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ある市場の需要関数をd=100-p、供給関数をs=p-20とする。(d=需要量、s=供給量、p=価格)
①この市場が閉鎖経済である場合均衡価格と均衡取引量また消費者余剰、生産者余剰を求めなさい
②この経済が自由貿易を開始したとする。世界価格は70.このときの需要量、国内供給量、貿易量を求めなさい。また、このときの消費者余剰、生産者余剰は閉鎖経済と比べてどのように変化したか。これらから貿易の自由化効果について説明しなさい。

経済の勉強をしているのですがわからないのでどなたかわかりやすく説明していただけませんか
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

だれも回答してくれる人がいないのですか?この問題はどのミクロ経済学教科書の例題・練習問題にも出てくるストレートフォーワードの問題です。


①まず、需要関数、供給関数をpを縦軸に、d、sを横軸にとってグラフを描いてください。そのためには前者と後者を
(1) p =100 - d
(2) p = 20 + s
と書き換えてください。(1)前者(需要曲線)は縦軸の切片が100、傾きが-1の(右下がりの)直線、前者(供給曲線)は縦軸の切片が20、傾きが+1の(右上がりの)直線だ。閉鎖経済の均衡はこれら2つの曲線(直線)の交点で起こる。つまり、
(3) d = s
とおいて、(1),(2),(3)の連立方程式をp,d,sについて解けばよい。答えは
p=60、d=s=40となる(確かめよ)。前者が均衡価格、後者が均衡取引量だ。消費者余剰(CS)は価格線p=60より上で、需要曲線(1)より下の部分(3角形)の面積で、したがってCS=800、生産者余剰(PS)は価格線より下、供給曲線(2)より上の部分(三角形)の面積に等しいので、PS=800となる(確かめよ)。
②p=70のときの、国内需要量は(1)よりd=30, 国内供給量は(2)よりs=50となる(確かめよ)。そして国内供給が国内需要を超過しているのでこの部分が輸出となる。輸出量=s - d = 50 - 30 = 20である。グラフでいうと、価格線p=70が需要曲線(1)と供給曲線(2)と交わる点の横座標を見ればよい。このときの消費者余剰(CS)は前と同じように、価格線p=70より上で、需要曲線(1)より下の部分の三角形の面積で測られるから、CS=450であり、生産者余剰(PS)は価格線p=70より下で、供給曲線より上の部分(三角形)の面積に等しいので、PS=1250となる。
貿易がないときと、自由化後の貿易があるときの総余剰を比較してみると貿易(自由化)の利益がわかる。
前者の総余剰=CS+PS=800+800=1600
後者の総余剰=CS+PS=450+1250=1700
貿易の自由化の効果は自由化によって価格が60から70へ上がるので、消費者は損をするが、生産者がそれを上回る得をするので、全体としてプラスであることが見て取れるでしょう。
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