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「ぬ」は本来「完了」の助動詞と呼ばれますが、「ぬべし」のように「べし」などに接続すると「確実に実現する」という判断を表し、「強意の『ぬ』」の用法になります。
「きっと…」「たしかに…」「…てしまう」という訳しかたが相当します。上記「源氏・桐壺」の例文では「後世の語り草にも<なってしまいそうな>御寵愛ぶりである」のように「なってしまいそうな」という訳し方をします。
「ぬ」が「終止形」であることは、下につく「べし」が終止形接続なので、そう言えます。もっとも、「ぬ」の活用を見れば「ぬ」は終止形にしかありませんから、そちらからも判断できます。
〔参考〕1.「べし」は終止形接続ではありますが、「ラ変動詞」「形容詞」「形容動詞」(これらは「ラ変型活用」をします)に接続する時は「連体形」につきます。
例 あるべし(×ありべし) よかるべし(×よしべし) あはれなるべし(×あはれなりべし)
〔参考〕2.>「べき」は推量の助動詞なので推量になる。「べき」の下に「なり」があるから連体形になる。
これは正しいです。もっとも、上記の例文のように「であろう」ではなく、「そうな」という訳し方がいい場合もあります。
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