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以下の短編のタイトルをご存知ないでしょうか?


●華族の二人
愛し合う二人の若い男女がいた。才気溢れ見目美しい二人の愛は本物だったが、華族である身分が自由な結婚を許さなかった。やがて二人は身分を捨て駆け落ちする。
時は流れ戦後の日本、とある貧民窟の片隅に一人の老人がいた。老人は狭い塒に寝たきりで、その体は垢や排泄物にまみれている。枕元には貧民窟の住人達が恵んだ食べ物の残骸が散乱し、悪臭を放っている。ある時、一人の老婆が老人の塒を訪れる。長旅を越えてきたらしいその姿は老人に劣らず汚れきっている。老婆は寝たきりの老人に覆いかぶさるように抱き着くとはらはらと涙を流す。老人もそれに応えるように指先を動かし老婆の腕に触れる。老婆を老人のもとまで案内した少年の目には互いを離すまいとする気品溢れる美しい男女の姿が見えたのだった。

●不思議な小料理屋の娘
東京の某所にある小さな料理屋。一日二組しか客をとらないその店には不思議な噂があった。普段は女将が給仕をするが、いつもは店の奥にいる娘が水を客に出すと、その客は破格の大出世をするのだという。自身の前途を試さんと途切れることなく客が料理屋を訪れるが、ことごとく敗れている。
議員事務所の下っ端である主人公は友人に誘われて料理屋を訪れる。すると奥から娘が現れ、水どころではなく、茶托付きで日本茶を主人公に出す。噂を知らされずにいた主人公は目を丸くする友人を怪訝に思う。その後合縁奇縁が重なり、人柄を見込まれた主人公は料理屋の主人に娘を託される。娘の複雑な生い立ちを知り受け入れた主人公は娘を娶る。
更に月日は流れ相変わらず事務所の下っ端であった主人公のもとに一本の電話がかかってくる。それは地元住民と若手議員の交流会への誘いだった。政治界の大物も顔を出すというその集いに、不思議な高揚感を感じながらも参加する旨を電話口の相手に伝えるのだった。(主人公が未来の総理大臣になることの示唆)


ストーリーは上記の通りバッチリ覚えているので間違いありません。短編であるのも間違いありません。これだけ覚えているのにタイトルだけがわかりません…。

タイトルに限らず、どんな些細なことでも教えて頂きたいです。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

雨月物語 かなあ 違うかなあ・・


もう1つのは 星新一かもねえ 違うかなあ・・?
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この回答へのお礼

両方とも舞台も執筆時期も近現代なので古典の雨月物語ではないです…。

星新一も回答を頂いてから調べてみました。ショートショートの巨匠で生涯綴った短編は1000を超えるとのことですが、ざっとあらすじ集を見た感じではそれらしいのはありませんでした。もう少し調べてみます。

お礼日時:2015/07/28 18:17

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