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義務教育の科目の中に「社会科」ってありますけど、結局何を学ぶのでしょうか。「社会科」では、「語学」や「数学」みたいに特定の知識やスキルを学ぶのではなく、身の回りの事をなんとなく一通りかじっているだけのような気もするのですが、本当に役に立つ科目なのでしょうか?

A 回答 (7件)

社会科で歴史とか学びますよね。


それを学ぶことによって、日本がどういう歴史をたどってきたかわかるじゃないですか?また、中学では世界の国々と日本の関係を学びますよね。
その学んだ知識は、現在の国際交流で必要です。たとえば、日本が昔、植民地にしていた国は、日本のことを良く思っていないし、逆に、親日国もあります。歴史を知らないと、どうして日本を嫌っているのか判らないじゃないですか。また、世界の人に日本を紹介するときも、日本の歴史を知らないと紹介できないと思います。
地理を学ぶと、日本がいかに他国に頼りきっているかがわかりますよ。自給自足できていませんからね。そうすると、将来就職したときに、発展途上国に子会社がある理由とかがわかるのではないでしょうか。
私は社会科は苦手としている科目なので、えらそうなことはいえませんが、参考にしてください。
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この回答へのお礼

05062412 さん、回答ありがとうございます。

「それを学ぶことによって、日本がどういう歴史をたどってきたかわかるじゃないですか?また、中学では世界の国々と日本の関係を学びますよね。その学んだ知識は、現在の国際交流で必要です。」

確かに日本で教えられている内容(ボリューム?)は他国を遠く引き離しています。また過去の侵略の後ろめたさもあり、中国や韓国の人たちから過去の戦争のことを言われると、ぐーの音も出なくなったりします。

一方、中国や韓国で日本との関係がどう教えられているのかという問題もあります。中国や韓国の若者と話をすると、結構国家の恣意的な判断に基づく教えられ方をしているなと感じる時さえあります。

教育とは何でしょう。教育は誰のため?疑問は尽きません。

お礼日時:2004/07/11 14:02

こんばんわ、疑問はつきませんね。



さてご質問の件ですが、なかなかおもしろいことに気づかれましたね。スキルという観点からすると、社会科のほかにも、理科とか、国語とかもその中にはいるのかもしれませんね。私も素人なのですが、間違えを恐れながら、回答らしいものをつけますと。

社会ですが、高校に入りますと、「公民」「地理・歴史」などとその分野が細分化されます。「公民」とは法律・経済などといった、現在の社会の仕組みを学ぶ領域です。「地理・歴史」は現在の世界の地理を学ぶとともに、この現在を作ってきた歴史を学びます。

あなたのおっしゃる意味では、「公民」などは非常に役立つスキルになるのではないですか?大人同士のけんかは「法律」「経済」という土俵の上で戦いますから。

一方「地理・歴史」の分野は、あなたの観点からすると、役に立たない分野に属するかもしれませんね。しかし、未来は突然やってきません、膨大な過去から現在につながる、数直線の先に存在するものです。そういった意味では、「未来」は「過去」を分析することで、予測できるものかもしれません。


・・長くなってしまいましたが・・・全くの門外漢の戯れ言です。他の専門の方のお答えを参考にしてください。(爆)
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語学や数学だって、小学生の入り口のときにはそのベースとなる共通項目ともいえる部分から入っていきます。



社会科という言葉とそこで扱われている内容からそのような感じるのかもしれませんが、社会科も将来学問を続ける中で、政治や経済、倫理などに分かれていき、さらにもっと細分化していきます。

小中高あたりでは、数学などにくらべて範囲が広く到達点も見えにくいためそう思うだけだと思いますし、実は語学や数学でもその学習する段階やレベルはさまざまです。

あなたが小中高あたりなら、現在基盤となる学識を学んでいる、いや学校教育一連の方向性の中で叩き込まれている段階なのです。
それが役に立つかは、あなたがそれを将来どうそれを生かすかによります。
学校教育は、その国の国民が個々に将来開花するかもしれないいろんな要素を、あなたに与えつづけるのです。

大人になってみると、昔あの学科を見聞きしておいて(深く学んだだけではないが)よかったと思うシーンがときどきあります。
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》身の回りの事をなんとなく一通りかじっているだけのような気もするのですが、



 あなたはお幾つか存じませんが、「身の回りの事」の中で切実な問題に直面したことがないから、そのようなことを言うのだと思います。
 たとえば、
・あなたの家がある日、火事で焼けてしまったらどうしますか?
・泥棒に入られて、いろいろなものを盗まれたらどうしますか?
・あなたのお父さん、またはお母さんが交通事故に遭って亡くなり、収入が途絶えたらどうしますか?
・あなたのご両親が、不幸にして離婚してしまったらどうしますか?
・あなたが友人に貸した物を返してくれない時、どうしますか?
・あなたと結婚を約束していない恋人との間に子供が生まれたらどうしますか?
・携帯電話の使用料として、使ってもいない法外な請求書が届いたらどうしますか?
 その他、いろいろ。

 これらの問題に的確に答えられる、また答えを見つける方策をご存じなら、あなたは社会科を勉強する必要はないでしょう。けれども、もしそうでないなら、謙虚に勉強すべきでしょう。ただし、社会科を勉強したからといって、誰でも答えを出せるようになるわけではありません。
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この回答へのお礼

whitepepper さん、回答ありがとうございます。

「あなたはお幾つか存じませんが、「身の回りの事」の中で切実な問題に直面したことがないから、そのようなことを言うのだと思います。」

私も社会科を学んだ時に、子供なりに身の回りの切実な事柄を通して社会科を勉強できれば、社会科との取り組み方も違っていたと思います。学ぶことに対する動機付けが重要という考え方には、同感です。

お礼日時:2004/07/11 14:10

社会の仕組みや成り立ちを知る教科では?


仕組みを極めれば、儲かる仕組み・コントロールの仕組みも解るという役立ち方なので、語学や数学と同じで使わない人には役に立ちません。

大体、義務教育なんて個々に必要なものを選んで教えるものでもないし、全国民殿、知っててねというお知らせを集めたようなものでしょう。

数学も語学も、小学生になる前に義務教育分、すべてわかる子だっているんですから、社会に限らず、役立つかどうか、生かせるかどうかなんて人によりけりです。
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この回答へのお礼

bell_krara さん、回答ありがとうございます。

社会科という包括的な内容を義務教育に押し込むのではなく、例えばファイナンシャルの基礎辺りを教えて貰うほうが個人的にはありがたいですね。暗記以外の総合的な「賢さ」が養われそうです。

例えば、小学校の時から毎日100円を投資に回すとすると、利益が出た分を自動的に投資にまわすことで引退する年齢の頃には億万長者になれます(利子はそれほど高い必要はない)。

また投資先を決めるのにもいろいろ調査するので、社会の実際が見えてくるようにも思えます。お金みたいに強力な動機があったほうが身につくかも(って言うと、夢はないですが)。

お礼日時:2004/07/11 13:43

小学校学習指導要領には社会科の目標として、


「社会生活についての理解を図り、わが国の国土と歴史に対する理解と愛情を育て、国際社会に生きる民主的、平和的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養う。」

また、中学校学習指導要領には
「広い視野に立って、社会に対する関心を高め、諸資料に基づいて多面的・多角的に考察し、わが国の国土と歴史に対する理解と愛情を深め、公民としての基礎的教養を培い、国際社会に生きる民主的、平和的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養う。」

とありますが、小中学校で社会科の授業を受けてきて思ったことは、
まず、小学校では自分の世界観を広げることができたと思います。
自分の家の周りと学校の周りにしかなかった自分の世界観が、
校区内の地形や土地利用のされ方を学ぶことを通して
校区を自分の世界観に取り込むことができ、
それが学習を進めるうちに市内、県内、国内、国外と
広まっていきました。
この中でも今自分が最も学んでよかったと思うことは自分の市についてです。
自分は県外の大学へ入学したのですが、よく私の出身市について質問されます。
そんな時、私は小学校社会科で学んだことをフル活用して説明します。

中学校で学ぶことは生活上のトラブルを最小限にしたり、生活を豊かにしたり、恥をかかないようにするためかな。
いるんですよね。カナダに行くのに、
「カナダ語重要会話集」を本屋で必死に探してる人が・・・(笑)

あと、これから専門的に学んでいくことの入門(導入?)であったりもすると思います。
大学で歴史学や地理学を専攻しようと思う過程には、
やはりそれまでに歴史学や地理学に深い関心を持つというステップがあるでしょう。
その火付け役として、自分から偶然そのことを知る人もいれば、
義務教育の授業を受けて興味を持つ人もいるでしょう。

とりあえず私は、何らかの役に立つから学んでいるのだと信じたいです・・・
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この回答へのお礼

素晴しい回答、ありがとうございます。

学習指導要領の内容を知ることができ、参考になりました。

仮に私に学習指導要領に謳われている「わが国の国土と歴史に対する理解と愛情を育て、国際社会に生きる民主的、平和的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養う。」という内容をもとに小学校の社会科の教科書をつくれと言われると、どういう内容を盛り込めばよいのか悩んでしまいますね。

また、「誰のため」に公民的資質の基礎を養うのかという疑問もわいたりします。子供のために何を学ばせるのかという視点(熱意?)が、学習指導要領のこの条項からは感じられません。

お礼日時:2004/07/11 13:25

小学校や中学校の理科社会は、


どちらも、自分が疑問を持ったときに、
どうやって解決していったらよいのかという「手段」を学ぶことが大事なのではないかと思います。
理科は、身の回りの自然現象からスタートして、
だんだん科学になり、
実験や観察、本やネットで調べていくことを学びます。
社会は、身の回りの社会事象からスタートして、
だんだん時間と空間を広げていき、
現地調査や聞き取り、本(地図を含む)、ネットなどで調べていくことを学びます。

もし、あなたが新しい土地に行き、
その土地のことが知りたいと思ったとき、
自然のことだったら理科、
風土や地理、歴史などについてだったら社会で、
どうやって調べてきたかを思い出すことで、
自力で調べることができる。
そうなって初めて、理科や社会が学べたというのです。

もっと具体的に言うと、
「東京都に住んでいて東京都のことを社会でやったけど、千葉県のことはやっていないので分かりません。」
ということではなく、
東京都のことを学んだときの手法を使って、千葉県を調べられるようになる。
それが社会科だと言うことです。
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この回答へのお礼

素晴しい回答、ありがとうございます。

30年程前に「社会科」を学校で学んだ時の経験から、「日本一のスイカの生産地は熊本県」みたいに、社会科は単なる事実を暗記する科目という認識でいたのですが、オーストラリアの子供たちが学ぶ社会科(「S.O.S.E: Studies of Society and Environment」と呼ばれています)の教科書を目にする機会があり、その違いに驚きを覚えたのがこの質問を発する動機になりました。

オーストラリアの社会科では、先の例でたとえると、「熊本県は日本一のスイカの生産地」という dry-as-dust な事実を単に覚えこませるのではなく、「何が熊本県をスイカの生産高日本一に押し上げる要因になったのか」という言わば裏舞台を調べさせたり、さらに一歩進めて「熊本産の高級品スイカは地元で買うより東京大阪等の大消費地で買うほうが値段が安いのはなぜか」という理由を経済や物流の面から多面的に説明させるという学際的な学び方もします。

調べる方法に絶対的な正解がある訳でもなく、なぜその問題に対してそのようなアプローチをとったのかという理由付けが重視されます。オーストラリアの社会科は、Asaka3の言うまさに着眼点を養ったり問題解決の「手段」を学ぶという姿勢が貫かれているように思えます。これは、将来社会に出たときに要求される重要なスキルだと思えるのです。

日本の学校の現場で教えられている社会科の現状は、どのようなものなのでしょうか?

お礼日時:2004/07/11 12:43

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