様に化学より物理のほうが成績がよく、物理というだけあって少ない式と言葉だけで各分野を串刺しにできるのが楽しいと感じますし同時にすごいなあと感じています。しかし、大学になり、自分で勉強するにあたってさらにレベルが上がることと数式の和訳や行間が読めなくなってくるだろうと思い、また大学のパンフレットなんかを読んでいても記載されている言葉にわくわくしなかったので物理系へ進むのは断念したのですが、やはり実際そういった厳しさがありますか?
②化学系学科選択について。(反応が)目に見え、高校の酸化還元の授業で「こんなにきれいに電子のやり取りをするのか!」と感動したのがきっかけで化学系を志望していました。いろいろ考える中で化学を使って直接に近い形で社会貢献するのなら応用化学だろうと思い化学ではなく応用化学を選択しました。一方物理への思いも断ち切れなかったため応用化学のなかの物理化学専攻についても調べましたが、結局は化学の範疇とのことでした。同様に生化学もやはり化学の範疇になるのでしょうか(ウイルス・薬というよりは遺伝のほうに寄るみたいですが…)?先ほどの生物系の興味もかなり漠然としたものでもあるのでそれなら生物系には携われるであろう応用化学を志望するのがいいでしょうか?
③生物系学科選択について。たとえばウイルスや生体防御、遺伝で社会貢献となると医学部・薬学部、あるいは農学部が強くなってくるのでしょうか?製薬系への就職(自分が思っているのはたぶん製薬の開発職ではなく研究職にあたるものだと思います。)は断然薬学部・理工学部の生物系学科が有利な傾向にあったりしますか?また理工学部の生物系を選択した場合、大学院は生物系に絞られたりしますか?
質問は以上です。不足しているところや新たに沸いた疑問があれば補足します。かなり手探りな状態のためアバウトな質問もありますが、知っている範囲で構いませんので回答をお願いします。

A 回答 (2件)

1. の認識はおっしゃる通りです。

大学の数学、物理はかなり難しいので行きたいなら覚悟して行った方がいいでしょうね。数式的なものをある程度使って実社会により近い応用的なものをやりたければ情報系とか工学系に行くのがいいと思います。

2. 大学受験での物理ってのは、正直大学で学ぶ物理化学に近い範囲です。応用化学とか言わなくても、何かしら物質を扱う分野であれば化学的な視点で物事を見ることがあるので、そういう勉強を学部でしたうえで、別の分野に後で入れなくなることはあまりありません。

3. 製薬だって、化学工学とか製剤系だったり有機合成系の方がコンスタントな需要があるので、ぶっちゃけいわゆる古典的な細胞生物学とか分子生物学ってのは実はあまり需要はないです。というか、体系的に学ぶには情報が膨大過ぎて本質的なところまで理解してない人がほどんどですし、そもそも体系が曖昧で適当なことが最先端になっては消えていくことも多い分野なんです。一方で、細分化しすぎる専門分野があって結局それ以外の一般的な遺伝子工学とか生化学的な実験はいわゆる「ルーチンワーク」でだれでも(それこそパートのおばちゃんでも教えれば)できてしまうのでわざわざ高度な勉強をした人の需要は少ないのです。一方で、いたるところに生命系の学部は乱立してるので、一般的にバイオは就職が難しいと言われるのです。

大学の学部レベルで学ぶウイルスとか生物系学問は、かなり一方的な知識がメインですので、正直誰でもその範囲の本が読めればわかります。ただ、実験したことない人が読むと何が何だかイメージできないのでわかりにくいですが、逆に言えば実験したことある人が読んだら、あとはそれを空で言えるまで暗記してるかどうかだけの分野も結構あります。それも日進月歩だから、一度覚えておしまいというわけでもありませんしね。そういう意味では、自分は学部時代に始めからバイオ系の方に進むのはおすすめしませんし、逆に化学あるいは物理、数学(情報)などの古典的学問の何かしらの基礎をベースに修士や博士でそれを武器にバイオをやったりする方がいいと思います。

ちなみに、医学部医学科、薬学部6年は少なくとも6年間は基本的には職業養成課程なので、研究もくそもなく、単なる体系だった知識を詰め込む期間に過ぎないと考えていいでしょう。こういうと医師から反感を買ったらすみませんが、それでも一方で医学の基本は個体の恒常性の理解であり、個体を理解するには、やはり体系的な体の仕組みや発病のメカニズム(といっても単なる症状と一般的な対処法の羅列だけというのも多いでしょうが)を理解する必要がある以上、研究をする上で理学部等の断片的な知識ではいけないだろうという面があるのも事実です。ただ、一方で今のご時世でも医学部(特に臨床より)の研究は症例発表だったり、ある治療法を試したらその結果よくなりましたよ、というものを単に発表したに過ぎないようなものが多いという面も否定できないかもです。より臨床に近くなればなるほど自分たちがコントロールできる範囲が制限されますからしょうがないですけどね。それで自分は研究してます、って言うのが納得いかないと思って、基礎一方にする研究者(医師)もいたりはします。

結論
生物系に鞍替えすることは大体可能ですけど、その逆を(例えばバイオからいきなり有機合成とか、物理化学系を)独学するのは一般的には容易ではないです。よって、医学部並みに生物オタクまできわめるならバイオ系の学部に行けばいいでしょうが、そうでないならば情報とか、有機(あるいは物理化学とか)のジャンルでしっかりとした基盤技術を習得したほうがいいでしょう、ということです。そもそも、特に日本のこの辺のジャンル分けは大学によって違うので結構曖昧です。
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この回答へのお礼

大変丁寧な回答ありがとうございます。物理学系の難しさ、化学系で学ぶこと、それに生物から他の学問への移行の難しさなど貴重な情報ありがとうございます。多少のレベルなら生物系は独学でいけるのかな…と思っていたところも少しあったのでしっくりきています。医学部についても無知だったためかなり参考になりました。
今後、larme001さんのおっしゃるようにバイオではない学問、応用化学を目指してそれをもとに他の分野へ広げていこうと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2015/07/07 21:07

う~ん


なんだかんだ言っても、結局医学科がベストオブベストですし、オンリーワンです。
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この回答へのお礼

やはり医学部は難しいだけベストなのかもしれません。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2015/07/07 21:09

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