激凹みから立ち直る方法

というニュースが最近よく流れていますが、どうしてそうなるのかもう少しわかり易く解説してもらえないでしょうか?

A 回答 (2件)

前提として、世界のお金はドル中心に


まわっているといっても過言ではありません。

国よっては下手をすると自国通貨より、
ドルでの支払いの方が歓迎される場合
があります。

そのドルが金融緩和の政策を打ち切り、
利上げしようとしています。
その『しようとしている』だけで、
このところの新興国の通貨の下落は
著しいものとなっています。

新興国通貨を各国みていただければ、
分かるように非常に金利が高いです。
その金利の高さを『売り』にして、
新興国は高金利の国債を発行して
お金を集めて、なんとか国を潤そうと
しているわけです。

円もそうですが、超低金利のドルは
借りたとしても大した金利の負担に
なりません。
(マイナス金利の場合もある)
そうやって借りたドルで新興国の
高金利通貨を買うだけで、その金利差で
儲けられるわけです。
これをキャリートレードと言います。

しかしその状況は米国の景気回復とともに
一変しています。
新興国へのリスク高い投資より、米国の
安定した投資で十分儲かる。
米ドル利上げが予定されており、上述、
金利差による投資にもカゲリが見えてきた。
新興国のあちこちで、デフォルトの危機や
財政難の状況が散見され、益々リスクが
高くなっている。
実際に米国の金融緩和が解除されれば、
利上げペースは遅いとしても、長期金利
が上昇は確実で、それだけでも長期で
新興国の債券を持っているのはリスクが
高くなる。

既にその状態となっているため、
新興国通貨の下落は著しく、既に格付が
下げられ、新興国投信の条件からはずれて
資金を引き上げられている国も出ている
状況です。
(ファンドの投資資金の引き上げでさらに
 影響が出ている状況。)

長々書きましたので、このぐらいに
しておきます。

いかがでしょう?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。おおよそ理解できました。

お礼日時:2015/10/09 17:12

金利が上昇すれば国債等、原則として無リスクあるいは極めて低いリスクで得られる金利収入が増加します、であれば、基本的にはなにもリスクをとって新興国に投資をしなくても、国内での低リスクの投資に振り向ける資金を増加させた方が安全で有利であるという発想になります。


実際のところ、どういう形になるかは一概には言えませんが、原則としてはこういうことかと。
これは別に新興国云々ということとはあまり関係がなく、金利、株と債券等の関係の基本原則ですが。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2015/10/09 17:12

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!