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「非再現」と「不再現」、日本語としてどちらが正しいでしょうか。
また、意味が違ったり、使う場所が違ったりするのでしょうか。

A 回答 (9件)

辞書では、次のようになっています。


「非」
名詞・形容動詞に付いて、それに当たらない、それ以外である、などの意を表す。「―民主的」「―科学的」「―常勤」「―ピリン系感冒薬」
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/182262/m1u/ …
「不」
…でない、…しない、などの意を添える。「―必要」「―一致」「―確か」「―行き届き」
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/189383/m1u/ …
これらの語釈を参考にすると、次のような違いになるかと思います。
【非再現】⇒再現ではない。
「このような方法では、再現したとは言えない。もう一度やり直してください」
【不再現】⇒まだ再現していない。
「再現しようとしましたが、事故が発生し途中で断念しました。そのため、例の件に関しては、未だ不再現です」
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まず、おおもとの「再現」が、「ふたたび起こった」ということで、「前回と同じ」「前回の繰り返し(リピート)」「また起こった」などという、「前と同じ」というところが中心の言葉です。



 これを否定するのは、「前とは違う」「同じではない」「繰り返し(リピート)ではない」ということになります。また、「起こってはいない」というのも否定です。

 「非」は「~にあらず」「~とは別物」ということですから、「起こっている」ことを前提に、主にこの「前とは違う」「同じではない」「繰り返し(リピート)ではない」との意味になります。
 つまり、「何かが起こっていることを前提に、それが再現に該当するか否か」を述べているということです。

 「不」は、一般論として「~ではない」「~していない」ことを示すので、「そもそも起こっていない」ことを示します。ここでは、対称になるのは「前と同じ」ことですので、「前とは違う」ことが起こっていても、それは対象外です。
 つまり、「『再現』という対象物が、起こったか(起こっているか)否か」を述べています。対象物ではない「非再現」が起きていようがいまいが、それは関係ありません。

 なお、いつかは「再現」が起こるであろうが、まだ起きていないことは「未再現」と呼ぶのでしょう。(No.1さんの「まだ再現していない」のは、こちらかと思います)
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「非再現」も「不再現」も、「間違い」とまで言う気はありませんが、あまり一般的とは言えない気がします。


「未再現」も現段階ではどうでしょう。
 個人的には「再現不能」「再現性が低い」なら使えると思います。

 詳しくは下記をご参照ください。
 辞書にも「少納言」にも見当たらないので、「2)ネット検索」してみました。「非再現」も「不再現」も、信頼できる使用例は見当たらないような。
 
【ネットで言葉の正誤を調べる方法〈1〉〈2〉】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12046816579.html
==============引用開始
2)ネット検索
 ウノミにするのは危険。いくら用例が多数ヒットしても「誤用」って場合もある。ただ、「極端に使用例が少ない言葉はナシ」と考えることはできる。
【今度は「自嘲げ」──形容詞と接尾語 辞書】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12039986476.html
==============引用開始
 問題はそんな言葉があるかって話。
 そんな言葉はない、と言いたいところだが、こういうご時世にそういうことを断定するのはきわめて危険。ある種「悪魔の証明」みたいなもんで、簡単に決めつけることはできない。

(中略)
 ネット検索の結果って、「使用例が多いからアリ」とは言えない。●●がそれだけ多いってだけのこともある。でも「極端に使用例が少ない言葉はナシ」と考えていい気がする。たとえば実際にはほとんど目にしない「参考する」でも約78,700,000件ヒットする。500件を切るのはかなり少ない。
==============引用終了

【“非再現”】 の検査結果。
http://www.google.co.jp/search?q=%E2%80%9C%E9%9D …
約 6,610 件

【“不再現”】の検査結果。
http://www.google.co.jp/search?q=%E2%80%9C%E4%B8 …
約 23,800 件

【“再現不能”】
約 26,800 件
http://www.google.co.jp/search?q=%E2%80%9C%E5%86 …

※ヒット件数は大差ありませんが、「再現不能」は朝日新聞に使用例があることをご確認ください。
【小保方さん実験ノート、記載乏しく再現不能 STAP論文問題】
http://www.asahi.com/articles/DA3S11064652.html
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#1です。



#2さんのご指摘を受けて若干補足いたします。
「不再現」の説明で、たしかに「まだ(未だ)」という語は蛇足だったと思います。
ただ、例文をお読みになれば意図はご理解いただけることでしょう。
つまり、「不再現」とは、「再現しようとしたが再現できていないこと」だ、というのが私見の骨子です。
#2さんは、
>「そもそも起こっていない」ことを示します。
>「『再現』という対象物が、起こったか(起こっているか)否か」
を「不再現」の意味として挙げておられますが、それとは本質的に異なります。このご説明だと、「未再現」にもほとんどそのまま適用可能ではないですかね。
「不再現」の場合、再現を試みたが実現しなかった、という点が重要なのです。(結果として、まだ再現していないことになるわけですが、「まだ」と書いてしまうと#2さんのように「まだ」のほうに着目されてしまい、肝心の「再現していない」という実態のほうが無視されてしまいがちですから、適切な表現ではなかったですね。)
たとえば、「未採用」と言えば採用試験を行なっていない対象にも使えますが、「不採用」の場合は採用試験を行なっている対象にしか使えないのと同じです。
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漢文の初歩的な知識があれば、後は感性と記憶に頼ることになります。

「否定」の言い方のいくつかをあげておきます。
「不」……せず。 滅せず→不滅  良からず→不良  動詞性、状態性の語がくる。
「非」……にあらず。 常にあらず→非常 (人間らしい)行いにあらず→非行 名詞性の語がくる。
「未」いまだ……せず。 未だ来ず→未来  未だ然らず→未然  動詞性、状態性の語がくる。
「無」……なし。 関心なし→無関心  関係なし→無関係  名詞性でもあり動詞性でもある。
「不可」……べからず。 能うべからず→不可能  知るべからず→不可知 動詞的な語が来る。
 
 全体に漢語においては、この語は動詞として使われる。この語は名詞として使われると決まっているわけではないので「性」などとはっきりしない言い方をしました。
  
 「不再現」「非再現」はNo.3の方と同様、感性的にはピンと来ない語です。何故かというと、「再現」は「再び現れる」で「再」は副詞的な用法です。「不条理」のように「条理」を否定しているのとは相違があります。
 「不再現」だと、「再びは現れず」と部分否定に読んでしまいそうで、「再不現」の「再び現れず」の全部否定と対照したくなります。「非再現性」ならいいのかも知れません。「非遡行性」「非可逆性」のように似た言い方がありますから。
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#4です。


もう一度おじゃまいたします。

「非再現」「不再現」がピンと来ないのは、それが使われるシチュエーションが稀であり、あまりなじみが無いからなのでしょう。その感覚は良くわかります。
ただ、なじみがないからといって間違いではありませんから、そこは混同すべきではないと思います。
「非」も「不」も名詞・形容動詞につく接頭語です。
「再現」は動名詞であり、つまり、「非再現」「不再現」という表現は十分に成立します。
ほんの一例ですが、たとえば、なんらかの事案に対してタグを付ける場合なんかには重宝する表現でしょう。
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単純で簡単に理解出来るのが普通です・・・



非再現(事象の再現では無い)手順や道順からして違う
不再現(事象の再現に失敗した)手順や道順は適切、結果が予測外
未再現(再現されて無い)結果だけが思考対象
無再現(再現という事象は存在しない)

現実の生活でこんな単語は使わない。哲学問答なら在りだが・・・
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前回、「感性」と「記憶」と言いましたが、例えば「お茶する」という言葉が取り上げられたことがありますが、私の記憶には残っていますが、この語を使うことはわたしの感性がゆるしませんでした。


 「不再現」「非再現」は感性的には受け入れられません。今回で記憶には残りましたが。更に「不再現」「非再現」の両方あるのも不思議でした。普通はどちらかに限られていることが多いのですが。記憶にある「不」「非」両用の例は「不人情」「非人情」と「不合理」「非合理」しか思いつけません。「不人情」が一般に使われる中で「非人情」を敢えて使ったのは、漱石の「草枕」でした。「草枕」の中で漱石は「非人情な惚れ方」などと言って一人で悦に入っていますが、その後あまり一般的にはならなかったようです。だがやっぱり漱石は漱石です。「青空文庫」では「草枕」以外には「坑夫」に一度使っている他に、他の作家、例えば梶井基次郎・宮本百合子・横光利一・岡本かの子・蒲原有明・岸田劉生・中里介山・折口信夫・豊島与志雄・与謝野晶子・三島霜川などの用例が出てきます。果たしてそれが漱石の影響かどうかは分かりませんが。
 もう一つの「非合理」は哲学用語であるらしい、ということです。

 感性や記憶から離れて、少し理屈を述べれば、「再」は副詞として後の動詞を修飾する働きだと述べました。次の語句はほとんど同系の物ですが、これらに「不」や「非」が付くと思えますか。わたしの感性では「No」です。
 再生・再見・再建・再起・再婚・再興・再燃・再婚・再来
「再」に限らず、同様の二字熟語の中で、思い付く物を挙げますが、「前進」「後退」「好演」「熱演」「好転」「暗転」なども「No」です。
 
 念のため「逆引き大辞林」から「不」の付く言葉を掲載します。勿論この中になければ間違いという性質のものではありません。

不悪  不足  不生  不成  不安  不安心  不安定  不安定均衡  不安定線  不案内  不案内  不安  不意  不意気  不粋  不育  不一致  不入り  不運  不壊  不衛生  不易  不縁  不穏  不穏当  不可  不会  不快  不開港  不介入  不可解  不可逆  不可逆  不可逆反応  不可逆変化  不覚  不角  不学  不覚悟  不確実  不覚人  不覚仁  不拡人  不確定  不可欠  不可欠条件  不可見  不加減  不可抗  不可抗力  不可視  不可思議  不可視光線  不可触民  不可侵  不可侵権  不可侵条約  不可説  不可測  不可知  不可知論  不活化  不恰好  不活性ガス  不完全菌類  不完全雇用均衡  不完全性定理  不起  不譚  不忌  不輯  不義  不器  不機嫌  不起訴  不規則  不規則銀河  不規則動詞  不急  不許  不孝  不況  不興  不軽  不興  不器用  不興顔  不軽菩薩  不協和  不協和音  不協和音程  不許可  不義理  不規律  不具  不虞  不具合  不遇  不倶戴天  不屈  不具廃疾  不具癈疾  不敬  不稽  不景気  不敬罪  不経済  不潔  不結果  不言  不健康  不見識  不言実行  不顕性感染  不健全  不言不語  不語  不孝  不幸  不功  不合格  不耕作地主  不公正  不公正取引  不公平  不合理  不告  不告不理の原則  不心得  不語仙  不才  不在  不材  不裁可  不細工  不採算  不在地主  不在者投票  不在証明  不作  不作為  不作為債務  不作為犯  不沙汰  不作法  不思議  不自然  不時着  不様  不参  不死  不二  不次  不治  不時  不幸せ  不仕合わせ  不識  不思議  不識庵  不二絹  不死鳥  不悉  不日  不実   不躾  不始末  不死身  不洒落  不洒落る  不受  不住  不出  不首尾  不受不施派  不純  不周延  不祝儀  不鋳鋼  不十分  不熟  不熟田  不請顔  不浄観  不定業  不祥事  不正直  不成就日  不浄所  不浄説法  不承知  不精  不浄縄  不浄日  不成日  不浄場  不承不承  不生不滅  不浄門  不浄役人  不条理  不条理劇  不如帰  不織布  不所存  不印  不信  不振  不審  不仁  不尽  不審庵  不審紙  不信感  不心中  不信心  不審尋問  不親切  不整  不精  不正確  不正競争  不成功  不整合  不正行為  不正咬合  不斉合成  不誠実  不世出  不整正花  不成績  不成文  不正法  不整脈  不成立  不摂生  不宣  不戦  不全  不善  不善感  不戦勝  不戦条約  不戦敗  不鮮明  不相応  不掃除  不増不減  不遡及  不足  不測  不即不離  不揃い  不遜  不退  不鯛  不退地  不退寺  不代替物  不断桜  不断草  不治  不知  不知案内  不着  不忠  不注意  不調  不調法  不調和  不直  不沈  不通  不釣り合い  不弟  不悌  不定  不貞  不逞  不定芽  不定冠詞  不定期  不定期刑  不定期路線  不適応  不適応児  不適格  不適当  不敵ない  不定型詩  不定根  不体裁  不定詞  不定時法  不定愁訴  不定称  不定積分  不定風  不定方程式  不適  不敵  不出来  不適応  不躾  不倒  不党  不凍  不等  不僥  不同  不動  不道  不同意  不統一  不動院  不凍液  不倒翁  不登花  不等価交換  不等筋類  不道外   不道化  不動袈裟  不凍湖  不凍港  不登校  不等号  不動穀  不動産  不動産金融  不動産取得税  不動産所得  不動産信託  不動産登記  不動産保険  不動地  不同視  不等式  不道徳  不動縄  不働費  不当表示  不僥不屈  不動法  不動明王  不透明  不透明体  不等葉  不当利得  不当廉売  不徳  不得意  不徳義  不得心  不特定  不特定多数  不特定物  不得要領  不突合  不届き  不届き至極  不仲  不形  不慣れ  不馴れ  不二  不似合い  不入  不如意  不妊  不人気  不妊手術  不妊症  不人情  不妊防除  不佞  不熱心  不燃  不念  不感化  不稔花  不燃構造  不燃機材  不燃性  不能犯  不納付犯  不敗  不売  不買  不買運動  不買同盟  不発  不抜  不払い  不備  不美人  不必要  不評  不平等  不平等条約  不評判  不欄  不熟  不便  不敏  不品行  不風流  不服  不服従運動  不文  不文慣習  不文憲法  不文法  不分明  不文律  不平  不返  不偏  不弁  不辨  不便  不勉強  不法侵入  不法電波  不飽和  不飽和化合物  不犯  不本意  不磨  不間  不昧  不昧流  不満  不満足  不味  不身持  不眠不休  不眠症  不向き  不明  不名数  不名誉  不明瞭  不明朗  不滅  不面目  不毛  不文字  不物好き  不文  不問  不文字  不夜城  不輸  不融通物  不愉快  不行き届き  不輸租  不輸租田  不輸不入  不養生  不溶性  不落  不埓  不乱  不慮の外  不倫  不類  不例  不廉  不連続  不連続線  不老  不労  不老不死  不老門  不陸  不直  不和  不惑  不和合性  不渡り
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表記上正しければ日本語として正しいとも言えるのか? 明らかに使用頻度が極端に低い言い回しですので、極力使わないのが正しい。

混乱の素は最初から作らないのが言わば日本(語)的。

よって、どちらも正しくない。私感です。
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